パソコンで資産運用する人のためのセキュリティリスク対策

パソコン(特にWindows)で資産運用を行う際、経済的なリスクのほかにも、パソコンやインターネットが抱えるセキュリティリスクを意識する必要があります。 セキュリティリスクを放置した場合、あなたのパソコンが破壊されたり、最悪あなたの資産を失ったりする可能性があるからです。

パソコンのセキュリティを高めるために私たちができることは、

  • セキュリティソフトがインストールされていなければ導入する
  • セキュリティソフトをアップデートする
  • Windowsのアップデートをする

だけです。 セキュリティソフトを買ったり、アップデートの手順を覚えたりするだけで、誰でも簡単に対策を打てます。

いまだにWindows XPをお使いの方もいらっしゃいますが、それは大変危険です。 分配金とか株主優待とかチェックしている暇があったら、今すぐパソコンを更新してください。

公開:2015年12月06日 最終更新:2016年06月14日

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Windows XP

Windows XPは確かに良いOSでしたが・・・

はじめに

パソコン(以下Windows前提にします)で株取引や資産運用を行う場合、パソコンを利用する上でのセキュリティリスクに備える必要があります。 対策を怠るとお金や貴重な財産を失う可能性があるからです。

ですが、金融教育同様にインターネットのセキュリティに関する知識も学ぶ機会はそう多くはありません。 さらに、ITの世界は日々刻々と進化するため、時間をかけて学んだ知識もすぐに時代遅れになることも多いのです。

そこで、本ページではパソコンを通じて資産運用を行う際に注意すべき基本的な事柄をご紹介します。 これと言って特別なことは書いてありませんが、実際には下記を放置している方も多いのです。

ネットを通じて攻撃を受けると、あなたの財産や社会的信用を失う可能性があります

他人事と考えず、必ず対策を施してください。

セキュリティリスクとは何か

そもそも、パソコンを利用した際のセキュリティリスクにはどのようなものがあるかをご紹介します。

現在の主なリスクは、ウイルススパイウェアなど、いわゆるマルウェアがパソコン内に侵入し、パソコン内データ破壊や重要データの外部送信、またはあなたのコンピュータを踏み台に公的機関や法人のサーバーを攻撃するDDos攻撃が挙げられます。

例えば、家に持ち帰った仕事のデータであったり、証券会社やネットバンクにログインする為のIDをそのままパソコン内に保存していることはよくある話です。 マルウェアに感染すると、知らぬところでこれらが外部に流出してしまう可能性があります。

近年は、パソコン内のデータを解読不可能な暗号化データに変えてしまい、「身代金」を要求するランサムウェアと呼ばれるマルウェアも現れました。 身代金を支払っても暗号化が解除される保証はなく、泣き寝入りするしかない状況に追い込まれる危険なマルウェアです。

他にもタブレット端末で株取引。屋外でどうやってインターネットにつなぐの?で触れた無線LANの盗聴や、ネットカフェなど共用PC利用時のログアウト忘れ、またはUSBメモリの紛失などもセキュリティリスクに含まれます。

DDos攻撃について

時折、公的機関等のサーバーがダウンしたというニュースを聞くことがあると思います。 その時一時的な大量のアクセスが原因になっているならば、それがDDos攻撃です。

DDos攻撃の怖いところは、あなたの知らないところであなたが容疑者になってしまう点です。 あなたのパソコンがDDos攻撃の「踏み台」として使われると、攻撃を受けた側にはあなたのパソコンがアクセスした痕跡が残るからです。

警察に事情を聞かれる事態になれば、最悪、会社を解雇されたりするかもしれません。

「自分は何も知らなかった」ではすまないのが怖いところです。

セキュリティリスクへの対策はできるか

上述のように、パソコンに侵入を試みるマルウェアに対しては、様々な手法を用いてそれを防御することができます。 以下では、その一般的な手法であるセキュリティソフト導入についてご紹介します。

セキュリティソフトとは

セキュリティソフトは、パソコンを外部の攻撃から守るためのソフトです。 マルウェアの感染チェックと駆除が基本機能ですが、それに加えてウェブを利用する際のフィッシングサイトチェックや、スパムメールチェック機能なども有しています。

セキュリティソフトをインストールせずにパソコンをインターネットにつなぐことは、人の多い繁華街にパソコンを放置することと同じです。

誰が寄ってきて何をするかわからないのです。

セキュリティソフトはどのようなものが良いの?

