ソーシャルレンディングを資産運用で活用するには? -ラッキーバンクの案件を例に-

ソーシャルレンディング(投資型クラウドファンディング)は普及し始めて日が浅いため、情報に乏しく、「始めてみたいけどどうすれば?」と感じるユーザーも多いようです。 そもそもソーシャルレンディングなる言葉を知らない人が大多数ですから、情報集めに苦労するのも無理もないです。

しかし、ソーシャルレンディングの投資案件は、投資地域と投資内容によっておおよそのリスクを想定しつつ、どこに投資するかを選ぶことができます。 例えば、国内不動産なら金利政策や国内市況、海外事業者なら為替相場や紛争、そして自然エネルギー物は法改正が大きなリスクとなります。

本記事では、比較的投資しやすい国内不動産事業を例に、資産運用先の1つとしてどのように投資を進めるかをご紹介します。

基本的には、ソーシャルレンディングでの投資案件に資産全力での投資はオススメできません。 資産形成の本命とする金融資産に投資し、その余力を利用して投資することをオススメします。

国内不動産事業ならば、平行して国内REITに投資しておくと、関連情報をつかみやすいかもしれません。 いずれも不動産ですから、投資先を取り巻く環境はほとんど同じだからです。

なお、本記事ではラッキーバンク・インベストメントが提供する収益物件へのローンファンドを例にご紹介しています。 同社の投資案件は10万円以内から投資できるため、少額の不動産投資の代用としても利用できます。

全案件不動産担保で安定のラッキーバンク

公開:2016年11月03日 最終更新:2016年11月03日

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はじめに

ソーシャルレンディング(投資型クラウドファンディング)はまだ普及し始めてから日が浅いため、様々な情報に乏しく、「とりあえず始めてみたいけどどうすれば?」と感じることも多いようです。 筆者が得たある情報によれば、ソーシャルレンディング事業を提供する事業者側も、その点を少し悩んでいらっしゃるようです。

そこで本記事では、資産運用にソーシャルレンディングをどのように組み入れるか、筆者なりの考え方をご紹介します。

なお、ソーシャルレンディングの始め方はソーシャルレンディングの始め方。ハイリターンの金融商品を、代表的な案件例についてはソーシャルレンディングにはどんな投資案件がある?種類とリスクを併せて紹介!も併せてご覧ください。

資産運用にソーシャルレンディングを組み入れる際に注意すること

最初にいくつか気をつけておくことを紹介します。

案件のリスクに不透明さが残る

ソーシャルレンディングを通じて私たちが資金を提供する事業者の素性を、私たちは知ることができません。 「どの企業に貸し付けているのかがわからない」点で案件のリスクに不透明さが残ります。

私たちがわかるのは案件の事業内容です。 故に、投資先企業云々ではなく、案件の事業内容で投資するかどうかを決める必要があります。

案件ごとにリスクは異なる

案件の事業内容で投資するかどうかを決める際に、案件ごとにリスクが異なる点も把握する必要があります。

例えば、ソーシャルレンディングにはどんな投資案件がある?種類とリスクを併せて紹介!でも述べているように、国内のメガソーラー開発案件のリスクは天災と補助金引き下げです。

一方、ソーシャルレンディングでアフリカ・カメルーンに投資しよう!で紹介する新興国事業者への融資案件は為替レートや投資国の紛争・政変が大きなリスクになります。

もしあなたが不安を抱きつつ投資案件を選んでいるなら、各案件ごとの大まかなリスク要因を把握した上で投資するのが良いと考えます。

なお、ざっくりと言えば、海外より国内案件で、かつ担保が約束されているものが一番リスクが低くなります。 その中でもオーソドックスな不動産投資案件や中小企業支援がおそらく最もリスクが低いです(消去法で)。

