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1万円でMMF!超低リスクの資産運用法

MMFは極めて安全性の高い公社債で運用される投資信託の一種です。 日本円で運用を行う日本円MMF(円貨MMF)と、外貨で運用を行う外貨建てMMFがあります。

2016年現在、日本円MMFはマイナス金利のため、募集が止まっています。 資産運用で利用できるのは外貨建てMMFです。

日本円MMFの場合、1口=1円から購入できるため、1万円資産運用でお金を失いたくない方にオススメです。 また、1000万円を超える現金の預け先としても活用できます。

外貨建てMMFの場合、為替の影響で円ベースでの元本割れは生じる可能性があります。 その代わり、現地通貨でみれば元本が割れにくい商品の1つです。

MMFはお金を守る側面の強い商品ですので、株式などに比べれば利回りは低めです。 大きなリターンを得たいのであれば、株式やFXをオススメします。

公開:2015年06月07日 最終更新:2016年06月18日

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はじめに

MMFという、極めて安全性の高い金融商品があります。 株式や投資信託などは値が動きすぎて怖い、という方にオススメの金融商品です。

以下、日本円で運用を行うMMFのことを日本円MMF、米ドルや豪ドルなどの外貨建てで運用を行うMMFを外貨建てMMFと呼称し、それぞれの特徴をご紹介します。

こちらのカテゴリでは1万円で買えることを重視している為、より詳しくは、少額MMF編にて説明しています。

MMFとは何か

MMFって聞いたことありますか?

MMFとは、マネーマネジメントファンド(Money Management Fund)の略称で、公社債を中心とする安全性の高い債券で運用を行う金融商品です。 大局的には、MMFは投資信託の一種です(詳しくは投資信託の始め方。そもそも投資信託って何?)。

MMFには日本国内の公社債で運用する日本円MMFと、外国債券で運用を行う外貨建てMMFがあります。 特別な事態を除けば、私たちは証券会社を通じて両者に投資を行うことができます。

マイナス金利で申し込み停止へ・・・

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2016年1月末に発表された日銀のマイナス金利政策によって、国債利回りが大幅に下落しました。 これにより、安全な運用が出来なくなったために、日本円MMFの募集は止まってしまいました。

MMFの最大のメリットは、その高い安全性で、元本割れがほどんど発生しない(※)点です。 歴史上、日本円MMFの元本割れは数える程度しか発生していません。

外貨建てMMFの場合も同様に、現地通貨ベースでは元本が割れにくいのが特徴です。 ただし、日本円ベースで見れば、購入時より円高が進めば「元本割れ」になります。

※割れる可能性が低いだけで、元本保証ではありません。 投資先は債券ですから、債務元がデフォルトを起した場合には元本割れも生じえます。 その代わり、ほとんど発生しない事態ですから、専門家が「なぜ元本割れにいたったのか」という解説記事を出すほどレアなケースだと思ってください。

MMFは一般的な投資信託と異なり、1口=1円から売買できるため、銀行預金に似た性質を持っている点も挙げられます。 日本円MMFの場合は、30日未満の短期決済ではペナルティがつきますが、外貨建てMMFの場合は購入翌日の取り崩すこともできるなど、柔軟な運用が可能になっています。

日本円MMFでどのくらい儲かるの?

2016年6月現在、日本円MMFの募集は行われていませんが、記事はそのままにしておきます

残念ながら、MMFは大金を得るという目的での運用には向いていません。 例えば、2015年6月7日現在にSBI証券で売買している日本円MMFの運用利回りは以下の通りです。

  • みずほ投信投資顧問 / MHAM-MMF(マネー・マネジメント・ファンド)・・・0.025%(課税前)
  • 野村アセットマネジメント / 野村-MMF(マネー・マネジメント・ファンド)・・・0.038%(課税前)
  • 大和投信 / ダイワ-MMF(マネー・マネジメント・ファンド)・・・0.027%(課税前)

ご覧のとおり、銀行預金に毛がはえた程度の利回りしかないため、1万円を預けても大した額になりません。 MMFとは積極的にお金を増やすよりも、保守的でお金を守る側面の強い金融商品と言えます。

なお、この利回りは変動しますので、詳細はあなた自身がお確かめになることをオススメいたします。

外貨建てMMFでどのくらい儲かるの?

