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バンガードトータルワールドストックを用いた世界分散投資

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資産運用の定番的な失敗談に、あるタイミングで大金を一括投資したら、直後に金融危機がやってきた、という話があります。
最近ではリーマンショック時にお金を失った話が多いと思います。

この失敗談を踏まえ、私たちができることは大金を一括投資しない分散投資です。
投資先も投資のタイミングも分割し、なるべく大きな損失を出さない運用を心がけます。

分散投資で利用できる商品にアメリカの株式市場に上場する海外ETF(上場投資信託)があります。
その中で特に選ばれる商品がバンガードトータルワールドストック(ティッカー:VT)です。

バンガードトータルワールドストックは極めて低コストながら、世界の大部分の株式へ分散投資できる商品です。
1口60ドル前後(2016年10月末時点)と安価なため、毎月数口ずつ買い進めることができます。

バンガードトータルワールドストックが追従するFTSE全世界指数は、過去20年間で年平均6%のリターンです(2016年10月末現在。将来の成績は保証しない点をご留意ください)。

アメリカ株式の比率が高いため、アメリカ発の金融危機で資産が大きく減少する可能性があります。
そのため、平行して個人向け国債等を買っておくと、資産全体の減少をゆるやかにできます。

バンガードトータルワールドストックに投資するには、米国株へ投資できる証券口座が必要です。
主要ネット証券ではSBI証券、楽天証券、マネックス証券の3社が対応しています。

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資産運用でなぜ失敗するのか

最初に資産運用で失敗するいくつかの理由をご紹介します。
いくつか理由はありますが、筆者がネット上の失敗談を見ている中では、知らず知らずのうちにリスクの高い取引に手を出していることが多いようです。

  • 1000万円のような大金をまとめて投資してしまう
  • レバレッジのかかる取引(借金のある取引)に手を出してしまう(例えば現物不動産投資など)

例えば、なぜ資産運用が必要なのか。将来生じうる2つの問題で紹介した失敗事例は、大金を一括で投資した直後にリーマンショックで損失を被ったのが原因です。
この事例が不運だったのは、投資先が分散されていたものの、投資のタイミングが分散されていなかったことです。

また、不動産投資でよくある失敗談に不動産投資ローンを利用した投資が挙げられます。
金融機関からお金を借りる時点でFXや先物取引と同じことをやっているのですが、なぜか不動産投資は別物として解釈されることが多いようです(当然、住宅ローンもFXや先物取引と同じ性質のものです)。

つまり、資産運用での失敗を避けるには、これらの逆のことをやる必要があります。

  • 大金はまとめて投資しない
  • レバレッジはかけない(お金は借りない)

そこで、以下ではお金をかけず(借金などせず)に分散投資を合言葉に、資産運用に適した商品を探していきます。

ポイントは、

  • 投資先を分散させる
  • 投資タイミングを分散させる

です。

分散投資で資産運用の失敗を避ける

投資先を分散させる方法はいくつかある(例えば資産運用のオススメはたった1つだけ!サラリーマンが知りたい資産形成術)のですが、今回は米国ETF(ETFは上場投資信託。株式市場を通じて買う投資信託)を利用します。
米国ETFは1口あたりの購入単価が数十ドル程度(日本円で1万円以内でもOK)と安価で投資しやすいのが特徴です。

米国市場への投資ですが、日本の証券会社から投資できますから、ハードルを感じる必要はありません。
日本株とほとんど同じように買えますし、仲介の証券会社が倒れても資産は保全されます

さて、過去は将来を保証しませんが、過去20年間で年平均6%のリターンを生み出した、とある指数があります。
分散投資にも最適な指数です。

指数とは、日経平均株価やTOPIXで知られる、市場の指標値です。
「日経平均株価を買いたい」を叶える株価指数を買う方法で示すように、「指数に投資する」こともできるため、投資もできる便利な値として知っておくといろいろ役立ちます。

というわけで、年平均6%のリターンの指数に投資してみたいと思いませんか

この指数がMSCI ACWI(以下、ACWI指数)です。
エムエスシーアイ、オール・カントリー・ワールド・インデックス(All Country World Index)と呼びます。

