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東証株価指数「TOPIX」を買う方法

日経平均株価同様、東証株価指数TOPIXも購入できます。 TOPIX連動型上場投資信託といったETF(上場投資信託)を買うのです。

TOPIX連動のETFの多くは、1.5万円前後で、1口1,500程度で投資できるものもあります。

10万円投資の場合、TOPIX連動ETFの売買を繰り返して大金を築く、といったトレーダー的運用は不適です。 値動き幅が小さいので、売買を繰り返しても売買差益はわずかだからです。

その代わり、TOPIX構成銘柄は日経平均株価よりも平均配当利回りが高いため、NISA口座を使って継続的な分配金の受け取りに向いています。

とりあえずよく分からなければ、証券口座を開設してTOPIX連動型上場投資信託(証券コード:1306)を買ってみてください。

昼間株を買うのが難しければ、非上場の投資信託を通じてTOPIXに投資することもできます。

公開:2016年09月10日 最終更新:2016年09月11日

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はじめに

ETF(上場投資信託)は全体的に資産運用に適した手軽な金融商品です。 投資未経験だと誰も知らないという馴染みのなさがネックですが、あなたがこれから投資に挑戦したいと思っていたり、どのような金融商品に投資をすれば良いか悩んでいるのでしたら、ETFはぜひともオススメしたい商品です。

「日経平均株価を買いたい」を叶える株価指数を買う方法では、ETFを通じて日経平均株価を買う方法を紹介したので、こちらでは東証株価指数TOPIX(以下TOPIX)を買う方法をご紹介します。

考え方は日経平均株価を買う方法と同じで、TOPIXに連動するETFを探すのです。

TOPIXを買う方法

では、TOPIXを買う方法をご紹介します。 ETFは証券口座を通じて株と同じ方法で買いますので、証券口座を開設したものとして話を進めます。

TOPIXを買うには、TOPIXと同じ銘柄で構成されたETF(や投資信託)を購入するだけです。 それを買うことで、間接的にTOPIXに投資をしている効果が得られます。

TOPIXとは、東証一部に上場する全銘柄の時価総額から算出する指数です。 日経平均株価とは少し異なり、基準日である1968年4月1日の時価総額を100として考えます。

日経平均株価は株価算出の偏りが大きいことや、近年の日銀のETF買いのために、経済指標としてはあまり適切ではないとの見方があります。 後者の影響は大きく、最近は日銀が実質大株主になっている企業も増えてきたとの試算もあります。

その点で、TOPIXは指数算出の偏りがなく、金融緩和政策の弊害も少ないことから、実体経済に近い指標だとも言われます。

TOPIX連動のETFも、日経平均株価連動のETFと同じ考え方で運用します。 TOPIXが上がればTOPIX連動のETFも値を上げますし、逆に下がれば値下がりするのです。

日経平均株価とTOPIXの違い

主な違いは下記です。

  • 構成銘柄が違う
  • 指数算出方法が違う

日経平均株価は225銘柄から構成されるの対し、TOPIXは東証一部全銘柄(2016年9月11日現在で1,978社)から算出されます。 後者が数が多いため、一社あたりの影響は小さくなっています。

2つめの指数算出方法が違うについては、前者は株価で計算されるのに対し、後者は時価総額の変化を、特定日(1968年4月1日)を基準に数値化したものです。

日経平均株価とTOPIXではどちらが投資に適しているか

最近10年間のパフォーマンスでは、TOPIXよりも日経平均株価が良い成績を残しています(図1。2016年9月11日現在)。 過去の成績は将来の成績を保証するものではないものの、この成績を踏まえるなら日経平均株価がオススメです(日経平均を買うには「日経平均株価を買いたい」を叶える株価指数を買う方法を)。

日経平均株価とTOPIXのパフォーマンス比較

図1. 最近10年間の日経平均株価とTOPIXのパフォーマンス比較(ヤフーファイナンスより)

配当利回りの市場平均では日経平均株価より東証一部全銘柄が高めですので、配当目的の運用ならTOPIXへの投資がオススメです。(2016年9月10日現在)。

間接的にTOPIXを買えるETFにはどんなものがあるか?

では、いくつか例を挙げて紹介します。

2016年9月現在、東証市場で売買できるTOPIX連動銘柄には以下のような物があります(非上場の投資信託は除く)。

  • ダイワ上場投信−トピックス(証券コード:1305)
  • TOPIX連動型上場投資信託(証券コード:1306)
  • 上場インデックスファンドTOPIX(証券コード:1308)
  • MAXIS トピックス上場投信(証券コード:1348)
  • DIAM ETF トピックス(証券コード:1473)
  • iシェアーズ TOPIX ETF(証券コード:1475)

日経平均株価に連動するものと同様に、

  • 運用する会社が違う
  • 会社が違うためコストパフォーマンスなどもわずかに異なる
  • 売買量が異なる

といった違いがあります。

ここでは特に取引量が多いTOPIX連動型上場投資信託と、一口当たりの投資額が低いiシェアーズ TOPIX ETFについてご紹介します。

TOPIX連動型上場投資信託(証券コード:1306)

TOPIX連動もので投資先に困ったら、野村アセットマネジメントが組成するTOPIX連動型上場投資信託(証券コード:1306)への投資をオススメします。

TOPIX連動型上場投資信託は日経225連動型上場投資信託と異なり、1口1,360円程度(2016年9月10日現在)の株価が設定されています。 売買単位が10口単位ですので、約1.4万円で投資出来ます。

