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公開:2017年10月07日 最終更新:2017年10月07日

【つみたてNISA】「Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型」に毎月1万円積み立てたら20年後いくらになる?

Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型(目論見書より)

「野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型(以下、Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型)」とは、野村アセットマネジメントが運用しているバランスファンドの1つです。

Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型 | 野村アセットマネジメント

Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型は同社がシリーズ化している「Funds-i(ファンズ・アイ)」と呼ばれる投資信託のうち、よりローリスクなバランスファンドとして知られています。

Funds-iシリーズは近年の投資信託の信託報酬(運用コストのこと)引き下げ競争から一歩後れを取っていますが、その中でFunds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型は「つみたてNISA」で選択できる投資信託の中でも少し珍しい特徴を持っているため、ここで紹介したいと思います。

本記事では、Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型に毎月1万円を20年間積立投資した場合、20年後の将来にいくらになるか、乱数シミュレーション(モンテカルロ法)を利用して算出します。乱数計算により算出ですので、あなたの将来の運用成績を保証・約束するものではない点に注意してください。

あくまで目安程度にご覧ください。

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Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型とは

全世界の株式・債券・不動産に投資するバランスファンド

Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型の投資配分(目論見書より)

Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型の投資配分(目論見書より)

Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型とは日本、先進国、新興国の株式、債券、不動産(不動産投資信託。REIT)など、7つの資産クラスに投資する「バランスファンド」です。その投資比率は以下のように決められています。

関連記事:「つみたてNISA」においてバランスファンドを選ぶメリットとデメリット

  • 日本:約44.3%
  • 先進国:約44.3%
  • 新興国:約11.3%
日本 先進国 新興国
債券 11.2%
(1/9)
11.2%
(1/9)
11.3%
(1/9)
株式 16.6%
(1/6)
16.6%
(1/6)
0%
不動産投資信託 16.5%
(1/6)
16.5%
(1/6)
0%
44.3% 44.3% 11.3%

情報は2017年10月02日現在。2017年8月末のマンスリーレポートに基づいており、四捨五入のために合算しても100%にはなりません。

Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型のしくみ(受益者があなた)(野村アセットマネジメントのウェブサイトより)

Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型のしくみ(受益者があなた)(野村アセットマネジメントのウェブサイトより)

上記の図では、いちばん左側の投資者(受益者)であるあなたが、ベビーファンドであるFunds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型に投資を行うと、そのお金は

  • 国内株式マザーファンド:日本株式に投資します
  • 外国株式為替ヘッジ型・マザーファンド:アメリカやEUなど、先進国の株式に投資します
  • 国内債券NOMURA-BPI総合・マザーファンド :日本国債等に投資します
  • 外国債券為替ヘッジ型・マザーファンド:アメリカやEUなど、先進国の国債等に投資します
  • 新興国債券マザーファンド:中国やインドなど、新興国の国債等に投資します
  • J-REITインデックス・マザーファンド:日本の不動産投資信託に投資します
  • 海外REITインデックス・為替ヘッジ型・マザーファンド:アメリカやEUなど、先進国の不動産投資信託に投資します

と、7つのマザーファンドを通じて日本と世界の株式や債券、不動産投資信託に投資されます。

7つのマザーファンドが得た利益はベビーファンドであるFunds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型の利益となり、Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型の利益があなたの利益につながります。

他のバランスファンド同様に、Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型もまた、この投資信託1つに投資するだけで全世界に投資できる点が魅力です。

「つみたてNISA」でFunds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型を選ぶメリット

Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型は、どちらかといえば大きな損失を抑えることを目的とした投資信託です。大きなの理由の1つに「為替ヘッジ」があります。

為替ヘッジとは、

外貨の先物取引やオプション取引を利用して、為替変動リスクを回避すること。

海外資産に投資する場合、外貨建てでは運用収益が得られたとしても、為替変動により円換算すると資産価値が下がる可能性があり、為替ヘッジを行うことで、こうした損失を抑制できる。

通常、円高による為替差損を回避する目的で行われることが多く、外貨建て資産に投資をすると同時に外貨売り円買いの先物予約をして将来の為替変動に備える。その際、為替相場の円安局面で得られる為替差益は犠牲になる。また、為替ヘッジする際には2国間の短期金利差相当のヘッジコストがかかる。

なお投資信託の中で、円ヘッジ海外債券型ファンドはこの仕組みを利用しており、為替リスクを低減したファンドとして注目されることも多い。

為替ヘッジ | 野村證券

重要なポイントは以下です。

  • 為替ヘッジは為替変動リスク(円高による損失)を回避する目的で利用される
  • 為替ヘッジは2国間の金利差相当のコストを要する
  • 為替ヘッジ型の投資信託は、為替リスクを低減した投資信託として注目される

通常、海外資産の円評価額は、その時の為替レートの影響を受けます。例えば、1ドル100円の時に1,000ドルの資産は10万円ですが、1ドル80円に円高が進むと1,000ドルの資産は8万円となり、日本円で2万円の損失になります。

為替ヘッジはこの損失を防ぐために利用されます。

Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型は海外資産に投資を行う、以下の4つの資産クラスの全てで為替ヘッジが採用されています。

  • 外国株式為替ヘッジ型・マザーファンド
  • 外国債券為替ヘッジ型・マザーファンド
  • 新興国債券マザーファンド:中国やインドなど、新興国の国債等に投資します
  • 海外REITインデックス・為替ヘッジ型・マザーファンド

