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公開:2015年5月24日 最終更新:2017年03月04日

投資信託で失敗してしまう3つのポイント

株式に比べ、投資信託は失敗しにくい商品です。価額の値動きは一日一回なので考えるための時間が豊富で、ファンドの分散投資のおかげで突然の価額急落も発生しにくいからです。

にもかかわらず、以下のような理由から運用に失敗する投信投資家がいらっしゃいます。

  • 自分で考えない(買いも売りも他人任せ)
  • 運用の仕組みを把握していない(自分が何に投資しているのかもわからない)
  • 分配金の仕組みを理解していない(特別分配金は利益ではない)

あなたが投資信託への投資に興味があり、先に失敗談を調べているのでしたら、上記の逆をやれば上手く行く可能性が高まると考えます。すなわち、

  • 人気ランキングを鵜呑みにせず、自分で考えて運用する
  • 投資信託が何に投資をし、どのような運用をしているか確認をする
  • 特別分配金と普通分配金の違いを理解する

です。

もし難しければ、資産運用はこれがオススメ!初めてでも大丈夫!投資信託で失敗しないためにどうすればよいか?にて紹介する世界株式分散投資も参考にしていただければ幸いです。

関連記事:投資信託で失敗はイヤだ!成功したいなら知るべきただ1つの事柄

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投資信託での運用に失敗する理由

投資信託での運用失敗とは、売却すると元本が割れる状況を示します。 この失敗談は大衆誌のよくあるネタですよね。

以下では、筆者が検索ワードやFAQサイトをチェックしていて感じた失敗理由を3つ紹介します。

  1. 自分で考えない
  2. 運用の仕組みを理解していない
  3. 分配金の仕組みを理解していない

自分で考えない

投資信託で失敗する人は自分で考えません。 例えば、金融機関の営業員の言うがままに商品を売買をしてしまいます。

今後の経済を正確に予測することは、私たちはもちろん、その手のプロにも不可能です。 だからこそ他人の意見ではなく、自分なりの基準を持ち、その都度自分で判断していくべきです。

もちろん、自分で投資信託を選んでも間違って損を出すことはあります。 もし、損を出しても、「自分で商品を選んだ」という経験が身につきます。

投資経験が長くても、自分で考えない人は初心者と大差ありません。

なお、自分で考えない人がやりがちなミスが、みんなが買っているものを買うです。 商品の売れる度合いと運用成績に相関はありませんので注意を要します。

運用の仕組みを理解していない

仕組みのわからない投資信託に手を出すと失敗する可能性があります。

仕組みがわからないと、その投資信託が今後どのように値動きするかも検討がつきません。

当然ですよね?そもそも値動きの理由がわかっていないのですから。

にもかかわらず、そういった投資信託に投資をしてしまう個人投資家は多く存在すると感じます。

いくつか具体例を挙げます。

どこの国に投資しているか知ってる?

あなたが投資した投資信託は、最終的にどこの国のどういった金融商品に投資しているか知っていますか? 信じられないような話ですが、それさえも理解していない個人投資家がいます。

投資先を知っていれば、困ったときに投資先の金融商品がどのような値動きになっているかチェックすることができます。 それができれば、あなたの保有する投資信託の値動きの理由も見えてくるはずです。

プレミアムは利益もプレミアム?

もう1つ例を挙げるならば、「プレミアム」と名のつく投資信託は、他よりも運用成績が良いと考えていませんか?

金融商品におけるプレミアムとは通貨取引やオプション取引の用語であり、特別性や高級感をあらわすものではありません。 目論見書にプレミアムと記述のある投資信託は、他に比べて複雑で、私たち個人投資家が理解し難い取引を行っているのです。

このように、仕組みをあまりよく理解せずに投資をしてしまうと、「狙って儲ける」ことが出来なくなります。 どのような理由で値動きしているかわからないからです。

たまたまうまくいけば良いです。 しかし、うまくいかなかった時には、そもそもなぜ損をしているかもわからないために、どうすれば良いのかわからなくなるのです。

分配金の仕組みを理解していない

一部の個人投資家は、分配金の仕組みを正しく理解していません

分配型投信から分配金を貰うときに注意しておきたいことでご紹介しているように、分配金は預金利息や配当金と異なります。 分配金が出ても、それがすべてあなたの「利益」とは限りません。

「毎月200円や300円を分配します」という言葉にだまされてはいけません。

きちんと利益を積み上げることができるファンドでなければ、分配金の多くが特別分配金(元本払い戻し)になるだけです。 特別分配金は、あなたが投資したお金の元本払い戻しを意味しますから、売却時に戻ってくるお金は特別分配金が出るほどに減ってしまいます。

