月々500円から積み立てできる積立投信!1年間でわずか6000円の投資

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投資信託は、毎月積立定期預金のように一定額ずつ買い付けることができ、これを積立投信(投信積立)と呼びます。

最少の額は毎月500円から

まとまったお金がなくとも、お小遣いを運用する感覚で投資を始めることができるのが魅力です。

SMBC日興証券のアンケートによると、同社の積立投信を利用する20~30代の7%が毎月1万円以下の積み立てを行っています。割合としては少ないものの、今後30~40年近く継続できたら、大きな金額になるはずです。

実は積み立てることで、1回で大金出して買うよりも利益が出しやすくなるんです。また、長期間継続することで、元本割れの可能性も下がるんです。

積立投信を利用する際には、買い付けに手数料がかかる投資信託は選ばないのが鉄則です。

毎月手数料払うなんてイヤですよね?

繰り返しますが、投資信託を毎月500円で機械的に買う。これでも立派な資産運用です。

ぜひ覚えておいてね!

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積立投信とは?

積立投信とは、毎月決めた日に、あなたが指定した投資信託を一定額分買いつける商品のこと(投資信託の概要は投資信託の始め方。そもそも投資信託って何?を)。

長期的な資産形成に適した投資方法で、特に現役世代のインデックス投資家に人気があります。

先に述べたとおり、積立投信を利用するための最低投資額は500円/月です。そのため、

  • 投資信託を利用した資産運用の練習目的
  • 500円貯金のつもりで

といった需要もあります。

積立投信のメリット

積立投信のメリットを見ていきます。

時間的な分散投資で利益を狙うドル・コスト法

積立投信の大きなメリットに、ドル・コスト法があります。

ドル・コスト法は、買い付け時期を時間的に分散することで、時価の増減をゆるやかにする投資方法です。

スポット(一括)で買う場合よりも、利益は少なくなる一方で損失も少なくすることができます

例えば、最初にまとめて2,000口買うケースと、500口を4回に分けて買うケースを考えてみます(表1表2)。

表1. 上昇相場での積立買いとスポット買い(一括投資)の口数変化

 

基準価額積み立て
(口数)
スポット
(口数)
1回目10,0005002,000
2回目10,5004760
3回目11,0004550
4回目11,5004350
4回目積み立て時の口数11,50018662000
時価11,5002,145円2,300円

表2. 下落相場での積立買いとスポット買いの口数変化

 

基準価額積み立て
(口数)
スポット
(口数)
1回目10,0005002,000
2回目9,5005260
3回目9,0005560
4回目8,5005880
4回目積み立て時の口数8,50021702000
時価11,5001,845円1,700円

上記表から、

  • 上昇相場ではスポット買いに比べて利益が少ない(表1
  • 下落相場ではスポット買いに比べて損失は少ない(表2

であることがわかります。

また、

表3. 複雑な相場での積立買いとスポット買いの口数変化

 

基準価額積み立て
(口数)
スポット
(口数)
1回目10,0005002,000
2回目12,0004170
3回目8,0006250
4回目10,0005000
4回目積み立て時の口数10,00020422000
時価10,0002,042円2,000円

表3より、ジグザグな値動きをした場合には、積み立てが有利なケースがあることもわかります。

基準価額が下がったタイミングでより多くの口数を購入し、取得単価を下げたことが効いています。

言い換えれば、下落相場もガンガン買い進めることが、将来の利益の可能性を高めるのです。

まとまった資金が不要

積立投信では時間的に分散して投資するため、まとまった資金を用意する必要がありません

収入が少なければ、1万円を捻出するのも難しいと思います。

「今月はちょっと使いすぎてしまった・・・」なんてよくある話ですよね。

一方、積み立てであれば、毎月500円や1000円といった額で済みます。

最終的に100万円投資するにしても、

  • 1回で100万円を投資する
  • 100万円になるまで1万円ずつ分けて投資する

では、後者のほうが簡単だと思いませんか?

