10万円で始める株式投資編

2つの信用取引。制度信用と一般信用はどちらを使えばいいのか?

信用取引では

  1. 制度信用取引
  2. 一般信用取引

の2つの取引ルールがあります。

制度信用は、相対的に低コストで建玉を持つことができます。 その代わり、信用売り(空売り)ができない銘柄があったり、建玉に6ヶ月の期限が設けられていたりといった制限もあります。

一方、一般信用は相対的に高コストですが、建玉を無期限で保有できたり、制度信用では売れない銘柄を売れたりできます。 松井証券のプレミアム空売りやSBI証券のHYPER空売りなど、特徴的な信用売りサービスが提供されているのも一般信用です。

制度信用と一般信用は建玉を持つ際に銘柄ごとに選択できます。 それぞれ一長一短ですので、運用方針に併せて選ぶのが良いです。

例えば長期での運用が前提なら制度信用を、当日中に決済するつもりなら一般信用を利用するなどです。

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公開:2016年11月13日 最終更新:2016年11月13日

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はじめに

信用取引は現物取り引きに比べて少々複雑です。 株やお金を借りて運用するため、そこにレンタル料が生じたり、運用期間などの制限が設けられていたりするからです。

一言で信用取引と言っても、実はめちゃくちゃ奥が深いのです。

信用取引には大きく分けて2種類の取引ルールがあります。 それが制度信用一般信用です。

それぞれは一長一短な特徴を持っているため、信用取引をする際には適宜選んで利用することになります。

以下では、制度信用と一般信用の違いを紹介していきます。

制度信用と一般信用

信用取引には制度信用取引と一般信用取引が存在しています。

制度信用取引とは

国内市場に上場する制度信用対象銘柄のうち、証券会社が一定の基準から選んだ銘柄を取引できます。 証券会社のサイト次第でもありますが、信用・貸借銘柄と書かれていれば制度信用取引の対象銘柄です。

また信用・貸借融資銘柄と書かれている銘柄も存在しています。 こちらの銘柄は信用買いを行うことは出来ますが、信用売りをすることは出来ません。

制度信用取引は返済期限が設けられています。 その期間は6ヶ月で、期限を迎えるとどんなに損失を抱えていたとしても強制決済されます

信用取引による建玉を持っている期間は信用取引特有のコストが発生するため、決済を先送りにすると、その分だけコストもかかる仕組みになっています。

多くの投資家が制度信用取引を利用して空売り(空売りとは?下落相場で使える先売り後買い手法!)を行うと、株不足が生じて品貸料(逆日歩)が発生します。 つなぎ売り(クロス取引)を利用して株主優待をお得に取得する方法で紹介するクロス取引に利用する際には、予想外のコストが生じないか注意を要します。

一般信用取引とは

一般信用取引は証券会社が独自の裁量で設けている信用取引制度です。 制度信用対象銘柄と重複して選ばれている場合や、制度信用対象外だが一般信用の対象になっている場合もあります。

制度信用取引では信用売りが出来ない銘柄であっても、一般信用対象ならば信用取引が可能になります。

制度信用売りができない銘柄(非貸借銘柄)も一般信用取引で空売りできることがあります。 例えば松井証券のプレミアム空売りやSBI証券のHYPER空売りが有名です。

プレミアム空売りもHYPER空売りも、当日中に決済する(一日信用取引)ことで、貸株料無料もしくは低コストで利用できます。 その代わり、決済しないまま翌日に持ち越してしまうと相対的に高額な金利を支払うことになります

一般信用取引には逆日歩が発生しないため、現物取引と信用取引を組み合わせることでローコストに株主優待を得られる場合があります(つなぎ売り(クロス取引)を利用して株主優待をお得に取得する方法)。

制度信用取引と一般信用取引の違いは?

簡単にまとめると、

  • 建玉に6ヶ月という期間制限があるが、相対的に低金利で利用できるのが制度信用取引
  • 建玉は無期限で証券各社ごとに独自サービスもあるのが一般信用取引

です。

制度信用は買い建ても売り建ても金利が低く抑えられています。 この点で一般信用より優れます。

一方、一般信用は制度信用より標準的な金利は高めです。 その代わり、証券各社の裁量による特徴が色濃く出ており、プレミアム空売りやHYPER空売りなどのサービスもあります。

また、有期限(6ヶ月)の制度信用と原則無期限の一般信用と、利用期限の差異もあります。

制度信用取引と一般信用取引のどちらを利用すればよいか?

基本的には、その時の条件に最も適した取引手法を選びます。 どちらか一方だけを利用することはありません。

例えば、制度信用では売れない銘柄を空売りしたいなら一般信用を利用します。 また、プレミアム空売りやHYPER空売りは1日の中で決済することを前提としていますから、特にデイトレをする場合には積極的に利用できるはずです。

一方、2日以上に渡ってポジションを保有したいならば、より低金利の制度信用が適しています。 プレミアム空売りやHYPER空売りは2日目以降の金利コストが高いため、長期のポジション保有には適しません。

まとめ

以上です。 まとめると、

  • 信用取引には制度信用と一般信用の2種類
  • 建玉に6ヶ月という期間制限があるが、相対的に低金利で利用できるのが制度信用取引
  • 建玉は無期限で証券各社ごとに独自サービスもあるのが一般信用取引

です。

対象銘柄もありますが、基本的にはどちらか一方を選んで使う取引ルールではありません。 銘柄を買う / 売る時に、銘柄ごとにどちらを使うか選ぶことが出来ます。

プレミアム空売りやHYPER空売りなど、一日で取引を完了させることを前提とした信用取引には注意してください。 間違って持ち越してしまうと、制度信用で空売りするよりも高額な金利コストが発生してしまいます。

その代わり、プレミアム空売りやHYPER空売りなどの一日信用は、制度信用では売れない銘柄を売れるのが特徴です。 特に新興銘柄の取引に参加したい場合に利用してみてはいかがでしょうか。

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30代兼業投資家。株式と投資信託中心に少額投資中。

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