iシェアーズ MSCI ACWI ETFを利用して、全世界分散投資で資産を築く方法

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米国市場に上場するETFの中には、全世界の株式に投資を行うものがあります。例えば、iシェアーズ MSCI ACWI ETF(ティッカー:ACWI)は主要先進国23か国と新興国24か国が投資対象です。

その中には、もちろん日本のトヨタや三菱UFJグループなどの著名企業も含まれます。

このような、元から世界各国に分散投資されている商品を購入すれば、私たちが自発的な分散投資を考える手間は不要になります。その商品1つを買えば良いし、これから値下がりすると思ったら売るだけです。

将来的に大きな資産を築くには、毎月の定常的な投資に加え、分配金収入さえも再投資することで複利での運用を目指します。iシェアーズ MSCI ACWI ETFなら1口50~60ドルぐらいから購入できますから、あなたの資産ポートフォリオに含めてみてはいかがでしょうか。

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iシェアーズ MSCI ACWI ETFの特徴

米ブラックロックが運用する海外ETFの1つ

iシェアーズ MSCI ACWI ETF(ティッカー:ACWI)は、米ブラックロック社が運営するETF(上場投資信託)の1つで、いわゆる海外ETFの1つです。

iシェアーズ MSCI ACWI ETF
iシェアーズ MSCI ACWI ETFは、先進国および新興国の大型および中型株式で構成される指数と同等の投資成果を目指しています。

ティッカーにも示されるように、MSCI ACWI(オールカントリーワールドインデックス)というインデックス(指数)と同等の成果を目指して運用されます。

iシェアーズ MSCI ACWI ETFは、先進国および新興国の大型および中型株式で構成される指数と同等の投資成果を目指しています。

出典:iシェアーズ MSCI ACWI ETF | ブラックロック

日本では、MSCI ACWI(除く日本)(msci acwi ex japan)というカテゴリが利用されることが多いです。「つみたてNISA」で有名な以下の投資信託が該当します。

  • eMAXIS slim 全世界株式(除く日本)
  • 野村つみたて外国株投信
  • 三井住友DCつみたてNISA全海外株インデックス

主要46か国の株式から構成されるMSCI ACWI

出典:https://www.msci.com/acwi

MSCIインデックスシリーズは、モルガンスタンレーキャピタル・インターナショナル社(MSCI Inc.)が算出して公表している株価指数の総称で、日経平均株価やTOPIXの海外版のようなものです。

JP - MSCI
MSCI Factor index in Japan

このうち、MSCI ACWIは日本を含む全世界(先進国と主要新興国の大型および中型株式)から算出される株価指数です。23の先進国(香港も含む)と24の新興国の株式から構成されています。

ACWI - MSCI
Using an index in the investment process that accurately and consistently measures the full opportunity set is key to fully understanding and capturing all uniq...

このベンチマークに連動するETFへ投資することで、ほぼ全世界の主要株式に投資している効果が得られ、そしてその成長を享受できます

分配金がでるよ

ETFなので分配金があります。iシェアーズ MSCI ACWI ETFは6月と12月の年2回に、1回あたり約0.5~0.8ドル程度の分配金実績があります(海外ETFなので、ドル建てです)。

2018年7月6日現在で、1口71.88ドルで購入できますので、分配金利回りは約2%程度です。

iシェアーズ MSCI ACWI ETFの主な投資先と構成国の比率

どんな企業に投資している?

MSCI ACWIでは以下のような株式が採用されています(2018年7月8日現在)。

  1. APPLE(アップル)
  2. MICROSOFT CORP(マイクロソフト)
  3. AMAZON.COM(アマゾン)
  4. FACEBOOK A(フェイスブック)
  5. JPMORGAN CHASE & CO(JPモルガン)
  6. ALPHABET INC CLASS C(グーグル)
  7. JOHNSON & JOHNSON(ジョンソン&ジョンソン)
  8. EXXON MOBIL(エクソンモービル)
  9. ALPHABET INC CLASS A(グーグル)
  10. TENCENT HOLDINGS(テンセント)
グーグル(Alphabet)の株式を購入する2つの方法
グーグルに投資するには、現在上場するAlphabetという持ち株会社の株式を買います。議決権の有無で異なる2つの株式があり、日本から購入するならば、議決権のないAlphabet クラスC(ティッカー:GOOG)が相対的に安価でオススメです。

