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【海外ETF】iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF「AGG」の特徴。アメリカの債券市場に幅広く投資

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iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF「AGG」は米国債を含む、米国の債券市場を幅広くカバーするETFです。記事執筆時点で米国債のカバー率は40%程度で、残りはモーゲージ・パススルー証券や社債、政府機関発行の債券などから構成されています。

一般的な米国債ETF(iシェアーズ 米国国債 7-10年 ETF(ティッカー:IEF))よりも利回りが高く、価格変動リスクが抑えられているのが特徴です。過去の実績ではIEFに劣るものの、値動きが抑えられているために、心穏やかに投資できるという魅力もあります。

AGGは利回りとリスク低減のバランスの取れた商品と言っても良いと思います。

では、特徴について詳しく見ていきましょう!

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AGGの基本情報

AGGとは

AGG(iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF)は米国の資産運用会社ブラックロック(BlackRock)が設定した投資信託の1つで、米国の債券市場の動向を示す「ブルームバーグ・バークレイズ米国総合 インデックス」に連動する成績を目指します。

iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF
iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETFは、米国投資適格債券市場全般を表す指数と同等水準の投資成果を目指しています。

ブルームバーグ・バークレイズ米国総合債券インデックス(Bloomberg Barclays US Aggregate Bond Index)は、ブロードベースの主要指標。投資適格の米ドル建て固定金利課税債券市場を評価する。同指数には、国債、政府関連債、社債、MBS(エージェンシー固定金利およびハイブリッドARMパススルー)、ABS、およびCMBS(エージェンシーおよび非エージェンシー)が含まれる。

出典:ブルームバーグ米国総合インデックス | ブルームバーグ

名前が示すように、投資先はアメリカのみです。米国債に限らず、社債やモーゲージ証券(後述)など、様々な債券をポートフォリオに組み入れています。

経費率などのスペック情報

AGGの特徴(2019年8月6日時点)
正式名称iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF
ティッカーAGG
経費率0.05%
配当利回り2.73%
配当月毎月
投資対象米国投資適格債
ベンチマークブルームバーグ・バークレイズ米国総合 インデックス
価格112.60(記事執筆時)
最新の価格は→ロイター
純資産648億ドル
(約7兆円)

分配金利回り

分配金利回りは記事執筆時点で2.73%です。米国債から構成されるETFであるiシェアーズ 米国国債 7-10年 ETF(ティッカー:IEF)の利回り(2.04%)よりも高くなっています。

投資対象

AGGは米国の投資適格債に幅広く投資しており、記事執筆時点で7000を超える銘柄を保有しています。各債券の第三者評価機関の格付けは以下の通りで、ポートフォリオの72%の債券が最高ランクのAAAに分類されています。

AGGのポートフォリオに含まれる債券の格付け

出典:https://www.blackrock.com/jp/individual/ja/literature/fact-sheet/agg-ishares-core-u-s-aggregate-bond-etf-fund-fact-sheet-ja-jp.pdf

この格付け表はS&P(スタンダード&プアーズ)のレイティングに準じており、「BB」以下にレイティングされると投機的(投資不適格債。別名ハイイールド債券 or ジャンク債)に分類されます。投資適格債(AAA~BBB)の評価は以下の通り。

  • AAA 当該金融債務を履行する債務者の能力は極めて高い。S&P の最上位の個別債務格付け
  • AA 当該金融債務を履行する債務者の能力は非常に高く、最上位の格付け(「AAA」)との差は小さい。
  • A 当該金融債務を履行する債務者の能力は高いが、上位 2 つの格付けに比べ、事業環境や経済状況の悪化の影響をやや受けやすい。
  • BBB 当該金融債務履行のための財務内容は適切であるが、事業環境や経済状況の悪化によって当該債務を履行する能力が低下する可能性がより高い

出典:S&P の格付け定義等 | スタンダード&プアーズ

もちろん、レイティングは必ずしも債券の安全性を保証するものではありませんが、それでもレイティングは一種の安心感をもたらすものだと思います。

資産構成

2019年8月9日時点でのAGGを構成する債券の種類は以下の通りです。

AGGを構成する債券の業種

出典:https://www.blackrock.com/jp/individual/ja/products/239458/ishares-core-total-us-bond-market-etf

このうち、「財務省」に分類されるのが、いわゆる米国債です。次に目を引くのが「モーゲージ・パススルー証券」というものですね。てっとり早く言えば、担保付の住宅ローンを複数まとめて証券化したもの、です。