あなたが飽き性でも続けられる便利な仕組み

積立投信はあなたが飽き性でも続けられます

例えば、SBI証券の積立代金自動振替サービスなど、銀行口座からの引き落としで継続できることが多いです。

毎月わざわざ現金を入金するといった手間がかからないのです。

また、最初は投資に興味を持っていたとしても、時間が経つほどに情熱が薄れ、忘れたり面倒になったりすることはよくある話です。

しかし、積立投信は設定を解除しない限り毎月自動購入されます。自動引き落としを設定すれば、そのまま65歳まで継続することも可能です。

オススメの引き落とし日はあなたの給料支給日からできるだけ近い日

お金が貯まったら始めるのではなく、お金を使う前に強制的にお金を抜いて積み立てるのです。

積立投信のデメリット

次に、積立投信のデメリットを見ていきます。

投資信託選びが難しい

「どの投資信託に投資をするか」

どの投資信託に積み立てるか難しいですよね。積立投信は必然的に長期投資を志すため、

といった投資信託を選ぶと、資産形成は難しくなります

  • 長期間運用される投資信託を選ぶ
  • 基準価額が上昇しやすい投資信託を選ぶ

手数料が割高な投資信託も混じっている

「手数料をどのくらい支払うか」

投資信託の運用において、各種手数料はなるべく低減するのが原則です。ですが、投資信託の手数料体系は、しばしば私たちにとって非常に不利な条件が設定されている場合もあります。

例えば、購入時に手数料がかかる投資信託に積み立てを始めると、毎月手数料を払うことになります

言い換えると、毎月手数料分だけ赤字スタートで、まずその穴を埋めるところから始めることになります。

これは不本意ですよね。

  • 買付手数料無料の投資信託を選ぶ
  • 投資信託の運用に不利な銀行は利用しない

より有利な条件で投資信託を運用できる証券会社を選択し、より合理的な運用を目指すべきです。

運用が地味でつまらない

「オレはデイトレーダーになりたい」

あなたがそう考えるなら、積立投信は恐ろしくつまらない投資の1つです。理由は簡単で、

  • 株主優待が無い
  • 分配金も配当金もない
  • 毎日トレードする必要も無い

からです。

あなたが投資に高揚感を求めるならば、これほど地味で時間のかかる投資は退屈な日常とさほど変わらないはずです。

ただし、高揚感を求める投資は日常的なストレスの原因にもなります。こまめに相場をチェックする必要があるからです。

そのため、積立投信は地味な投資ではある一方でストレスの原因になりにくく、日常の生活リズムを壊しにくい投資とも言えます。

  • 高揚感溢れる(ただし気苦労も耐えない)短期トレードを希望するか
  • 地味ながらも安定的な資産形成を目指すか

どちらを選ぶかはあなた次第です。

積み立てにおすすめの投資信託は?

投資信託の積み立て!何かオススメある?にて紹介しています。

もしあなたが、投資信託の選び方がよく分からないのであれば、バランスファンドと呼ばれるファンドをオススメします(詳細は投資信託お手軽運用術 -バランスファンド入門-)。

例えば、投資信託「eMAXIS8資産均等型」は有名なバランスファンドの1つです。国内外の株式や債券など様々な商品に分散投資しています。

eMAXIS8資産均等型と並んで有名な投資信託に「世界経済インデックスファンド」があります。こちらも国内外の株式や債券などに幅広く投資を行っています。

どちらの投資信託も、全世界株安といった状況では値下がりします。しかし、私たちは前述のドル・コスト法で積み立てを継続するだけ。

積み立てを継続していれば、株価が戻った時に相応の利益も見込めるのです。

もう少し踏み込んで投資信託を選択できるならば、

  • 純資産が安定している/増えている
  • 基準価額が右肩上がり
  • 購入時の手数料が無料
  • 運用期限が無期限

といった商品を選びます。特に後者2つは老後の資産形成のために重要です(投資信託の積み立て!何かオススメある?)。

筆者が積み立て中の投資信託

筆者積み立て中の投資信託(2016年8月現在)

図1. 筆者積み立て中の投資信託(2016年8月現在)

筆者が利用している投資信託は、

  • DIAMたわらノーロード日経225(日本株式)
  • 三井住友DC外国債券インデックスファンド(先進国債券 + 新興国債券)
  • 三井住友DC外国株式インデックスファンド(先進国株式 + 新興国株式)

です。これら3つで、日本国債を除く、世界中の多くの株式と債券に投資できています

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月々500円の積立投信はどの程度利益が出る?

