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資産運用って何から始めればいいの? -20、30代の資産形成を考える場合-

あなたは以下のどちらでしょう?

  • 何も考えずにとりあえず証券口座を開設する
  • ひたすら満足行くまで調べてから始めてみる

筆者はとりあえず証券口座を開いてしまったタイプですが、この記事をご覧になっているということは、あなたはおそらく後者なのでしょう。

資産運用を行う上で何から始めれば良いかわからないのであれば、最終的にあなたがどこに到達点を置くか考えることをオススメします。 つまり、何歳までに何円欲しいのか、です。

欲しいお金の額がわかれば、そこから逆算することで、どのくらい貯金すべきなのか、どのくらい運用益を出すべきなのかを計算することが出来ます。

運用益の想定ができれば、そこから投資に適した商品を選ぶことになります。 1~5%程度の運用益であれば、商品選択もそれほど難しくなく、極端にリスクをとる必要もありません。

なお、手続き的な意味で資産運用の始め方を探しているならば、証券口座の開設が必要です。 それについては、少額資産運用のために準備するものあたりをご覧ください。

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公開:2016年04月18日 最終更新:2016年04月18日

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はじめに

資産運用に興味があっても何から始めれば良いかわからないと止まってしまう方もいらっしゃいます。 「もしかしたら自分のお金が減ってしまうかもしれない」という不安感がそうさせてしまうのかもしれません。

そこで以下の記事では、いろいろ資産運用のやり方を指図して欲しい方向けに、資産運用って何から始めれば良いのかをご紹介したいと思います。

なお、投資の始め方など人それぞれですし、最適解などありません。 その時の経済情勢によっては、誰だって運用する資産の時価が減ってしまうこともあります。

ので、あくまで一例としてご覧ください。

なお、筆者のように下記をまったく考慮することなく、投資を始めてみるのも良いと思います。 下記は所詮机上の計画であって、実際に投資をやってみればわかることは多数あるからです。

投資の始め方に興味があれば、少額資産運用のために準備するものあたりをご覧ください。

資産運用、何から始める?

到達点をどこにする?

長期的な資産形成を目指す場合には、将来どうしたいのかという目標があったほうが良いです。 この話は、何を目的に投資する?値上がり益?配当金?優待?にも書いていますね。

例えば、現在100万円を持っていて、10年後にそれを1000万円にしたいのであれば、10年間で900万円を増やす必要があります。 これをどうやって実現するか、その見通しを立てるのです。

実は、この例はだいぶ極端で、100万円を投資だけで1000万円に出来る人はかなり限られています。 現実的には、給与などの労働収入と、投資や資産運用での資産の増加の合わせ技を実現しなければいけません。

一般に、株式の配当金だけで資産を増やそうとしたら、1年間で増える資産の割合はたかだか数%です。 実際には株価の変動によって、増えた配当金以上の時価の減少も発生しうるのが投資です。

割と投資や資産運用の実態がわからないと、1年間で10倍や100倍といった、夢のようなイメージを抱きがちですが、 せいぜい1年間で3%や5%程度の増加率と考え、数十年後にいくら欲しいのか、と考えれば少し具体的な計画になると思います。

まずは、運用成績に夢を見すぎずに、何年後にいくら欲しいのかを考えます。

どのくらいリスクをとるべきか

最終的にいつどのくらい欲しいかがわかれば、そこから逆算して、どの程度収入を貯金し、どの程度資産運用をすべきかが想像できます。 筆者は算数が苦手なので間違えているかもしれませんが、少し計算してみました。

例えば、現在あなたが25歳だったとして、65歳時点で3000万円欲しいものと考えます。 インフレの影響を無視すれば、3000万円の貯金と年金収入を合わせれば、贅沢はできないが底までも貧乏ではない、そこそこの生活が送れるかと思います。

また、3000万円のうち500万円を投資で築くこととします。 正直この額であれば、ネット上に多くの投資家ブロガーがいらっしゃるように、収入を得続けることができれば難しい額ではなさそうです。

この到達点を目標に、現在から40年かけてどのくらい資産を築くべきかを考えます。

例えば、現在貯金ゼロ円だったとすれば、40年間で2500万円を貯める必要があります。 1年間あたり62.5万円、1ヶ月あたり約5.2万円です。

この額は非正規では少し厳しいかもしれません。

※言い換えればこのぐらいの額を貯めることができないと、老後の生活に不安が生じる可能性があります。

仮に、運用成績が1%程度だった場合、初年度の運用成績は62.5万 × 1%で約6,000円の増加です。 なお、現実には毎月積み立てますので、62.5万を一括で運用するのとは少々計算が異なることはご了承ください。

