先物取引の始め方。先物取引って儲かるの?

先物取引は資産運用というより投機的な取引です。 意外と歴史は古く、日本でも江戸時代には利用されていたとの記録が残っています。

先物取引を始めるためには、お金と証券口座の開設が必要です。

  1. 証券口座を開設する
  2. 先物取引用の口座を開設する
  3. お金を入金する
  4. 取引する

各ネット証券も株価指数先物(日経225先物や日経225mini)を提供しています。 株価指数先物に加えて、原油先物とその他の商品先物は、主要ネット証券では楽天証券のみが提供しているため、そちらへの口座開設がオススメです。

先物取引が危険な理由は証拠金取引だからです。 FXと同じで、少額の証拠金を入金することで、それよりも多額なお金を使って株価指数を買います。

例えば、日経225miniならば8万円程度で、日経平均株価×100倍のポジションを持つことができます。 呼び値は5円ですから、日経平均先物価格が1刻み(5円)動くと500円の損益です。

この値動きはFXよりもやばいです。

先物取引を始めたいなら、ある程度の投資経験はあったほうが良いです。 FXにも手を出しておくと、感覚的に分かりやすいかもしれませんね。

公開:2016年11月04日 最終更新:2016年11月04日

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はじめに

株式投資や投資信託に比べて(たぶん)危ない取引の1つと認識されているのが先物取引です。 資産運用を志すにあたって先物取引を始めようとする人は少ないでしょうが、一方で大金を得る目的で先物取引を始めたい方はいらっしゃるはず。

あなたも先物取引で大金を得たいと考えていませんか?

そこで、以下では

  • 先物取引の特徴
  • 先物取引でできること
  • 先物取引の始め方

など、先物取引の概略をご紹介します。

なお、前提として株価指数先物(例えば日経225先物)と商品先物のうち人気の高い原油先物を念頭に話を紹介します。 その他の商品先物は正直よく知りません。

先物取引とは何か

将来の商品価格を予想し、あらかじめ買う(売る)取引を先物取引と言います。 特に農作物に対する先物取引は古くから行われており、江戸時代の米取引でも利用されていたとの記録が残っています。

商品先物取引の歴史を知ろう|楽天証券の商品先物取引「ドットコモディティ」

先物取引が市場にもたらす影響は改めてご紹介しますが、おそらく先物取引に対するイメージとして以下の2点があるはずです。

  1. 先物取引は危険な取引
  2. 先物業界は過酷な営業?

先物取引は危険な取引

先物取引は危険な取引です。 株や投資信託と異なり、運用に失敗すると借金が残る場合があります(株式や投資信託などの取引で借金するのはなぜ?)。

先物で借金してしまうのは、それが証拠金取引だからです。 端的にはFX(外国為替証拠金取引)と同じ性格の取引です。

現在の先物取引は、わずかな証拠金を差し入れることで、それよりも巨額な取引が出来るようになっています。 そのため、ハイリスクハイリターンな取引を実現できます。

言い換えると、FXでの取引経験があるならば、先物取引も感覚的に理解できるはずです。 取引対象が為替なのか株価指数(商品)なのか違いを除けば、共通点も多いです。

先物業界は過酷な営業?

先物取引に悪いイメージを持つ理由の1つに、先物業界の過酷な営業行為があるかもしれません。 現在では一部例外(65歳未満で一定の金融資産を持つものを対象に許可)を除いて規制されていますが、それでもネット上にはしばしば体験談が出てきます。

現在は同じ証拠金取引でも先物よりFXのほうが人気が高いです。 これは検索エンジンが提供する検索ボリュームを見ても、FXを検索するユーザーは1桁かそれ以上多いことが示されています。

おそらく先物を始めがたい理由の1つは、そういった話に巻き込まれることを恐れてなのかもしれません。

なお、いわゆるネット証券を利用すれば、あなた自身のペースで先物取引を始めることができます。 商品先物は取り扱いが限られますが、株価指数先物なら主要ネット証券では定番的な商品の1つです。

先物取引のメリット

では、先物取引を利用する上でのメリットを紹介します。

  • 売りから入ることができる
  • 夜間でも取引できる
  • どの銘柄を買うか迷わない

売りから入ることができる(売り建て)

先物取引では、買いポジション(買い建て)と売りポジション(売り建て)の2種類のポジションを持つことが出来ます。 前者はこれから価格が上昇しそうなとき、後者はこれから価格が下落しそうなときに利用します。

例えば、日経平均株価は2015年6月頃の2万円越えをピークに下落し続け、2016年11月4日現在で17,000円程度になりました。 この下落相場で利益を上げるためには、