国内でも自然エネルギー物(特に太陽光)はちょっと怖いですよね。

2016年1-9月の太陽光関連事業者の倒産は42件(前年同期比10.5%増)に達した。 このままのペースで推移すると、年間最多の2015年の54件を上回り、調査を開始した2000年以降で最多を記録する勢いで推移している。(中略)

買い取り価格の段階的な引き下げで市場拡大のペースが鈍化したほか、事業者の乱立などで競争が激化し事業が立ち行かなくなる業者が続出。成長が見込まれた有望市場から一転し、2015年を境に倒産が急増している。

2016年1-9月の「太陽光関連事業者」倒産状況 | 東京商工リサーチ

では、これらを踏まえ資産運用におけるソーシャルレンディングを組み入れ方をご紹介します。

分散投資でソーシャルレンディングを組み入れる

資産運用の大原則は分散投資です(資産運用はなぜ分散投資が推奨されるのか)。 適切に分散投資が行われることで、資産ポートフォリオの安定性が高まり、大きな損失を被る可能性を低減することができます。

上述の通り、ソーシャルレンディングは、それ自体がリスクの不透明さを持つ投資案件です。 そのため、ソーシャルレンディングへの全力投資は避け、様々な投資先の1つとしてソーシャルレンディングを資産ポートフォリオに組み込むのが適切だと筆者は考えます。

例えば、

  • 現金と預金・・・30%
  • 個人向け国債・・・30%
  • 海外投資インデックスファンド・・・30%
  • ソーシャルレンディング・・・10%

みたいな資産ポートフォリオです。

具体的な配分は割と適当に決めましたが、筆者ならたぶんこんな感じにすると思います。 主力の資産形成は資産運用はこれがオススメ!初めてでも大丈夫!で紹介するような投信積立で実行し、その周囲を固めるネタとしてソーシャルレンディングを選びます。

なお、分散投資性はソーシャルレンディングの案件を選ぶ際にも役立ちます。 1投資案件の貸付先が多くなるほど、1事業者あたりの貸し倒れによる損失を低減できます。

ただ、そういった案件は無いですけどね笑

資産運用先として適した案件はどれか

選び方はいろいろあるでしょうが、今回は上述の海外より国内案件で、かつ担保が約束されているものをベースに案件を選んでみました。 自然エネルギーは事業者の倒産リスクが高い点も考慮して。

それを踏まえ、今回はラッキーバンク・インベストメント株式会社が提供する不動産ローンファンドを資産に組み入れることを考えてみます。

同社が提供する投資案件は国内の不動産開発事業が主体です。 担保として不動産を設定しているため、貸し倒れた際の損失も最小限に抑えることが出来ます。

その他、以下のような特徴があります。

  • 口座維持費は無料(とりあえず口座を持って様子見もOK!)
  • 利回りは6~10%程度
  • 収益は毎月分配

不動産投資信託(REIT)に比べて高い利回りと、毎月分配される分配金が魅力的です。 海外の毎月分配型投資信託へ投資するよりも、実はリスクが低いんじゃないかって気もします。

では、個別の案件についてもざっくりと見てみます。

収益物件へのローンファンドとは

ラッキーバンクのファンド一覧を見ると、収益物件へのローンファンドが投資案件であることが分かります。 このローンファンド、1投資案件で2つの事業者へ投資を行います(が、一方の事業者への投資額は5万円なので、基本的には1事業への投資です)。

いくつか気になる言葉があるのでざっと紹介します。

  • コンバージョンプロジェクト
  • ブリッジファイナンスプロジェクト
  • 戸建販売プロジェクト

コンバージョンプロジェクト

コンバージョンとは、建物を建て替えることなく、異なる用途に適した内装へ作り変えることです。 例えば、もともとオフィスビルだった建物をコンバージョンし、カフェと住居が同居するようなビルに作り変えます。

不動産再生(コンバージョン/リノベーション) | 日本土地建物株式会社

リノベーションやリフォームなどと混同しやすいですが、

  • リフォームは古くなった建物の機能を元に戻す目的で行う
  • リノベーションは古くなった建物を当初に機能以上に付加価値を与える目的で行う
  • コンバージョンは建物の用途を変えてしまう

