投資をしている個人投資家とはこんな人たち!

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日本証券業協会調査部が行ったアンケートを元に、一般的な個人投資家像にせまってみました。
一次データは日本証券業協会の各種アンケート結果及び、ダイヤモンドZAi2016年7月号に掲載された「億を作った204人の投資の思考術」より引用しております。

日本証券業協会

多くの個人投資家は給料を主な収入源にして投資を行う兼業投資家で、その世帯収入は日本の中間的な世帯と同じか高めに分布している傾向があります。
一方、高齢者層は、年金が主な収入源で、収入が少ないものの現役世代以上の金融資産を運用しています。

契約社員やパートなどの非正規雇用者でも億資産を築いている例がありました。
確かに収入が多いほうが資産を築くためには有利ですが、投資できるかどうかは必ずしも収入の大小とは比例しないのです。

「年収が少ないから」「お金が無いから」と諦める必要はありません。

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はじめに

お金持ちで1億円ぐらい運用してそうなイメージの強い投資家像。しかし、全ての投資家がそうとは限りません。
インストックネットで紹介しているように、資産運用は意外と少額でもできるのです。

そこで、この「投資をしている個人投資家とはこんな人たち!」では、どのような人が投資を行っているのかご紹介したいと思います。

個人投資家ってどんな人たち?にも記載しましたとおり、本コラムでは投資を行う全ての個人を個人投資家と呼称します
必要に応じて、投資を専門で行う(投資だけで食べてる人)は専業投資家、会社員などをしつつ投資を行う人を兼業投資家として分けて表記します。

紹介するデータは、主に日本証券業協会が行った投資家アンケートに基づきます。

個人投資家はどのくらい人数いるの?

日本証券業協会が平成27年11月に公表した「証券投資に関する全国調査」では、7000人の調査対象のうち約18%が有価証券を保有していると回答しています。
乱暴な計算ですが、日本人口を1億2000万人、証券投資に制限のつく20歳未満の人口を2000万人と仮定すると、約1億人の18%、1800万人が個人投資家と推定できます。

ちなみに東京証券取引所が2016年6月20日発表した2015年度の株式分布状況調査では、個人株主の延べ人数が5000万人を突破したと報告されています。
延べ人数ですから、実際の個人株主は5000万人よりは少なく、1800万人も意外と妥当なところじゃないかと思います。

投資家の男女についてみてみると、個人投資家を対象にした「個人投資家の証券投資に関する意識調査についてアンケート」の回答者性別はおよそ男性60%、女性40%です。
他のネット上のアンケート(ブログランキング)も男性回答者比率が約6~7割になることが多いことから、個人投資家は男性のほうが多いと予想できます。

やはり乱暴に計算すると、1800万人のうち、約1000万人程度は男性投資家、800万人程度が女性投資家と分類できそうです。

個人投資家の年収と収入源

次は年収についてみていきます。

日本証券業協会が平成26年10月に公表した「個人投資家の証券投資に関する意識調査報告書」では、約47%が個人年収300万円以下と回答しています(世帯年収ではなく個人年収です)。
もう少し枠を広げると、7割超が個人年収500万円以下に属します。

世帯年収で見ると、300万未満の割合は約10%、300~500万円の割合が25%前後です。残り65%は500万円以上となります。

一方、「億を作った204人の投資の思考術」では、年収(個人か世帯かは不明だが、おそらく世帯)500万円未満は32%です。
残りの68%は年収500万円以上で、特に1000万円以上2000万円以下が多いようです。

収入源は?

個人投資家の証券投資に関する意識調査報告書では、回答者の多くは、主な収入源を給与所得もしくは年金と回答しています。
主な収入源を利子・配当所得と答えた層は約3%です。

億を作った204人の投資の思考術では、3割の回答者が職業を会社員、公務員、契約社員や派遣社員、パートと回答しています。
無職の比率も3割と多いため、この層はおそらく利子・配当・売買益での所得が主な収入源と予想されます。

個人投資家はどのくらいお金を投資しているの?

引き続き、日本証券業協会が平成26年10月に公表した「個人投資家の証券投資に関する意識調査報告書」よりご紹介します。

投資額(株式に限らず、金融商品保有額)について、30%を超える投資家は1,000~3,000万の投資を行っています。
次に多いのが500~1,000万円で20%程度です。

個人投資家さんはやっぱりみんなお金持ちなんですね。

20代や30代の投資額はどう?

個人投資家の年齢と投資額には、若年になるほど投資額が減るという明瞭な相関が見られます。

20~30代の投資額は100~300万程度が最も多く、1,000万未満まで枠を広げると約8割に達します。
金融資産が高齢者に集まっているという現状をここからでも見ることが出来ます。

20代や30代では貯金無しという方も結構いらっしゃいます。
投資をしている方は、あなたのようにお金に意識が向いている方なのでしょうね。

ここから伺える個人投資家像とは?

