ソーシャルレンディングでアフリカ・カメルーンに投資しよう!

ソーシャルレンディング(投資型クラウドファンディング)にはしばしば特徴的な案件も含まれています。 今回紹介するカメルーン中小企業支援プロジェクトもその1つです。

カメルーン中小企業支援プロジェクトは、上場企業の伊藤忠商事が株主を務めるクラウドクレジット株式会社のソーシャルレンディング案件です。

本プロジェクトは、集まったお金を同国の中小企業者への貸し付けに利用されます。 1口5万円で投資できるため、少額で同国の経済発展に寄与できるのが魅力です。

ただし、貸し付けですから、貸し倒れ(デフォルト)リスクがあります。 貸付に際して担保を取るリスクヘッジが行われていますが、投資金の一部が返済されない可能性はあります。

一般にソーシャルレンディング案件は、私たちが案件のリスクを把握しきれない点が最大の不安要素だと筆者は考えます。 貸付事業者の特徴など、把握することができないからです。

しかし、その見返りに得られる高い利回りは、私たちにとって非常に魅力的です。 本案件は12%程度のリターンが見込まれていますが、こんな利回りの債券への投資ネタはなかなか無いです。

故に、本プロジェクトを含むソーシャルレンディング案件は、あくまで資産運用の一部に留めるのが良いです。 運用のメインは株や投資信託などです。

公開:2016年09月29日 最終更新:2016年09月29日

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はじめに

様々な金融商品の中でも、あまり種類がないのがアフリカへ投資する商品です。 例外的に南アフリカの通貨(ランド)は人気ですが、アフリカの企業や事業に投資する商品はかなり少ないです。

そんな中、異色中の異色なのがカメルーンに投資する金融商品です。 「カメルーン中小企業支援プロジェクト」と言います。

カメルーンってどこにあるか知ってます?

筆者は知らないです。

というわけで、ここではアフリカに投資する方法として、カメルーン中小企業支援プロジェクトとそれを扱う企業クラウドクレジットについてご紹介します。

カメルーンってどんな国?

さて、最初の問題はこちら。

カメルーンってどんな国?

まぁグーグル先生に聞けば早いんですけどね。

カメルーンは中部アフリカの国です。

隣国には、テレビや投資雑誌で有名なボビー・オロゴン氏の出身国であるナイジェリア、しりとりでたまによく出てくる「ンジャメナ」を首都に持つチャドがあります。 また、カカオの産地として有名なガーナや、かつてバラエティ番組で有名になったゾマホン氏の出身国であるベナンが近隣国です。

あなたがサッカーを好むなら、カメルーンの名前をご存知のはずです。 2002年の日韓ワールドカップでは、当時のカメルーン代表チームが大分県中津江村をキャンプ地としたことで良く知られています。

同国はカカオなどの農業品と、原油などの資源国としても知られています。 かつて、日本は主要貿易対象国でしたが、現在は中国との貿易量が多くなっています。 日本は同国から木材やカカオを輸入し、機械等を輸出しています。

カメルーン中小企業支援プロジェクトとは?

そんな同国の中小企業へ投資を行うのが、カメルーン中小企業支援プロジェクトです。 複数あるソーシャルレンディング(投資型クラウドファンディング)サービスの中でも、アフリカの中小企業に投資を行うのは2016年9月現在でこの案件のみです。

本プロジェクトでは、同国への金融アクセスを持つ米Ovambaグループを通じて行われ、カメルーンに拠点を置くOvamba Cameroon Solutions Sarl社からカメルーンの各中小企業へ貸付が行われます。

貸し付けにあたって与信が心配されます。 というのも、カメルーンは国内総生産が150位程度と低く貧困率も高いからです。

そのため、本プロジェクトの貸し付けでは、Ovamba社が貸付先の中小企業から担保を取る形で行われます。 仮に貸し倒れ(お金が返ってこないこと。いわゆるデフォルト)た場合には、その担保から貸付金が弁済されるため、全損は発生しにくいのが特徴です。

カメルーンの経済成長に寄与!

新興国への支援は政府開発援助(Official Development Assistance, ODA)が良く知られています。 日本は、かつて拠出金額1位になるなど、世界有数のODA拠出大国です。

政府が行う開発協力では、主にインフラ整備の他に、海賊・感染症対策などが行われています。 ただ、特にNGO団体からは最貧層への支援が届いていないのでは?などの批判も存在します。

カメルーン中小企業支援プロジェクトはODAの資金が届きにくい(と思われる)中小企業の支援が目的です。 国家の経済支援が経済発展の環境を整えるものならば、本プロジェクトはその中で直接経済発展を促す効果を持つはずです。

投資信託とどちらが良いか

ところで、数少ないアフリカへの投資方法として、

  • 投資信託(MMF含む)
  • 通貨への投資(FXで南アランドを買う)

があります。 このうち、投資信託とカメルーン中小企業支援プロジェクトのどちらが良いかを簡単に考えてみましょう。

なお、アフリカに投資を行う投資信託として、損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントのパン・アフリカ株式ファンドを想定してみます。 このファンドは南アフリカやモロッコなどの株式に投資を行うファンドで、証券口座経由で投資できるものです。

  1. リスクはどうか?
  2. リターンはどうか?