機能はだいたい似通っているため、家電量販店の店頭にあるものを選択・購入すれば良いと思います。 筆者は長年「カスペルスキーインターネットセキュリティ」を利用しています。

カスペルスキー マルチプラットフォーム セキュリティ

ソフトの選ぶ観点はいくつかありますが、特にフィッシングサイトチェック機能の有無は確認しておくことをオススメします。 金融機関のウェブサイトはフィッシング詐欺のターゲットになりやすいためです。

加えて、OutlookやThunderbirdなど、また自前のメーラーを使っている場合には、スパムメール対策機能も備えていると安心です。

たまに、お金をかけることを避けて、無償のアンチウイルスソフトを必死に探す方もいらっしゃいます。 しかし、無償のソフトは機能が制限されていることも多く、適切に使いこなすにはちょっとした知識が求められます

よくわからないのであれば、市販品を買ったほうが早いですし、そちらのほうが安全です。

セキュリティソフトのアップデートを忘れない

セキュリティソフトはインストールしただけでは不十分で、定期的なアップデートを必要とします。 マルウェアは日夜新しいタイプが出現しており、セキュリティソフトの防御機能も随時更新する必要があるからです。

アップデートは必ず行ってください。

また、セキュリティソフトの契約期限は1年や数年単位で、必ず契約(ライセンス)が切れる日が来ます。 契約が切れると、最新の定義ファイルをダウンロードすることが出来なくなります。

ライセンスが切れたら、必ず追加のライセンスを購入するか、もしくは別のセキュリティソフトに乗り換えてください。

「インストールしてるから大丈夫」と安心していると、忘れた頃に痛い目にある可能性もあるのです。

Windowsのアップデートも忘れない

セキュリティソフト同様に、Windowsも必ずアップデートするようにします。 近年のマルウェアの多くは、WindowsやインターネットエクスプローラやAdobe関係などの周辺ソフトの脆弱性を狙っています。

通常、Windows Updateは毎月第二水曜日にまとめて行われます。 インターネットにつないでいるにも関わらず、このタイミングでお使いのパソコンがアップデートも何もしないのであれば、それは更新機能が無効化されている可能性が高いです。

脆弱性とは

やじるし

脆弱性とは、ソフトウェアの不具合などを理由に、ユーザーが予想しない動作・挙動ができてしまう「抜け道」です。 例えば玄関の鍵はかけているのに、その隣の窓を開放して外出してしまうようなイメージです。

Windows XPは今すぐ乗り換える

Windows XPは今すぐ買い替えをオススメします。

2000年代に登場したWindows XPはWindows史に名前を残した偉大なOSでした。 ですが、既に開発期間もサポート期間も終了しており、OSの脆弱性などもそのままになっています。

実は、それでもWindows XPを根強く使い続ける方がいらっしゃいます。 もしかしてあなたもWindows XPのパソコンでこのページをご覧になっていませんか?

ちょっとしたお金の節約や乗換えの手間を考えているのかもしれませんが、正直マルウェアに感染した時の手間のほうが高くつきます。 また、証券会社などの取引アプリもXPは動作保証対象外になっていることが多いため、そのまま使い続けるメリットはありません。

繰り返しますが、Windows XPは必ず今すぐに買い替えをオススメします。

まとめ

以上です。 まとめると下記になります。

  • セキュリティソフトがインストールされていなければ導入する
  • セキュリティソフトをアップデートする
  • Windowsのアップデートをする(Windows XPは絶対に今すぐ乗り換える)

たったこれだけです。 これなら簡単ですぐにできると思いませんか?

私たちは普段このようなセキュリティリスクを意識することがあまりなく、いざ事態に遭遇してから「困った、どうしよう」と悩みがちです。 一方、そのようなあなたの隙を狙うマルウェアは日々進化して、あなたのパソコンや知的財産を狙っています。

特に資産運用目的にパソコンを使う場合、あなたの汗水たらして働いたお金の命運も、あなたのパソコンにかかっています。 ぜひ今一度チェックしてみてください。

もし、買い替え時にパソコン選定に困るのでしたら、普通のパソコンでも投資信託や株式売買できる?株取引用に国内メーカー製パソコンを買うなら?富士通WEB MARTから選んでみたもぜひ併せてご覧ください。

パソコンに比べスマホは安全なのか?

がまぐち

Windowsに比べるとAndroidやiOSは、悪意あるアプリに対しては比較的安全です。 Windowsよりも権限が細かくチェックされているほか、公開されるアプリ自体も(一応)審査されている点が理由として挙げられます。

ただし、Androidは世界的にユーザーが増えているため、今後狙われやすくなると思います。 また、フィッシングサイトやユーザーの不安を煽る広告のように、危険は端末の外側にも潜んでいることを忘れないでください。

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