元本変動商品(投資信託)の運用で手間がかかること

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あなたが確定拠出年金(iDeCo)を始めるにあたって、知っておいてほしいことがあります。

それは、複数の元本変動商品(投資信託)を保有した場合、定期的なメンテナンスが必要になるかもしれません。

というのも、最初に商品のリスクとリターンを元に複数の投資信託を選んだとしても、その投資割合は運用とともに変わってしまうからです。

比率が変わると、リスクリターンも変わってしまうため、将来期待できる成績も変化してしまいます。

そこで必要になるのが、

  • 預け替え(スイッチング)を通じて増えすぎた資産を売却する
  • 掛け金の配分変更を行って減りすぎた資産への投資割合を増やす

です。この作業をリバランスといいます。

商品次第ではリバランスは不要な場合もあります。

  1. 元本変動商品は1つだけにする
  2. バランスファンドを利用する

おすすめしやすいのが後者のバランスファンドを利用することです。デメリットもあるものの、手軽に運用できる点で優れると筆者は感じます。

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運用の面倒なところ

元本変動商品(投資信託)を一定期間運用し続けていると、投資のバランスが崩れてくるところです。この問題は2つ以上の投資信託を組み合わせて運用しているときに発生します。

例えば、計算ツールを利用した確定拠出年金向け投資信託の選び方の記事で4つの資産を25%ずつ組み合わせる例を紹介しました。

  • 三菱UFJ 国内債券インデックスファンド(確定拠出年金)・・・25%
  • DC日本株式インデックスファンドS・・・25%
  • DC外国債券インデックスファンド・・・25%
  • DCニッセイ外国株式インデックス・・・25%

この組み合わせはリスク10.4%リターン5.3%(2017年現在)で運用できる、中間的なリターンを狙った組み合わせです。

最初は25%ずつの均等投資でも、このバランスは時間ととも崩れてきます。例えば外国株式が値上がりして、日本債券が値下がりしたら、この保有比率は以下のようになるかもしれません。

  • 三菱UFJ 国内債券インデックスファンド(確定拠出年金)・・・10%
  • DC日本株式インデックスファンドS・・・25%
  • DC外国債券インデックスファンド・・・25%
  • DCニッセイ外国株式インデックス・・・40%

すると計算上のリスクとリターンもそれぞれ13.3%、6.3%とパフォーマンスが変わってしまいます。

この時、私たちは、

  • 預け替え(スイッチング)を通じて増えすぎた資産を売却する
  • 掛け金の配分変更を行って減りすぎた資産への投資割合を増やす

といった対応が必要があります。この作業をリバランスと呼びます。

リバランスのやり方

基本的には、当初想定していたリスクリターンの保有比率に戻します

先ほどの例では、国内債券インデックスファンドの割合が減り、ニッセイ外国株式インデックスの割合が増えてしまいました。そこで、

  • 三菱UFJ 国内債券インデックスファンド(確定拠出年金)・・・投資割合を増やす
  • DC日本株式インデックスファンドS・・・現状維持
  • DC外国債券インデックスファンド・・・現状維持
  • DCニッセイ外国株式インデックス・・・スイッチングによる売却

といった対応を行います。スイッチングを通じて得た売却益で別の運用商品を購入できるため、「国内債券インデックスファンド(確定拠出年金)を追加購入」してバランスを戻すことも可能です。

この作業は頻繁にやる必要はありません。例えば6ヶ月に1回チェックし、バランスがおかしくなっていたら実行します。おかしくなっていなければリバランスは不要です。

一部の投資信託は、売却時に発生する手数料として信託財産留保額を設定しています。そのため、頻繁なスイッチングは運用効率を下げます。

手間を省きたいあなたへ

ただ、この記事をご覧になって「じゃあリバランスしながら運用するか」ってのはちょっと大変そうですよね。そこで、このような運用管理を不要にする方法を2つ紹介します。

  • 元本変動商品は1つだけにする
  • バランスファンドを利用する

元本変動商品は1つだけにする

元本変動商品を1つだけ運用すると、リスクとリターンの関係は変わらないため、リバランスは不要になります。例えば、

  • 100%・・・DCニッセイ外国株式インデックス

といった配分です。筆者個人としてはこれでも十分ありだと思います。

しかし、運用商品を絞るとあなたなりのリスクとリターンを決めることは難しくなります。あなたにあった運用スタイルを決めたいと思うなら、2つ以上の商品を組み合わせたほうが自由度は高まります。

バランスファンドを利用する

元々複数の資産クラスから構成された投資信託のことをバランスファンドと言います。バランスファンドは投資信託側でリバランスを行っているため、私たちのリバランスは不要になります。例えば、バランスファンドとは?簡単に分散投資を実現する方法で紹介したDCインデックスバランス(株式20)もその1つです(図1)。

DCインデックスバランス(株式20)の投資配分(日興AMウェブサイトより引用)

図1. DCインデックスバランス(株式20)の投資配分(日興AMウェブサイトより引用)

また、ターゲットイヤーファンドとは?運用お任せのお手軽商品!で紹介したターゲットイヤーファンドもバランスファンドの1つです。

ただのバランスファンドとターゲットイヤー型のバランスファンドは、運用年数によって投資する資産の割合をそのまま維持するか変更するかで異なります。それぞれ一長一短がありますが、個人的にはただのバランスファンドのほうが運用しやすくて好きです。

まとめ

  • 2つ以上の投資信託を運用するなら定期的なメンテナンスが必要
  • 手間を省くなら1つの運用商品だけを選ぶかバランスファンドを選択
  • バランスファンドは複数選択しないほうが良い

です。

あなたが初めての運用ならバランスファンドに興味を持つのではないか?と思います。

バランスファンドは信託報酬が高い場合もあるものの、運用のお手軽さではダントツです。

もし、あなたが契約を希望する確定拠出年金のサービス事業者で取り扱っていたら、ぜひチェックしてみてください。

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