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外貨建てMMFで資産運用!外貨預金に似た低リスクが魅力!

マイナス金利で預金や定期預金にまったく魅力がなくなった今、注目されているのが外貨建てMMFです。 証券会社の該当ポスターで米ドルMMFの募集をしているのを見たことありませんか?

初めて資産運用される方には馴染みが無い商品ですが、その実態はCPやCDと呼ばれる短期の債券で運用される投資信託です。 残存期間が短い為に、あまり金利がつかない分、値動きリスクも小さくなっています。

外貨建ての場合、漏れなく為替リスクがつきます。 日本円MMFと違って、簡単に元本が割れることを承知の上で運用されることをオススメします。

筆者個人は、海外ETFへの投資を前提に、米ドルMMFでの運用を行っています。 南アランドやトルコリラなど、利回りが魅力的な外貨建てMMFもありますが、それらはリスクも大きくなっています。

公開:2016年04月20日 最終更新:2016年08月17日

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はじめに

投資未経験の方には馴染みの薄い金融商品に、MMF(マネーマネジメントファンド、Money Management Fund)があります。 MMFは預金と似ており、なるべく元本保全(ただし元本保証ではない)に力を置いた低リスクの商品です。

日本円MMFは、2016年のマイナス金利政策によって募集が止まってしまいました。 そんな日本円MMFの代わりに注目を集めているのが、外貨建てMMFです。

外貨建てMMFは外貨預金と良く似ています。 特に米ドルMMFあたりは、リスクとリターンのバランスが良く、保守的な資産運用において候補の1つになります。

ちなみに、1万円でMMF!超低リスクの資産運用法で触れているように、MMFは1万円以内での運用も可能です。 もし興味があれば、お試しで運用なさってみてください。

外貨建てMMFとは

MMFとは

MMFとは、譲渡性預金(CD)やコマーシャルペーパー(CP)と呼ばれる約束手形に投資を行う商品です。 聞きなれない商品へ投資をしていますが、これらは国や銀行、企業間取引において必要となる極短期の債券で、残存期間(デュレーション)が1ヶ月や3ヶ月程度と短いのが特徴です。

通常、私たちが普段投資できる債券ファンドは、デュレーションが年単位で設定されていることが多いです。 例えば、iシェアーズ 米国債ETFは、加重平均残存期間が約8.4年です(2016年4月19日現在)。

債券は、償還までの期間が長い(デュレーションが長い)ほど、相対的にハイリスクハイリターンになります。 MMFは短期的な債券に投資することで、債券に投資するファンドとしてローリスクローリターンを実現しています。

なお、MMFも投資信託の1種です。

償還までの残存期間と債券価格の関係について

がまぐち

デュレーションの長い債券は、短い債券に比べて金利が高くなります。 例えば、日本国債の金利も、3年物が-0.254%に対し、10年物は-0.120%です(2016年4月19日現在)。

デュレーションの長い債券の価格は、短い債券に比べて、金利の動きに敏感です。 金利と債券価格は反比例する関係にあり、より金利の動きやすいデュレーションの長い債券は、債券価格自体も変動しやすいです。

気になる元本割れについてですが、日本円MMFに限っていえば、元本が割れたことは数える程度しかありません。 元本保証は謳えませんが、極めて元本が保全される商品です。

ただし、マイナス金利の影響で募集が止まっているのは既に述べたとおりです。

海外のCD/CPに投資するのが外貨建てMMF

海外のCDやCPに投資を行う金融商品が外貨建てMMFです。 短期債券で運用を行い、リスクを低減しています。

利回りが恐ろしく低い日本のMMFに比べれば、高利回りで魅力的な商品が多いです。

一方、外貨建てですので、漏れなく為替レートの影響を受けます。 外貨建てMMFは為替ヘッジをしませんので、円換算では為替レート次第で元本割れも簡単に生ずる商品です。

外貨建てMMFにはどんな種類があるの?

というわけで、例のごとくSBI証券で扱う外貨建てMMFをご紹介してみます。 外貨の種類別で6種類、商品では8種類あります。

SBI証券で扱う外貨建てMMF

商品名 利回り
米ドル ニッコウ・マネー・マーケット・ファンド 0.365%
米ドル ノムラ・グローバル・セレクト・トラスト 0.347%
米ドル ゴールドマン・サックス 0.144%
カナダドル ニッコウ・マネー・マーケット・ファンド 0.255%
豪ドル ニッコウ・マネー・マーケット・ファンド 1.533%
NZドル ニッコウ・マネー・マーケット・ファンド 1.788%
南アフリカランド ホライズン・トラスト 6.210%
トルコリラ トルコ・リラ・マネー・マーケットファンド 8.506%

※2016年04月20日現在

※ユーロ圏は日本と同じく金利が恐ろしく低くなっているため、ユーロ建てMMFはありません。

米ドルMMFやカナダドルMMFは、マイナス金利実施前のネットバンクの定期預金と同じような利回りです。 今は、このような利回りを得るためにもリスクを取らなければ・・・と思うと、ちょっと切ないですね。