リスクはどうか?

新興国への投資に付きまとうリスクとして、

  • 資源価格が経済に影響を与えるリスク
  • 暴動や紛争などが発生するリスク
  • 投資対象国通貨と日本円との為替レートから生じるリスク

があります。 このリスクは現在比較している両商品にも付きまといます。

また、カメルーン中小企業支援プロジェクトにはデフォルトリスクがあります。 貸付先事業が失敗したときには、設定された担保の売却によって貸付金が補填されます。

一般にソーシャルレンディング案件は個々の案件のリスクを量るのは難しいです。 貸し付け対象の事業者の属性など、私たち投資家は知る術がないからです。

ただし今回のケースでは、比較対象のパン・アフリカ株式ファンドも馴染みの無い国の株式で構成されています。 そのため、どちらもリスクを量るのは難しいです。

言い換えると、いずれの投資対象も資産全力での投資には向いていません。 通常の資産運用のうち、投資資金の一部を運用にまわす程度が妥当です。

リターンはどうか?

投資信託のリターンは基準価額の上昇か、普通分配金で受け取ります。 ですが、パン・アフリカ株式ファンドの成績はあまり奮わず、設定来からの成績はマイナスになっています(2016年9月現在)。

成績が奮わないのは、アフリカ株式の低迷や為替相場の影響があるからです。 2016年9月現在の状況では、大きな利益を見込むのは難しいかもしれません(円高や米国の利上げのため)。

一方、カメルーン中小企業支援プロジェクトは、実はまだ全てのプロジェクトが進行中です(2016年9月現在)。 最初のプロジェクトは2016年10月末に返済される予定です。

仮に満額返済となれば、利回り12.3%を予定しています。

まとめると・・・

カメルーン中小企業支援プロジェクトは投資信託(パン・アフリカ株式ファンド)に比べてハイリスクハイリターンです。

あなたが

  • もっと金銭的リターンを求めたい
  • 経済支援などを通じて誰かの役に立ちたい

と考えるなら投資価値があります。

先にも述べましたが、本案件の最大のリスクは「個々の案件のリスクを量るのは難しい」点だと筆者は考えます。 いくら経済が低迷しても、投資信託(パン・アフリカ株式ファンド)が紙くずになることは考えられませんから、やはり本プロジェクトはリスクが高いのです。

運営元のクラウドクレジットについて

最後に運営元のクラウドクレジット(Crowd credit)株式会社について簡単に紹介します。

同社は伊藤忠商事(証券コード:8001)が株主として参加するソーシャルレンディング事業者(投資型クラウドファンディング事業者)です。 まだ創立から2年しか経っていないため、2016年9月現在の全ての案件がまだ走ってる最中だったりします。

その点では、1万円でクラウドファンディング投資を始める方法で紹介した日本クラウド証券が先行者です。

同社の案件は他社の案件に比べると特徴的なものが多いです。

  • ペルー小口債務者支援プロジェクト
  • 東欧金融事業者支援ファンド
  • カメルーン中小企業支援プロジェクト

あなたがちょっと変り種の投資商品を求めてるなら、興味を持ちませんか。

企業設立当初は大きな投資額が必要でしたが、最近は1案件5万円から投資可能です。 国債や株式への投資を主力にしつつ、資産の一部に組み入れてみてはいかがでしょうか。

まとめ

以上です。まとめると、

  • 5万円から投資できるカメルーン中小企業支援プロジェクトで同国の経済発展に貢献
  • アフリカ株式の投資信託に比べてハイリスクハイリターン
  • 貸し倒れリスクはあるが担保を取っているためリスクヘッジはされている

です。

上述の通り、全力での投資はあまりオススメできません。 あくまでメインは株や先進国債券とし、その余力でこのような案件を利用するのが良いです。

クラウドクレジット社の案件は独特ですから、ちょっと変わった投資先を求めているなら、一度ご覧になってみてください。

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2016年12月で約4万人のユーザーが利用する定番サービスです。 同時に走る案件数も多いため、早い者勝ちにならず、案件を選べます。 仲介事業者が財務諸表を公開していて、透明性の高い経営をしているのも嬉しいですよね。
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