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投資信託、最初は何を買う?お試しファンド運用例

投資信託を始める際、「最初に何を買うか」はなかなか難しい問題だと思います。 株式とは異なる用語が多いため、そもそも何をどうすれば良いのか、良くわかりにくいですよね。

ここでは三菱UFJ国際-ワールド・リート・オープン(毎月決算型)を例に、投資信託のお試し運用例をご紹介します。 敢えて基準価額の低い毎月分配型を選んでいます。

  • 基準価額が低いため、初期投資額を4,000円以内程度に抑えられる
  • 分配金が出るため、普通分配金と特別分配金の仕組みを把握できる

の2つの目的を果たす為に、本ファンドを選択しています。 運用成績をチェックするためのベンチマークがないなど優れたファンドではないので、購入口数は10,000口までに抑え、100%お試し扱いで運用するのが良いです。

投資信託は、その仕組み上全損することはありません。 初期投資額も少ないので、ぜひお気軽に購入して、運用してみてください。

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公開:2016年06月16日 最終更新:2016年06月16日

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はじめに

投資信託を始めて運用しようと思うあなたに、投資信託に慣れていただくために、具体的なファンドを挙げてお試し運用例を紹介してみたいと思います。 最初は何を買えばよいか・・・とお悩みの際には是非参考にして欲しいです。

ここでは「毎月分配型(詳細は毎月分配型を選べばいいの?みんな買ってる人気商品だよね?)」を例に挙げたいと思います。 これはお試し購入であると同時に、分配金の仕組みを体感して欲しいためです。

「仕組みを良く知らないが他の人が言っているから毎月分配型は良い/ダメだと言うのと、仕組みを良く知っているから選ぶ/選ばない」のでは意味が変わってきます

お試しなので、敢えて基準価額の低いものを紹介しますから、本命はぜひご自身のチョイスで選んでみてください。

三菱UFJ国際-ワールド・リート・オープン(毎月決算型)をお試し購入しよう

ここでは、三菱UFJ国際投信が販売しているワールド・リート・オープン(毎月決算型)を例に挙げたいと思います。 この投資信託は、10,000口あたりの基準価額が2016年6月15日現在で3,509円と低いのが特徴です。

設定時は2004年で、償還(投資信託の償還に関する考え方。個人的には無期限派)は無期限です(基準価額が低いため、将来的に償還の可能性はあると思います)。

この投資信託を、今回は口数購入(口数購入については投資信託の始め方。そもそも投資信託って何?を)にて10,000口だけ購入します。 前述の通り、10,000口で3,509円ですから、購入に必要なお金は3,509円です(2016年6月15日現在)。 お試しですから、10,000口以上は買う必要はありません。

投資信託の買付には投資信託の選び方②。できるだけ手数料がかからない投信を選びたい!で触れた買付手数料が必要になる場合もあります。 が、ワールド・リート・オープン(毎月決算型)は手数料無料ですから、今回は不要です。

なお、買い方の概略はSBI証券で投資信託を買う方法も参考になさってみてください。

ワールド・リート・オープン(毎月決算型)は何に投資しているの?

ワールド・リートの名前が示すように、世界のREIT(REITについては少額で不動産投資できるREITで資産運用!)に投資しています。 REITは株式よりも利回りが少し高いため、特に毎月分配型ファンドでは人気のテーマの1つになっています。

2016年5月末次点で、構成銘柄の約62%はアメリカのREITです。 次に多いのがオーストラリアのREITで約11%になります。

日本への投資比率は約3%程度と比較的少ないです。

詳しい構成銘柄や投資比率は、投資信託の目論見書運用レポート(月次レポート)に記載されていますので、ここの記事を鵜呑みにせず、そちらをご覧ください。 本ファンドに限らず、投資信託が何に投資しているかをチェックするには、

  • 名前から連想する
  • 目論見書をチェックする

です。

基準価額の変動要因は?

アメリカとオーストラリアへの投資比率が高いため、主な基準価額の変動要因は

  • アメリカのREIT価格の変動
  • オーストラリアのREIT価格の変動
  • 対円相場の変動
  • 分配金の払い出し
  • 信託報酬

などが挙げられます。

REITに投資をしているため、REITの資産価値が下がればファンドの総資産も減るために、基準価額も下がります。 同様に、円相場においても、円高に進めば円換算での総資産は減るために、基準価額は下がります。

これら基準価額の変動要因は、価格変動リスク為替変動リスクとして目論見書に記載されています。 このようなリスクは投資信託を購入する前に把握しておくべきです。

運用に失敗している方々の中には、このようなリスクを把握せずに運用している方もいらっしゃるようです(詳しくは投資信託で失敗してしまう3つのポイント)。

将来、あなたが別途投資信託を購入する際には、投資信託を買う前にどのような要因が基準価額に影響を与えるのか、目論見書をチェックすることを強くオススメします。

なお、毎月分配型に良くありがちな基準価額の低下要因が、投資信託の収入に対して過剰な分配金の払い出しです。 当ファンドも基準価額が3,000円台で推移しているのは、分配金払い出しによる影響が大きいです。

定性的に、大きく価額が落ちている分配型投資信託は分配金が過剰すぎると認識されておくと良いと思います。

分配金もらえる?

