デイトレーダーになるには

あなたはデイトレーダーになりたいと思いますか?デイトレーダーになれたら、会社勤めをせず、1日で大金を稼げる!そんなイメージがありますよね。

デイトレーダーになるためには、お金と口座と運用するための環境を用意するだけです。なること自体は難しいものでもありません。

一方で、現実的には自身で将来に対する備えをしなければいけないなど、自助努力が求められる職業の1つです。自営業や個人事業主の変形版、とも呼べるかもしれません。

トレードの素質があるかどうかはやってみないとわかりませんから、1日ぐらいお休みもらってトレードをやってみるのはどうでしょうか。実際に試してみれば、自身に適正があるかどうか分かると思います。

公開:2016年02月08日 最終更新:2017年02月17日

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デイトレーダーに必要なもの

お金の話は上記でしているので、お金以外の点でいくつかご紹介します。といっても、普通の資産運用と同じで、口座や取引用の端末を用意するだけですね。

取引に必要な口座

デイトレーダーとして取引を始めるためには、証券口座やFX業者の口座など、あなたが取引したい商品の口座が必要です。基本的にインターネットで取引できる業者なら、どこに口座を持ってもデイトレができると思ってください(だいたいデイトレ向けツールを公開しています)。

基本的には以下の商品のいずれかをトレードすることになるかと思います。

  • 株式(現物取引・信用取引)
  • FX(外国為替)
  • 先物・CFD(株価証拠金取引)

このうち株式市場の取引は日中(9時~15時)に限られます。あなたが日中働いているならデイトレは難しいです。

一方、FXや先物、CFDは夕方や夜間も含め取引可能です。あなたが働きながらデイトレを始めるなら、それらが良さそうです。

ちなみに、土日含め365日取引できるビットコインもデイトレに利用できますね(取引の始め方は1万円で仮想通貨「ビットコイン」に投資する方法)。

なぜマルチティスプレイが必要なのか

デュアルモニター環境

筆者宅のデュアルモニター環境

デイトレはスマホやパソコンで取引を行います。おそらくあなたがイメージするのは、モニターを何枚も設置したマルチディスプレイ環境での取引ですよね。

パソコン選定の話は、マルチディスプレイ対応の株取引用パソコンってどこで手に入るの?にて紹介しているため、ここでは何故マルチモニターが必要なのかという点を紹介します。

マルチティスプレイが必要になる理由は、それだけ監視する相場、銘柄があることを示しています。

例えば、昼間の日経市場を動かす要因は、いくつかあります。

  • 個別銘柄の相場
  • 外国為替(主にドル)の相場
  • 海外市場(主に中国)の相場
  • コモディティ市場(原油)の相場

特に、ドル円相場や中国市場の動向は、2016年現在の日経平均株価に大きな影響を与えています。円高になれば下落しますし、中国市場の急落を受けても下落するのです。

それら多数の相場、市場を監視するためにはどうしても1枚のモニターだけには表示しきれなくなります。

加えてデイトレーダーが狙う銘柄は1つとは限りません

特に新興市場には、その日話題になる銘柄は複数あります。そしてそれらは、それぞれが日経平均株価と外的要因の影響を受けながら、独自の値動きを示します。

デイトレーダーはその中から自身が利益を出せると思った銘柄の売買に入り、そして取引を完結させます。場合によっては数十秒や1分というごく短時間の売買を済ませると、次のタイミングを待つわけです。

もちろん、中国市場の乱調などを察知したら、さっさと逃げないと含み損を抱えてしまいますね。新興市場の銘柄を高値掴みしてしまったら大変です(二度と戻らないかもしれません・・・)。

このような事情を踏まえ、デイトレーダーは複数枚のディスプレイを用意します。

なお、用意する枚数に決まりはなく、あなたがやりやすいと思った枚数を設置するのがベストです。マルチディスプレイ対応の株取引用パソコンってどこで手に入るの?で紹介しているように、おおよそ6枚までのディスプレイは1台のパソコンで表示可能です。

市販のデスクトップやノートパソコンの場合は2枚、もしくは3枚程度が限度になります。

負け続けても相場に向かい合う気持ち

あなたが専業のデイトレーダーとして活動する場合、取引を通じて利益を出さなければご飯を食べていけません

調子が良いときは気分も乗るでしょうが、調子が悪いときは苦しい状況になるかもしれません。

強い精神力は必要だと思います。

デイトレーダーって儲かるの?