聞いたことのない名前でしょうが、米MSCI社が定めた、全世界46カ国の株式2470社から算出される指数です。
端的には世界経済が発展し株価が上昇すれば数値は上がり、金融危機などで世界的に株価が下落すれば数値も下がります。

さすがに2008年のリーマンショック時には年次リターンがマイナスになっているのですが、10年超の期間ではおおよそ3.3%~5.8%のリターンに落ち着きます。
単年での成績に右往左往するのではなく、長い期間運用したトータルの成績を重視すべき指数の1つです。

さて、このMSCI ACWIに投資することが出来ます。
それが全世界投資で資産を築く方法 -iシェアーズ MSCI ACWI運用例-で紹介するiシェアーズ MSCI ACWI ETF (ティッカー:ACWI)です。

iシェアーズ MSCI ACWIはACWI指数をベンチマークに、ACWI指数と同じ成績を目指す海外ETFです。
投資先企業数はACWI指数よりも少ない1289社(2016年3月現在)ですが、ベンチマークをわずかに上回る成績を出しています。

同ETFのファクトシートにはこのように書かれています。

  1. 先進国および新興国の株式に幅広く投資します。
  2. 1つのファンドで、世界各国の株式に投資できます。
  3. 分散投資および長期的成長を目指すために活用できます。

iシェアーズ MSCI ACWI ETF | ブラックロック

なお、2016年10月末時点でiシェアーズ MSCI ACWIは1口58ドル(日本円で6,000円程度)で投資できます。
日本株式に比べ、安価な投資額が魅力です。

年2回の分配金実績(利回り2.80%程度)もありますよ!

より効率的に運用するには?

iシェアーズ MSCI ACWIはそれだけで優れた分散投資を実現できる商品ですが、より低コストで運用できる商品があります
と言っても、iシェアーズ MSCI ACWIも十分低コスト(0.33%)なのですが、その商品は半分の0.19%に設定されています。

それが、バンガードトータルワールドストック(ティッカー:VT)です。

バンガードトータルワールドストックは、MSCI ACWIと同種の指数であるFTSE全世界指数(FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス。以下全世界指数)に追従します。

ACWI指数と全世界指数の違いは、

  • 指数を設定する会社が異なる
  • 指数に含まれる会社が(わずかに)異なる

です。

FTSEはロンドンに拠点を置く企業で、様々な株式指数を提供しています。
MSCIとは異なる観点で指数が作られるものの、世界の著名企業は同じですから、基本的にはほぼ同じ成績になります。

例えばACWI指数も全世界指数も、上位構成銘柄はAppleやMicrosoftなど、アメリカの著名企業が並びます。
また、FTSE全世界指数の過去20年間のリターンは6.1%でACWI指数とほぼ同値です。

ただし決定的な違いとして、全世界指数は小型株をカバーする特徴があります。
小型株とは時価総額の小さい企業のことです。

いくつかの研究で、小型株は大型株のリターンを上回る「小型株効果」があると指摘されています。
実際に全世界指数がわずかにACWI指数を上回るのは、そのためなのかもしれません。

株式の時価総額が小さい小型株は、大きい大型株よりも収益率が相対的に高くなりやすい傾向にあること。
理論的に説明できない相場のアノマリー(経験則)の一種。

小型株は市場での注目度が低いため割安に放置されやすく、また今後の利益成長が期待できる株として収益が得られやすいとされている。

小型株効果(こがたかぶこうか) | 野村證券

その小型株を含む全世界指数に追従するのがバンガードトータルワールドストックです。
iシェアーズ MSCI ACWIよりも低コストで、かつ小型株効果を期待できる(かもしれない)商品です。

2016年10月末時点で1口あたり約60ドルで購入できます。
SBI証券では海外ETFの販売ランキングに頻出しており、2016年10月末時点でも5位にランクインしています。

バンガードトータルワールドストックを利用して資産形成を計る投資家のブログもあるほどです。
世界経済インデックスファンドなどとともに良く知られたファンドの1つだと思います。

ちなみにバンガードトータルワールドストックは「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2015」で第3位を獲得しています。

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2015

1位はニッセイ外国株式インデックスファンド(資産運用のオススメはたった1つだけ!サラリーマンが知りたい資産形成術で紹介)、2位は筆者が投資している三井住友・DC全海外株式インデックスファンドでした。

