子供の将来のために「ジュニアNISA」の利用を考えている人はマネーリテラシーが高いです。
とはいえ、自分の子供への資産なので慎重にはなってしまいますよね。最終的には自分が決める事ですが、他人の運用方針等を参考にしたいと思う人は多いと思います。
私も同じです。
この記事内容は我が家のジュニアNISAの運用方針になります。ジュニアNISA開始前に一般口座で運用していた子供用資産もありますので、保有銘柄も合わせて公開をします。
- ジュニアNISAの運用方針や、それを利用する目的
- 選んだ銘柄や投資した金額
- ジュニアNISAを利用して感じたこと
ジュニアNISAの運用をネットで公開しているブログは少ないので、私の考えや運用が参考になれば幸いです。あなたの運用と見合わせながら、ごゆっくりお読みください。
簡単な自己紹介
我が家は40代男性の私、専業主婦の妻、子供一人の3人家族です。就職氷河期世代ど真ん中ですので、社会に出た時は非正規の契約社員で年収300万円、ボーナス無し、手取りにして年収240万円くらいでした。
その後、何とか正社員になりましたが、豊かな暮らしとは縁遠い生活です。今の若い人の方が給料多く貰ってるのではないでしょうか。
普段は楽天証券で外国株式(米国株)を中心に運用を行なっており、「氷河期ブログ」というメディアで、お金や投資に関することを日々情報を発信しております。

ジュニアNISAの運用方針と目的
運用方針
まずはジュニアNISAの運用方針です。最大20年という非課税運用をするのでしっかり決めておきたい部分です。我が家では下記の3点を軸として運用を始めました。
- 株式100%の投資信託を利用して、出来る限り年単位の長期運用をする
- 長期保有をして大丈夫な投資信託または指数を利用する
- 私が知っている企業の多い「S&P500」指数(※)に近いもので運用をする
※アメリカの著名500社の株価から成る株価指数。
運用している商品は全て投資信託です。保有銘柄は後述しますね。
始めた当時、ジュニアNISAは無かったので、一般口座で投資信託を購入をしていました。
今だったら、ジュニアNISA口座でeMAXIS Slim米国株式(S&P500)を買うだけで米国株に投資できるので、普通の人が投資をするには良い時代になったな、と思います。
目的
ジュニアNISAの運用目的も大事ですよね。
なぜ資産運用をするのか。
極端な話、お金だけなら現金を用意すれば良いのですから。
私は「株式を通して子供にいろいろな事を知って貰いたい」という目的を持っています。ですので、投資額は少なくても問題はないと思っています。
子供に知って貰いたいことは下記の3点です。
- 経済は成長する
- 会社の利益が自分のものになる
- 収入の方法も働き方もたくさんある
人類がいる以上、豊かな生活を求めて経済は成長するし、会社も利益の為に努力をします。常識的な話ですが、投資をしないと気付かない部分です。また、配当を通じて収入を得る方法なんて色々とあるんだよ、と伝えたいのです。
本当ならアメリカの個別株を数銘柄と思っていたのですが、予算的に厳しかった事や配当をどうするのかという問題もあり、投資信託を選びました。
ジュニアNISAにこだわらないのであれば、ワンタップバイ(OneTapBUY)が簡単で良いですね。銘柄も分かりやすく少額から買い付ける事が出来ます。知った時は驚いて、ボーナスからのお小遣いを子供の将来用にひねり出しました。