結論からいうと、デイトレで儲けているのはごくわずかです。

日本経済新聞社が発行した「ゴールベース資産管理入門」にこのような記述があります。

バーバー、リー、リウ、オーディン(2009)(筆者注:Brad M. Barber et al(2009) the review of financial studies 22, 609-632)は、36万人の台湾のデイ・トレーダーを対象に、1992年~2006年の運用成績を調べて、バフェット以外の投資家たちのトレーディングスキルを分析しました。

年平均で見ると、手数料控除後では360人中たった1人しか市場を上回る成績をあげられなかったことがわかりました。

何十万という人たちが、苦労して稼いだお金をネット取引で運用できる能力があると自信たっぷりなわけです。しかし、実際にはそのうちのごくわずかしか、本当の腕を見せることができていないのです。

ゴールベース資産管理入門

この記述はちょっと怪しい(360人中たった1人 = 360分の1?)のですが、少なくとも多くの人が市場平均以下の成績だとわかります。デイトレは必ずしも儲かる職業ではないのです。

「市場平均に勝つこと」とは

私たちは、絶対的な利益(1万円や5万円といった金額)を意識しますが、市場では「市場平均に勝つこと」こそが優れたトレーダーの条件となります。

例えば、あなたが1ヶ月間にデイトレで1%の運用益を出したとします。しかし、同じ期間の市場のリターンが2%だったらどうでしょうか。あなたはデイトレなんかやらず、その市場に追従する投資信託を買ったほうが儲かったのです。

おそらく、短期売買で100円や200円の利益を出すことは誰でもできます。でも、市場平均に勝てるトレーダーは多くないことも知っておいてください。

会社(大学)を辞める勇気ある?

ところで、専業のデイトレーダーは無職自営業に分類されます。専業トレーダーは自分の将来は自分で保証しなければいけない点に注意が必要です。

若干話がずれますが、2016年現在で20代ならば第二新卒や中途でのポテンシャル採用も盛んです。あなたが20代なら、一時的にデイトレーダーを目指したとしても、途中で転進して就職することは可能だと思います。

一方、30代を越えてくると経験者が優遇されてくるため、履歴書の空白期間が転職時のネックになります。

例えば3年間デイトレーダーとして活動したが、お金がなくなってしまったために就職したい、といった場合にどうでしょうか。年齢制限や、その3年間の空白を理由に、再就職できないかもしれません。

専業のデイトレーダーになるとはそういうリスクを抱えることになります。

現実的にデイトレーダーになるために

というわけで、現実的な方策を考えてみます。

あくまで筆者ならこうする、という考えですので、一応参考程度にご覧いただければと思います。筆者がどう言おうが、最終的に決めるのはあなたなのですから。

会社(大学)は辞めない

まず、意気込んで会社や大学などを辞めないようにしましょう。

そもそも、投資や為替取引を始めてみなければ、あなたの適正がわかりません。デイトレーダーになる!と意気込んで会社を辞めてみたものの、実際市場でお金を動かしていたら、お金を溶かす恐怖で何も出来なくなった・・・ということもある話です。

筆者だって1日中デイトレして、負けがかさんで震えが止まらなくなったこともあります笑

会社や大学を辞める前なら取り返しが付きますが、一度辞めてフリーになってしまえば取り返しが付きません。にちゃんでも、2000万円という大金を2週間で溶かしてしまった有名なコピペなどありますよね。

最終的に専業のデイトレーダーになるにしてもお金が必要ですから、当面は兼業のトレーダーとして活動することをオススメします。そこで自分が投資や為替取引に合っていること、自分なりの勝ちパターンを見つけるなどしてから辞めても良いと筆者は考えます。

あなたが会社員なら一日ぐらい有給使って良いのではないでしょうか。また、FXで祝日の暇つぶしを?1日デイトレーダー体験もできるよ!で示したように、FXなら祝日でも取引可能です。

逃げ道は作っておく

仮に運用に失敗しても人生を再起できるよう、生活防衛資金は残しておくことをオススメします。相場に絶対はありませんから、どうなっても生きていけるよう、あらかじめ手を打っておくのです。

いわゆるサラリーマンの副業なども良いかもしれませんね。トレード以外にも収入を持っていればよいリスク分散になると思います。

場合によってはトレードの収益で事業を始めるのも良いかもしれません。自分自身がオーナーになってしまえば、事業収入が手に入りますから、私たちが資本家になるにはで示した資本家への道も開かれます。

一般に、一箇所に収入を依存してしまうのはリスクの高い行為です。貯金を残しておいたり、複数の収入を得ることなどをオススメしたいです。

まとめ

以上のように、デイトレーダーになるためにはお金と環境さえあれば誰でもなれますが、一方で専業トレーダーになるために捨てるものもあります。トレーダーを辞めたくなっても、その時就職先も何も無かったら大変ですよね。

それでもトレーダーを目指すなら、きちんとご自身が投資に適正があるのかを見極めることをオススメします。運用だけで食べていけるお金もあって、勝ち進むことができるなら良い選択になるのではないでしょうか。

ちなみに筆者はデイトレーダーではありませんが、半分自営業に足を突っ込んでいるため、昼間でも取引しようと思えばデイトレが出来る環境にあります。たまに一日FXやってたりしますが、精神力を使ってぐったりすることが多いです。

筆者が貧弱なだけですが笑

もしあなたが、まだ証券口座やFXの口座を開設しておらず、将来デイトレーダーになりたいとお考えなのでしたら、口座を開設し、一日有給でも取って取引を行ってみてください。この記事よりも役立つ経験を得ることができますから。

いつもご覧頂き励みになります。お気に召しましたら是非シェアしてね!

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