といった違いがあります。

ラッキーバンクが募集する案件は、継続的な投資案件になっており、第一次、第二次・・・と断続的に募集を行っています。 また、最終的に不動産を売却すること現金化します。

ブリッジファイナンスプロジェクト

ブリッジファイナンスは、企業が金融機関等から資金調達するまでの橋渡し的な融資です。

金融機関の融資が早々に決まれば目的を達成できるため、予定よりも早めに資金が償還(返済)される可能性があります。

戸建販売プロジェクト

こちらは文字通り家を建てて売却するプロジェクトです。

早期に売却できれば目的を達成できるため、予定よりも早めに資金が償還(返済)される可能性があります。

投資案件の選び方

同社の案件は国内不動産投資案件ですから、基本的には全て同じリスクを抱えます。

  • 国内の金利政策で不動産価格が変動する
  • 不動産の需給状況が不動産の流動性や価格に影響する

長期になるほど、将来の不動産を取り巻く環境による不透明さが強くなります。 前世紀のバブル崩壊後のような状況では、不動産価格も低く、買い手もつかない状況になりやすいため、案件の貸し倒れの可能性が高まります。

そこで、あなたが初めて投資を行うならば、

  • 早期償還の可能性がある案件を選ぶ
  • もしくは運用期間が短い案件を選ぶ

のがよいと筆者は考えます。

不動産価格は株価と同じく、景気が良いとき(いわゆるリスクオン)ほど価格も上がりやすく、景気が悪くなる(いわゆるリスクオフ)ほど価格を下げます。 流動性のある株価のほうがより敏感で、不動産価格はそれよりも遅れて反映されていきます。

長期の投資ほど景気の波を経験する可能性が高いため、それならば短期的な投資でさっさと資金を引き上げるのが良いのでは?と思うのです。

なお、上述で株式など他の資産へも投資することを紹介していますが、他の金融資産を持つことで経済ニュースに詳しくなることもメリットになります。 経済状況が怪しくなる予兆を感じたら、その後の新規投資は控えればよいのです。

個人的な運用の仕方

最後に、筆者ならこうするという資産運用例を。

筆者は、同社の不動産投資案件を利用するなら、平行して国内の不動産投資信託(J-REIT)にも投資します。 投資額は両者を併せても資産全体の一部に留めます(本命は積立投信)です。

J-REITの価格も国内の不動産市況に応じて変動します。 その変遷や将来の見通しは、ソーシャルレンディングでの不動産投資案件にも応用できると考えます。

最初はいつでも売却できるREITを中心に、1口か2口程度ソーシャルレンディングでの不動産投資案件を持つといった感じでしょうか。 あとは投資額やその時の経済状況に応じて、投資額を増やしていきます。

まとめ

以上です。 まとめると、

  • 様々な投資先の1つとしてソーシャルレンディングを資産ポートフォリオに組み込む
  • リスクを抑えるなら海外より国内案件で、かつ担保が約束されているもの
  • 国内の不動産投資案件を利用するなら、J-REITなどもあわせてチェック

です。

今回紹介したラッキーバンクは、特に首都圏の不動産開発(物件の建売やコンバージョン)事業に融資を行うソーシャルレンディング仲介業者です。 10万円以内で投資できるため、あなたが特に不動産投資に興味を持っているなら、新しい投資スタイルの1つとしてチェックしてみることをオススメします。

繰り返しますが、ソーシャルレンディングに資産全力での投資はハイリスクです。 利回りは魅力的ですが、その投資額は資産の一部に収めることをお勧めいたします。


全案件不動産担保で安定のラッキーバンク

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長期投資派の30代兼業投資家です。 投資を始めた初期は短期売買でガツガツと利益を追っていましたが、毎日売買するのは疲れるため、数ヶ月で飽きてしまいました。

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