コア・サテライト戦略で考える資産運用の方法

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「資産運用を始めよう」と思っても、何をどう運用すればいいのか、その方法がわからなくて困っていませんか

様々な金融商品がありますし、その選び方も運用方法も誰も教えてくれない。

さて、どうしたものか。

昔、筆者も運用を始めたときはすごく「適当」に投資していたのですが、勉強を続けることで運用方法の1つを知ることができたので、あなたにシェアしたいと思います。

この記事をご覧になることで、あなたは「コア・サテライト戦略」と呼ばれる資産運用の方法を学ぶことができます。

適当に金融商品を買い集めるよりも、もっと資産運用らしい取り組みができるようになりますよ!

記事のポイント

  • 資産運用はコア・サテライトで考える。コア部分はつみたてNISAやiDeCoなど。サテライト部分には株式投資(優待や配当金)など
  • 貰った配当金は使わずに投資のお金にしよう。株主優待で浮いたお金も投資にまわそう。そうすれば、あなたの資産は雪だるまのように大きくなる
  • 他にも様々な金融商品があるが、全て選ぶ必要は無い。つみたてNISA、iDeCo、株式だけでも十分に資産は作れる

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コア・サテライト戦略とは

保有する資産をコア(中核)部分とサテライト(衛星)部分に分けて考え運用すること。コア部分は長期かつ安定的に運用し、サテライト部分はコア部分よりも高いリターンを求めて積極的に運用する。コア部分とサテライト部分をバランスよく保有することで、資産全体としてのリスクやコストを抑えつつ、市場平均よりも大きいリターンの確保を目指す。
出典:コア・サテライト戦略(こあ・さてらいとせんりゃく) | 野村證券

要点をまとめると、以下の通りです。

  • コア部分:長期かつ安定的に運用できる商品を選ぶ
  • サテライト部分:コア部分よりも高いリターンを求めて積極的に運用する

投資信託で有名な企業であるバンガード社の資料(コア・サテライト投資 強力な投資戦略)には「コア・サテライト投資は、厳密な学術研究を実世界に応用した、実証済みの投資戦略です」とあります。

コア・サテライト投資 強力な投資戦略(pdf)

各金融商品の特徴を考え、コア部分とサテライト部分の割り振り方を紹介します。

以下は、現在流通する商品の特徴を踏まえ、筆者が配分を考えたものです。

関連記事:一般人の資産運用!毎月の積み立てとボーナスからまとまった資産を築く!

コア部分の運用方法

コア部分に適した金融商品は何か

「長期かつ安定的に運用できる商品」ということで、以下の商品を挙げます。

  • iDeCo(個人型確定拠出年金):将来に向けた年金作りの制度
  • つみたてNISA:投資信託の積み立てに特化した制度

他にも長期運用に適した商品はありますが、iDeCoとつみたてNISAは節税制度としても利用できるため、コアに据えるべきだと筆者は考えます。

iDeCoもつみたてNISAも投資信託の積み立てを利用する商品で、資産運用の原則である「長期・分散・積立」を実現できます。

金融庁もワーキンググループを立ち上げ、報告書にて以下のようなコメントを残しています。

投資信託などのリスク性商品に投資を行う場合には、相応のリターンを期待することができる一方、元本割れのリスクが存在することも事実である。
この投資のリスクを可能な限り軽減しつつ、安定的な資産形成を行うためには、長期の積立・分散投資が有効と考えられる。投資対象を分散させることで特定のリスクの影響を限定することが可能となり、投資時期の分散(積立投資)により高値掴み等のリスクを軽減できるほか、長期で保有することにより投資リターンの安定化が可能となる。
出典:「長期・積立・分散投資に資する投資信託に関する ワーキング・グループ」報告書(pdf)

「iDeCo」と「つみたてNISA」の運用方法

iDeCoもつみたてNISAも毎月の積み立てを通じて投資を行います。

例えば、あなたがサラリーマンの場合、

  • iDeCo:毎月投資できる金額は5,000~23,000円
  • つみたてNISA:毎月投資できる金額は100円~33,300円

と、最大で56,300円まで積立可能です。

あなたが56,300円以上投資できるならサテライト部分の活用も考えれば良いし、例えば毎月2万円しか投資できないなら、コア部分だけの積み立てだけでも結構です

まずはiDeCoかつみたてNISAに積立投資を行うことをオススメします。

関連記事:「つみたてNISA」と「個人型確定拠出年金(iDeCo)」どっちを使えばいい?