通常は10口単位で売買しますが、単元未満株での売買を利用すれば、1口から購入も可能です。 その場合には1万円以内で購入できますね。

このETFはTOPIX連動ETFのなかで最も出来高が多いETFで、1日100万口程度売買されています。 日々の取引が多いため、売りたいけど売れない(買いたいけど買えない)という流動性リスクはありません。

日々の値動きはもちろんありますが、安心して取引できる商品の1つです。

表1. とある5営業日の株価変動(終値ベース、小数点以下切捨て)

日付 日経平均株価 日経225連動型
上場投資信託
TOPIX TOPIX連動型
上場投資信託
2016/09/09 16,965 17,280 1,343 1,366
2016/09/08 16,958 17,270 1,345 1,368
2016/09/07 17,012 17,320 1,349 1,371
2016/09/06 17,081 17,370 1,352 1,375
2016/09/05 17,037 17,320 1,343 1,367

TOPIX連動型上場投資信託はおおよそTOPIXよりわずかに高い値で推移しています(表1)。 日経225連動型上場投資信託がずれるのと同じ理由で、

  • 運用成績がTOPIXとは100%一致しない(トラッキングエラー)
  • 配当金なども資産に含んでいる

が原因です。

また、TOPIXと日経平均株価はしばしば逆行するため、一方は値を上げたが、もう一方は値を下げる場合もあります(表1の9月8日から9日にかけて)。

余談ですが、日経平均株価はリーマンショック前の高値を更新していますが、TOPIXはまだリーマンショック前の高値に戻していません。 その点が上値余地もあるとも、実体経済は良くないとも言われる所以です。

なお、TOPIX連動型上場投資信託は年1回分配金がでます。 その利回りはおよそ2%程度で、これはTOPIXから算出される平均配当利回りとおおよそ同じです。

iシェアーズ TOPIX ETF(証券コード:1475)

iシェアーズ TOPIX ETF(証券コード:1475)は、単元未満株を利用せずにTOPIX連動のETFに1万円以内で投資できるETFです。

ETFの実体は投資信託ですので、投資信託特有のコストがかかります。 運用期間中に生じる信託報酬は、運用成績を下げてしまう原因の1つです(株価は信託報酬が引かれたものを反映しており、私たちは直接支払うことはありません)。

iシェアーズ TOPIX ETFは、その信託報酬がなんと0.06%(!)と脅威の低さ。 上述のTOPIX連動型上場投資信託は0.11%ですから、その半分程度に収まります。

2015年10月に設定されたばかりの後発で、まだ知名度に劣ります。 また、1口あたりの購入単価の低さから、以下のようなデメリットがあります。

  • TOPIX連動型上場投資信託ほどの取引の活発さが無いために流動性リスクがある(指標であるTOPIXと逆行する場合もある)
  • 購入に必要な最低投資額が少ないため、投資額に対する売買手数料の割合が高くなってしまう

もし、iシェアーズ TOPIX ETFを売買したいならば、

  1. NISA口座利用時に買付手数料無料の証券会社を選び、
  2. NISA口座を利用して買う
  3. 一度買ったら売らない(分配金目当てで買い進める)
  4. 日銀のようにTOPIXが下がったタイミングで買う(月に1回に積み立てるイメージで)

といった運用が良いと筆者は考えます。

iシェアーズ TOPIX ETFは年2回の分配金を期待できるETFです。 毎年2月と8月が基準日ですので、他のETFとあわせて保有することで分配月を分散できます。

TOPIX連動型上場投資信託の運用例

最後に運用例についてご紹介します。

短期的に値上がり益を狙いたい場合、TOPIX連動型上場投資信託が値下がりしたタイミングで仕込み、値上がりしたら売る必要があります。 つまり、TOPIXが下落したタイミングが仕込み時です。

日経平均株価との乖離や逆行もあるものの、株価のチャートはおおよそ似たような形を描きます。 定性的に日経平均株価が値上がりする時はTOPIXも上がると考えていただいて良いと思います。

個人的には、TOPIXへの長期的な投資(積み立てを含む)を行い、分配金目的の運用をするのが良いと考えています。 個別企業への直接投資とは異なり、TOPIXには突然の暴騰や暴落といったイベントは無いからです。

言い換えると、10万円の投資でTOPIX連動型上場投資信託の売買を重ねて100万円を築く、といった運用は適さないということです。 ゆえに、

  • 安定的な長期投資を実現したい場合
  • 投資は始めてで大きな値動きが怖い

場合に特に適していると筆者は考えます。

まとめ

以上が、「東証株価指数TOPIXを買う」方法です。

もしあなたがTOPIXを買おうと考えていたら、以下の2銘柄をチェックしてみてください。

  • TOPIX連動型上場投資信託
  • iシェアーズ TOPIX ETF

ETFを購入するには、株式と同様に証券口座を開設し、口座にお金を入金する必要があります。 その詳細は、少額資産運用のために準備するもの10万円資産運用を行うまでの流れをご覧ください。

また、ETFから分配金を貰いたいのであれば、分配型ETFで夢の分配金生活を目指すもあわせてご覧になってみてください。 個別株式と同様、権利確定日にETFの受益権を保有しておけば、配当金と同じようにもらうことができます

なお、昼間忙しくて株を買ってる暇がないあなたには、非上場の投資信託を通じてTOPIXへ投資することも提案します。 分配金も再投資して長期的に資産形成をしたいなら、TOPIXに連動する投資信託を利用したが適しています。

いつもご覧頂き励みになります。お気に召しましたら是非シェアしてね!

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