そのため、為替の影響が小さくなった分だけ、私たちが損失を抱える可能性もまた小さくなっているのが特徴です。

「つみたてNISA」でFunds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型を選ぶデメリット

前述の為替ヘッジは、

  • 為替の影響を完全にゼロにはできません
  • 為替ヘッジのためのコストが発生します

といった点でデメリットもあります。

同社が発行している2017年8月31日時点の月次レポートによると、

  • ポートフォリオの利回り:2.7%
  • ポートフォリオの利回り(為替ヘッジ後):2.0%

と、為替ヘッジに伴って0.7%の利回りが失われています

為替ヘッジ前後の利回り(Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型の2017年8月末時点のマンスリーレポートより)

為替ヘッジ前後の利回り(Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型の2017年8月末時点のマンスリーレポートより)

これを踏まえると、

  • 多少利回りを捨てても、なるべく損をしないことを重視するならFunds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型を
  • 利回りを捨てるのはもったいない。もっとガツガツ利益を取りたいと考えるなら、それ以外の投資信託を

と考えるのが良いと思います。

Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型の理想的な利回り

Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型の理想的な利回りは野村アセットマネジメントの投信アシストで閲覧できます。これによると2003年以降の運用成績は、

  • リターン:6.8%
  • リスク:9.8%

と得られました。つまり、この組み合わせの過去14年間の年平均利回りは6.8%です。

実際にはここから投資信託の信託報酬(運用コスト)や為替ヘッジコストが引かれますので、実際の利回りは平均6.8%よりも下がります。

投信アシストでFunds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型の利回りをチェック

投信アシストでFunds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型の利回りをチェック(野村アセットマネジメントのウェブサイトより)

この組み合わせは「今の投資配分のままで10年や20年と長い目で見たときに、理想的には平均約6.8%程度のリターンだった」という意味です。毎年6.8%ずつ増えていくという意味ではありませんので、解釈にはご注意ください。

検証:20年後の運用成績を算出

エクセルで計算します

エクセルで計算します

それでは、乱数シミュレーション(モンテカルロ法)を用いて、20年間、毎月1万円ずつ積立投信した場合の予想成績を算出します。

この計算は、今後20年間の運用成績を乱数で算出し、運用益と運用損がどのように推移したものか、をまとめたものです。

1回の計算では偏りが出るため、1,000回計算を繰り返し、

  • 最も利益が出たケース(最高評価額)
  • 最も利益が出なかったケース(最低評価額)
  • 各ケースの平均値(平均評価額)
  • 元本割れの回数(20年後に元本が割れている回数)

を記載しました。

以下で述べる計算結果は、あなたの将来の運用成績を保証・約束するものではありません

また、この乱数シミュレーションは投資信託の運用方法を完全に反映していないため、実際には結構な差が生じるはずです。あくまで、他の投資信託の計算例と比較して、「おおよそこんな感じなのか」とあたりをつけるためにご覧ください。

なお、単純に現金を毎月1万円ずつ20年間積み立てると、1万円 × 12ヶ月 × 20年 = 240万円の貯蓄になります。

計算結果:あなたの投資信託は20年後にいくらになるか

上述の条件で20年運用したと仮定した計算結果です。

試行回数 1,000回
運用年数 20年
総投資金額 240万円
最高評価額 1,161万円 (+921万円)
最低評価額 231万円 (-9万円)
平均評価額 518万円 (+278万円)
元本割れ回数 1回
元本割れ確率 0.1%

この結果では、20年間で240万円の投資に対し、20年後の運用成績は平均518万円、最低231万円~最高1,161万円の間に分布する成績となりました。

また、1000回のシミュレーションで20年後に元本が割れたのは1回(0.1%の確率)でした。

毎月の投資プランはこのような感じ

  • Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型:10,000円/毎月

Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型をオススメしたい人

  • 1つの投資信託だけで運用を行いたい
  • 大きな利益を得るよりも、大きく元本が割れないことを重視したい
  • 何に投資すれば良いかわからないので、とりあえず世界の株式と債券に幅広く投資しておきたい

Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型はおそらく「つみたてNISA」の数ある商品の中でも、最も低リスクな商品の1つです。その代わり、大きなリターンを期待するのも難しいです。「つみたてNISA」の中では「ローリスクローリターン」だと言えると思います。

そのため、初めての投資家が「つみたてNISA」でお試し運用をするならば、最適な投資信託の1つだと筆者は考えています。

Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型は他のバランスファンド同様に投資先の分散性が高いため、あなたがなるべく堅実に資産形成を行いたい場合にぜひチェックして欲しいです。

まとめ

  • あなたが「Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型」を利用すれば、過去の実績に基づく限り、年平均利回り6.8%程度(理想値)の利回りを享受できる
  • Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型はバランスファンド。あなたが始めての積み立てでも選びやすい投資信託の1つ
  • 乱数シミュレーションの結果は参考程度に

上述の通り、Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型はおそらく「つみたてNISA」の数ある商品の中でも、最も低リスクな商品の1つです。これ以上リスクを下げると、つみたてNISAで投資できる商品はなくなってしまいます。

そのため、もしあなたが「つみたてNISA」でお試し運用を始めたいならば、

  1. Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型を毎月100円から買ってみる
  2. 運用に慣れたら積立額を増やす or 別の投資信託を選ぶ

のが良いと筆者は考えます。

いつもご覧頂き励みになります。お気に召しましたら是非シェアしてね!

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筆者情報

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30代兼業投資家。株式と投資信託中心に少額投資中。

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