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公開:2018年04月11日 最終更新:2018年04月11日

執筆者:Mirai Takebe 運営者に問い合わせる

銀行で投資信託を購入すると失敗する5つの理由と3つの対策

投資信託の積み立てで失敗することってある?

https://www.pexels.com/photo/architectural-design-architecture-banks-barclays-351264/

銀行での投資信託の購入に興味が有りますか?

身近な銀行で取引できるなら、名前を聞いたことのない証券会社で取引を始めるよりも安心ですよね。

でも、銀行での投資信託の失敗談って気になりませんか?

もし、その点を不安に感じているなら、この記事をご覧ください。

あなたがこの記事を読むことで、銀行での運用失敗談の本質的な理由と、それを防ぐためにどのようにすればよいか、を学ぶことができます。

決して、銀行で投信かったら100%失敗するわけではないので、失敗しないための対策も一緒に見ていきましょう。

記事のポイント

  • 銀行での投資信託の運用に失敗する理由は、投資家が無知であることと、それに対し銀行が販売したい商品を押し込んでくることが原因
  • それでも銀行で運用したいならば、少なくとも窓口では商品を買ってはいけない。極力、営業活動を受けないように注意すること
  • 失敗談に登場しやすい「新興国債券、REIT(不動産投資信託)、テーマ型投信」といった商品には要注意。魅力的に見えるだろうが、リスクが高い
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銀行で投資信託を購入すると失敗する5つの理由

関連記事:投資信託で失敗する7つの理由と成功するための秘策

投資家がリスクや商品性を理解していない

投資家が投資信託のリスクや商品性を理解しないまま投資しているのも失敗する原因の1つです。

投資信託で失敗する7つの理由と成功するための秘策」にも書いたように、最初は3000円ぐらいから投資を始めて、資産運用を実感してから本格的な運用を開始しても遅くは無いはずです。

いわゆる「毎月分配型投資信託」の失敗談は、ほぼ100%投資家の無知・無理解が原因になっています。

投資信託は「儲かっているのかどうかよくわからない」という声が多かったのですが、目に見える形で定期収入が得られると、投資を行っている手ごたえを感じるというわけです。さらに、低金利が長期化していることも、毎月分配型投資信託が売れ続けた背景にあります。毎月支払われる分配金を12倍(1年)して、購入価格(基準価額)で割ると、その分配金利回りは10%前後、中には20%超という高分配商品もあることから高齢者に人気を博したわけです。
出典:親の毎月分配型投信が危ない! | DIAMOND Online

銀行側が投資信託の商品性を理解していない

銀行員は「お金のプロ」を呼び、「お金のことなら何でも知っている」と誤解している方がいます。

しかし、投信の販売は銀行員の本来の仕事ではないので、特に窓口の行員は何も分かっていないことも多々あります

かつて、筆者が銀行に投資信託のパンフレッドを貰いにいったとき、「投資信託わかるんですか?すごいですねー!」と褒められた経験があります。

このような相手に資産運用の相談をしても、素人が2人で話し合うだけですから、失敗しても当然と言えます。

まとまったお金(退職金)を持ち込むので、損失額が大きい

銀行での失敗談は、特に「退職金を運用する」高齢者がいるために、損失が生じた際の額も大きくなります

10万円の10%は1万円ですが、1000万円の10%は100万円に達します。

同じ割合の損失を被るなら、当然投資額が大きいほど、損失額も大きくなります。

実際のところ、投資信託を購入したら、思ったよりも値下がりし、評価損を抱えてしまうことはよくある話です。

投資なので、「絶対儲かる」はありえません。

でも、こういった、ちょっとした失敗はまず表にもでませんし、表に出たところで話題にもなりません。

退職金の失敗談だけが表に出る背景には、「大きな金額を運用して失敗した」という話題性が手伝ってるのも要因の1つです。

銀行が売りたい商品はたいていハイリスク

  • アメリカやグローバルのREIT
  • 新興国債券
  • テーマ型投信

これらは過去銀行の窓口で話題になった投資信託のジャンルで、いずれもハイリスクな運用を強いられる商品ばかりです。

例えば、以下は金融庁のモニタリングレポート(2014)で公表された、2009年から2014年までの、銀行窓口の売れ筋商品の推移です。

銀行で取扱いのある投資信託の売れ筋

https://www.fsa.go.jp/news/26/20140704-5/01.pdf

  • 2009:新興国・債券(ブラジルレアル)<毎月分配型>
  • 2010:米国・REIT(ヘッジ無)<毎月分配型>
  • 2011:米国・REIT(ヘッジ無)<毎月分配型>
  • 2012:米国・REIT(ヘッジ無)<毎月分配型>
  • 2013:国内・成長株式<年1回分配型>
  • 2014:米国・高利回り債券<毎月分配型>