のが定番的な方法です。

この中でも最も柔軟に運用できるのが、日経225先物を売る方法です。 なぜなら、日経225先物は夜間も取引できるため、米国株式市場や円相場の動向次第でポジションを増やしたり決済したりできるからです。

インバース型ETFもインバース型投資信託も、ローリスク(借金の心配がない)で運用できる点は魅力です。 ですが、いずれも取引時間に縛られたり、追従する指数とのずれが発生したりと、一長一短な面もあります。

夜間でも取引できる

先物取引は夜間でも取引できます

例えばSBI証券では、8時45分~15時15分の昼間立会いと、16時30分~翌5時30分まで取引できる夜間立会を提供しています。 昼間は日経平均株価と連動的に動き、夜間は米国株式市場や円相場の動向次第で先物価格も変動します。

あなたが昼間忙しいならば、実は先物取引のほうが適しているのかもしれません。

どの銘柄を買うか迷わない

先物取引は株価指数や商品価格を対象とします。 各企業の個別の株価は取引しません。

例えば日経225先物を買うと、将来の日経平均株価を買ったのと同義です。 同じく、同指数を売ると、将来の日経平均株価を売ったのと同義です。

どの企業に投資を行うか悩むよりかは、実は手軽に取引先を選べるメリットがあります。

先物取引のデメリット

では、先物取引のデメリットです。

  • 運用に失敗すると借金が残る可能性
  • 決済期限がある

運用に失敗すると借金が残る可能性

先物取引は証拠金取引ですから、運用に失敗すると借金が残るかもしれません。

例えばミニ日経225先物は、おおよそ8万円の証拠金で1枚のポジションを持つことが出来ます。 この1枚は日経平均株価100倍分の取引数量です。

ミニ日経225先物価格が100円動くと損益は1万円です(呼び値は5円)。

日経平均株価が100円動くことはさほど珍しくないため、1日か2日あたりで簡単に数万円のお金が動くことになります。 これが先物がハイリスクハイリターンである理由です。

もし、10万円を入金して1枚ポジションを持った直後に日経平均株価が300円変動すれば、8万円の証拠金を割り込みます。 すると、あなたは割り込んでマイナスになった1万円を返済しなければいけません。

これならかわいいほうで、1日1000円以上の大暴落 (大暴騰)となったら大変です。 証拠金は一瞬で失われてしまうため、証拠金の8万円 + 足りない分を返済する必要が生じます。

8万円の入金で1日1万円なんていえば、すごく割りの良い儲け方です。 ですが、その額で取引を始めるのはあまり現実的ではありません。

決済期限がある

さて、上述のケースを踏まえ「マイナスが出たらプラスに戻るまでほったらかせば良いのでは」という疑問が生じます。 その時に考慮しなければいけないのが決済期限が設けられていることです。

これをSQ(スペシャルクォーテーション)と呼びます。

決済せずにポジションを持ったままSQを迎えると、今持っているポジションは自動で決済されてしまいます。 そのため、ポジションの含み損益も確定します。

先物取引の始め方

証券会社を通じて先物取引用の口座を開設するのが最も手軽です。

  1. 証券口座を開設する
  2. 先物取引用の口座を開設する
  3. お金を入金する
  4. 取引する

株価指数先物は主要ネット証券でも取り扱っています。 株式取引用の口座を開設したあとに、同じ証券会社の先物取引用の口座を開設するのが良いと思います。

上述の通り、先物取引はリスクの高い取引の1つです。 そのため、先物取引用の口座を開設する際に簡単な審査が行われ、開設を断られる可能性があります。

なお、主要ネット証券では楽天証券のみが商品先物(原油など)を扱っています。 日経225先物をやりたい場合にはお好みの証券会社を、原油先物をやりたい場合には楽天証券を利用するのがオススメです。

その他の先物専門の業者はよくわかりません。

まとめ

以上です。 まとめると、

  • 先物取引はFXと同じ証拠金取引なので、ハイリスクハイリターン(日経ミニなら100円で1万円の損益)
  • 先物取引は夜間でも取引できるため、米国市場や為替相場に併せて取引しやすい
  • 取引はネット証券から。原油をやりたいなら楽天証券を。

です。

ミニ日経225先物なら10万円以内でも始めることができますが、FXよりもリスクが高いために、簡単に資金が失われる可能性があります。 例えミニを始めるにしても数十万円単位でのお金は入金しておいたほうが良いです。

資産運用というよりは投機ですが、もしハイリスクハイリターンの取引で大金を得たいならば。

ただし、失敗したら借金する可能性だけは忘れずにお願いしますね。

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