これまでのデータを踏まえると、投資を行う人の多くは普通の会社員やパートとして働いていることがわかります。
すなわち、大半の投資家は兼業投資家です。

おそらく、社内を見渡せば5人に1人は投資経験者がいらっしゃると考えられます。

ダイヤモンドZAiの結果も踏まえると、普段は会社員やパートといった仕事をしながら、実は億の資産を持つ方も結構いらっしゃるようです。
非正規雇用でも億の資産を持てると思うと、なんだか勇気が湧いてきますね。

投資だけで収入を得ている専業投資家は、兼業投資家に比べれば少数です。
ですが、仮に1800万人の3%と考えても50万人ですから、実数で考えると意外と多い気もしますよね。

個人投資家と年収の関係

次に、世帯年収を考慮すると、ある程度家計にゆとりがある(と思われる)層ほど投資をしており、世帯年収が少ない層ほど投資をしていないという傾向が予想されます。

この予想は以下の理由より導いています。

厚生労働省が平成25年に報告した「国民生活基礎調査の概況」によると、日本人の所得「中央」値はおよそ432万です。
中央値とは、「所得を低いものから高いものへと順に並べて2等分する境界値」であり、50%の世帯は世帯所得が432万以下ということになります(世帯所得「平均」値では500万を超えてますが、「大多数の実情からはずれている」との指摘もあるため、ここでは中央値で紹介します)。

平均値と中央値の違い

平均値と中央値の違い

平均値は全ての値(今回の話題では世帯所得)を足して、それを母数で割った値です。
一方中央値は、世帯所得の低い順番で並べたときに、ちょうど50%(真ん中)の位置に来る値のことです。

日本の世帯のうち、約4割は世帯所得400万円未満です。
にもかかわらず、平均値が世帯所得500万円を超えているのは、より少数の高額所得者が平均値を押し上げているためです。

アンケート結果では、世帯年収500万以上と回答した個人投資家は6割を超えます。
年収と所得(年収から税金や経費を引いた額)は単純比較はできないものの、仮に100万円を経費や税金と考えても、432万円という日本人の世帯所得中央値とほぼ同等の層になります。

ゆえに、定性的に中央値よりも高い世帯所得だと考えられます。

日本では「投資は富裕層が行うもの」という認識がありますが、実際に所得が多い層ほど投資を行っています。
普段の生活で、1万円でも金融商品が買えるなんて知る機会も、金融教育を受ける機会もありませんから、「投資は富裕層が行うもの」という意識に結びつきやすいのかもしれません。

ダイヤモンドZAiのアンケート結果では、年収500万円以下でも億の資産を形成した層がいらっしゃいます
この結果では、億の資産を形成するためには、収入が多いほうが有利なものの、収入が少なくとも多額の資産を持てる可能性も示していると解釈できます。

収入は少ないが投資を行っている高齢者層

高齢者層に限れば、所得中央値は250万円程度と少なくなります。
主な収入源を「年金」と答えた層は多い為、高齢者は現役世代より収入が少ないにも関わらず投資を行っています

積極的に投資に取り組める理由には、高齢者の金融資産の多さが挙げられます。
一方で、年金収入だけでは生活ができない為に、資産運用をせざるを得ないという状況なのかもしれません(私たちが資産運用すべき理由はなぜ資産運用が必要なのか。将来生じうる2つの問題に)。

現在でさえ、国民年金支給額は年額80万に達しておらず、私たちが生活できる水準ではありません。
将来の年金受給者になる私たちは、この額すら受け取れないでしょう。

余談ですが、30代の筆者は会社を辞めるのでお金を増やそうと思って投資を始めました。
「会社を退職して生活費が心配になったので退職金で資産運用を始めた」という話を書籍やネットで目にしますが、多くの人は収入が断たれるという状況にならないと、投資には意識が向かないのかもしれません。

ただ、その時にお金も何も無ければ、万事休すです。

まとめ

投資をしている個人投資家とはこんな人たち!と題して、アンケート結果からなどから予想できる個人投資家像をまとめてみました。
要点をまとめると以下のようになります。

  • 個人投資家は5人に1人ぐらい?
  • 個人投資家は日本人の世帯年収中央値よりも上位に位置する層が多い
  • 高齢者の場合は日本人の世帯年収中央値よりも下回るが積極的な投資意欲がある
  • 投資額は500~3000万程度が多く、特に高齢者層ほど投資金額が多い
  • 個人投資家の多くは給与所得で生活をする兼業投資家である

以上より、個人投資家とはある程度所得のある会社員か金融資産の多い高齢者が平均的な姿であると筆者は考えています。

上述のように、給与の少ない非正規雇用でも、投資を通じて資産を築ける可能性があります。
ゆえに、もしあなたが将来の年金などを不安に思っている、もっと端的に言えばお金が欲しいならば、投資などを通じて資産を築くことにも意識を向けることをオススメします

今なら少額であっても投資を始めることが出来ます。
もし興味があれば、お小遣いで投資を始めよう!月1万円からでも大丈夫!年収300万円でもできる資産運用あたりもあわせてご覧ください。

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