ソーシャルレンディングの始め方。ハイリターンの金融商品

新しい投資商品にソーシャルレンディング(投資型クラウドファンディング)があります。 私たちが企業の事業に融資する金融商品で、短期間で高利回り(メジャーどころは年利2~11%)が期待できます。

高利回りの理由は、小口の融資など、銀行の融資条件とはあわない成長企業などへの融資が多いためです。 お金が返済されないリスクも考慮されるため、日本国債などの「安全資産」に比べて高金利に設定されています。

ソーシャルレンディングを始めるためには、サービス提供業者に口座開設後、例えば10万円を入金し融資先の案件を決めます一度融資すると、その事業の返済を迎えるまで、お金は預けたままになります。

完済されれば、融資したお金 + 分配金が戻ります。 その分配金があなたの利益です。

ソーシャルレンディングの投資を始める際に気をつけることは、

  1. 元本は保証されない
  2. 一度融資すると中途換金できない
  3. 融資案件のリスクに注意
  4. 新興の仲介業者の破綻リスクに注意

です。

あなたが仲介業者の安定性を求めるなら、大手が資金を提供している業者(例えばSBISLやmaneo、クラウドクレジット)を利用するのが良いと考えます。 例えばソーシャルレンディング初心者はどのような案件を選ぶべきかでも紹介するように、maneoは保証付きの案件も選べます。

事業者の比較は、ソーシャルレンディングを利回りと信用度から徹底比較!で行っています。

公開:2016年10月20日 最終更新:2016年12月10日

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はじめに

2016年現在で話題になりやすい金融商品は以下があります(2016年話題になった新しい投資商品で始める資産運用!)。

中でもハイリターンな商品として知られるのがソーシャルレンディング(投資型クラウドファンディング)です。 株や投資信託に比べ、一般への普及は進んでいないものの、リターンを追い続ける投資家の中では知られた存在になりつつあります。

ソーシャルレンディングが話題になる理由には、フィンテックを利用した新しい投資の流れが発展しているとともに、日本の預金や債券金利が恐ろしく低くなっている現状があります。 世界的にも債券利回りは低下傾向にあり、利回りを追求したい投資家らはうんざりしているのです。

というわけで、ここで紹介するソーシャルレンディングはハイリターンが見込める金融商品。 言い換えるとハイリスクでもあるのですが、例えば株に投じるお金の一部をまわす、みたいな運用に適しています。

ちょっと試してみませんか?

ソーシャルレンディングとは?

ソーシャルレンディングとはお金を貸したい個人(企業)と借りたい個人(企業)を結びつける仲介サービスです。 P2P(Pear to Pear)レンディングと呼ばれることもあります。

ソーシャルレンディングの別名として、投資型クラウドファンディングともいいます。 クラウドファンディングは何か目的を達成する為に、群集(クラウド)からお金を集めることです。

クラウドファンディングが近年爆発的に普及している背景には、情報技術の発展に伴い、より低コストかつ迅速に金銭のやり取りができるようになったことが大きいです。

クラウドファンディング自体は必ずしもリターンを約束するものではありません。 例えば、寄付で終わる場合もありますし、生産した商品がリターンになる場合もあります。

そのため、金銭的リターンを目指すクラウドファンディングを「投資型」クラウドファンディングと区分しています。 お金を投資(融資)して、融資先の事業がうまく回ったら、そのお礼を金銭で受け取るのです。

サービス提供事業者はソーシャルレンディングと表現することが多いです。 が、投資型クラウドファンディングのほうがイメージつきやすいかもしれませんね。

ソーシャルレンディングがハイリターンな理由

銀行の融資条件とあわない企業へ融資するから

ソーシャルレンディングは、年利が5%以上、特に10%も超えるハイリターンな案件が豊富です。 その理由は銀行の貸し出し条件から外れる企業や、融資額が小口で銀行の条件とは合わない企業が融資対象だからです。

特に近年は、銀行の資金は相対的な安全資産である日本国債へ流れるようになりました。 そのため、国債金利は下がってしまい、私たちの預金金利が低い理由にもなっています。

そのような案件に、私たちが融資するのがソーシャルレンディングです。

ソーシャルレンディングでは、ソーシャルレンディング仲介業者が独自の審査を行い、その案件の与信を決めています。 デフォルト(貸し倒れ)リスクも考慮し、国債等に比べて高金利でお金を融資しています。

国債等に比べてハイリスクだからハイリターンなのです。

リスクは担保でカバー

上述の貸し倒れリスク(お金が返ってこない)は心配になりますが、それをカバーする仕組みがあります。 担保を取っているのです(厳密には案件次第)。

例えば、SBI証券の関連企業であるSBIソーシャルレンディングでは、私たちが出資したお金を同証券を利用する投資家へ融資します。 これはコムストックローン(SBISL証券担保ローンファンド)と呼ばれます。