サテライト部分の運用方法

サテライト部分に適した金融商品は何か

コア部分よりも高いリターンを求めて積極的に運用できる商品として以下を挙げます。

  • 株式投資(株主優待投資や配当金投資を含む)
  • 投資信託(つみたてNISAやiDeCo以外)
  • 上場投資信託(ETF)(株式と同じ方法で投資できる投資信託のこと)
  • 不動産投資信託(REIT)(株式と同じ方法で投資できる不動産のこと)

他にも様々な金融商品がありますが、株式投資と投資信託、上場投資信託(ETF)、不動産投資信託(REIT)あたりを押さえておけば良いと思います。

個人的にオススメしたいのは株式投資です。

株式の運用方法

まず、お金が無い場合にはサテライト部分の運用は不要です。

以下の話は、コア部分の積み立てを行っても余剰資金がある場合にお試しください。

ここでは、「お金を貰うか」「ものを貰うか」、で分けて考えましょうか。

高配当銘柄への投資で金銭的なリターンを狙う

株式投資を通じてリターンを狙う場合には、

  • これからの成長株を購入し、将来値上がりしたタイミングで売却(キャピタルゲインと呼びます)
  • 配当金の高い銘柄を購入し、配当金をたくさん受け取ることでお金を増やす(インカムゲインと呼びます)

といった方法があります。

初心者でも取り組みやすいのは、後者の高配当銘柄を購入する方法です。

証券会社の情報ページでは、スクリーニングによって配当金の利回りで検索することができます。

その中で、有名な高配当銘柄のうち、比較的安価なものを買い集めることで、配当金による収入増加を目指します。

言うまでもなく、投資額が増えるほど配当収入も増えますから、仕事でがんばらなくとも、どんどん家計が豊かになることを実感できるはずです。

なお、配当金を再び投資に振り向けると、あなたの資産は加速度的に増えることになります。

「複利でお金を増やす」ことこそ、資産運用の目指すべきところです。

株主優待投資であなたの生活を助ける

あなたにとって関心があるのは、配当金よりも株主優待かもしれません。

こちらも配当金同様、たくさんの銘柄を買い集めるほど、様々な株主優待を使ってお得な生活ができるようになります。

特に、

  • イオンなどの小売業
  • マクドナルドなどの飲食店
  • ヤマダ電機などの家電量販店

など、私達と接点の多い企業は、店舗で利用できるお得な株主優待を提供していることが多いです。

配当金以上の利回りになる銘柄もありますから、そのような株式を集めていくのも資産運用の方法です。

ETFやREITの運用方法

ETF(上場投資信託)やREIT(不動産投資信託)は、株式と同じように購入できる金融商品で、

  • ETF:ほとんどの商品が5万円以下。年に1~4回分配金あり
  • REIT:株式と異なるロジックで値動き。年に1~2回分配金あり

と、インカムゲイン目的の投資に利用できます。

ここまでのまとめ

  • 資産運用はコア・サテライト戦略で考えよう
  • コア部分はiDeCoやつみたてNISAなど、「長期・分散・積立」投資できる商品を選ぶ
  • サテライト部分は株式投資を通じて配当金(インカムゲイン)や株主優待を得るのが簡単

他にもある!こんな金融商品

資産運用では、他にもさまざまな金融商品を選択できます。

以下では、資産運用初心者にとって

  • 選んでも選ばなくても良い商品
  • 選ぶ必要の無い商品

の2つの区分で、触れなかった金融商品を紹介していきます。

選んでも選ばなくても良い金融商品

個人向け国債

個人向け国債は、日本政府が保証する国債のことで、定期預金代わりに利用できます。

3年、5年、10年の、運用期間の異なる3つの商品から構成されています。

個人向け国債の利回りは微々たるもので、特にあなたが20~30代なら、積極的に利用するメリットがありません。

例えば、銀行口座に1000万円以上(ペイオフの上限以上)のお金があり、安全な預け先を探している場合に使ってみてください。

逆に運用できるお金が10万円や50万円のときには、株式などを買ったほうが良いです。

外貨建て債券

米ドルやその他の通貨で運用される債券のことを外貨建て債券と呼びます。

一部の投資家には安定的な利回りを期待できる米国債が人気で、インカムゲインを得るための投資に利用されています。

ただ、債券は株式ほどの流動性がないので、一度購入すると途中で換金するのが難しいデメリットもあります。

また、トルコやブラジルのような新興国通貨建ての債券は扱いが難しいので、「好きな人は買ってね」程度に紹介しておきます。

関連記事:米国債投資の始め方。約10万円からの少額資産運用でも利用可能!

