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【海外ETF】VEA(バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETF)の特徴。日本では貴重な「米国以外」の先進国株ファンド

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VEA(バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETF)は日本と欧州など、米国株式以外の市場に投資したいときに最有力候補となる商品です。過去の株価を比較する限りは、VTIやVOOに劣後していますが、「あまり期待されていない市場が値上がりしたときに高いパフォーマンスが出る可能性」に賭けたいと筆者は感じています。

日本では米国を除く先進国市場に投資できる商品は販売されていません。そのため、どちらかといえば、VEAはポートフォリオを自分で考えて組みたい、中上級者向けの商品だと思います。

では、特徴について詳しく見ていきましょう!

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VEAの基本情報

VEAとは

VTI(バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETF)は米国の資産運用会社バンガード(Vanguard)が設定した投資信託の1つで、米国「以外」の先進国の株式市場の動向を示す「FTSE 先進国オールキャップ(除く米国)(FTSE Developed All Cap Index(ex US))」に連動する成績を目指します。

バンガード・インベストメンツ・ジャパン - 商品案内 - バンガードETF

The FTSE Developed All Cap Index is a market-capitalisation weighted index representing the performance of large, mid and small cap stocks in Developed markets and is suitable as the basis for investment products, such as funds, derivatives and exchange-traded funds.

出典:FTSE Developed All Cap Index

FTSE 先進国オールキャップは本来米国株式を60%超の比率で含んでいますが、FTSE 先進国オールキャップ(除く米国)はそこから米国株式だけを取り除いています。

経費率などのスペック情報

VEAの特徴(2019年8月6日時点)
正式名称Vanguard Developed Markets Index Fund
(バンガード・ディベロップド・マーケッツ・インデックス・ファンド)
ティッカーVEA
経費率
年次運用費合計
0.05%
0.07%
配当利回り2.66%
配当月3月・6月・9月・12月
投資対象オールキャップ
(小型株~大型株)
ベンチマークFTSE 先進国オールキャップ(除く米国)
価格39.35(記事執筆時)
最新の価格は→ロイター
純資産725.4億ドル
(約7兆円)

設定来からのリターン

VEAの設定来からのリターン

出典:https://www.vanguardjapan.co.jp/docs/FS_VEA_JP.pdf

VEAの設定来からのリターンは年1.32%です。これだけ見るとパフォーマンスが悪いように感じますが、

  • 設定がリーマンショックの直前であること
  • もともとははMSCI EAFEインデックスなど別のインデックスをベンチマークにしていたこと
  • そもそも近年パフォーマンスが良かった市場は米国株式である

といった事情を反映しています。

VTI vs VEAパフォーマンス比較

出典:https://www.portfoliovisualizer.com/backtest-portfolio

  1. Portfolio 1(青線):VEA
  2. Portfolio 2(赤線):VTI
【海外ETF】VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)の特徴。アメリカ株を全てカバーする優良銘柄!
結論から述べると、VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)はVOO同様に米国株の成長に賭けたい投資家にとって便利な銘柄の1つです。過去の株価を比較する限りは、VTIとVOOは相関性が極めて高いので、どちらを選んでも...

配当利回り

2019年8月5日時点でVEAの配当利回りは2.66%でVOOやVTI、もしくは日経平均株価に比べると高めです。

主な投資先の地域

VEAの国別構成比率

出典:バンガードの資料を元に筆者作成(2019年6月)

先進国市場において、米国の次に時価総額比率の高い市場は日本です。なので、VEAの投資先も日本の比率が最も高くなっています。日本を除くとイギリス、カナダ、フランス、スイスなど特に欧州の国々が連なります。

主な構成銘柄

VEAの構成銘柄

出典:https://www.vanguardjapan.co.jp/docs/FS_VEA_JP.pdf

  1. ネスレ(スイス:生活必需品)
  2. ロイヤルダッチシェル(蘭:エネルギー)
  3. ノバルティス(スイス:ヘルスケア)
  4. サムスン電子(韓・情報技術)
  5. ロシュ(スイス:ヘルスケア)
  6. HSBC(英:金融)
  7. ユニリーバ(蘭・英:生活必需品)
  8. トヨタ自動車(日:一般消費財)
  9. BP(英:エネルギー)

HSBCやBPを除くと名前を知っている企業なのでは?と思います。日本からはトヨタ自動車が上位にランクインしていますね。

上位10銘柄の純資産に占める割合は10.4%です。VEAの構成銘柄は3700を超えており、米国以外の先進国市場の銘柄に幅広く投資していることがわかります

ウェルスナビの日本株・欧州株部分を担当

VEAはロボアド「ウェルスナビ」の日本株・欧州株部分を担当しています。VTI(全米株式)と併せもつことで、先進国の主要な株式のほぼすべてを購入するイメージです。

ウェルスナビのポートフォリオ例出典:ウェルスナビウェブサイト

VEAのライバル商品

VEAのライバル商品には以下のようなものがあります。

iシェアーズEAFE ETF

iシェアーズ MSCI EAFE ETF
iシェアーズ MSCI EAFE ETFは、米国およびカナダを除く先進国の大型および中型株式で構成される指数と同等の投資成果を目指しています。

iシェアーズEAFE ETF(ティッカー:EFA)は北米(アメリカとカナダ)を除く先進国株式市場に投資する海外ETFです。

外国株のベンチマークとして広く使われている時価総額加重式のインデックス。EAFEとは、欧州(Europe)、豪州(Australia)、極東(Far East)の意味で、モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)が集計を行っている。21カ国の指数を総合しているため、世界の主要市場の多くを集めて代表したものと言え、国際型ミューチュアルファンドのほとんどがそのパフォーマンス(運用成績)の評価尺度として、この指数を利用している。

出典:MSCI・EAFE指数 MSCI EAFE index | トレーダーズショップ

EFAはVEAと異なり、アメリカに加えてカナダも投資対象国から外しています。

EFAは昔はいいなと思いましたが、カナダが好きになった今となっては選びがたい!!