ここでは500円の積立投信はどれほどの効果が出るのかをご紹介します。

「見せてもらおうか、積立投信の実力とやらを」

ケース1:実在の投資信託で計算

前提条件

三菱UFJ国際投信が運営する投資信託「インデックスファンド225」の過去の実績(図2)を利用し、500円積み立てを行ったときの損益を算出します。

インデックスファンド225は1986年5月に設定された、歴史ある投資信託の1つ。

「225」の名前が示すとおり、日経平均株価に連動します。日経平均株価が上昇すれば値上がりし、下落すれば値下がりするのです。

この投資信託に1997年4月1日から2016年9月までの約19年半、毎月1日に500円積み立てを行ったとして計算します。

インデックスファンド225の基準価額推移(2016年10月01日現在)

図2. インデックスファンド225の時価(基準価額)推移(2016年10月01日現在)

積み立て結果

表4に積み立て結果を表します。

表4. インデックスファンド225に1997年4月1日から2016年9月まで積み立てた場合の損益

商品名積立回数
(積み立て金額)
時価損益
インデックスF 225233回
(116,500円)
169,732円
(+45%)
+53,232円

※1日が休日や休業日の場合は翌営業日の基準価額を利用。

今回の積み立て回数は233回です。単純な500円貯金ならば、500円 × 233ヶ月 = 116,500円です。

一方、インデックスファンド225に積み立てれば、2016年9月14日時点で積立額の約1.5倍である169,732円(+53,232円)になります。

この間の日経平均株価は、以下のような様々な出来事の影響下で、約8000~20,000円の間を振幅する傾向が続きました。

  • ITバブル(~2000年ごろ)
  • ゼロ金利政策の解除・アメリカ同時多発テロ(~2001年ごろ)
  • 小泉郵政選挙・ライブドアショック(2005年~2006年ごろ)
  • リーマンショック(2007年~2008年ごろ)
  • 民主党政権・東日本大震災(2008年~2011年ごろ)
  • 第二次安倍政権・日銀の金融緩和政策(2012年~)

決して右肩上がりの相場ではありませんでした。

そんな状況下でも運用資金を約1.5倍にしたのが今回の積立投信です。

このような状況下で利益に結びつけたのがドル・コスト法です。

時価(基準価額)の低いタイミング(例えば2008年~2011年頃)に投資を継続できたからこそ、利益に繋がっています。

ケース2:乱数シミュレーションで40年運用した例

次は計算上の話。これはただの数字遊びであり、将来の成績を約束するものではありません

乱数シミュレーション(モンテカルロ法)にて、毎月500円積み立てを40年間継続した際の運用成績を計算しました。

計算に用いたのはeMAXIS 8資産均等型。この投資信託の過去の成績はリターン7.8%、リスク13.4%でした(2017年2月現在)。

もし、毎月500円をこのリスクリターンで運用できたとすると、

表5. 計算で算出した40年後の成績

計算回数500回
積立年数40年
総積立金額24万円
最高評価額1,108万円
(+1,084万円)
最低評価額28万円
(+4万円)
平均評価額164万円
(+140万円)
元本割れ回数0回
元本割れ確率0%

と、総積立金額24万円に対し、平均評価額は164万円にもなります(あくまで計算上は)。

運用成績が好調な場合には164万円を遥かに超える可能性さえあります。

わずか毎月500円の投資とは思えない結果です。

積立投信を始めるには

積立投信を利用できる証券会社に口座を開設します。

銀行でも利用できることが多いですが、

  • 銀行では積み立てに適した投資信託を扱っていない
  • 銀行では購入時に手数料が発生することが多い

といったデメリットがあります。できるだけオンライン取引を提供するネット証券を選んでください

積立投信を始めるには証券会社のウェブサイトで自動購入を設定するだけです。SBI証券の場合は下記のような細かい条件設定もできます。

  • 毎月、何日に積み立てるか(給料日後に設定するのがオススメ!)
  • 1回の積立額はいくらか(初めてなら500円で!)
  • ボーナス時の積立を行うか(不要なら使わない)
  • ボーナス積立の際はいくら積み立てるか(不要なら使わない)

一度設定を終えたら、あとはそのまま放置するだけ。

すると、毎月決まった日にシステム的に注文が出されます。注文日から数日で投資信託の受益権が受け渡されます。

積立投信は何月何日から始めるのが良い?

