計算ツールを利用したiDeCo(個人型確定拠出年金)向け投資信託の選び方

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確定拠出年金(iDeCo)の投資信託と通常の投資信託は同じ方法で選ぶことができます。以下では、投資信託用の計算ツール「投信アシスト」を利用して、確定拠出年金向け投資信託の特徴をチェックする方法を紹介します。

この方法で選べる投資信託は、指数(インデックス。日経平均株価やTOPIXなどのこと)をベンチマークにパッシブ運用されるインデックスファンドです。あなたが見ている商品の説明欄にアクティブ運用ターゲットイヤーといった言葉が出てきたら使えません。

以下、SBI証券で扱う投資信託を例に、投信アシストを使ってパフォーマンスを算出した結果を紹介します。

  1. DCニッセイ外国株式インデックス
  2. DC日本株式インデックスファンドS
  3. DCニッセイ外国株式インデックス + DC日本株式インデックスファンドS
  4. 4資産均等投資

なお、「難しいからもっと手軽に運用したい」とあなたが感じるなら、バランスファンドなど簡単な商品もあります。詳細はバランスファンドとは?簡単に分散投資を実現する方法にて紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。

投信アシストの積立シミュレーション

投信アシストの積立シミュレーション

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元本変動型は「投資信託」である

確定拠出年金で選択できる投資信託と通常の投資信託の違いは売買方法ぐらいです。そのため、通常の投資信託選びと同じ方法で確定拠出年金の投資信託も選べます。投資信託を組み合わせる際に利用できる便利なツールも適用できるんです。

最近インストックネットでは野村アセットマネジメントの「投信アシスト」を利用してコンテンツを作成しています(例えばeMAXIS 8資産均等型を利用した「3000円投資生活」の始め方)。

投信アシスト | 野村アセットマネジメント

今回は投信アシストを確定拠出年金向け投資信託にも適用してみます。

投信アシストでできること

例えば以下のようなことができます。

  • インデックス(日経平均株価など株価指数のこと)のパフォーマンスチェック
  • 各インデックスを組み合わせた際のリスクとリターンの算出
  • リスクとリターンに基づき、将来の積み立てシミュレーション結果を算出

つまり、

  • あなたが気になる投資信託の過去のパフォーマンスチェック
  • いくつかの投資信託を組み合わせた際のリスクとリターンの算出
  • リスクとリターンに基づき、将来の積み立てシミュレーション結果を算出

することで、投資信託の組み合わせとその将来のリターンを概算できるのです。コストのためにインデックスと投資信託の成績はわずかにずれるものの、その投資信託がローリスクなのかハイリスクなのかをチェックができます

チェックできない商品

いくつかの投資信託は投信アシストで計算できません。

  • ひふみ年金などのアクティブファンド(アクティブ運用には適用できないため)
  • セレブライフ・ストーリー2025などのターゲットイヤーファンド(将来大幅に資産構成が変わるため)

商品説明にアクティブ運用ターゲットイヤーといった言葉が出てきたら、投信アシストでは計算できないと思ってください。

いくつか具体的な計算例を紹介

SBI証券確定拠出年金プランで扱う具体的な商品の計算例を紹介します。

以下で示すリスクリターンは投資信託がベンチマークにする指数の成績です。投資信託そのものの成績ではないことにご留意ください。

また、この計算結果は2017年2月12日時点で公表されている過去のパフォーマンスに基づきます。将来の運用成果を示したり保証したりするものではありません。

DCニッセイ外国株式インデックス

日本を除く先進国に投資するDCニッセイ外国株式インデックスはSBI証券で積み立て1位の商品で、世界分散投資を実現できます。

株式のためリスクもリターンも高めです。最終的な到達点は1,000万円以上の違いが生じます(表1)。

表1. DCニッセイ外国株式インデックスの将来シミュレーション(1.5万円 × 30年)