外貨建てMMFは、外国債券の利回りの高さゆえ、日本円MMFに比べて運用利回りも総じて高くなっています。 2015年6月7日現在にSBI証券で売買している外貨建てMMFの運用利回りの一例をご紹介します。

  • ニッコウ・マネー・マーケット・ファンド(米ドル)・・・0.146%(課税前)
  • ニッコウ・マネー・マーケット・ファンド(豪ドル)・・・1.460%(課税前)
  • ホライズン・トラスト(南ア・ランド)・・・5.318%(課税前)

より詳しくは、外貨建てMMFで資産運用!外貨預金に似た低リスクが魅力!をご覧ください。

為替手数料にご注意

為替手数料のイメージ

為替手数料のイメージ

外貨建てMMFは利回りをみると魅力的ですが、取引には為替手数料が発生しますので、短期的な売買では損をしてしまう可能性があります。

例えば、SBI証券で米ドル建ての外貨MMFを買う場合には、±25銭のスプレッドが為替手数料になります。 米ドル建て外貨MMFを買い付ける際のレートが1ドル120円とするならば、売却時のレートは1ドル119.75円が適用されますので、この差額分を考慮しないと元本割れすることになります。

為替手数料は、外貨MMFを扱う証券会社によって異なるものの、一般には高利回りの外貨MMFほど為替手数料も高額になります。 利回りの高さで人気の豪ドルやニュージーランドドル、トルコリラはスプレッドが大きいので注意が必要です。

ちなみに、銀行で利用できる外貨預金のスプレッドは、証券会社のそれに比べて高く設定されていることがほとんどです。 例えば、みずほ銀行のドル円為替手数料は往復で2円かかります。

ゆえに、外貨預金と外貨MMFならば、外貨MMFのほうがオススメです。

新興国のリスクにご注意

トルコリラや南アフリカランドなど、新興国の外貨建てMMFは、特に利回りが高い傾向にあります。 その代わり、暴動などが原因で債券の流動性が落ちたり、為替が急変する可能性があることを忘れないようにしてください。

より安全性を求めるなら、日本国MMFや米ドル建てのMMFをオススメします。 なお、2015年現在でユーロ建てのMMFは利回りが低すぎて、商品として成立しないために売買されていません。

分配金はでるの?

MMFは毎日決算が行われ、その都度分配金が発生します。 その分配金は毎月末に分配され、即時再投資されますので、複利効果を期待することができます。

買付と売却について

日本円MMFは1口=1円で、1円単位での買い付けが可能になっています。 買付時の手数料はありません。 買い付けから1ヶ月以内で売却すると信託財産留保額が引かれるペナルティがあるものの、それ以降であればいつでも自由に売却できます。

外貨建てMMFは、外貨で取引する場合と、円貨で取引できる場合があります。 円貨で取引できるかどうかは証券会社に依存していますので、基本的には一度円貨を外貨に変えてから、外貨建てMMFを買い付けるものと考えていただくと良いと思います。 筆者が利用中のSBI証券では、5000円以上1円単位からの円貨でも取引が可能になっています。

MMFに関するよくある疑問

MMFはペイオフ対象?

MMFの実体は投資信託ですので、預金保護制度(ペイオフ)とは関係無い商品です。 その代わり、金融商品取引法に基づき、販売会社と資産と私たちの資産は分別管理されているため、MMFに投じた資産は全額保護(※)されます

銀行預金は1000万とその利子までしか保証されないペイオフ制度と異なり、MMFは全額資産が保護されるという特徴があります。 ゆえに、MMFは1000万円を超える資産の安全な運用先候補になります

※全額保護=元本保証ではありません。 例えば、1万円をMMFに投じたところ元本割れを起こし、評価額が9000円になったとします。 その直後に、MMFの買い付けに利用した証券会社が破綻したとしても、評価額9000円分の資産は全て保護される、という意味です。 運用上で生じた評価損については保証されません。

外貨建てMMFを円貨以外の現金にして引き出せる?

外貨建てMMFを換金し、それを円貨以外の現金にして引き出すにはかなり手間がかかります。 筆者調べですが、SBI証券で米ドル建てのMMFを現金化する場合、

  1. 外貨MMFを売却し、証券口座内で外貨の買付余力として保有
  2. SBI証券から住信SBIネット銀行に送金
  3. 住信SBIネット銀行にて特定の銀行口座に送金できるよう申し込み(要オペレータとのやりとり)
  4. 住信SBIネット銀行から指定銀行の外貨預金口座へ送金

という手間が生じます。 また、もちろん途中で手数料が発生するため非効率も生じます。

外貨建てMMFの積立投資できる?

外貨建てMMFの積立投資でお手軽資産運用で示したように、毎月定額の積立サービスも出てきました。

まとめ

MMFについてご紹介しました。 まとめると、以下のような特徴があります。

  1. MMFとは安全性の高い投資信託の一種
  2. 1口=1円から売買できるために1万円という超少額の投資先として
  3. 1000万円を超える資産保全先として
  4. 外貨建てMMFは利回りが高め

初めての少額資産運用で、なるべくお金を減らしたく無い場合に選択してみると良いと思います。 その代わり、株式や一般的な投資信託に比べてリターンは少なめですので、短期間で大儲けしたいのであれば、別の商品を選んでください。

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30代兼業投資家。株式と投資信託中心に少額投資中。

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