分配金と称して自分のお金を小分けにして返してもらっただけ、という茶番もありうるのです。

投資信託の良否を自分で判断するために

自分で考えることができない理由は、それを判断するための知識や情報が無いことだと筆者は考えています。 投資信託の投資先や運用の仕組み、分配金を正しく理解すれば、それに基づき自分の判断で投資信託を選ぶことが可能になります。

まずは、「投資信託 おすすめ」「投資信託 毎月分配 おすすめ」などと検索するのをやめましょう。 「今一番利益を出しているファンド」という検索も意味をなさない検索例です(理由は投資信託は儲かる?やめたほうがよい?)。

難しいかもしれませんが、あなた自身の運用テーマを決めたり、スクリーニングツールを利用したりして、自分で選ぶ癖を身につけましょう。

選んだ後に、そのファンドの評判を検索し、参考にするのは悪くありません。 しかし、最終的にはあなたが考えてあなたの判断で決めるのが良いです。

運用と分配金の基本を押さえましょう

運用の仕組みと分配金は、損を出す前に押さえておくべきです。 まずは、あなたが投資している投資信託はどこの国のどういったジャンルに投資をしていて、主な値動きの要因は何かという点は把握しておきましょう。

これは投資信託の名前を見るだけでも、ある程度予想することができます。

例えば、グローバルREITファンドなら、世界(グローバル)の不動産投資信託(REIT)です。 ただ、REITの主要な市場はアメリカですから、主にアメリカのREIT市場に投資をしていると定性的に判断がつきます。

どこの国に投資をしているかがわかると、その投資信託がどういった要因で値動きしているのかを理解できるようになります。

前述のグローバルREITファンドはアメリカの市場ですから、アメリカの株価や不動産投資信託の市場動向をチェックすれば良いのです。 すると、最近のアメリカ経済での話題は政策金利の利上げですから、それらと関係がありそうだと推測することが可能になります。

分配金については、投資信託で運用した際の最終的な儲けは、基準価額の値上がり益と普通分配金の総和という知識が役立ちます。 普通分配金は、あなたが保有するの投資信託の個別元本単価より現在の基準価額が高い時に支払われます。

それを知っていれば、わざわざ複雑な運用と過分配で、基準価額が下がり続ける地雷ファンドを選ぶことはなくなります。

分配金については、分配型投信から分配金を貰うときに注意しておきたいこともあわせてご覧ください。

もし、各種書籍などを読んでも実感がわかないのであれば、5000円や1万円で簡単に運用してみるのもオススメです。 投資信託、最初は何を買う?お試しファンド運用例で紹介するファンドのように、毎月分配型は安価に購入できるものも多いので、お試し運用には最適です。

購入場所を選ぶことも失敗しない秘訣

ここまでは、運用面での知識やマインドに関する話題を中心に据えましたが、実は適切な購入場所を選ぶことも投資信託で失敗しない秘訣です。

無意識的に最寄の金融機関の門を叩いたりしていませんか?

例えば、まったく同じ投資信託であっても、ある金融機関では買付手数料が設定されているのに、別の金融機関では手数料なしで取り扱われている場合があります。 言うまでも無く、前者の金融機関で投資信託を購入すれば、その買付手数料分だけ損することになります。

この話は投資信託はどこで買っても同じなのかにて詳しく紹介しています。

基本的に、インターネットを利用しない運用は高くつくと考えておくのが良いです。 人が関わると人件費が発生するため、その分が手数料に上乗せされるからです。

証券会社のウェブで売買するのが最善ですが、地元の金融機関でも窓口とネットで結構コストが違うものです。

投資信託の失敗体験談

クラウドワークスを利用して集めた投資信託の失敗談をいくつかご紹介します。

一番儲かるのは誰か

最初は少額から始めるべきでした

一括投資はやめ積立投資にしました

まとめ

以上が、筆者が考える投資信託で失敗するポイントです。 目先の分配金額に騙されず、様々な観点から投資信託を評価してみてください。

その上で、儲かりそうな毎月分配型でもインデックス型でも好きなものを選べば良いのです。

投資信託での運用そのものは決して悪いものではありません(最強の資産運用が積立投信である5つの理由)。 営業員に乗せられたり、売り上げランキングから適当に選んでしまうから、拙い運用になってしまうのです。

個人的には、投資信託は私たち多くの人に適した投資商品だと考えています。 週刊誌の失敗談などを読みすぎて「投資信託は危ないものだからやめておこう」と考えてしまうのはもったいないです。

分配金は出ませんが、うまく行く可能性が高い運用方法を資産運用はこれがオススメ!初めてでも大丈夫!にて紹介しています。 端的には世界株式への分散投資方法を紹介しています。

また、投資信託で失敗しないためにどうすればよいか?では、世界株式への分散投資方法がなぜ失敗しにくいのかをご紹介しています。

もし、何をどうすれば?といった状況なら、ぜひ併せてご覧いただけると幸いです。

いつもご覧頂き励みになります。お気に召しましたら是非シェアしてね!

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