良いケースと悪いケースの差1,772万円

野村AM
(2003年~2017年)
リスク19.5%
リターン8.9%
30年間の積立額540万円(月額1.5万円)
30年後の運用損益
(かなり悪いケース)
1,367万円(+827万円)
30年後の運用損益
(平均)
2,523万円(+1,983万円)
30年後の運用損益
(かなり良いケース)
3,139万円(+3,679万円)

DC日本株式インデックスファンドS

TOPIX構成銘柄に投資するDC日本株式インデックスファンドSは、あなたが「投資は日本に!」と考えるときに選びたい商品の1つです。

ただ、過去の日本市場のパフォーマンスは悪かったため、シミュレーション結果もリスクの高さが目立ちます(表2)。

表2. DC日本株式インデックスファンドSの将来シミュレーション(1.5万円 × 30年)

良いケースと悪いケースの差2,145万円

野村AM
(2003年~2017年)
リスク18.1%
リターン4.9%
30年間の積立額540万円(月額1.5万円)
30年後の運用損益
(かなり悪いケース)
134万円(-406万円)
30年後の運用損益
(平均)
1,207万円(+667万円)
30年後の運用損益
(かなり良いケース)
2,279万円(+1,739万円)

DCニッセイ外国株式インデックス + DC日本株式インデックスファンドS

投信アシストなら、先に述べた2商品に50%ずつ投資する組み合わせも計算できます(表3)。

表3. 2商品(50% + 50%)の将来シミュレーション(1.5万円 × 30年)

良いケースと悪いケースの差2,086万円

野村AM
(2003年~2017年)
リスク17.6%
リターン7.1%
30年間の積立額540万円(月額1.5万円)
30年後の運用損益
(かなり悪いケース)
754万円(+214万円)
30年後の運用損益
(平均)
1,797万円(+1,257万円)
30年後の運用損益
(かなり良いケース)
2,840万円(+2,300万円)

2つの商品を混ぜることでリターンとリスクが下がりました。リスクを下げると時価の値動きはゆるやかになります。

さらに低リスク化を図るなら、三菱UFJ 国内債券インデックスファンド(確定拠出年金)などの債券ファンドを加えます

4資産均等投資

先の2商品に三菱UFJ 国内債券インデックスファンド(確定拠出年金)とDC外国債券インデックスファンドを組み合わせ、4商品に25%ずつ投資したケースも考えます。昔からある資産クラスに投資を行うベーシックな構成です(表4)。

表4. 4資産均等投資(各25%)の将来シミュレーション(1.5万円 × 30年)

良いケースと悪いケースの差1,233万円

野村AM
(2003年~2017年)
リスク10.4%
リターン5.3%
30年間の積立額540万円(月額1.5万円)
30年後の運用損益
(かなり悪いケース)
679万円(+139万円)
30年後の運用損益
(平均)
1,295万円(+755万円)
30年後の運用損益
(かなり良いケース)
1,912万円(+1,372万円)

リスクリターンまとめ

表5. 4商品のリスクリターン比較

外国株式日本株式外国 + 日本株式4資産均等投資
リスク19.5%18.1%17.6%10.4%
リターン8.9%4.9%7.1%5.3%

分散性が高まるほどリスクとリターンは低くなります。なるべく損をしないことを前提に運用するなら、4資産均等投資のように複数の投資信託にそれぞれ分散投資させます。

まとめ

  • インデックスタイプの投資信託なら各種計算ツールを利用できる
  • 安定性を高めるならリスクは低めに。リターンを求めるならハイリスクハイリターンに
  • アクティブ運用やターゲットイヤーなどの言葉が出たら、その投資信託は計算ツールは利用できない

です。

なお、「もっと手軽に」とあなたが感じるなら、バランスファンドなど簡単な商品もあります。詳細はバランスファンドとは?簡単に分散投資を実現する方法をご覧ください。

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  • 本コンテンツで紹介している金融商品は、将来必ず値上がり・利益が生じるとは限りません。
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