SBI証券確定拠出年金プラン(iDeCo)の投資信託組み合わせ例

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あなたが確定拠出年金(iDeCo)を始めるにあたって「どの投資信託をどのように組み合わせればよいか」とお悩みではありませんか。

投資信託の運用経験が無いと難しいですよね。

そこで、現在運用中のバランス型投資信託を参考に、5つの組み合わせ例を紹介します。いずれもプロが決めた配分を模倣しています

  1. JP4資産バランスファンド模倣例
  2. JP4資産バランスファンド模倣から日本比率を下げたもの
  3. 世界経済インデックスファンド模倣例
  4. 債券バランス(2資産均等型)模倣例
  5. DC年金バランスゼロ模倣例

なお、本記事では6つの投資信託だけで考えています。

  • DC日本株式インデックスファンドS
  • DCニッセイ外国株式インデックス
  • 三菱UFJ DC新興国株式インデックスファンド
  • 三菱UFJ 国内債券インデックスファンド(確定拠出年金)
  • DC外国債券インデックスファンド
  • 三菱UFJ DC新興国債券インデックスファンド

あなたがバランスファンドに頼らずに、SBI証券の確定拠出年金プランを利用するなら、この6本を知っていれば十分だと筆者は思います。

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組み合わせの考え方と計算条件

あなたの「何にどう投資すれば良いのか」という悩みに答えるべく、いくつかの組み合わせ例を考えてみました。SBI証券確定拠出年金プランで選択できる商品を基準にしています。

ただ、筆者が適当に組み合わせても説得力がなさそうなので、実在する投資信託の配分を参考にしました。「同じような投資信託が運用されている」と考えれば、「ちょっと真似てみようかな」と思いませんか。

なぜ組み合わせるのか

あなたにあった資産運用を行うためです。

例えば、日本債券はローリスクローリターン、海外株式はハイリスクハイリターンの商品として知られます。この中間的な特性の商品を作るためには、この2種を50%ずつ保有すれば実現できますよね。

私たちの資産運用は分散投資を基本とするのが良いです。集中投資は大きく儲かる可能性がある一方で、大きく損を出す可能性もあります。だから、異なるロジックで値動きする商品を組み合わせることで、大きく損を出す可能性を減らすのです。

計算条件

計算の用いたパフォーマンスは個人投資家向けに情報を公開する「myINDEX」が公表する1997年~2017年までの20年間のものを利用します。また、将来シミュレーションは計算ツールを利用した確定拠出年金向け投資信託の選び方で紹介した投信アシストを利用しています。

積み立ては毎月1.5万円を30年間です。

リスクとリターンの説明

計算で得られるのは過去のリスクリターンです。

リターンとは平均的な年間利回り、リスクはリターンの触れ幅で、標準偏差の1シグマの範囲を示します。例えばリスク10.0%、リターン4.4%なら、1年間の期待収益は約68%の確率で利回り4.4% ± 10%と考えます。

以下で示すリスクリターンは投資信託がベンチマークにする指数の成績です。投資信託そのものの成績ではないことにご留意ください。

また、この計算結果は2017年2月15日時点で公表されている過去のパフォーマンスに基づきます。将来の運用成果を示したり保証したりするものではありません。

積極的なリターンを目指す場合

JP4資産バランスファンド模倣例

JP4資産バランスファンド模倣例

図1. JP4資産バランスファンド模倣例

計算ツールを利用した確定拠出年金向け投資信託の選び方でも紹介した4資産均等配分です。日本を含む先進国の国債と株式に25%ずつ均等投資します。これに近い商品にJP4資産バランスファンド(ゆうちょで買える投資信託)があります。

  • 25%・・・DC日本株式インデックスファンドS
  • 25%・・・DCニッセイ外国株式インデックス
  • 25%・・・三菱UFJ 国内債券インデックスファンド(確定拠出年金)
  • 25%・・・DC外国債券インデックスファンド

リスクは10.0%、リターン4.4%です(表1)。リターンに対してリスクが高かったため、同じ状況が続くならば、相場がさえないケースで元本が割れる可能性があります。

表1. 4資産均等投資(各25%)の将来シミュレーション(1.5万円 × 30年)

リスク10.0%
リターン4.4%
30年間の積立額540万円(月額1.5万円)
30年後の運用損益
(かなり悪いケース)
513万円(-27万円)
30年後の運用損益
(平均)
1,105万円(+565万円)
30年後の運用損益
(かなり良いケース)
1,689万円(+1,158万円)

この組み合わせが向いている人は?

積極的な運用で、かつわかりやすさを重視したいあなたにおすすめできます。あなたが他に現預金を持っていると考えると、すこし日本びいきな組み合わせです。

JP4資産バランスファンド模倣から日本比率を下げたもの

4資産均等配分から日本比率を下げたもの

図2. 4資産均等配分から日本比率を下げたもの

4資産均等配分から日本比率を引き下げた例を考えます。株主優待株を買っており、日本への投資比率が低く抑えたい場合です。

  • 10%・・・DC日本株式インデックスファンドS
  • 40%・・・DCニッセイ外国株式インデックス
  • 10%・・・三菱UFJ 国内債券インデックスファンド(確定拠出年金)
  • 40%・・・DC外国債券インデックスファンド

リスクは12.0%、リターン5.3%です(表2)。過去の実績に基づく限り、4資産均等配分よりも効率的に運用できています。

表2. 4資産均等配分から日本比率を下げた将来シミュレーション(1.5万円 × 30年)

リスク12.0%
リターン5.3%
30年間の積立額540万円(月額1.5万円)
30年後の運用損益
(かなり悪いケース)
584万円(+44万円)
30年後の運用損益
(平均)
1,295万円(+755万円)
30年後の運用損益
(かなり良いケース)
2,007万円(+1,467万円)

この組み合わせが向いている人は?

