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投資信託で失敗しないためにどうすればよいか?

投資信託での運用失敗を避けるならば、失敗の可能性が高いファンドを避ける必要があります。

それを行う上で1つの合言葉が分散投資です。 投資先を世界各国に分散し、時間的にも分散して投資を行えば、大きく儲かる可能性は下がりますが、大きく損失を出す可能性も下がります

もし、あなたがもっと高いリターンを得たいならば、世界分散投資からもっと投資先を絞る必要があります。 ある国家群の株式群、ある単一国の株式群、ある単一国の1つの株式と絞るにつれて、リスクは高まります。

週刊誌のよくある投資失敗談は、単一国の株式群に集中投資していたり、まとまった金額を一括で投資していることに端を発することが多いようです。 それならば、彼らの逆で投資先も投資のタイミングも徹底的に分散するのです。

なお、購入金額から1円でも値下がりしたら「運用失敗!どうしよう?」と考えるのは時期尚早です。 投資信託は1年を超えて資産の増大化を目指す商品ですから、1日2日の基準価額の値動きはあまり気にしなくて良いと思います。

公開:2016年10月26日 最終更新:2016年10月26日

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はじめに

投資信託で失敗してしまう3つのポイントに関連して、では投資信託で失敗しない方法を考えるのが本記事です。 基本的には上記リンク先記事の逆をやれば良いのですが、そう一言で片付けられる話でもないと思いますので、いくつか話題を紹介します。

最初に述べておきますが、筆者は投資信託での運用は好きですが、今まで結構ロスカットもしています。 失敗しない方法を書きますが、それは確実性の高いものの、絶対ではないことはご了承ください。

また、全ての需要を満たすことは出来ません。

例えば、インデックスファンドで資産を構築したい人と、毎月分配ファンドで定期収入を作りたい人では、求めるものが違います。 その両者をいっぺんに満たすのは難しいです。

本記事では前者のインデックスファンドで資産を構築することに重きをおきたいと思います。 例外もありますが、特に20代や30代の層が好む情報は、将来に向けての資産形成であり、インデックスファンドはそれに最適な商品だからです。

あなたを失敗に導くよくある勘違い

最初によくある勘違いについてご紹介します。 これらの勘違いは、しばしば投資信託の運用失敗を導きます。

1円でも値下がりしたら運用失敗?

短期的には投資信託は元本割れする場合もあります。 ですが、元本が割れたら即失敗とするのは判断が早すぎです。

インストックネットへの検索ワードを見ていると、「1円でも値下がりしたら失敗」「基準価額が100円落ちたから投資失敗」といった検索も記録されています。 値下がりを恐れる姿勢の現れだと思います。

ですが、購入元本から1円以上値下がりするなんて良くある話です。 基準価額の下落幅だって、株式物であれば1日100円程度の変動は良くあります。

故に、「1円でも値下がりしたら失敗」や「基準価額が100円落ちたから投資失敗」は運用失敗とは言えません。 これらを気にしてわざわざロスカットしていては、その分だけお金がなくなります。

一般に、投資信託は1年を超える長い年月を経て、ゆっくりと資産を増大化させます(詳しくは投資信託は儲かる?やめたほうがよい?)。 1日2日の値動きの結果だけ以上に、1ヶ月や数ヶ月、1年といった長いスパンで運用成功かどうかを考えるべきです。

分配金が多いと優秀ファンド?

分配金は投資信託の1つの指標になるため、分配金が多いと優秀ファンドといった誤解も散見されます。 しかし、分配金額は投資信託の運用成績と原則無関係です(運用成績で分配金の増額/減額は良くある)。

分配金が高くなるのは、高いほうが良く売れるからです。

分配金が高いファンドの多くは投資信託が保有するポートフォリオ以上の分配金を出しています。 そのため、毎月分配型の投資信託はなぜ基準価額が下がり純資産が増えるのかみたいなことになります。

繰り返しますが、分配金額は投資信託の運用成績と原則無関係です。 投資信託を選ぶ際に、分配金額はひとまず忘れ去ることをオススメします。

失敗しそうな商品を回避する

では、上記を踏まえ、話を展開していきます。

価値を生まない商品

原油や金は、それ自体は付加価値を生まない商品です。 価値を生まない商品は、分配金を引き出した分だけ順当に基準価額が下落しますので、選ばないほうが良いです。

例えば、金が好意的に買われるのは世界中のどこでも換金できるからです。 一国の通貨が紙くずになっても、金を持っていれば、他国で生き延びることができます。

金は時価ですから、安値で買って高値で売れば利益が出ます。 ですが、それは資産をゆっくりと増大化させる長期投資とは少し趣向が異なります。

資産を形成する目的ならば、金や原油は選択肢から外します。 これらの商品が欲しい場合には、

  • 投機的な売買で利益を追求したい
  • 資産防衛目的

に選ぶのが良いです。

単一国へ投資する商品

単一国へ投資する商品は、当然投資先国の経済情勢に大きく左右されます。 例えば、日経平均株価が最近5年間で8000円から20000円まで振れたように、どの国でもよくある話です。