ジュニアNISA と一般口座でいくら入金したか
合計100万円を子供用口座の投資元本としました。
- 一般口座に入金した金額:30万円
- ジュニアNISA口座に入金した金額:73.3万円
あとは子供が成人したら、これを譲るだけになります。
将来、渡すときに株式市場の暴落が無い事を祈っていますが、それなりの数字にはなると楽観している部分もあります。
一般口座で用意した金額:30万円
一般口座に入金した金額は30万円です。
私が独身の頃からの「へそくり」を、子供の誕生日祝いとして、投資信託の購入に充てました。
ジュニアNISA に用意した金額:73.3万円
ジュニアNISA口座に入金した金額は合計で733,000円です。
当初は毎月1万円ずつと思っていましたが、一般口座に30万円を入金しているのでトータルで100万円くらいになれば良いだろうという事で全て入金しました。
ジュニアNISA の運用実績は?
一般口座で運用しているもの
一般口座では以下の2つの商品に投資しています。
- SMT ダウ・ジョーンズ インデックス・オープン:15万円
- ニッセイ外国株式インデックスファンド:15万円
2017年の上昇相場を受けて、結構な金額に育っています。ちゃんと見ると、ニッセイ外国株式インデックスファンドの口数が多いので、途中で追加投資をしていますが、記憶にありません。
当時はS&P500連動の投資信託は無かったため、今後も残るであろうダウ工業株価指数に連動する投資信託と先進国株式(除く日本)に連動する投資信託を選んでいます。
■ダウ平均(ダウ工業株30種)
ボーイング(航空機)、アップル(IT)、ゴールドマンサックス(金融)等※、米国経済を代表する30銘柄で構成されています。日経平均株価と同じように平均株価を指数化したものです。
※2017年4月末時点■S&P500
主要上場市場が米国の取引所(ニューヨーク証券取引所、NSDAQ等)の米国企業で、流動性がある大型株から選ばれた500銘柄で構成されています。東証株価指数(TOPIX)と同じように時価総額を指数化したものになりますが、東証株価指数(TOPIX)は東証1部全銘柄を対象にしている点が異なります。
ジュニアNISA で運用しているもの
ジュニアNISA口座では以下の3つの商品に投資しています。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- iFree S&P500 インデックス
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
現在はeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)一本に、毎月11,000円を積立投資することにしています。
2017年12月に楽天・全米株式インデックス・ファンドへ切り替えるために、投資信託を一部売却定しました。この時の利益金額は34,012円で、約6,910円に相当する税金が非課税になりました。
現在の評価額は79万円くらいですね。そのうち、44万円は積立投資してきたものです。
この記事を書くために、久しぶりにパスワードを探して口座を確認しました。長期投資を目指しているので、普段は評価額をあまりチェックしていません。
ジュニアNISA を通じての体験談
米国株が一般口座でしか買えない時代から投資していましたので、リーマンショックも味わったり、2017年のような暴騰の年も経験したりしましたが、ジュニアNISAで得た経験は別のものがありました。
- 自分の運用より落ち着いて見る事が出来る
- 新しい技術が出るたびにワクワクする
- 早く子供に渡して、投資の楽しさを知ってもらいたい
ジュニアNISAはいったん運用すると18歳まで引き出す事が出来ません。半ば強制的に長期投資になるのですが、自分の運用より遥かに落ち着いています。
また、ブロックチェーン等の新しい技術が出る度にワクワクします。これが企業や経済の発展にどうなるのか。子供の将来はどうなっているのか。そういった事を思う機会が増えました。
そういった意味では「つみたてNISA」を始めた人も同じような気持ちなのかも知れませんが、個人的には自分のものと離れているからこそ、経済の発展や未来に希望が持てているのだと思います。
子供たちの未来が豊かな事を心から願っています。
おわりに~しかし子供が理解してくれるかどうかは別問題
親が思った通りに子供が成長するとは限りません。
頑張って用意した金額を旅行や遊びでパーッと使う可能性もあります。もしかすると、社会に出たとたんに大きなことをやらかして、その始末で現金化する事になるかも知れません。
その辺りは、お金では無く親の教育と愛情が大切になってきますね。
少しでも子供に残してあげられる事の一つにジュニアNISA を選んだ、というお話しでした。
長い文章をお読みいただきありがとうございます。
記事を書いた人
今回、インストックネット管理人様のご厚意で記事を書かせて頂きました。書いた筆者ですが、氷河期ブログというメディアで日々情報を発信しております。

文章の中にあった「就職氷河期世代」の管理人がお金や投資に関する事を書いています。もし良ければ、当ブログにも足を運んで頂けると幸いです。