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株価が下がると儲かるインバースETFの特徴

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上級者向けの取引サービスである信用取引を利用しない場合、株価の下落局面で利益を出す方法は限られます。

  • インバース型ETFを利用する
  • 恐怖指数(VIX)に連動するETFを利用する

前者は、株価が値下がりしたタイミングで値上がりする商品です。
先物取引を活用したETFで、短期的な利益を追求する際に利用します。

後者は恐怖指数と呼ばれるスコアに連動するETFです。
こちらは、特に世界的なニュースによって投資家が恐怖に震え上がったときほどに高い価格になります。

これらETFを利用するのも良いのですが、株価下落時は割安な株を仕込むタイミングでもあります。
買い付け余力の一部は常に取っておき、このような機会で長期保有の銘柄を買っておきたいものです。

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はじめに

2015年8月以降、世界的に株価が下落する傾向が続いています。
日本も例外でなく、日経平均株価は2015年8月21日に2万円割れして以降、9月4日に17000円台まで下落しました。

しばらくはこの状況が続くのかもしれません。

一般に、株価が下落するタイミングで行われる投資手法が「空売り」です。
高値で証券会社の株を借りて売り、安値で買い戻して返却する手法で、値下がり幅が大きいほどに利益になります。

ですが、空売りを行うには信用取引口座が必要です。
この口座を開設するには、株式の取引経験などが問われます。

そこで、誰でも出来る株価下落時の利益の出し方として、インバース型ETFについて紹介します。
もう下落相場も怖くありません。

インバース型ETFとは

対象とする株価と反対の値動きをするETFのことです。
ベア型と呼ばれる場合もあります。

原理的には、先物取引の売りを使うことが多いです。

2016年10月現在、例えば以下のようなインバース型ETFが上場しています。

  • ダイワ上場投信−日経平均ダブルインバース・インデックス
  • NEXT FUNDS 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信
  • NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信
  • TOPIXベア上場投信
  • TOPIXベア2倍上場投信

このうち、日経平均ダブルインバース・インデックスや日経平均インバース・インデックス連動型上場投信など、日経平均の名前が付くものは、日経平均株価と逆の値動きをします。
同様にTOPIXの名が付くものは、TOPIXと逆の値動きをします。

インバース型ETFの運用の仕方

運用の仕方は簡単で、これから対象の指数(日経平均株価など)が下落すると思えば買うです。
その他特別な手続きなどは必要ありません。

例えば、各種インバース型ETFの中で最も取引量が多いのが、日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(証券コード:1357)です。
このETFは日経平均株価のマイナス2倍の値動きになるように作られています。

マイナス2倍ですから、日経平均株価が上昇すれば日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信は値下がりします。
逆に、日経平均株価が下落すれば、日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信は値上がりします。

その値動き幅は、一般的なインバース型の2倍ですから、より投機的な取引に適しています

なお、決算月と一応分配金の設定はされていますが、分配金はもちろんありません。
もともとそういった目的で運用する商品ではないのです。

指数からのずれが問題に・・・

サムネイル

日経平均株価が下落し始めた2015年8月以降、各種インバース型ETFの取引量が多くなった結果、運用上の問題が生じました。
先物市場への影響が大きくなりすぎたことが原因です。

この時、市場流通分は継続して取引されましたが、新規の設定は一旦停止されました。
その結果、連動対象の指数からのずれが大きくなりました。

このことは、特に急落相場などで取引量が増えた場合、取引するインバース型ETFが想定外の値動きをする可能性を暗示させます。

恐怖指数(VIX)に連動するETFを利用する方法

ここまではインバース型ETFを紹介してきましたが、もう1つインバースに近い値動きを示すETFがあります。

恐怖指数(Volatility IndeX。VIX)は、米S&P500オプション取引の変動の激しさから算出される株価指数です。
数値が高いほど投資家が先行きを不安視していることを示します。

このVIXに連動するETFがあり、これに投資する方法もあります。

  • 国際のETF VIX短期先物指数(証券コード:1552)
  • 国際のETF VIX中期先物指数(証券コード:1561)

VIXは厳密にはインバースではないのですが、おおよそ相場と逆に動きます。
特に急激な下落が起こったときほど急上昇しやすいのが特徴です(図1)。

歴史的な出来事では、2001年のアメリカ同時多発テロのあとに43.74、2008年のリーマンショック以降に81.17などを記録しました。

2015年8月の恐怖指数と日経平均株価(終値ベース)

図1. 2015年8月の恐怖指数と日経平均株価(終値ベース)

中国の株価急落から始まった世界的な景気先行き不安の影響で、日経平均株価も8月半ばから徐々に下落する傾向にありました。
2015年8月21日に2万円台を割った後、8月25日にかけて大幅に下落します。

VIXは日経平均株価と相反するように動いており、2015年8月24日に40.74と、2015年1月1日から9月7日までの9ヶ月間で最も高い値になりました。

株価の急落も予想の難しい事象ですが、その際のリスクヘッジとして利用できるはずです。


実際にはあまりVIXに追従していないという話もあります。
例には挙げましたが、この2つはあまり取引に向いていないようです。

まとめ

なお、常に投資用のお金をフル出動していると、このような買い時で身動き取れなくなってしまいます。
投資をするときは、いつでも「いざというときの余剰資金」は残しておきたいものです。

今の筆者の話です。

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  • 金融商品の時価は変動しますので、投資元本を割り込む可能性も承知の上で投資するようになさってください。
  • 本コンテンツで紹介している金融商品は、将来必ず値上がり・利益が生じるとは限りません。
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