VTを利用した資産運用の始め方

iシェアーズ MSCI ACWI ETFもバンガードトータルワールドストックもアメリカ市場に上場するETFです。
米国株式に投資できる証券会社の口座が必要です。

  • 米国株取引ができる証券会社の口座を開設
  • お金を入金
  • ACWIなりVTなり買う

2016年10月末現在で米国株取引を提供する証券会社はSBI証券、楽天証券、マネックス証券の3社です。
取り扱う米国株の種類はマネックス証券が優位、手数料体系ではマネックス証券とSBI証券が同等の水準です。

楽天証券はサービス面で劣るものの、楽天ポイントの優遇サービスもあるので、楽天ヘビーユーザーなら適しています。

主要ネット5証券での米国株(海外ETF)取扱状況

※2016年10月31日現在。

ACWIもVTも1口1万円以内で購入できますので、毎月給与のタイミングで給料の1割程度購入することをオススメします。
例えば給与の1割が2万円なら、VTを3口程度購入できますよね。

上述の通り、資産運用で失敗する理由の1つは、退職金などまとまった金額の一括投資です。
投資タイミングを現在から分散させることで、将来退職金を一括投資するような状況を防ぎます。

今から始めておけば、途中で多少失敗したってなんとかなります。
将来、退職金しかない状況で失敗するから問題になるんであって。

なお、ACWIもVTも投資先は1000社以上に分散されています。
投資先を分散させる意味では、これ一本でOKな商品です。

投資する際に注意すること

ACWIもVTも素晴らしい商品なのですが、1つ問題点があります。

米国株の配分が多いことです。

経済の中心がアメリカである以上は仕方ないと思うのですが、全世界指数もACWI指数もアメリカ企業の比率が50%を超えています。
リーマンショックのようなアメリカ発の金融危機が弱点です。

もしあなたがその点を気にされるなら、アメリカ株式以外の資産も購入することをオススメします。
何を買うかは悩みますが、例えば余った資金で個人向け国債(1万円から始める個人向け国債)を買っておくと、金融危機に関係なくリターンを得ることができます(利回りは低いものの、元本が守られる高い安全性に期待)。

アメリカ以外の株を買い入れたとしても、世界的な金融危機のタイミングではどうしても株価の下落は防げません。
それなら、最初からそういった事態は生じるものだ、といった前提の上で積み立てを継続し、金融危機のタイミングこそ全力で買い進めることをオススメします。

金融危機なのに全力で買うって愚かだって思うでしょ?

でも、2015年までのアベノミクス相場で財を成した人達は、たぶん安倍政権発足前の2008年~2011年ごろに大量に株を買ってた人達なんですよね。

なぜ資産運用が必要なのか。将来生じうる2つの問題で紹介した資産運用の失敗事例も、おそらく2015年まで持ち続けていれば値を戻していたはずです。

将来株価が戻る可能性が高いなら、最大の失敗原因は「我慢できずに売却すること」なのかもしれません。

まとめ

以上です。まとめると、

  • 資産運用で失敗したくないなら借金せずに分散投資する
  • 全世界指数に連動するバンガードトータルワールドストックは低コストの人気商品
  • (アメリカ発の)金融危機時には値を下げやすいため個人向け国債などを保有するとヘッジになる

です。

今回紹介したバンガードトータルワールドストックを買うには米国株式取引が出来る証券口座が必要です。
インターネットベースで取引するネット証券なら、SBI証券、楽天証券、マネックス証券の3社で利用できます。

米国株取引は、おそらくあなたが想像するよりも簡単に出来ます。
ウェブから申し込むだけですし、SBI証券なら日本円のままで取引も出来ます。

それでも難しいと感じるなら、資産運用のオススメはたった1つだけ!サラリーマンが知りたい資産形成術の方法もオススメします。
こちらは日本の投資信託を利用しますので、もう少し感覚的に分かりやすいはずです。

ちなみに筆者はiシェアーズ MSCI ACWIのほうが好きです。
特に意味はありませんが、ブラックロック(運用会社)のファンドが好きという、ただそれだけの理由です。