原油や金など、商品のことをコモディティと呼び、それに投資することをコモディティ投資と言います。
一般にコモディティ投資はハイリスクの先物取引が有名ですが、その他にもETFや非上場の投資信託を通じて手軽に投資できます。
あなたが原油や金に関連するETF・投資信託に投資したいならば、証券口座の開設が必要です。
- 証券口座を開設する
- 証券口座にお金を入金する
- 証券口座を通じて原油や金などのETF・投資信託を買う
コモディティ関連商品の取扱が多いのは、SBI証券です。
ローリスクの商品が揃っており、手軽に投資を楽しめます。
はじめに
2015年に市場の話題になった原油や、安定資産として名高い金などに投資を始める方法を紹介します。
原油や金などの「商品」のことをコモディティと呼び、それに投資を行うことをコモディティ投資と呼びます。
以下ではそれらの簡単な特徴と、それに投資をする方法をご紹介します。
コモディティにはどんな種類があるの?
冒頭では、原油や金を代表例に挙げましたが、コモディティには他にもいくつかの種類があります。
- 原油
- ガソリン
- 金
- 銀
- プラチナ
- あずき
- とうもろこし
- 大豆
- etc
これらを簡単に分類すると、エネルギー、貴金属、そして食糧です。
アメリカのヘッジファンドが投資(投機?)の対象にしているイメージですが、もちろん私たち個人も投資できます。
コモディティに投資したら本物の商品が届くの?
原油やガソリンに投資をしても、その商品実物と交換したり、現物が届いたりすることはありません。
例外的に、特定の金融商品を通じて金や銀に一定額を投資した場合、現物の金や銀と交換することができます。
詳しくは1万円で純金投資!希少金属への投資とはをご覧ください。
コモディティに投資をする方法
原油や金への代表的な投資方法が先物取引です。
しかし、先物は借金の可能性がある危険性の高い取引です。
そこでインストックネットでは、原油を例に、もっと手軽で借金の可能性の無い2つの取引方法をご紹介します。
- コモディティに関する上場投資信託(ETF)を買う
- コモディティに関する非上場の投資信託を買う
※商品先物取引を通じて原油や金を買う場合、主要ネット証券では楽天証券が対応しています。
その他は証券会社とは少し異なる商品先物を扱う取引業者に口座を開設する必要があります。
もちろん筆者もやってないため良くわかりません。
コモディティに関する上場投資信託(ETF)を買うには
手軽に原油や金に投資する方法の1つは、株式市場に上場した指数連動型のETFを買い付ける方法です。
これらの詳しい特徴は1万円で純金投資!希少金属への投資とはや1万円で原油に投資!今買えば将来石油王に?でご紹介しています。
例えば、WTI原油価格連動型上場投信はニューヨーク商品取引所のWTI原油先物に連動するETFです。
2015年12月22日現在のWTI原油価格連動型上場投信は1口2,339円で、これは株式市場で買うことが出来ます。
ETFは市場で売買するため、証券口座が必要です。
※ETFの仕組みは株式と投資信託のいいとこ取りをしたETFで資産運用!をご覧ください。
コモディティに関する非上場の投資信託を買うには
ETFは株式市場に上場した投資信託ですが、非上場の投資信託でも原油に投資を行うものがあります。
UBS-グローバル・アンブレラUBS原油(WTI先物指数連動型)がその代表例です。
グローバル・アンブレラUBS原油もまたWTI原油先物に連動する投資信託です。
2015年12月22日現在の最低投資額は8,042円、積立ならば毎月500円から購入できます。
投資信託を買うには、証券会社や銀行などの金融機関を通じて売買を行います。
ただし、コモディティ系の投資信託は、銀行などでは取り扱わない傾向にあるため、投資信託の取扱が多い証券会社経由で売買するのが良いです。
原油や金の投資にオススメの証券会社は?
上記をまとめると、原油や金に連動するETFや投資信託を買うには、証券会社の口座を開設する必要があります。
簡単に流れを紹介すると下記の通りです。
- 証券口座を開設する
- 証券口座にお金を入金する
- 原油や金などのETF・投資信託を買う
以下は、主要ネット5証券でのコモディティ商品取扱状況を示しています。
主要ネット5証券でのコモディティ商品取扱状況
商品名 | SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 | カブドットコム証券 | 松井証券 |
---|---|---|---|---|---|
原油先物 | × | ○ | × | × | × |
WTI原油価格連動型上場投信 (原油ETF) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
グローバル・アンブレラUBS原油 (非上場投資信託) | ○ | ○ | ○ | × | × |
コモディティ関連投信(取扱数量) | 28件 | 27件 | 17件 | 6件 | 0件 |
※2015年12月23日現在インストックネット調べ
SBI証券と楽天証券は、投資信託サーチ画面に表示されるコモディティの数。カブドットコム証券とマネックス証券は検索窓に「コモディティ」と入力して表示された数。
原油先物を取り扱うのは楽天証券、コモディティ関連商品の取扱が多いのはSBI証券です。
先物を利用しないのであれば、SBI証券に口座を開設し、原油関係のETFや投資信託を売買するのが手軽でオススメです。
筆者が利用するSBI証券では、ここで紹介したWTI原油価格連動型上場投信もグローバル・アンブレラUBS原油も売買可能です。
その他、金や銀、プラチナやパラジウムなどのETFも売買できるようになっています。
SBI証券では、2015年12月28日から食糧に関連する商品ETF(※)も取り扱うようになりました。
SBI証券に口座を持っておけば、先物を除いたコモディティ投資全般に取り組めると考えていただいて良いと思います。
※商品ETF(ETFS)は外国投資法人が組成するため、NISA口座での買い付けはできません。
上述のWTI原油価格連動型上場投信などとは少々仕組みが違うため、最初は原油ETFや金ETFで遊ぶのが良いと思います。
まとめ
- 原油や金のことをコモディティと呼ぶ
- コモディティ投資は先物取引が定番だが借金のリスクがある
- 原油ETFや金ETFを利用すれば借金のリスクなしに安価に取引可能
- ETFや投資信託は証券口座を通じて買う
どうしても先物取引がやりたければ楽天証券(か先物を扱う業者)に口座開設を、ETFや投資信託で手軽に楽しむなら取扱の多いSBI証券がオススメです。