ややこしいですが、ここからは複利と単利でよりお金がたまるのはどっち?で示した複利計算になります。

翌年末の時点で労働収入の貯金残高は125万円、これに加えて前年の1%の運用益を加味すると、運用元本は約125.6万円になります。 この125.6万円を再び1%の成績で運用すると、その運用益は1.26万円です。

これをさらに継続し、40年後を迎えます。

(筆者の計算が間違えていなければ)毎年62.5万円ずつ積み立て、毎年1%の運用成績でお金が増えていけば、40年後の時点で3061万円になります。 単純に毎年62.5万円を積み立てた場合に比べて、561万円増えている計算です。

利回り1%の運用成績を出すことはそう難しいことではありません。 配当金・分配金利回りの注目してみても、利回り1%以上の金融商品はたくさんあります。

投資する商品を選択する

このように、欲しい額に対して必要な利回りがわかれば、それに適切な商品を選択する段階に来ます

一般に1つの商品に対してお金を全額投資すると、値動きが大きくなってしまうので、緩やかに資産を増やす目的でのは不適切です。 そのため、なるべく資産を分散し、利回りが少し落ちたとしても、資産そのものが安定的に維持されるほうが良いと筆者は考えます。

長期的な資産形成に適切な商品は何か

ここまでをまとめると、

  1. いつまでにいくら欲しいのか
  2. そのためにどの程度の利回りが必要なのか
  3. その利回りを実現する商品は何か←今ココ

です。

では、商品について考えてみましょう。 似たような話は、資産を減らさないことも資産運用にも書いていますので、併せてご覧ください。

一般に安全性の高い商品は利回りも低くなります。 例えば、現在は募集が止まってしまいましたが、日本円MMFはほとんど元本割れしない代わりに、利回りが0.1%を割る程度でした。

円相場での触れ幅はあるものの、米ドルMMFは0.2~0.3%程度の利回りです。 上述の1%の利回りには届きませんね。

もう少し変動のある商品として、米国債があります。 円相場と金利に応じて値段は変わりますが、利回りはおよそ2%程度なので、リスクとリターンのバランスが取れた商品です。

現実的には東証を通じて米国債ETFに投資するのが最も投資しやすいと思います。

もう少しリスクを許容できれば、バランス型投資信託という手もあります。 バランス型投資信託は値動きの小さい債券と大きい株式・リートが程よいバランスでミックスされた商品で、始めてでも投資しやすい商品の1つです。

株式メインでの運用になると、リターンも大きくなりますが、リスクももちろんの大きくなります。 また、債券主体でも新興国債券やハイイールド債(投資不適格債)も値動きが大きめです。

それらに投資をしたいのであれば、全額を投ずるのではなく、運用資金の一部(例えば10%程度など)にとどめるのが良いと思います。

利益確定のルール

投資した商品が値上がりした際には、適宜利益確定を行って良いと筆者は考えます。 長期投資といえど、保有している商品が65歳の時点で含み益を持っているとは限らないからです。

実際にやってみればわかりますが、利益確定は意外と難しいです。 保有した商品が100円でも値上がりすれば、それを売却して自分のお金にしたくなるからです。

そのような細かい利益確定ばかり行っていると、1%の運用成績に達しないかもしれません。 どうしても慣れや経験が必要です。

なお、利益確定して生じたお金は再度投資に用いるのが原則です。 それを繰り返すことで、お金がお金を呼ぶ凄さを体験できるからです。

まとめ

以上のように、

  1. いつまでにいくら欲しいのか
  2. そのためにどの程度の利回りが必要なのか
  3. その利回りを実現する商品は何か

と、最終的な目的地からさかのぼって運用ルールを考えるのが、計画性のある資産運用です。 あなたが資産運用を何から始めれば良いかわからなければ、まずいつまでにいくらお金が欲しいのかを考えることからオススメいたします。

冒頭でも述べましたように、目的なく投資を始めてみてから、自身にあった目標を作るのも1つの方法です。 あなたがとりあえず試してみる派なのか、石橋を叩いて渡る派なのかによって、どちらが良いか変わってくるのではないでしょうか。

ここでは投資の利益を全て再投資することを前提に話を進めたため、特に分配金を貰うタイプの資産運用をしたい方にとっては親和性の無い記事になっていると思います。 そのような話題については資産運用って何から始めればいいの? -分配金で毎月の収入源を構築する場合-にまとめました。

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30代兼業投資家。株式と投資信託中心に少額投資中。

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