米国株投資

友だち追加

LINE@運用方針はユーザーサポートに掲載。

【海外ETF】VT(バンガード・トータル・ワールド・ストック)を用いた究極のインデックス投資

\シェアしてください!/

VT(バンガード・トータル・ワールド・ストック)はおそらく、日本で特に有名な海外ETFの1つです。「47カ国の約8000銘柄に投資する」という分散性の高さは、「インデックス投資の究極」と述べても良いと思います。

VTを選ぶメリットは、

  • 「VTだけで株式投資はOK」という簡易さ
  • 「投資する銘柄を選ばない」という選択性の排除
  • 「様々な地域に投資しているのにリバランス不要」という運用の容易さ

が挙げられると思います。VTはしばしば初心者向けのファンドとしても紹介されることがありますが、それは「初心者が判断をしなくて良い」という仕組みになっているのも理由の1つです。

1口70ドル前後から。SBI証券や楽天証券、マネックス証券を利用すると手数料も安価に購入可能です。

では、VTの特徴について詳しく見ていきましょう!

スポンサーリンク

VTの基本情報

VTとは

VT(バンガード・トータル・ワールド・ストック)は米国の資産運用会社バンガード(Vanguard)が設定した投資信託の1つで、日本や米国を含む全世界の株式からなる「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」に連動する成績を目指します。

バンガード・インベストメンツ・ジャパン - 商品案内 - バンガードETF

FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスはフロンティア市場(主にアフリカなど)を除く全世界の小型株から大型株までをカバーしており、その構成銘柄数は7908(2019年8月時点)に達します。

経費率などのスペック情報

VTの特徴(2019年8月6日時点)
正式名称Vanguard Total World Stock Index Fund
(バンガード・トータル・ワールド・ストック・インデックス・ファンド)
ティッカーVT
経費率
年次運用費合計
0.07%
0.09%
配当利回り1.83%
配当月3月・6月・9月・12月
投資対象オールキャップ
(小型株~大型株)
ベンチマークFTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
価格72.23(記事執筆時)
最新の価格は→ロイター
純資産125.1億ドル
(約1兆円)

設定来からのリターン

VTの設定来からのリターン

出典:https://www.vanguardjapan.co.jp/docs/FS_VT_JP.pdf

VTの設定来の年平均利回りは5.92%です。

以下はPortfolio Visualizerを利用して、VTとVOO(バンガードS&P500 ETF)を比較したものです。

VT vs VOOパフォーマンス比較

出典:https://www.portfoliovisualizer.com/backtest-portfolio

  1. Portfolio 1(青線):VT
  2. Portfolio 2(赤線):VOO

リーマンショック後、パフォーマンスが良かった市場は米国株式です。そのため、VOOとVTを比較すると、米国に集中投資するVOOのほうが高いパフォーマンスを上げています。

【海外ETF】VOO(バンガードS&P500 ETF)の特徴。驚愕の経費率でアメリカ株に投資できる優良銘柄!
結論から述べると、VOO(バンガードS&P500 ETF)は米国株の成長に賭けたい投資家にとって便利な銘柄の1つです。2019年以前は海外ETFの取引手数料はまだ高額でしたが、2019年に入りSBI証券、楽天証券、マネックス...

ネットではこれを見て「米国株だけ買ってればよい」というちょっと過激とも言える発言をされる方もいらっしゃいますね。国際分散投資という教科書的な運用をするならば、多少リターンが下がったとしてもVTのほうが妥当な選択です。

配当利回り

2019年8月5日時点でVTの配当利回りは1.83%です。

主な投資先の地域

VTの主な構成国

出典:https://www.vanguardjapan.co.jp/docs/FS_VT_JP.pdf

VTの主な構成国はアメリカ、日本、欧州と中国、韓国です。時価総額次第ですが、先進国と新興国の比率は

  • 日本:7~8%前後
  • 先進国:80%前後(米国の全株式に占める割り合いは55%前後)
  • 新興国:12%前後

となることが多いです(2019年1月時点。ピザロを作った時に調べた値)。

主な構成銘柄

VTの構成銘柄

出典:https://www.vanguardjapan.co.jp/docs/FS_VT_JP.pdf

  1. アップル
  2. マイクロソフト
  3. アマゾン
  4. アルファベット
  5. フェイスブック
  6. バークシャーハサウェイ
  7. ジョンソン&ジョンソン
  8. エクソンモービル
  9. JPモルガンチェイス
  10. ネスレ