思い立ったら、それが始め時です。

資産形成を目的とする積み立てでは、積立回数が100回や200回を超えるのが普通です。それだけの回数を積み立てると、「何月何日に始めるか」といった影響はほとんど無視できるほど小さくなります。

一方、何日に設定するかは積立投信は何日が良いか? -世界経済インデックスファンドを例に-で触れたように、15日前後がもっとも平均的な成績になりやすいと考えます。

積立投信は何日が良いか? -世界経済インデックスファンドを例に-の記事ではたまたま1日が最も好成績でしたが、これは過去の相場がたまたまそうだっただけで、将来もそうなる保証はありません。

もともと、積立投信は将来の相場が分からない前提で行う投資方法ですから、何月や何日にこだわるよりは、今月の給料日の直後から始めると考えるほうが現実的です。

積立投信は途中で止めれる?

また、これらの設定は全て後から変更可能です。積立日も積立額も、そもそも積み立てを継続するかどうかも変更できます。

ので、止めたくなったらいつでも止めてください。再開したくなったら、いつでも再開してください。

積立投信をやめるには

主要ネット証券を利用していれば、いつでもウェブから停止できます。

再開も簡単にできますので、実は本当に運用しやすいんですよね。

  • 一回始めたら辞められない?
  • 一回始めたら最低数ヶ月続けなければいけない?
  • 一回辞めたら二度と再開できない?

これらはいずれも「No」です。今日初めて一週間後に辞めて、来年また再開するといった運用も可能です。

積み立てたお金を取り崩す場合には、投資信託の口数もしくは金額を指定して売却することで換金可能です。

よくある質問

積立投信に関するよくある質問をご紹介します。

  1. 積立投信は月ごとの損益を気にする必要はある?
  2. 積立投信は他の商品と比べてコストがかかる?
  3. 分配金が出る投資信託を選んでもいい?
  4. 元本を割らない方法を教えてください

積立投信は月ごとの損益を気にする必要はある?

いいえ、積立投信では月ごとの損益は考えません

最終的に解約する際に総取得単価と、解約時点の基準価額の比較で損益は決まります。

積立投信は他の商品と比べてコストがかかる?

いいえ、コスト(信託報酬)の低い投資信託を選択すれば良いです。

積立投信は運用期間が超長期になるため、わずかなコストの差が運用成績の差として現れます

なるべくコストのかからない商品を選ぶのが鉄則です。

分配金が出る投資信託を選んでもいい?

いいえ、積立投資では分配金が出ない投資信託を選ぶべきです。

分配金が出る投資信託を選んでしまっては、お湯をためようとするお風呂の栓が抜けているようなものです。

加えて、分配金が出る投資信託は高コストで信託期間も限られることが多く、長期投資に向かない商品が多いです。

資産形成目的なら、分配金が出ない投資信託を選んでください。

元本を割らない方法を教えてください

なるべく長く継続してください

乱数シミュレーションに基づくと、運用期間が長いほど元本割れの確率は低くなります(投資信託の運用年数と元本が割れる確率の関係)。

1年や2年は短いです。できれば30年や40年と、老後を迎えるまで続けることをオススメします。

まとめ

  • 積立投信は毎月500円から、あなたのお好みの金額で!
  • 積立日や積立額は自由に変更可能。積み立てそのものも自由に停止したり再開したりできる
  • 買い付け時手数料が抜かれる投資信託は選ばない。運用コストはできるだけ安く

月々500円から始められるため、投資のハードルが低いのが積立投信の特徴です。

ぜひ、資産運用の王道をお試しください(最強の資産運用が積立投信である5つの理由)。

筆者も資産形成の中核は積立投信を利用しています。

ちなみに、500円で積み立て可能な証券会社はSBI証券かカブドットコム証券です。次点で楽天証券の月1000円ですから、これら3社のいずれかから選択するのが良いです。

資産運用にオススメの証券会社

手数料が安く、取り扱い商品も多いため、少額資産運用に最適なネット証券です。 第三者評価機関調査で10回目の第1位に選ばれるなど人気の高さが特徴です。 安全にお金を増やしたい方に最適な、元本保証で高金利のハイブリッド預金目当てで開設される方も多くいらっしゃいます。

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  • 金融商品の時価は変動しますので、投資元本を割り込む可能性も承知の上で投資するようになさってください。
  • 本コンテンツで紹介している金融商品は、将来必ず値上がり・利益が生じるとは限りません。
  • 筆者調査の上で記事を執筆しておりますが、記事には不備・間違いが含まれる可能性がございます。必ず、あなたご自身が確認するようになさってください。
  • 記事執筆時点の情報に基づくため、最新の情報とは差異が生じている可能性がございます。記述と現況が異なる場合には、現況を優先いたします。
  • 記事を参照したことで生じた損失の補填や保証などは一切行いません。
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