コムストックローンの担保は株式です。 借り入れ金額に対し、株式の時価が70%以上を維持する必要があります。

もし、お金の返済ができない場合、担保の株式を売却して損失補填を行います。 全額返済できないとしても、担保の株式で70%の損失補填が見込めます。

なお、投資家はお金を借りるにあたって年間3.5%程度の利息を支払います。 そのうちSBIソーシャルレンディングの取り分を除いた約2%がSBISL証券担保ローンファンドの収入、つまり私たちのリターンです。

ソーシャルレンディングを始める方法

ソーシャルレンディングを始めるには

  1. 任意のサービス提供業者に口座を開設
  2. お金を入金(例えば10万円)
  3. 案件を選んで投資

です。

ソーシャルレンディング事業者は、株や投資信託の売買を提供する金融業者とは異なる事業者です。 そのため、ソーシャルレンディング事業者のもとに口座を開設する必要があります。

口座開設には、免許書などの身分証明書、マイナンバーの提示が必要です。

いくらから投資できる?

1万円や5万円が目安です。 10万円入金すれば、多くの案件に投資できます。

年利で2~10%超ですから、10万円の投資で2,000円~1万円以上のリターンを見込めます。 投資したお金は、長くても2年、3年程度で返済されます。

案件によっては3、4ヶ月のものも多いです。

利払いは毎月の案件が多いです。 この収入は雑所得になります(ソーシャルレンディングの税金と確定申告)。

借金したりする?

借金することはありません。 たとえ融資先事業が頓挫しても、私たちは出資したお金以上の補填をする必要はありません。

投資時に注意すること

いくつか注意点があります。

元本は保証されない

ソーシャルレンディングでは元本保証はありません。 市況の悪化に伴い、元本割れの恐れがあります。

私たちは、ソーシャルレンディングの個別案件リスクを完全に把握することはできません。 法的な理由で、融資先企業名は匿名になるからです。

リスクがわからない以上、投資額は資産の一部に抑えるのが良いと筆者は考えます。 例えば資産の10%以内など、あなたのリスク許容度との相談ですね。

一度融資すると中途換金できない

ソーシャルレンディングでは一度融資を行うと、中途換金はできません。 早期にお金を引き上げたいなら、最初から運用期間の短い案件を選ぶしかありません。

換金性を重視するなら、株や投資信託などをオススメします。

融資案件のリスクに注意

上述のように、融資先企業は匿名なので、個別の案件のリスクを詳細に把握することはできません。 あくまで事業内容から大雑把に想像するのみです。

例えば、海外案件は為替相場が円高に進むと運用益が減る可能性があります。 同様に、太陽光関連のように国内でバブルになっているようなテーマは、リターンに対して高いリスクを伴います(だからこそ利回りが高いのですが)。

なお、担保をとった案件では、全損の可能性は低いと思っています。

新興の仲介業者の破綻リスクに注意

この業界は後発の企業も多く、仲介業者が新興の中小企業である場合も散見されます。 まだ設立数年といった企業も多いです。

そのため、貸付案件とは別に仲介業者の破綻リスクにも気を使う必要があります。 仲介業者が破綻すると最悪投資したお金は戻りません。

いくつか判断基準はあります。

  • 上場企業などの大手資本が参入している
  • 財務諸表を公開している
  • 第二種金融商品取引業の登録がされていない(されてない場合は違法)

この話は、ソーシャルレンディングの安全性について考えるにて紹介しています。

見ず知らずの人間の出資話には注意

がまぐち

ソーシャルレンディングやクラウドファンディングと称して、見ず知らずの人間が出資話を持ち込んできた場合には注意を要します。 詐欺話の可能性もあるからです。


まとめ

以上です。まとめると、

  • 金銭的リターンを得るクラウドファンディングをソーシャルレンディング(投資型クラウドファンディング)と呼ぶ
  • ハイリスクハイリターンだが多くは担保が取られている。また投資して借金はありえない
  • 仲介業者の破綻リスクに注意。大手の資金が流れている業者を利用するのも1つの方法

です。

最後に述べたように、個人的には歴の浅い新興の仲介業者を積極的に利用するのは少々怖いようにも感じます。 初めてのソーシャルレンディングなら、大手企業がバックについている業者を利用するのが良いと思います。

  • maneo(GMOクリックホールディングや三井住友系のベンチャーファンドなど)
  • クラウドクレジット(伊藤忠商事)
  • SBIソーシャルレンディング(SBI証券などを運営するSBIホールディングス)

あたりですね。

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ソーシャルレンディングを始めるなら

2016年12月で約4万人のユーザーが利用する定番サービスです。 同時に走る案件数も多いため、早い者勝ちにならず、案件を選べます。 仲介事業者が財務諸表を公開していて、透明性の高い経営をしているのも嬉しいですよね。
当サイトはmaneoマーケットをお勧めいたします

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