不動産担保融資の債権を裏付けとして発行された証券のこと。(中略)モーゲージ証券の代表的な例として、パススルー証券があげられる。

出典:モーゲージ証券(もーげーじしょうけん) | 野村證券

同種複数の債権をプールし証券化したもの

出典:パススルー証券(ぱすするーしょうけん) | 野村證券

投資家が積極的にモーゲージ債に投資した理由はいくつかある。利回りが高く米国債を
上回るパフォーマンスを上げていること、大部分が政府系機関から元利金の保証がなされ
ており信用力は非常に高いものとみなされていること、米国国債市場並みの流動性がある
こと、及び、複雑なキャッシュ・フローを測定可能な優れたツールが開発済みであること、
などによる。

出典:米国モーゲージ債の特徴とリスクリターン特性 | 三菱UFJ信託銀行(pdf)

米国債やモーゲージ・パススルー証券を除くと、企業が発行した社債や財務省以外の政府機関が発行した債券などがポートフォリオを構成しています

運用パフォーマンス

AGGの2003年からのパフォーマンス

出典:https://www.blackrock.com/jp/individual/ja/products/239458/ishares-core-total-us-bond-market-etf#chartDialog

記事執筆時点では、AGGの価格は上昇する傾向にあります。これは米国市場の金利が下がってきているためです。

米国10年債金利推移

出典:https://www.sbisec.co.jp/ETGate/?_ControlID=WPLETmgR001Control&_PageID=WPLETmgR001Mdtl20&_DataStoreID=DSWPLETmgR001Control&_ActionID=DefaultAID&burl=iris_indexDetail&cat1=market&cat2=index&dir=tl1-idxdtl%7Ctl2-US10YT%3DXX%7Ctl5-jpn&file=index.html&getFlg=on

債券価格は金利と反比例の関係にあり、金利が下落すると債券価格は上がります(金利が上昇すると債券価格は下がる)。そのため、AGGに限らず、債券ETFは金利と反比例の価格になります。

また、どの程度値動きするかはポートフォリオの「デュレーション(残存期間)」と相関しており、デュレーションが長いほど値動きの大きいハイリスクな商品になります。AGGは一般的な米国債ETFである「IEF(米国債7-10年ETF)」よりもデュレーションが短いので、値動きの大きさもIEFよりも抑えられています。

ウェルスナビの米国債券部分を担当

AGGはロボアド「ウェルスナビ」の米国債券部分を担当しています。

ウェルスナビのポートフォリオ例出典:ウェルスナビウェブサイト

ちなみに比較で挙げたIEF(米国債7-10年ETF)はTHEOを通じて投資することができます。

IEF(米国債7-10年ETF)と比較してみる

Portfolio Visualizerを利用して、AGGとIEFのパフォーマンスを比較してみました。

  1. Portfolio 1(青線):AGG(米国総合債券市場)
  2. Portfolio 2(赤線):IEF(米国債7-10年)

 

AGGとIEFの比較

出典:https://www.portfoliovisualizer.com/backtest-portfolio#analysisResults

AGGとIEFの比較

出典:https://www.portfoliovisualizer.com/backtest-portfolio#analysisResults

この比較によると、2004年以降で投資家が得たリターン(幾何リターン)が高かったのはIEFですが、AGGは価格変動が抑えられていて、安定的なリターンを出していたことが分かります。

Annual Returnのグラフでは、2007~2008年の金融危機の前後でも、AGGは安定的なリターンを出していたことが分かります。一方、IEFの価格が大きくふれているのは、金融危機でお金が大量に流れ込み、それが終わったことで売却されて価格が落ちた可能性があります。

この期間、儲かったのはIEFでしたが、心穏やかに過ごせたのはAGGだったと思います。

まとめ

  • AGGは米国市場の債券を幅広くカバーするETF。財務省発行の債券(米国債)に限らず、投資適格の社債やモーゲージ債を広くカバーする
  • 配当利回りは2~3%前後。米国債7-10年ETF(IEF)の利回りよりも高め
  • 米国債7-10年ETF(IEF)に比べると、値動きが小さい。過去の実績ではIEFよりも利回りが低いものの、価格変動の小ささが魅力だった

一般的な米国債ETFに比べるとなじみがないと思いますが、商品としては扱いやすいと思います。

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