ネスレを除くと、米国の主要企業で占められています。上位銘柄には出てきませんが、当然日本の企業等も含まれています。なお、最も構成比率が高い日本企業はトヨタ自動車です。

上位10銘柄の純資産に占める割合は10.6%です。VTの構成銘柄は47カ国の約8,000銘柄と、他のインデックスファンドに比べても特に分散性が高い点で特徴的です

楽天・全世界株式インデックス・ファンドの投資先

VTは楽天・全世界株式インデックス・ファンドの投資先としても知られています。

楽天・全世界株式インデックス・ファンド | 投資信託・ETFのご案内 | 投資信託・ETFなら楽天投信投資顧問
楽天・全世界株式インデックス・ファンドは、日本を含む全世界の株式市場の動きをとらえることを目指して、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果を目標として運用を行います。ノーロード、ローコストの投資信託です。

楽天全世界株式インデックスファンドの投資先はVT

出典:https://www.rakuten-toushin.co.jp/fund/nav/rivge/pdf/rivge_P.pdf

VTではなく、楽天・全世界株式インデックス・ファンドに投資することで、VTに投資したのと同じ効果を得ながら、つみたてNISAやiDeCoを利用できるなどの利便性も獲得できます

VTのライバル商品

VTのライバル商品には以下のようなものがあります。

iシェアーズACWI ETF

iシェアーズ MSCI ACWI ETF
iシェアーズ MSCI ACWI ETFは、先進国および新興国の大型および中型株式で構成される指数と同等の投資成果を目指しています。

iシェアーズACWI ETF(ティッカー:ACWI)は全世界株式に投資するETFで、VTのライバル的商品の1つです。

MSCI ACWIインデックスは、MSCI指数の一つで、米国のMSCI Inc.が算出・公表する、世界の株式を対象とした株価指数をいいます(ACWIは、「All Country World Index」の略)。これは、世界の先進国(23カ国)と新興国(24カ国)の株式の総合投資収益を各市場の時価総額比率で加重平均して指数化したもので、世界の株式の時価総額(浮動株調整後)の約85%をカバーしています。

出典:MSCI ACWIインデックス | 金融経済用語集

【海外ETF】iシェアーズ MSCI ACWI ETFを利用して全世界分散投資で資産を築く方法
米国市場に上場するiシェアーズ MSCI ACWI ETF(ティッカー:ACWI)は先進国23か国と新興国23か国が投資対象。たった1つでアメリカや日本、中国などへの世界分散投資を実現します。複利を利用した長期投資に適した銘柄の1つです。

以下はPortfolio VisualizerでVTとACWIのパフォーマンスを比較したものです。

VTとACWIのパフォーマンス比較

出典:https://www.portfoliovisualizer.com/backtest-portfolio

  1. Portfolio 1(青線):VT
  2. Portfolio 2(赤線):ACWI

パフォーマンスはほとんど同じですが、若干VTのほうが上回る傾向にあります。ACWIは経費率が0.31%とVTより少し高くなっています。そのため、両者がまったく同じパフォーマンスだった場合にはACWIのほうが成績が劣りやすくなります

ただし、厳密にはMSCI ACWIよりもFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスのほうが小型株まで広くカバーするなど投資範囲が異なるために、両者を単純に比較することはできません。

eMAXIS slim 全世界株式(オール・カントリー)

日本では2017年に楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT投信)、2018年にeMAXIS slim 全世界株式(オール・カントリー)と、VT同様に全世界を投資対象とする投資信託が販売されるようになりました。そのため、iDeCoやつみたてNISAなどの非課税制度を利用するならば、VTよりも楽天・全世界株式インデックス・ファンドやeMAXIS slim 全世界株式(オール・カントリー)のほうが便利です。

★VTよりも国内の投資信託が向いているケース

  • 円建てで取引したい
  • 毎月定額で積み立てて取引したい
  • つみたてNISA or iDeCoを利用している

VTの将来予測

以下は米国を除く先進国株式市場に10,000ドルを投資したときの30年後の予想成績を示すものです。厳密にはVTの将来予想成績ではなく、またあなたの将来の成績を保証するものではありません

今回は以下の比率でVTとほぼ同等のポートフォリオを作りました。

★Portfolio visualizerの設定

  • US Stcok Market:55%
  • Global ex-US Stock Market:45%

インフレ率は2.56%を仮定しています。

FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスのモンテカルロシミュレーション(30年)

出典:portfoliovisualizer

このシミュレーションによると、インフレ調整後(年2.56%)の30年後の予想成績の中央値は59,811ドルにまで増える可能性があります。

この手のシミュレーション(モンテカルロシミュレーション)は過去のデータを元に将来を予測するため、どうしてもVOOやVTIよりは低いパフォーマンスになりがちです。将来予測の成績の高さよりも、「メンテ(リバランス)不要」、「複雑なポートフォリオ(アセットアロケーション)も不要」という利便性に目を向けたほうが良いと思います。

VTを購入できる証券会社

VTを購入できる証券会社は以下の通りです。

  • SBI証券
  • マネックス証券
  • 楽天証券
  • エイチ・エス証券
  • SMBC日興証券
  • 大和証券
  • 東海東京証券
  • 内藤証券
  • 野村證券
  • みずほ証券
  • 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
  • あおぞら証券
  • あかつき証券

出典:バンガード社ETFを購入できる証券会社一覧 | バンガード

SBI証券・楽天証券・マネックス証券のいずれかをオススメ

SBI証券、楽天証券、マネックス証券の3社は2019年7月に米国株(米国ETF)の最低取引手数料を無料に引き下げたため、特に1口ずつVTを買いたいような少額投資家にとっては大変使いやすくなりました。

参考までにSBI証券でVT(1口72ドルと仮定)を購入すると、その手数料は約0.32ドル相当です。

SBI証券に口座を持つ筆者は住信SBIネット銀行でドルを買い、そのドルをSBI証券に送金し海外ETFや海外株の買い付け代金に充てています。この方法で取引すると、外貨を買うコストが4銭に抑えられますので、為替手数料を最小限に抑えられるからです。


【口座開設料・維持費無料】SBI証券のウェブサイトをちょっと見てみる

【海外ETF】これから始める人向けの口座開設ガイド
近年の米国株投資ブームなどもあって、海外ETFを始めたい方が増えてきたように感じます。これまでは「手数料負け」の問題ゆえ、若干ハードルが高いものでしたが、2019年7月以降は海外ETFを少額で取引できる環境が整ってきました。 この記事...

まとめ

  • VTはFTSEグローバル・オールキャップ・インデックス指数に連動するバンガード社のETF。米国や日本を含む、全世界株式を投資対象とする
  • VTのパフォーマンスはVTIやVOOに比べると低い。リーマンショックのパフォーマンスは他の市場に比べて米国市場のほうが良かったため
  • ライバル商品に楽天VT投信やオールカントリーなど。つみたてNISAやiDeCoを使いたいならば、そちらを選ぼう

おそらく海外ETFのなかでも特に有名な投資信託の1つだと思います。1口70ドル前後で購入できますので、ネット証券の手数料が下がった今こそぜひ購入を検討してみて欲しいです。

とはいえ、日本にも楽天VT投信やオールカントリー等の素晴らしい商品がありますから、つみたてNISAやiDeCoを使いたいかどうか、毎月積み立てて買いたいか、などを基準に判断されると良いと思います。

資産運用にオススメの証券会社

手数料が安く、取り扱い商品も多いため、少額資産運用に最適なネット証券です。 第三者評価機関調査で10回目の第1位に選ばれるなど人気の高さが特徴です。 安全にお金を増やしたい方に最適な、元本保証で高金利のハイブリッド預金目当てで開設される方も多くいらっしゃいます。

SBI証券の口座開設手順と必要な時間・書類などを解説!

SBI証券のおすすめポイント

株取引の口座(証券口座)を開設する方法と必要書類の解説

米国株投資

\シェアしてください!/






  • 金融商品の時価は変動しますので、投資元本を割り込む可能性も承知の上で投資するようになさってください。
  • 本コンテンツで紹介している金融商品は、将来必ず値上がり・利益が生じるとは限りません。
  • 筆者調査の上で記事を執筆しておりますが、記事には不備・間違いが含まれる可能性がございます。必ず、あなたご自身が確認するようになさってください。
  • 記事執筆時点の情報に基づくため、最新の情報とは差異が生じている可能性がございます。記述と現況が異なる場合には、現況を優先いたします。
  • 記事を参照したことで生じた損失の補填や保証などは一切行いません。
インストックネット

タイトルとURLをコピーしました