あなたが20代や30代で、現在毎月安定的に収入を得ているならおすすめします。個人的には今回の5つの中で一番好きです。

世界経済インデックスファンド模倣例

世界経済インデックスファンド模倣例

図3. 世界経済インデックスファンド模倣例

有名な投資信託である世界経済インデックスファンドの模倣例です。日本比率が少ない代わりに新興国株式と新興国債券を17.5%ずつ加えています。

  • 5%・・・DC日本株式インデックスファンドS
  • 27.5%・・・DCニッセイ外国株式インデックス
  • 17.5%・・・三菱UFJ DC新興国株式インデックスファンド
  • 5%・・・三菱UFJ 国内債券インデックスファンド(確定拠出年金)
  • 27.5%・・・DC外国債券インデックスファンド
  • 17.5%・・・三菱UFJ DC新興国債券インデックスファンド

この組み合わせのリスクは14.1%、リターン6.2%です(表3)。

表3. 世界経済インデックスファンド模倣の将来シミュレーション(1.5万円 × 30年)

リスク14.1%
リターン6.2%
30年間の積立額540万円(月額1.5万円)
30年後の運用損益
(かなり悪いケース)
687万円(147万円)
30年後の運用損益
(平均)
1,523万円(+983万円)
30年後の運用損益
(かなり良いケース)
2,359万円(+1,819万円)

この組み合わせが向いている人は?

あなたが積極的にリターンを狙いたいときにおすすめできる組み合わせです。新興国が加わるとハイリスクハイリターンな運用になります。

安定運用を目指す場合

債券バランス(2資産均等型)模倣例

債券バランス(2資産均等型)模倣例

図4. 世界経済インデックスファンド模倣例

三菱UFJ国際投信のeMAXIS 債券バランス(2資産均等型)の模倣例です。50%を国内債券、50%を先進国債券に投資します。

  • 50%・・・三菱UFJ 国内債券インデックスファンド(確定拠出年金)
  • 50%・・・DC外国債券インデックスファンド

この組み合わせのリスクは5.6%、リターン3.5%です(表4)。

表4. 2資産均等模倣の将来シミュレーション(1.5万円 × 30年)

リスク3.5%
リターン5.6%
30年間の積立額540万円(月額1.5万円)
30年後の運用損益
(かなり悪いケース)
615万円(+75万円)
30年後の運用損益
(平均)
947万円(+407万円)
30年後の運用損益
(かなり良いケース)
1,279万円(+739万円)

この組み合わせが向いている人は?

あなたが貯金等と併用しながら、保守的にお金を増やしたいときにおすすめできます。

リターンが低いため将来の資産も少なく算出されます。元本は大きく割れにくい一方で、老後資金としては少し足りないかもしれません。

DC年金バランスゼロ模倣例

DC年金バランスゼロ模倣例

図5. DC年金バランスゼロ模倣例

三井住友アセットマネジメントのDC年金バランスゼロの模倣例です。2資産均等型よりも保守的で、80%を国内債券、20%を先進国債券に投資します。

  • 80%・・・三菱UFJ 国内債券インデックスファンド(確定拠出年金)
  • 20%・・・DC外国債券インデックスファンド

この組み合わせのリスクは3.0%、リターン2.8%です(表5)。

表5. 2資産均等模倣の将来シミュレーション(1.5万円 × 30年)

リスク3.0%
リターン2.8%
30年間の積立額540万円(月額1.5万円)
30年後の運用損益
(かなり悪いケース)
664万円(+124万円)
30年後の運用損益
(平均)
842万円(+302万円)
30年後の運用損益
(かなり良いケース)
1,019万円(+479万円)

この組み合わせが向いている人は?

損失が出ても、その額を低く抑えたいあなたに向いています。この組み合わせは「大きく資産を増やしたい」という需要には応えられません。

日本債券比率が高いため、日本国内の状況に大きく依存します。個人的にはもう少しDC外国債券インデックスファンドを増やしたほうが良いなと思います。

で、どの組み合わせがいいの?

筆者は「JP4資産バランスファンド模倣から日本比率を下げたもの」が好きです。主な投資先は日本を除く先進国で、積極的にリターンを狙える構成です。

ただ、この組み合わせを実際に試して、

  • 値動きが大きすぎる
  • もっとリターンが欲しい

と感じることはよくありますので、あなたなりにカスタマイズして欲しいなとも思います。

ここまでご覧になって「やっぱ、難しそうだな」と感じたらバランスファンドとは?簡単に分散投資を実現する方法で紹介したバランスファンドを選ぶ方法もあります。手軽さを重視するなら、そちらもチェックして欲しいです。

まとめ

  • 先進国株式・債券を中心に組み立てるのがおすすめ。日本比率を高くしすぎない
  • 新興国が加わるとハイリスクハイリターンになる。積極的にリターンを追いたい人向け
  • 困ったらバランスファンドやターゲットイヤーファンド

です。

なお、ここでの商品はすべてSBI証券の確定拠出年金プランで選択できます。同社のプランを利用する際にはぜひチェックしてみてください。

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  • 本コンテンツで紹介している金融商品は、将来必ず値上がり・利益が生じるとは限りません。
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