バランスファンドとは?簡単に分散投資を実現する方法

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長期の資産運用では分散投資が重要です。投資先を分散させることで、値動きを小さくして安定的な運用を実現しやすくなるからです。

ですが、「投資信託をどのように分散させればいいのか?」といった悩みはよくあります。「分散投資が大切だ」と聞いて複数の投資信託を選んだだけ、といった失敗談も散見されます。

忙しくて勉強する時間がないと、そこらへんをしっかりカバーするのも大変ですよね。

そこで、以下では簡単に分散投資を実現するバランスファンドを、SBI証券の確定拠出年金で利用できる日興アセットマネジメントのDCインデックスバランスとともに紹介します。

できるだけお手軽に運用したいなら、ぜひチェックしてみてください。

なお、バランスファンドは簡単に分散投資ができる一方で、運用コストがかかりやすいデメリットもあります。あなたが運用にじっくりと時間を費やせるなら、個別に投資信託を選んだほうがよいこともぜひ知っておいてください(関連して計算ツールを利用した確定拠出年金向け投資信託の選び方)。

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バランスファンドのメリットとデメリット

バランスファンドは複数の資産に投資を行う投資信託です(投資信託お手軽運用術 -バランスファンド入門-)。国内外の債券や株式に広く投資することが多いため、資産運用でよく言われる分散投資を簡単に実現できます

ターゲットイヤーファンドとは?運用お任せのお手軽商品!で紹介したターゲットイヤーファンドもバランスファンドの1つです。一般的なバランスファンドとの違いは、ターゲットイヤーファンドが将来のターゲットイヤーに向かって、運用方針を切り替えていく点です(図1)。

バランスファンドとターゲットイヤーファンドの資産配分の違い

図1. バランスファンドとターゲットイヤーファンドの資産配分の違い

バランスファンドは、運用中のコストである信託報酬が高くなりやすいデメリットがあるものの、

  • 毎日仕事で忙しい
  • 休みの日は仕事の勉強をしろって言われている

など、多忙なあなたには最適の商品だと筆者は考えます。運用コストを

  • 巨額の資産形成のために下げるべきもの
  • 手数料を支払って手軽さを享受している

の、どちらで解釈するかです。

どんな商品があるの?

例えば、SBI証券の確定拠出年金ではDCインデックスバランスを選択できます。

  • DCインデックスバランス(株式20)
  • DCインデックスバランス(株式40)
  • DCインデックスバランス(株式60)
  • DCインデックスバランス(株式80)

この4商品は日興アセットマネジメントが運用する投資信託です。株式xxが株式への投資比率を示しており、例えば株式20なら、株式20%・債券80%で運用されています。

いずれも国内株式、海外株式、国内債券、海外債券に投資しており、あなたはその比率を20、40、60、80から選択できる、という商品です(図2表1)。

DCインデックスバランスの仕組み(日興AMウェブサイトより引用)

図2. DCインデックスバランスの仕組み(日興AMウェブサイトより引用)

投資者とはあなたのことです。あなたがDCインデックスバランス(図中では20)に投資すると、お金はマザーファンドに渡ります。そのお金の何パーセントがどのマザーファンドに渡るかは、株式20や40で異なっています。

マザーファンドに渡ったお金は株式や債券で運用され、その損益があなたの元に戻ります。

表1. DCインデックスバランスの投資配分比較

株式20株式40株式60株式80
日本債券65%45%25%5%
日本株式15%30%45%60%
海外債券10%10%10%10%
海外株式5%10%15%20%
短期金融資産5%5%5%5%
リスク3.8%5.2%6.4%7.5%
リターン3.6%7.0%10.6%14.2%

※リスクとリターンは野村AM「投信アシスト」にて2017年02月14日現在の公表データに基づく。短期金融資産を抜いた95%の資産を100%化。将来も同じ成績が出るとは限らない点に留意。

債券比率が高くなると、値動きは小さくなります。すると、金銭的なリターンは低くなりますが、一方で大きく元本が割れる可能性も低くなります。

あなたが安定運用を志すなら株式20や40を選び、積極的なリターンを追及するなら株式60や80を選びます。

計算上の運用例

以下の2つを例に、ざっくりと運用例も紹介してみます。

  • 元本確保型商品(定期預金)
  • 元本変動型商品(DCインデックスバランス(株式20))

