2018年から始まる「つみたてNISA」。あなたはどの証券会社を利用するか、もう決めましたか?
「つみたてNISA」においても、利用すべき金融機関として有力なのがSBI証券と楽天証券です。
本記事では、楽天証券で「つみたてNSIA」を利用するメリットを紹介します。
関連記事:SBI証券で「つみたてNISA(積立NISA)」を始める3つのメリット
楽天証券と言えば、楽天スーパーポイントとの連携が大変魅力的。
ポイント還元を通じて、投資信託の利回りを高められるメリットがあるのです。
記事のポイント
- 「つみたてNISA」を利用して投資信託を購入するなら、ポイント還元制度のある楽天証券やSBI証券を利用しよう
- 楽天証券を利用して投資信託を購入すると、楽天スーパーポイントの付与が行われる。このポイントを利用して投資信託を購入してみよう
- 楽天証券やSBI証券を選ぶポイントは、あなたがスマホで投資信託を買いたいか、や「つみたてNISA」で買った商品を売却して出金する可能性はあるか、など
楽天証券で「つみたてNISA」を始める2つのメリット
ウェブサイトがスマホ対応されている
2017年12月現在で、楽天証券のウェブサイトはスマホに最適化されています(同月時点でSBI証券は対応していません)。
そのため、特にパソコンを持たないスマホユーザーにとっては、SBI証券よりも楽天証券のほうが本命になるはずです。
参考までに、SBI証券をスマホから投資信託買いたい場合の手順は下記の通り。
SBI証券の投資信託取引ページはスマホ対応していないので、ちょっと使いづらさを感じるかもしれません。
楽天スーパーポイントが付与される
楽天証券では投資信託の保有残高に応じて、毎月楽天スーパーポイントが付与されます。
現在のポイント付与率は下表の通りです。
保有残高 | 付加pt |
---|---|
50~200万円未満 | 50 |
200~400万円未満 | 100 |
400~600万円未満 | 150 |
600~800万円未満 | 200 |
800~1000万円未満 | 300 |
1000~2000万円未満 | 500 |
2000万円以上 | 1,000 |
ご覧の通り、楽天証券をたくさん利用し、投資信託をいっぱい購入するほど、毎月付与される楽天スーパーポイントは多くなります。
投資信託の利回りは、同一のファンドで、かつ手数料が同一ならば、どの金融機関を通じて購入しても同じになります。
そのため、ポイント還元制度のある楽天証券を利用すると、他の金融機関を通じて投資信託を購入するよりも、少しだけ利回りが高くなります。
楽天スーパーポイントの使い道は?
ポイントはそれ自体が買い物の支払いにも利用できますし、金券を買うことで現金化することも可能です。
が、資産形成に取り組みたいあなたは、楽天スーパーポイントを利用して投資信託を買ってみてはいかがでしょうか。
2017年8月以降、楽天証券では1回あたり3万ポイントで、毎月10万ポイントまでの楽天スーパーポイントで、投資信託の購入ができるようになっています。
選択できる商品は、楽天証券で扱う投資信託のほぼ全てですので、ネット上で有名なファンドを購入することも可能です。
残念ながら、現時点ではポイントを使って「つみたてNISA」に投資することはできません(2018年春開始予定)。
ので、
- つみたてNISAを使って投資信託を買う
- 投資信託に楽天スーパーポイントが付与される
- 付与された楽天スーパーポイントを使って、特定口座(課税口座)にて投資信託を買う
といった手順で運用するのが良いと思います。
SBI証券を利用するか?楽天証券を利用するか?
冒頭でも述べたように、「つみたてNISA」においても、利用すべき金融機関として有力なのがSBI証券と楽天証券です。
というのも、
- 投資信託の選択肢が豊富に用意されている(特に欲しい商品がある場合には強い)
- 両証券会社ともポイント還元制度があるため、他の金融機関よりも多少利回りが高くなる
- 大手の証券会社である(マイナーな金融機関を使うと、サービスの継続性が怪しまれる)
といった理由があるからです。
そこで、SBI証券と楽天証券をどういった観点で選ぶかについても紹介します。
取引はスマホから?パソコンから?
上記、動画をご覧いただければ分かるように、あなたが
- スマホから投資信託を買いたいのか
- パソコンから投資信託を買いたいのか
を考慮したほうが良いと思います。
SBI証券はたしかにサービスはオススメしたいと思いますが、スマホから投資信託を買う利便性は高いとは言いがたい状況です。
将来的には改善される可能性もあるでしょうが、2017年12月17日現在では、まだその見込みはありません。
「つみたてNISA」を途中で解約して出金する可能性はある?
「つみたてNISA」は確定拠出年金(iDeCo)と異なり、途中で投資信託を売却して出金することができるサービスです。
関連記事:「つみたてNISA」って途中で投資信託を売却できる?本当にお金戻ってくる?
SBI証券と楽天証券のサービスを見比べたときに、よりすみやかに、かつより手数料をかけずにお金を出金できるのはSBI証券です。
楽天証券の場合、
- 楽天証券から出金依頼すると、出金までに最短1営業日~かかります
- 楽天銀行を利用して出金すると、出金までの時間が短縮される代わりに、ATM手数料が発生します
と、少し出金に難があると言えます。
つまり、いざという時に速やかに出金しやすいのはSBI証券だ、ということです。
筆者個人としては、お金を出したいときにできるだけ早く(しかも、手数料無く)出金できる、というのは大切なんじゃないか、と思っています。
たしかに「つみたてNISA」は20年運用するのが理想的なのですが、とはいえ誰しもが20年まるまる運用できるとも限らないので。
将来的に、楽天スーパーポイントを積み立てたいと思う?
2018年春以降に、楽天スーパーポイントによる積み立てにも対応予定と公表されています。ので、あなたがこのサービスに魅力を感じるならば、選ぶべきは楽天証券です。
この点はSBI証券も楽天証券も同じ!
楽天証券とSBI証券はサービスの類似している部分も多いので、例えば
- 投資信託の取り扱い本数
- 最低投資金額
- 投資信託の毎日積み立ての対応の是非
での比較にはほとんど意味がありません。
両証券会社とも100本を越える「つみたてNISA」対応商品を提供予定ですし、その最低投資金額もいずれも100円からです。
さらに、楽天証券も投資信託の「毎日積立」に対応しましたので、その点もSBI証券と同じになりました。
まとめ
- 「つみたてNISA」を利用して投資信託を購入するなら、ポイント還元制度のある楽天証券やSBI証券を利用しよう
- 楽天証券を利用して投資信託を購入すると、楽天スーパーポイントの付与が行われる。このポイントを利用して投資信託を購入してみよう
- 楽天証券やSBI証券を選ぶポイントは、あなたがスマホで投資信託を買いたいか、や「つみたてNISA」で買った商品を売却して出金する可能性はあるか、など
動画をご覧いただければわかるように、あなたがスマホのみで「つみたてNISA」を始めたいなら、楽天証券のほうが親切な気もします。
もし、「つみたてNISA」をきっかけに証券会社を選ぶのであれば、楽天証券をチェックしてみてはいかがでしょうか。