本来、退職前後の高齢者がこのような金融商品を運用すること自体勧められません

65歳時点で老後のお金が足りないと自覚しているなら、運用ではなく定年後も働いてカバーすべきなのです。

それを無理に運用でカバーしようとするため、ハイリスクな商品を選択することになります。

銀行で販売してる投資信託の商品性が悪い

困ったことに、銀行窓口で購入できる投資信託は、そもそも商品性の悪いものばかりで、これも失敗要因の1つです。

  • 信託報酬1%を超えるアクティブファンド
  • 投資先は新興国やREITなど
  • 買付手数料は3.24%

こういった商品をざらに扱っています。

風変わりな商品ばかり扱っている一方で、ネットでは評価の高いインデックスファンドはなかなか販売されません。

この背景には、銀行の人件費や収入を賄うために、あえて手数料をたくさん取れる投資信託を並べている、といった事情があります。

日本の投信運用会社の多くは販売会社等の系列会社となっています。投信の運用資産額でみると、実に82%が、販売会社系列の運用会社により組成・運用されています。系列の投信運用会社は、販売会社のために、売れやすくかつ手数料を稼ぎやすい商品を作っているのではないかと思います。
出典:まともな投信1%、森信親金融庁長官が斬る業界の悪弊 | HCアセットマネジメント

最近でこそ、インターネット支店を利用して、低コストのインデックスファンドを並べる銀行も出てきました。

が、インターネットの利用に限られるなど、必ずしもそういった優れた商品を売りたいわけではない、という消極的な姿勢が見えるようにも感じます。

失敗せずに銀行で投資信託を購入したいあなたへ

いくら失敗するといわれてても、それでもなじみのある銀行で投資信託を購入したいと考える方は多くいらっしゃいます。

そこで、それでも銀行で投資信託を購入したいなら、どうすればよいかも紹介します。

勧誘話には乗らない(というか極力窓口で買わない)

以下は典型的な失敗談に結びつく可能性がありますから、避けた方が無難です。

  • 窓口で投資信託の勧誘を受ける
  • 「どんな投資信託を買えば良いですか?」と相談する

すなわち、

  • 窓口で投資信託を買わない
  • 窓口の人に「どんな投資信託を買えば良いですか?」と相談しない

基本はインターネット支店(や、インターネットでの取引サービス)を使ったほうが良いです。

筆者も銀行で投資信託を購入していますが、すべてインターネット経由の取引に留めています。

インターネットを使えば、日常的に勧誘されるなどの失敗リスクはかなり低くできます。

新興国債券・REIT・テーマ型投信・・・失敗しやすい商品の購入は慎重に

失敗談に登場しやすい投資信託は、主にハイリスクハイリターンな商品が多いです。

失敗談に登場しやすいジャンル

  • 新興国債券
  • REIT(不動産投資信託)
  • テーマ型投信

このようなファンドを買う際には、極力慎重に検討することをオススメします。

少なくとも、「あなたが買おうとしている投資信託は、どこの国のどんな金融商品に投資しているか」を判別つけられるまでは、大金で投資してはいけません

商品性も分かっていて、どの程度損失を被る可能性があるかも検討済みならば、その際には自己責任で購入なさってください。

運用期限のある商品は極力買わない

投資信託は長期に渡って運用するほど、有利な結果を期待できます。

関連記事:投資信託の運用年数と元本が割れる確率の関係

そのため、銀行で販売している商品のうち、償還(しょうかん)期限のある商品は選択肢からはずしたほうが良いです。

無期限で運用する商品ならば、一時的に評価損を抱えたとしても、長く運用し続ければ値を戻す可能性があります。

関連記事:投資信託は償還日があるものと無期限のもののどちらを選ぶべき?

正しく商品を選べば、銀行でも資産運用しても失敗しない

結局のところ、銀行で運用に失敗する本質は、「投資家が無知なことをいいことに、銀行が売りたい商品を売り込んでくる」のが原因です。

なので、

  • 銀行に相談しない
  • 初心者なのに大金で投資を始めない
  • 投資信託はどういった金融商品かを学ぶ

など、あなたのちょっとした心がけで、銀行での運用失敗談は避けられます

筆者は、SBI証券以外にも地元の銀行で投資信託を買っていますが、現在もプラスの評価額で順調に運用できていますよ!

まとめ

  • 銀行での投資信託の運用に失敗する理由は、投資家が無知であることと、それに対し銀行が販売したい商品を押し込んでくることが原因
  • それでも銀行で運用したいならば、少なくとも窓口では商品を買ってはいけない。極力、営業活動を受けないように注意すること
  • 失敗談に登場しやすい「新興国債券、REIT(不動産投資信託)、テーマ型投信」といった商品には要注意。魅力的に見えるだろうが、リスクが高い

あとはあなたの自己責任でお楽しみください。

なお、どのような投資信託を購入すればよいか迷っているのでしたら、「資産運用のオススメはたった1つだけ!サラリーマンが知りたい資産形成術」も併せてご覧ください。

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