筆者はたまに買ってますけど、でも誰かにオススメしたい商品とは言えない気がします。

選ばなくても良い金融商品

以下に述べる金融商品は、あなたの資産運用に組み入れる必要はありません。

外貨預金

外貨預金は米ドルや豪ドルなど、金利の高い国の通貨で運用する預金で、利回りの高さが魅力的です。

が、外貨預金はスプレッド(=金融機関の取り分。手数料)が大きく、思ったより儲からないことが多いです。

そこで、あなたが外貨預金に関心をお持ちなら、外貨預金を選ぶよりは、外貨建てMMF(マネーマネジメントファンド)を選ぶことをオススメします。

外貨建てMMFは証券会社で購入できる投資信託の一種で、外貨預金よりもスプレッドが狭く、利回りも高いです。

さらに、毎月末に分配金も発生するので、外貨預金よりも楽しいですよ!

関連記事:外貨建てMMFで資産運用!外貨預金に似た低リスクが魅力!

FX(外国為替証拠金取引)

FXは外貨預金にレバレッジをかけて、より大きなお金を動かせるようにした商品です。

が、FXはリスクが高い商品なので、万人には向きません

資産運用というより投機なので、あなたの運用に取り入れる必要はありません。

どうしても始めたいときはFXのリスクをきちんと学んでから手をだすこと。

外貨建て保険・変額年金保険

外貨建て保険変額年金保険は、保険と外貨建て預金や投資信託が一体化した保険商品で、保険外交員の営業で勧められることもあるかと思います。

が、純粋に金銭を求める資産運用の場合、外貨建て保険や変額年金保険は不要です。

いずれの商品も、「商品性が分かりにくい」問題を抱えているため、契約する必要はないと筆者は考えます。

現物の不動産投資

不動産投資は、マンションやアパートなど、現物の不動産資産を購入する方法です。

が、不動産投資はここまで述べてきた投資と異なり、

  • 不動産は事業である。どのように入居者を集めるか考えなければいけない
  • 大金が必要なので、必然的にローンを借りることになる。もしローンを返せなかったら?

と、かなり毛色の違う投資です。

少なくとも、あなたの自宅を買うつもりで手を出したらまず失敗するとお考えください。

コア・サテライト戦略。実践中です!

ここまで述べてきた運用方法、実は筆者も実践中です。

  • iDeCo:毎月3万円積み立て
  • つみたてNISA:毎月2万円積み立て
  • 残りは株主優待銘柄など自由に

筆者は最初20万円から資産運用を始め、記事執筆時点で約200万円の金融商品を保有しています。

うち、100万円は毎月の積み立てで、残り100万円が株主優待銘柄へ投資しており、「配当金を貯めて株を買う」みたいな運用方法も実践しています。

関連記事:初めての10万円資産運用。どのような投資をすればいい?

他にもいろんな方法や考え方もあるでしょうが、5年間投資してきて、個人的にはこれが一番しっくり来ている方法です。

まとめ

  • 資産運用はコア・サテライトで考える。コア部分はつみたてNISAやiDeCoなど。サテライト部分には株式投資(優待や配当金)など
  • 貰った配当金は使わずに投資のお金にしよう。株主優待で浮いたお金も投資にまわそう。そうすれば、あなたの資産は雪だるまのように大きくなる
  • 他にも様々な金融商品があるが、全て選ぶ必要は無い。つみたてNISA、iDeCo、株式だけでも十分に資産は作れる

自由度が高すぎて悩ましい資産運用の方法も、これで少しは制約を作れるのではないでしょうか。

まずはつみたてNISAやiDeCoを始めるところから試してみてください。

関連記事:今から聞いてもOK!「つみたてNISA」の制度について紹介します

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  • 金融商品の時価は変動しますので、投資元本を割り込む可能性も承知の上で投資するようになさってください。
  • 本コンテンツで紹介している金融商品は、将来必ず値上がり・利益が生じるとは限りません。
  • 筆者調査の上で記事を執筆しておりますが、記事には不備・間違いが含まれる可能性がございます。必ず、あなたご自身が確認するようになさってください。
  • 記事執筆時点の情報に基づくため、最新の情報とは差異が生じている可能性がございます。記述と現況が異なる場合には、現況を優先いたします。
  • 記事を参照したことで生じた損失の補填や保証などは一切行いません。
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