定期預金とDCインデックスバランス(株式20)にそれぞれ1.5万円の計3万円を確定拠出年金に投資したと仮定します。この例では時価14,980円(基準価額といいます。2016年11月26日現在)のDCインデックスバランス(株式20)をほぼ1万口(投資信託の時価は1万口当たりで表記します)買える計算です。

そこで、ここでは1万口買ったものとしてざっくり計算してみましょう。

なお、以下は2016年11月のデータに基づくものです。あくまで目安としてご覧ください。

定期預金の値動き

定期預金は運用期間中も時価は動きません。

投資信託の値動きとリターン

DCインデックスバランス(株式20)は2016年11月1日から25日までの間で、1日あたり1円~156円(1万口あたり)の値動きが記録されました。これに基づくと、あなたが運用している3万円は1日あたり最大プラスマイナス156円振れる可能性があります。

このような値動きを繰り返しながら、DCインデックスバランス(株式20)は11月1日から11月25日までの約1ヶ月間で約170円値上がりしました。すると3万円の運用額は30,170円になりますね。

もう少しリターンを追及するなら

この額を少ないと思うなら、もう少しハイリスクのDCインデックスバランス(株式40)を選びます。株式40は11月25日までの1ヶ月間で約430円値上がりした一方で、1日当たり最大361円値が動きました。株式20よりもリターンも触れ幅が大きくなっていますよね。

最もハイリスクのDCインデックスバランス(株式80)を選ぶと、1日あたり863円変動する可能性があります。株式20に比べると大きな値動きです。

ホームカントリーバイアスに注意

バランスファンドを選ぶ際に注意することを紹介します。

合理的な理由もなく、自国の金融資産を高く評価することをホームカントリーバイアスと呼びます。私たちは「日本へ投資している」という安心感から、日本株式と日本債券を中心にしたバランスファンドに親和性を感じ、選びやすい傾向にあります。

ですが、バブル崩壊以降の日本市場(日本株式)は先進各国に比べてパフォーマンスの低い市場でした。それでいて値動きがあるため、投資するのが難しい市場とさえ言われています。そこに「値上がりする」といった根拠もなく、日本市場への投資を中心にすると、思ったよりも資産が増えない可能性もあるのです。

先ほど例に挙げたDCインデックスバランスはホームカントリーバイアスの影響を受けています。一般的な資産運用でよく選ばれる世界経済インデックスファンドやeMAXIS 8資産均等型に比べると、日本比率の高さがわかります(表2)。

表2. DCインデックスバランスの国内外投資比率

株式20株式40株式60株式80世界経済IF8資産均等
日本比率80%75%70%65%10%37.5%
海外比率15%20%25%30%90%62.5%

※投資配分は2017年02月14日現在の公表データに基づく。

筆者個人としては、先進国の株式や債券を中心に、投資先がほどよくばらけている商品が良いと思います。もしあなたがDCインデックスバランスを選ぶならば、日本市場の影響を受けやすい点に注意なさってください。

まとめ

  • お手軽運用するならバランスファンドが楽
  • ターゲットイヤーファンドもバランスファンドの一種
  • ホームカントリーバイアスに注意。日本市場に投資しすぎない

です。

ちなみに個人的には、ホームカントリーバイアスが強いものの、株式20や40あたりはありだと思っています。安定性を重視すると、どうしても国内債券への投資を選ぶことになるからです。

一方、60と80はTOPIXへの依存が強いため、個人的には選びがたいです。それを選ぶなら、あわせて海外資産の投資信託を持ちたいところですが、それなら最初からバランスファンドを持たない方が良いので、選ぶ理由がなくなってしまうのです。

筆者はそのように感じていますが、SBI証券の確定拠出年金プランでは、よく選ばれているバランスファンドです。ぜひチェックしてみてください。

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  • 金融商品の時価は変動しますので、投資元本を割り込む可能性も承知の上で投資するようになさってください。
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