豪ドルやNZドルの利回りは1.5%程度、南アランドやトルコリラは5%超を超える利回りが魅力的です。

言うまでもなく、利回りの高いMMFは相対的にリスクも高めです。 トルコリラが魅力的だ!と大金を預けてしまうのは少々お待ちください。

オススメはどれか

上述の通り、利回りの高いMMFはリスクも高いです。 そのため、単純に「xxに投資してください」と言うことは出来ず、あなたのリスクとリターンの許容度に応じて商品を選択することになります。

このあたりは、資産運用の考え方にまとめたように、あなたの年齢や収入によって考えることになります。

2016年3月時点で筆者保有の銘柄

2016年3月時点で筆者保有の銘柄

ちなみに上記が筆者の外貨建てのポジションです。 ご覧の通り、米ドルMMFと南アランドMMFがあります。

リスクを嫌うあなたへ

リスクを嫌うあなたに最適なものは、当然米ドル建てMMFです。

大きなリスク要因は為替レートの変動がほとんどだと思います。 資源価格や紛争といったリスクは少なく、世界の超大国の1つであるという安心感は強いです。

筆者も米ドル建てMMF(ノムラ・グローバル・セレクト・トラスト)を保有しています。 買ったのが、円相場が1ドル121円の時なので、元本は割れていますが笑

筆者は現在3418口(34.18ドル)を保有しています。 121円の時は、日本円換算で約4135円、現在の108円では約3691円です。

一括で買ってしまうと、筆者のように大きな下落を経験してしまうかもしれないので、何度かに分けて積み立て方式で買うのもオススメです。 外貨建てMMFの積立投資でお手軽資産運用といったサービスもあります。

なお、証券口座で米ドルMMFをもつ利点は、必要に応じて取り崩し、そのまま米国のETFなどに投資出来る点です。 毎月分配の海外ETFに投資してみようで示した商品もありますから、お金をプールしておくという意味でも使いやすいです。

ほどよいリスクとリターンを求めるなら

豪ドルやNZドルMMFは、利回りが1.5%程度と米ドルMMFより魅力的です。 あなたが20、30代で、余剰資金の運用先を探しているなら積極的に利用して良いと筆者は考えます。

オーストラリアやニュージーランドは、中国経済と深いかかわりがあり、中国の景気低迷ニュースに、相場が強く反応する場合があります。

また、オーストラリアとニュージーランド両国が近接するために、為替相場は似たような動きになりやすい特徴もあります。 豪ドルとNZドルの両方のMMFに投資する運用は、あまりリスク分散にはなりません。

両国の通貨と日本円の相場は、ここ10年程度はおおよそレンジ相場と呼べる値動きをしています。 将来もレンジが続くとは限りませんが、リスクを取る運用はこの当たりが良いかと思います。

南アランドやトルコリラは魅力的か?

利回りは魅力的ですが、あまりオススメしがたいのが南アランドMMFとトルコリラMMFです。

ご存知の通り、両国ともリスクが多い国です。 南アは資源国で資源価格の影響を受けやすいこと、トルコはしばしばテロなど治安の悪いニュースが飛び込んできます。

両国の為替相場を見たとき、長期的には緩く円高が進む傾向にあります。 これまでの傾向が続く限りは、長期の運用で円換算での元本は割れる可能性が高いのです。

と、こんなことを書きつつも筆者は南アMMFを持っています。 5,000円投資したのですが、現在は4,000円(3回ぐらい分配金貰った結果である)程度の価値しかありません。

・・・お金返してください笑

南アランドは超ハイリスク商品

がまぐち

南アランドはMMFといいつつもリスクの高い商品です。 理由はその相場にあります。

1ドル100円が97円になっても円ベースの資産は3%しか変化しませんが、1ランド7円が4円になれば資産価値の43%が失われます。 2016年1月から6月までの半年間でも1円程度の触れ幅はありますから、資産の10~20%は簡単に動く可能性があるのです。

南アランドベースで見た場合は低リスクでも、為替の影響で円ベースではハイリスクになっている商品の例です。

まとめ

MMFの特徴や、外貨建てMMFの商品について紹介しました。 簡単にまとめると、

  • MMFとは短期の債券に投資する投資信託である
  • 元本を守ることを前提に運用するが、外貨建ては為替レートの関係で元本は割れ易い
  • 安全性が高いのは米ドルMMF、リスクを取るなら豪ドルMMFやNZドルMMF
  • 南アランドやトルコリラの長期相場は円高に進んでいる

です。

上述のように、大きな値動きによる時価の変動を和らげるならば、投資時期を分割して積み立てる運用もオススメです。 為替レートの円高局面で買っておくと、円安に進んだときに為替差益を享受できます。

筆者は米ドルMMFを買って、時にそれを取り崩して海外ETFをNISA経由で買う、という運用をよくやっています。 おかげで、MMFでは元本が割れていますが、海外ETFのほうはプラスで運用できています。

もし、アメリカへの投資に興味があれば是非お試しあれ!

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長期投資派の30代兼業投資家です。 投資を始めた初期は短期売買でガツガツと利益を追っていましたが、毎日売買するのは疲れるため、数ヶ月で飽きてしまいました。

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