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公開:2018年04月11日 最終更新:2018年04月11日

執筆者:Mirai Takebe 運営者に問い合わせる

投資信託の積み立てで失敗することってある?

投資信託の積み立てで失敗することってある?

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投資信託のよくある失敗談と言えば、退職金を一括投資して、お金を失う高齢者の話です。

関連記事:投資信託で失敗する7つの理由と成功するための秘策

ですが、例えば初心者向けと称される投資信託の積立投資(積立投信)で失敗することはないのかな?と気になることってありませんか

実は積立投信でも、商品選びを間違えると失敗する可能性があります。

あなたが今、関心持っている商品って、実は失敗しやすそうなダメな投資信託だったりしませんか?

この記事をご覧になることで、あなたは積立投資に向いているファンドと、失敗を導く可能性の高いファンドの特徴を学ぶことができます

積み立てを始めるまえに、ぜひご覧ください。

記事のポイント

  • 「初心者向け」と表されることが多い、投資信託の積立投資でも失敗することはある。時価(基準価額)が右肩で落ちる商品への投資には注意
  • 積立投資で失敗を防ぐ方法は、株式に投資するインデックスファンドに投資し、長期間積み立てを続けること
  • テーマ型投信や毎月分配型投信への積み立ては失敗の元。前者はブームが終わると価格が下落しやすく、後者は常に基準価額が下がりやすい
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一方的に下落する相場での積立投資は失敗する

簡単な話で、常に価格が下がって行く相場では、一括投資だろうが積立投資だろうが確実に失敗します

簡単な計算をしてみる

例えば、以下のような相場で、毎月1万円の積立投資を行ったとします。

初回積立時の時価は1万円ですが、5回目終了時点では8,000円まで値下がりしています。

5回目終了時点で積み立てた口数は55,902口になりますが、一方でこの時点での基準価額(時価)は10,000口あたり8,000円ですので、55,902口の時価評価額は44,722円となります。

1万円を5回積み立てているのですから5,278円のマイナスです。

基準価額 積み立て
(口数)
1回目 10,000 10,000
2回目 9,500 10,526
3回目 9,000 11,111
4回目 8,500 11,765
5回目 8,000 12,500
5回目積み立て時の口数 - 55,902
時価 8,000 44,722(円)

基準価額がいくらになればプラスになる?

参考までに、この相場では基準価額が8,945円まで値上がりすると、時価評価額は50,004円になり、「とんとん」になります。

このことから、積立投資は最終的に価格上昇の見込める商品に投資しなければ、失敗すると言えます。

近年は「初心者なら積立投資を」という風潮が強いのですが、「積み立てならどんな商品に積んでも大丈夫」ではない点は知って欲しいです。

様々な金融機関が提示する「ドル・コスト法」のイラストだって、最後は値上がりして終わってるではないですか!

投資信託積立サービス「コスモス街道」のご案内|千葉興業銀行

千葉興業銀行のドルコスト平均法のイメージ

投資信託|投資信託積立サービス「コスモス街道」のご案内|千葉興業銀行(https://www.chibakogyo-bank.co.jp/kojin/tameru/toushin/tsumitate.html)

ドル・コストについては:月々500円から積み立てできる積立投信!1年間でわずか6000円

積立投資で失敗を防ぐ方法「最終的に値上がりしそうな商品」を選ぶ

上述の検証から、積立投資で失敗を防ぐ方法は、最終的に値上がりが見込める商品を選ぶことが大切だとわかります。

でも、最終的に値上がりが見込める商品ってどんな商品なんでしょう?

株式市場に投資するインデックスファンド

株式市場に投資するインデックスファンドは、積立投資で選ぶ最有力候補です。

代表的な商品として、

  • 楽天・全世界株式インデックス・ファンド:全世界の株式に投資
  • eMAXIS slim 先進国株式インデックス:日本を除く先進国の株式に投資
  • ニッセイ外国株式インデックスファンド:日本を除く先進国の株式に投資

などがあります。

過去200年間、最も値が上がり続けた金融商品は株式でした。

長期なら株式投資がベスト 碩学が読む市場の先行き | NIKKEI STYLE

過去200年のインフレ調整の実質トータルリターン

長期なら株式投資がベスト 碩学が読む市場の先行き(https://style.nikkei.com/article/
DGXMZO97637130U6A220C10000000)

しかし、1社や2社の成長する株式を選びだすのは困難を極めるため、「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」のような商品で、株式市場に広く投資しようという話になります。

2018年から始まった、積立投資の非課税制度である「つみたてNISA」では、選択できる商品は株式ファンドか、株式にも投資するバランスファンドに限られています。

関連記事:「つみたてNISA」で国内債券ファンドを選べない3つの理由と2つの対策

短期的には値動きの大きい株式ファンドは、長期的に見れば失敗の可能性が最も低い商品であると言えます。

こんな商品への積立投資は失敗の元

テーマ型投資信託

テーマ型投資信託とは、何か特定のテーマに沿って作られたアクティブファンドのことを示します。

  • 地球環境問題、IoT、AIなど時事テーマを扱うファンド
  • 中東やアジアなどの株式・債券ファンド

しかし、テーマ型投信は市場の話題が盛り上がり、関連する株式がかなり高騰したタイミングで設定されることが多いです。

そのため、市場のブームが去ってしまうと、一気に値が下がってしまう可能性があります。

積立投資で高い利益を得るためには、必然的に長期投資になりますから、一時的な話題で終わるような商品への投資は失敗の元です。

毎月分配型投資信託

分配金を毎月出す、毎月分配型投資信託への積立投資も推奨できません。

毎月分配型投資信託は、過剰の分配金のために、基準価額の下落が著しいからです。

関連記事:毎月分配型の投資信託はなぜ基準価額が下がり純資産が増えるのか

まとめ

  • 「初心者向け」と表されることが多い、投資信託の積立投資でも失敗することはある。時価(基準価額)が右肩で落ちる商品への投資には注意
  • 積立投資で失敗を防ぐ方法は、株式に投資するインデックスファンドに投資し、長期間積み立てを続けること
  • テーマ型投信や毎月分配型投信への積み立ては失敗の元。前者はブームが終わると価格が下落しやすく、後者は常に基準価額が下がりやすい

なお、弊サイトのオススメする資産形成手法は、株式に投資するインデックスファンドに長期間にわたって積立投資を行うこと。

上述のとおり、過去の実績に基づく限りは、最も失敗しにくい方法だと考えられるものです。

投資信託の運用方法に迷っていましたら、「資産運用のオススメはたった1つだけ!サラリーマンが知りたい資産形成術」も併せてご覧ください。

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