そのため、EAFEが示すとおりに極東(日本 + 香港)・欧州・豪州を主な投資対象にします。

以下はPortfolio VisualizerでVTI、VEA、EFAのパフォーマンスを比較したものです。

VEAとEFAの比較

出典:https://www.portfoliovisualizer.com/backtest-portfolio

  1. Portfolio 1(青線):VEA
  2. Portfolio 2(赤線):VTI
  3. Portfolio 3(黄線):EFA

これによると、カナダも除いたEFA(黄)はVEA(青)よりもややパフォーマンスが低くなっていることがわかります。将来もまったく同じとは言いませんが、米国以外の先進国株式に投資するならVEAのほうが良さそうです。

もっとも、日本では敢えて米国以外の先進国株式市場に投資したがる人は筆者ぐらいだと思いますが、筆者個人はMSCIコクサイインデックスの米国市場比率が6割を超えるところに「米国比率高すぎ!」と感じてしまうのです。

日本市場には類似商品はありません

日本では一般的にMSCIコクサイインデックス(日本を除く先進国株式市場の株価指数)が採用されることが多く、米国を除く先進国株式市場に投資できる商品は販売されていません。そのため、日本市場(東証)や投資信託を通じてVEAやEFAのような商品に投資することはできません。

米国以外の先進国株式市場を一括に投資したければ、VEA(やEFA)の購入を検討してください。

VEA(ex USオールキャップ)将来予測

以下は米国を除く先進国株式市場に10,000ドルを投資したときの30年後の予想成績を示すものです。厳密にはVEAの将来予想成績ではなく、またあなたの将来の成績を保証するものではありません

また、インフレ率は2.56%を仮定しています。

米国を除く先進国株式市場のモンテカルロシミュレーション(30年)

出典:portfoliovisualizer

このシミュレーションによると、インフレ調整後(年2.56%)の30年後の予想成績の中央値は33,269ドルにまで増える可能性があります。一方、下位10%の成績は7,569ドルで元本が割れています。

この手のシミュレーション(モンテカルロシミュレーション)は過去のデータを元に将来を予測するため、米国に比べてパフォーマンスが低かった先進国株式市場は、将来の予想成績も低くなりがちです。

現実的に考えた場合、VEAの主な投資対象国である日本や欧州は人口減少や高齢化の問題を抱えており、今後も低成長が続くと予想されます。と考えると、このシミュレーションの結果も案外妥当な範囲なのでは、とは感じるところです。

VEAを購入できる証券会社

VEAを購入できる証券会社は以下の通りです。

  • SBI証券
  • マネックス証券
  • 楽天証券
  • エイチ・エス証券
  • SMBC日興証券
  • 大和証券
  • 東海東京証券
  • 内藤証券
  • 野村證券
  • みずほ証券
  • 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
  • あおぞら証券
  • あかつき証券

出典:バンガード社ETFを購入できる証券会社一覧 | バンガード

SBI証券・楽天証券・マネックス証券のいずれかをオススメ

SBI証券、楽天証券、マネックス証券の3社は2019年7月に米国株(米国ETF)の最低取引手数料を無料に引き下げたため、特に1口ずつVEAを買いたいような少額投資家にとっては大変使いやすくなりました。

参考までにSBI証券でVEA(1口40ドルと仮定)を購入すると、その手数料は約0.18ドル相当です。

SBI証券に口座を持つ筆者は住信SBIネット銀行でドルを買い、そのドルをSBI証券に送金し海外ETFや海外株の買い付け代金に充てています。この方法で取引すると、外貨を買うコストが4銭に抑えられますので、為替手数料を最小限に抑えられるからです。


【口座開設料・維持費無料】SBI証券のウェブサイトをちょっと見てみる

まとめ

  • VEAはFTSE 先進国オールキャップ(除く米国)指数に連動するバンガード社のETF。米国以外の先進国株式市場(主に日本や欧州)を投資対象とする
  • リーマンショック後に高いパフォーマンスを出した市場は米国だったため、VEAのパフォーマンスはVTIやVOOに比べると低い
  • 日本では「先進国株式(除く日本)」が一般的なため、米国以外の先進国市場に投資したい時の貴重な銘柄となる

日本ではあまり出番のないETFだと思いますが、知っておくと便利かなと思うところです。というか、ウェルスナビ利用者が自覚のないままにVEAを買ってるケースが多そうですね。

筆者はポートフォリオの米国依存比率を引き下げたいと常々思っているため、将来VEAを買う可能性は高いと思っています。期待感の無い市場が値上がりすることで高いパフォーマンスを期待できるのですから。

資産運用にオススメの証券会社

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  • 金融商品の時価は変動しますので、投資元本を割り込む可能性も承知の上で投資するようになさってください。
  • 本コンテンツで紹介している金融商品は、将来必ず値上がり・利益が生じるとは限りません。
  • 筆者調査の上で記事を執筆しておりますが、記事には不備・間違いが含まれる可能性がございます。必ず、あなたご自身が確認するようになさってください。
  • 記事執筆時点の情報に基づくため、最新の情報とは差異が生じている可能性がございます。記述と現況が異なる場合には、現況を優先いたします。
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