もし、20000円のタイミングで投資したあとに日経平均株価が8000円まで下落したら、おそらく投資信託の価値も半値以下になるはずです。

あなたがより低リスクな商品を選ぶなら、単一国へ投資する商品は避けた方が良いです。 複数国に投資すれば、一国あたりの影響を低減することができるからです。

少ない株式/債券へ投資する商品

上記と同じ理屈で、投資信託が保有する株式数(債券数)が少ないと、1つあたりの影響が大きくなってきます。 例えばポートフォリオに50社程度の株式しか持たないファンドと、1000社を超える株式を保有するファンドでは、後者のほうが低リスクです。

あなたがより低リスクな商品を選ぶなら、少ない株式/債券へ投資する商品は避けた方が良いです。

世界株式分散投資が失敗しにくい理由

2016年10月現在、インストックネットでは資産運用はこれがオススメ!初めてでも大丈夫!で紹介する世界株式分散投資をオススメしています。

簡単に紹介すると、先進22カ国の株式から構成されるMSCIコクサイインデックスに追従する投資信託を選ぶことで、先進国の1000を超える企業に分散投資するものです。

この方法が失敗しにくいのは、上記の逆を追求するものだからです。

  • 付加価値がある株式への投資
  • 投資国を分散し、単一国のリスクを回避する
  • 企業数も分散し、一企業のリスクを回避する

世界株式分散投資は、

  • 大儲けはできないが大損もしない

という、優れた運用方法の1つです。

大儲けできない理由は、投資先が分散しているからです。 同様に、大損しないのも投資先が分散しているからです。

要するに、良く悪くも安定的で、投資先企業がもたらす付加価値の分だけ緩やかに利益を享受できる投資です。

なお、私たちがアメリカの著名投資家であるバフェット氏のように、優れた手腕を発揮できるなら、世界株式分散投資は不要です。 毎日儲かる銘柄を探して集中投資すれば良いのですから(資産運用はなぜ分散投資が推奨されるのか)。

世界債券分散投資は必要か?

株式投資と債券投資は何が違うのか。どちらを選べば良いかで述べたように、超長期で見た場合には債券投資は不要です。 債券価格はインフレに追従しないため、将来的なパフォーマンスは大きく劣る可能性があるからです。

加えて、2016年現在、どの国の債券(国債)も中央銀行や投資家が購入しているため、債券価格は高値です。 現状では積極的に買う理由が無いように思います。

これを踏まえると、個人的には世界経済インデックスファンドなんかよりもニッセイ外国株式インデックスファンドを選びます。

投資先を絞る場合は下落も覚悟すること

投資する範囲を世界株式から絞れば絞るほどリスクは高くなります

  • 世界株式→複数国の株式群→ある単一国の株式群→単一国の株式(一社)(左側ほどローリスク)

繰り返しますが、保有する株式数が少なくなるほど1社あたりの影響が、あなたの資産の時価へ影響を与えやすくなります。 大儲けしたい場合には投資先を絞るべきですし、大損したくないならば投資範囲は広くとるべきです。

ちなみに、特に銀行で売っている投資信託の多くは、ある単一国の株式群(もしくは債券群)に投資する商品が多めです。 これらは世界株式分散投資(世界債券分散投資)に比べハイリスクです。

誤解を恐れずに言えば、金融機関窓口での購入は、失敗して当然なのかもしれません。

一括投資か毎月の積立投資か

より低リスクに運用するなら積立投資です(積立投資のメリット・デメリット月々500円から積立できる積立投信!1年間でわずか6000円の投資にて紹介しています)。

最終的に上昇する相場ならば、積立投資は下落相場を見方につけることが出来ます(詳しくは積立投信はリーマンショック級の下落相場でも利益を出せるのか?)。 積立投資前提で運用するならば、「1円でも値下がりしたら失敗」みたいな気苦労も不要になります。

投資信託の良くある失敗談に、高齢者が退職金うん千万を一括で投資している話があることを忘れてはいけません。 もしそれを毎月に分割して投資していたならば、リーマンショックでの大損失はきっと回避できたはずです。

まとめ

以上です。 まとめると、

  • 価値を生まない商品は選ばない
  • 投資国を分散し、単一国のリスクを回避する
  • 企業数も分散し、一企業のリスクを回避する

を重視すれば、大きく儲かることはありませんが、大きく失敗する可能性も減ります。 ただし、企業は付加価値を生み出しますから、その分だけ私たちが保有する投資信託の時価も伸びていくだろう、というのがここでの結論です。

もし、あなたが世界株式から投資先を絞れば絞るほど、1つの株式(債券)の影響を受けやすくなるため、リスクも高くなっていきます。 リスクが高くなると失敗の可能性も成功の可能性も高まるので、どの程度集中させるか(分散させるか)の判断が求められます。

なお、投資時期も分散させることでリスクを低減することも可能になります。 よくある失敗談は時期や商品に集中投資していることも多いので、困ったら世界への分散積立投資を合言葉にするのが良いと筆者は考えます。

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