最初に述べたように、本ファンドは毎月分配型のファンドです。 毎月10日に決算を迎えるため、10日の営業終了時点で受益権を持っていると分配金を貰うことが可能です。

2016年6月現在で本ファンドの分配金額は10,000口あたり70円です。 今回は口数で購入するため、その70円はあなたの証券口座に入金されるはずです。

分配金を貰うタイミングで「投資信託分配金のお知らせ」といった書類が発行されますので、そちらを確認してみてください。 この書類に分配型投信から分配金を貰うときに注意しておきたいことで示す普通分配金と特別分配金の内訳が記載されているからです。

あなたが享受する分配金は、あなたの個別元本と現在の基準価額の差で決まります。 もし個別元本が基準価額以下ならば普通分配金、基準価額以上なら特別分配金で、後者の場合はあなたの個別元本の払い戻しです。

毎月分配型の場合、毎月特別分配金ばかりで、個別元本がだんだん減って行くこともよくある話です。 よくある投資信託の失敗談の1つは、特別分配金の連発で個別元本が減ってしまい、解約時にお金がほとんど戻ってこなかったというものです。

もし、毎月特別分配金が出ているならば、「投資信託分配金のお知らせ」をチェックすると個別元本が減って行くのが分かります。

ぜひ数ヶ月は運用して特別分配金を貰ってみてください。 少し運用していれば、ここの仕組みも分かってくるはずです。

分配原資について

ワールド・リート・オープンの分配原資は当期以外の収益に依存するところが大きく、正直あまり良い投信ではありません(投信初心者が買ってはいけない投資信託の記述に反します)。

その点では、やはり10,000口だけのお試し運用にとどめておいて欲しいのです。

なお、分配金が当期の収益で満たされているかどうかを確認するには、運用報告書(全体版)をご覧ください。 目論見書に比べるとモノクロで面白みの無い資料ですが、投資信託が健全に運営されているかどうかはこれをチェックする必要があります。

パフォーマンスはどこでチェックするか

本ファンドにはベンチマークが無いため、運用パフォーマンスが良いのか悪いのかチェックできません。 本来であれば、毎月分配型であってもベンチマークが設定されているファンドを選んだほうが良いです(例えばSSGA-ステート・ストリートUSボンド・オープン(為替ヘッジあり)のように)。

ですが、定性的には、S&P先進国REIT指数と呼ばれるREIT指数を参考にすれば、本ファンドのおおよその値動きがどうなのか見比べることが可能です。

S&P先進国REIT指数は、東証REIT指数のように、先進国のREITから算出される指数のことです。 ドルベースで公表されているため、国内の投資信託のグローバルREIT系のファンドに適用する場合には、適宜円換算で考える必要があります。

なお、月次レポートには、REITの資産価値と為替相場がどれだけ基準価額に影響を与えているかも示されています。 これをご覧になれば、ファンドの基準価額が何故動いているのかも理解いただけると思います。

もし、これ以上詳細にファンドの収益をチェックして行くならば、運用報告書をご覧になる必要があります。 損益計算書を読む必要があるため、少々ハードルは高めです。

もし運用に失敗したらどうなる?

投資信託で運用に失敗しても、分散投資されているという仕組みゆえに、全損はありえません。 せいぜい3,509円が1,000円や2,000円になるかもしれないですね、という程度です。

意図せぬ借金は絶対にありませんので、安心して購入してみてください。

まとめ

以上です。

ワールド・リート・オープン(毎月決算型)は、よくある毎月分配型のファンドですが、通貨選択(通貨選択型の投資信託って何?)やカバードコール(毎月分配型投信で利用されているカバードコール戦略とは何か?)はやらないので、比較的シンプルな投資信託です。 繰り返しになりますが、今なら4,000円以内で投資できますし、運用に失敗しても借金はありませんので、お試しで運用してみることをオススメいたします。

なお、あなたが「毎月分配型は絶対にイヤ!」と思うのでしたら、投資信託の積み立て!何かオススメある?で紹介しているようなインデックスファンドを選択されるのが良いと思います。

インデックスファンドは軒並み基準価額が10,000円を超えるものが多いため、10,000円で金額購入すると10,000円でのお試し運用が可能になります。

どちらでも良いと思うので、ぜひお気軽に運用してみてください。

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