楽天証券確定拠出年金プラン(iDeCo)概要とSBI証券との比較

楽天証券の確定拠出年金プランは、あなたが以下のような投資信託を中心に選択したい時におすすめです。

  • いろいろ勉強して自力で商品を選びたいなら「たわらシリーズ」を中心に
  • とにかく簡単で手軽さを重視するなら「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」を

ライバルであるSBI証券と方針が似ていますが、2017年2月15日現在では以下のようになっています。

  • 事務手数料が低コストなのは楽天証券
  • 投資信託が低コストなのはSBI証券

なかなか悩みますが、あなたご自身で考えて運用したいならSBI証券を、お手軽な運用を目指すなら楽天証券をそれぞれおすすめします。

なお、楽天証券の確定拠出年金プランは証券口座と一元管理できます。同証券を利用しているなら、そのまま確定拠出年金も利用するのが良いと筆者は感じます。

>>株主優待やロボアドについて、ネット証券最大手SBI証券にインタビューしてきました!<<

公開:2017年02月15日 最終更新:2017年02月28日

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楽天証券の確定拠出年金プラン

証券会社が運営元なので投資信託の品揃えに強みがあります。以下、簡単に紹介します。

元本保証商品(定期預金)

選択できる定期預金は1つのみと、選択肢は限られます。あなたが定期預金を中心に運用したいなら、ゆうちょ等のプランをおすすめします。

元本変動商品(投資信託)

投資信託(非バランスファンド)

業界の低コストファンドであるたわらノーロードを扱っています(図1)。運用中のコスト(信託報酬)が高い商品も混じっているため、信託報酬が低いものを選ぶだけで投資先は絞れます。

たわらノーロード(アセットマネジメントOneのウェブサイトより引用)

図1. たわらノーロード(アセットマネジメントOneのウェブサイトより引用)

投資信託(バランスファンド)

扱っているバランスファンド(詳細はバランスファンドとは?簡単に分散投資を実現する方法)は、いずれも相場次第で投資配分を変更するアクティブファンドです(図2)。このタイプは信託報酬が高くなりやすいことと、資産配分の調整が良いとは限らない点で微妙なラインナップに感じます。

DC世界バランスファンドの運用方針(同目論見書より引用)

図2. DC世界バランスファンドの運用方針(同目論見書より引用)

投資信託(ターゲットイヤーファンド)

あなたが現在20~30代なら楽天ターゲットイヤー2050(ターゲットイヤー詳細はターゲットイヤーファンドとは?運用お任せのお手軽商品!)を選びます。今から33年後に安定運用に移行するため、ちょうど年金を貰い始めるころか、その数年前から安定運用を享受できます。

元本変動商品(セゾンシリーズ)

この記事をご覧になったあなたに知ってほしいのがセゾンシリーズです。独立系投資信託運用会社として知られるセゾン投信の投資信託です。

セゾンシリーズのうち、筆者のおすすめはセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドです。アメリカの著名なファンド運用会社であるバンガード社の投資信託に投資を行います。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの投資配分は株式・債券ともに50%です(図3)。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの投資配分(同投信目論見書より引用)

図3. セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの投資配分(同投信目論見書より引用)

投資先の約半分はアメリカで、日本も12%程度含みます。先進国を中心に分散投資されているため、これ1つで資産形成できるのが魅力です。

何を選ぶのが良い?

現在のあなたが、

  • いろいろ勉強して自力で商品を選びたい
  • とにかく簡単で手軽に。多少コストがかかってもしかたない

のいずれかで異なります。

あなたが勉強して選ぶなら

あなたがご自身で商品を選ぶなら「たわらノーロード」シリーズを中心に投資先を選定します。同シリーズはインデックスファンドなので、計算ツールを利用した確定拠出年金向け投資信託の選び方で紹介するようなツールを用いて、リスクリターンの概算や積立シミュレーション等を計算できます。

概算とはいえ、簡単な見通しを立てやすいのが魅力です。

お手軽さ重視なら

簡単で手軽さを重視するなら「楽天ターゲットイヤー2050」や「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」を選択します。毎月積み立てるだけのほったらかし運用が可能です。

運用方針などを考慮すると、筆者はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドをおすすめします。

楽天証券の確定拠出年金プランの強み

証券口座とiDeCo IDが一元管理可能(楽天証券ウェブサイトより引用)

図4. 証券口座とiDeCo IDが一元管理可能(楽天証券ウェブサイトより引用)

証券口座の資産と一緒に管理できる点です(図4)。

ライバル関係にあるSBI証券確定拠出年金プランは、SBI証券利用者であっても別のアカウントが必要になります。証券口座と確定拠出年金の資産を一緒に考えにくいのがネックです。

その点で同一IDで両サービスを利用できる楽天証券は、確定拠出年金と証券口座の資産配分を一緒に考えられます。こちらのほうが自然ですよね。

なお、楽天証券の確定拠出年金プランは、同証券の口座を持たずとも申し込めます。が、証券口座もあわせて開設しておくことで便利に利用可能です。

SBI証券の確定拠出年金とどちらがおすすめ?

サービスなどを比較すると筆者は以下のように考えます(表1)。

表1. SBIと楽天の確定拠出年金プラン比較

商品の種類 おすすめ 理由
元本保証商品
(定期預金)
他の金融機関 選択肢が少ないため
元本保証商品
(保険商品)
他の金融機関 選択肢が無いため
投資信託
(非バランスファンド)
SBI証券 たわらよりも少し低コストな商品が多い
投資信託
(バランスファンド)
楽天証券 バランスの良いセゾングローバルバンガードを選べるため
投資信託
(ターゲットイヤーファンド)
SBI証券 インデックス運用のため
管理の手間
(証券口座保有者)
楽天証券 証券口座と一元管理できるため
管理の手間
(証券口座非保有者)
SBI証券 証券口座を持たずとも運用できるため

※2017年02月15日現在。

2017年02月15日現在、確定拠出年金の管理コストが安いのは楽天証券です。10万円以上の年金資産残高か掛け金累計金額があると毎月167円で運用できます。SBI証券で同じコストを実現するには、年金資産残高が50万円以上必要です。

その代わり、楽天証券に比べてSBI証券で運用できる商品はわずかに低コストです。

結局のところ、あなたが現在の証券口座を持っているかどうかや、どの商品を選ぶかをベースに選定するのが良さそうです。

よくわからなければ、とりあえず両社から資料請求するのもありです!休みの日にじっくりと見比べてみてはいかがでしょうか。

まとめ

以上をまとめると、

  • 楽天証券で本格的に運用するならたわらシリーズを中心に商品を選ぶ
  • 手軽さ重視ならセゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
  • コストはSBI証券とほとんど同じ。証券口座の有無や商品をベースに選んだほうが良い

です。

確定拠出年金は1つの金融機関しか選べませんが、資料請求自体は複数社から取り寄せ可能です。無料ですから、ぜひチェックしてみてください。


【楽天証券】個人型確定拠出年金

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