上位10社のうち、9社はアメリカに拠点を有名企業です。日本法人を持つ企業も多いので、おおよそご存知の企業ばかりだと思います。構成銘柄数は1,403企業です。

国別の比率

国別の比率で見ると、

  • アメリカ・・・53.77%
  • 日本・・・7.38%
  • イギリス・・・5.58%
  • 中国・・・3.62%
  • フランス・・・3.43%

と、アメリカを中心に先進国と新興国の株式から構成されています。日本も結構な割合で含まれています。残りの約25%で、42の国と地域に投資されています。

iシェアーズ MSCI ACWI ETFを選ぶメリットとデメリット

メリット

たった1つで分散投資

iシェアーズ MSCI ACWI ETFは世界の主要株式が投資範囲なので、わざわざ分散投資などを考える必要がありません。iシェアーズ MSCI ACWI ETFに投資するだけで世界に分散投資を実現できるのです。

海外ETFなので単価が安い

1口約72ドルから取引できます。1ドル110円換算でも、わずか7,920円です。

デメリット

海外ETFなので、税金が二重に発生する

iシェアーズ MSCI ACWI ETFに限りませんが、米国の税金と日本の税金とで二重課税されてしまいます。より合理的な運用をするなら、分配金を受け取らないインデックス型の投資信託が有利です。

VT(バンガード・トータル・ワールド・ストック)との比較

ACWIとよく似た海外ETFにバンガード・トータル・ワールド・ストック(ティッカー:VT)があります。VTは米国バンガード社が運用するETFで、日本からの投資でも人気があります。

【VT】バンガード・トータル・ワールド・ストックETFのベンチマークは約8,000銘柄の大型、中型、小型株で構成されるFTSE®グローバル・オールキャップ・インデックス。全世界の投資可能な市場時価総額の98%以上をカバーしています。VT1本に投資すれば、新興国から先進国まで世界中の株式市場への投資が出来ます!

出典:投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year2013 第1位受賞ファンド 【VT】バンガード・トータル・ワールド・ストックETFをご紹介します! | SBI証券

バンガードトータルワールドストックを用いた世界分散投資
海外ETFの定番商品「バンガードトータルワールドストック」は資産運用に最適な商品の1つ。投資時期を分散させることで、資産運用の失敗確率を低減できるはずです。

今回は「portfolio visualizer」というウェブサイトのツールを使い、ACWIとVTの成績を比較してみました。

Portfolio Visualizer
Portfolio Visualizer provides online portfolio analysis tools for backtesting, Monte Carlo simulation, tactical asset allocation and optimization, and investmen...
  • ポートフォリオ1:ACWI(青)
  • ポートフォリオ2:VT(赤)

 

ご覧の通り、赤のVTのほうが若干良い成績を出しています。これは、ACWIとVTの信託報酬が異なっており、VTのほうがより低くなっていることが理由の1つです。

  • ACWI:0.32%
  • VT:0.10%

長期に渡って投資する場合には、ACWIよりもVTのほうが良い成績を得られそうです

まとめ

  • MSCI ACWIは先進国23か国と新興国23か国の株式から構成される指数
  • MSCI ACWIに連動する海外ETFがiシェアーズ MSCI ACWI ETF
  • 分配金を含めiシェアーズ MSCI ACWI ETFを定常的に買い進め、複利運用を行う

理論的には、ETFでの複利運用よりは無分配型の投資信託の複利運用のほうが合理的です。特定口座で海外ETFを保有すると多額の税金を抜かれてしまうためです。

ですが、iシェアーズ MSCI ACWI ETFは海外ETFの例に漏れず、1口50~60ドルといった少額投資で購入できるのが魅力です。

たった1つの投資で全世界を手中に収めたい場合に検討してみるのはいかがでしょうか。