ソーシャルレンディング初心者はどのような案件を選ぶべきか

ソーシャルレンディング業界最大手のmaneoマーケットの融資案件(ローンファンド)を参考に、ソーシャルレンディング初心者が選びたい案件を考えます。

maneoでは不動産事業者へのローンファンドが多く、その他メガソーラーを含む中小・ベンチャー企業へのローンファンドも扱います。 それらは以下のように分類できます。

  • 保証も担保もないローンファンド
  • 保証はないが担保もあるローンファンド
  • 保証があるが担保はないローンファンド
  • 保証がある(保証会社)が担保はないローンファンド

この中で積極的に選びたいのは専門の保証会社が保証を行うローンファンドです。 過去の実績に基づけば、借り手とは別の連帯保証人と保証会社が関与するため、借り手が返済できなかったとしても、他2機関によって弁済される可能性が高いです。

その代わり、専門の保証会社入るぶんだけ利回りが低く設定されています。 より高いリターンを追及したいなら、このような案件は避けます。

保証が付いたmaneoのローンファンドは、他のSL仲介事業者の案件よりも利回りが低めです。 融資における金利の高さはリスクの高さも表しますから、該当案件は金利だけで判断するなら相対的にローリスクです。

故に、あなたが初めてソーシャルレンディングに手を出すなら、maneoで扱う保証付き案件を選ぶのが良いです。 数あるソーシャルレンディング案件の中でも、元本割れを避けたい初心者向け案件の1つです。


maneoマーケット

公開:2016年12月05日 最終更新:2016年12月07日

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はじめに

ソーシャルレンディングを始めるにあたって、あなたが求めることは以下の点になるはずです。

  • 元本は割りたくない
  • 高いリターンを追及したい

長い実績がある株式や債券に比べ、最近知名度が高まってきたばかりのソーシャルレンディングに手を出すのは強い不安感を感じるはずです。 本当に元本が戻ってくるの?って。

そこで、以下では初心者が利用しやすいソーシャルレンディング仲介事業者であるmaneoマーケットの案件をベースに、初めてのソーシャルレンディングデビューに適した案件を考えます。

maneoの各案件(ローンファンド)の特徴

同社の融資案件(ローンファンド)は、ソーシャルレンディング業界最大手のmaneoマーケットに口座開設してみた!でも述べたように不動産事業者への融資が主体です。 マイナーな案件として、メガソーラーを含む中小・ベンチャー企業への事業運転資金融資も含まれています。

また各案件は以下のように分類できます。

  • 保証も担保もないローンファンド
  • 保証はないが担保もあるローンファンド
  • 保証があるが担保はないローンファンド
  • 保証がある(保証会社)が担保はないローンファンド

例外はありますが、保証や担保がつく案件はそれがつかない案件に比べて運用期間が長くなる傾向があります。 ざっと見たところでは、保証や担保がつく案件は1年~2年程度、つかない案件では半年から1年程度で、最短で3、4ヶ月というケースもあります。

また、保証がつく場合、匿名の保証会社が入る場合と、非保証会社(LCホールディングス)が入る場合があります。 前者は融資先(借り手)とその連帯保証人が返済できなくなった時に、匿名の保証会社が元本の保証を行います。

一方、後者は上場企業のLCホールディングス(証券コード:8938)が連帯保証人になります。 LCホールディングスは不動産のサブリース事業や不動産ローンファンドを運営しており、ここ数年は配当金の分配実績もあります。

担保や保証があるという点において、「保証も担保もないローンファンド」以外の3つは安心感があります。 あなたが初めてのソーシャルレンディングならば、これらを中心に選ぶのが良いと筆者は考えます。

ソーシャルレンディング初心者向けのローンファンドはどれか

保証がある案件は保証がない案件に比べて相対的にリスクが低くなるため、ソーシャルレンディング初心者に向いています。 もし募集中の案件に含まれていているなら、積極的に選びたいところです。

保証会社が保証するローンファンド

保証がある案件、特に保証会社が入る案件は、そうでない案件に比べて相対的に安全性が高いです。 特にあなたが初めてのソーシャルレンディングで、元本割れを恐れるなら保証付き案件を選ぶことをオススメします。

筆者がチェックした範囲では、匿名の保証会社が保証を行う場合、

  • 借り手
  • 借り手が弁済不能になったら連帯保証人
  • 連帯保証人が弁済不能になったら保証会社

と、借り手とは異なる2つの機関が保証を行う体制が築かれています。

保証会社は元本を保証します。 利息に関する保証の記述はないため、保証会社が保証することになった場合には利息は保証されないものと思われます。

なお、借り入れ額が大きいために、保証会社でさえも保証できない場合があります。 保証会社は元本を保証しますが、銀行預金のように法令上の元本保証ではない点にはご注意ください。

デメリット

この手の案件は、

  • 募集数が少ない
  • 他の案件に比べてやや利回りが低い

といった特徴があります。

5%以上があたりまえの同社の案件において、4.5%と低めの設定がされています。 安全性と利回りが引き換えになっていますので、リスクを選んでリターンを追及するなら選択肢から外したほうが良いです。

非保証会社が保証するローンファンド

こちらも募集数が少ないものの、非保証会社が保証する案件もそうでない案件に比べて安全性が高くなります。 積極的に選びたいローンファンドです。

非保証会社が保証するローンファンドは、その会社が連帯保証人となり、元本と直近の返済期日までの利息を保証します。 故に、上述の保証会社が保証するローンファンドに比べると、保証の体制が薄くなるだけリスクもわずかに高くなります。

一方、利回りは5%が維持されています。 低いリスクよりも高いリターンを追及するなら、こちらのほうが良いです。

担保付のローンファンドはどうか

ないよりはあったほうが良いのですが、「担保があるから安心」と考えるのはやめたほうが良いと考えます。 担保として設定されている不動産の評価は時価だからです。

例えば、不動産事業者への融資案件での最大のリスクは、不動産バブルの崩壊など不動産市況の悪化です。 不動産市況が悪化すると、同時に不動産価格も下がることが多いため、担保となっている不動産の評価額も下がります。

これを踏まえると、筆者は「担保のある長期案件」よりも「担保のない短期案件」を選びたいと考えます。 1年を超えると、外国債券の運用と同じで不確定要素がかなり多くなるように感じます(それでも債券は中途売却できるだけ有利)。

まとめ

以上です。 まとめると、

  • maneoの案件は多くが不動産事業者関連なので不動産市況に注意
  • 保証や担保が設定された案件には投資しやすい。特に保証付き案件は初心者向き
  • 担保はないよりはあったほうが良いが、時価なので将来評価額は変わる可能性がある

です。

同社が取り扱う保証がついた案件は、利回りが5%程度とラッキーバンクやクラウドクレジットの案件よりも低くなっています。 低い利回りは、リターンは少ない一方で、元本割れリスクも低いことを意味します。

お金を貸すときの金利は、元本が割れる可能性が高いほどに利回りも高く設定されるのです。 例えば日本やアメリカの国債に比べてブラジルやロシアの国債利回りが高いように。

故に、単純に利回りだけで判断するなら、maneoの案件はラッキーバンクやクラウドクレジットの案件よりもローリスクです。 その点で、同社は全体的にソーシャルレンディング初心者向きだと判断できます。

ソーシャルレンディングの安全性について考えるソーシャルレンディングを利回りと信用度から徹底比較!もぜひあわせてご覧ください。

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