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短期の資産運用ってどう? -3年以内を目処として-

例えば数ヶ月や数年以内に完了させる短期の資産運用は難しい運用です。 短期間では経済成長の恩恵を受けにくい他、相場の波次第でマイナスで終わってしまうこともあるからです。

もし、あなたが短期間の資産運用に興味があるならば、きっとそれは将来使うあてのあるお金を運用しようとしているのだと思います。 もしそれなれば、運用する商品はなるべく元本を守りつつリターンを狙える商品がオススメです。

銀行預金を除けば、日本国債ものの投資信託や個人向け国債の3年物が良いと筆者は考えます。 筆者が短期間の運用をする場合には、それらに投資することが多いです。

逆に短期間でも大きな利益を狙いたいならば、株式の売買などを行うのが良いと思います。 その場合には投機的な取引になりますので、お金を失う可能性もあることを忘れないでください。

公開:2016年06月22日 最終更新:2016年09月29日

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はじめに

一般に資産運用は長期(例えば10年超)に渡って行うことを前提にしています。 例えば、多くの資産運用本が30~40年後の老後に必要なお金をターゲットに、どのようにお金を増やしていくかを解説しています。

ただ、全ての人が長期の資産運用を望むとは限らないはずです。

そこで、本記事は短期間の資産運用と題して、最長3年程度までの運用を前提とした資産運用を考えてみます。

短期間の資産運用は推奨されない

前提として、期限を設けた短期間の資産運用は推奨されません。 それにはいくつかの理由があります。

  • プラスで終了するとは限らない
  • 短期売買はゼロサム化しやすい
  • 手放すのが惜しくなるかも

プラスで終了するとは限らない

期限付きの運用は、出口がプラスでもマイナスでも運用を終えなければいけないため、運用が難しいです。

例えば、老後を見据えた資産運用であれば、その数十年間の間に複数回は「大相場」と呼ばれるチャンスが訪れるはずです。 このようなタイミングを逃さずに利益確定を行っていけば、着実に資産の増大化を狙うことが出来ます。

しかし、例えば3年のような期限付きの運用では、その期間に「逃げる機会」が無い可能性が高まってきます。 1年より短いと、例えばリーマンショック後の相場のように、ほとんど下落相場が続くという状況さえ考えられます。

短期売買はゼロサム化しやすい

短期売買はゼロサム(勝者と敗者が必ず存在し、市場参加者全員が勝者になれない)になりやすいため、投機性が高くなります。 特に株式や外国為替(FX)で運用したい場合に該当します。

手放すのが惜しくなるかも

株や投資信託を購入したときに、その商品が愛おしくなる場合があります。 これは行動経済学という学問で保有効果と呼ばれており、あなたが所有するものに高い価値を感じてしまい、売却できなくなることを指します。

ここでは保有効果の是非は議論しませんが、あなたが物を捨てられないタイプならば、投資でも同じような行動をするかもしれません。

運用期間が終わるころ、「やっぱり手放すのは惜しいな」と悩みの種が生じることもあるかも?

短期間の資産運用で何に投資する?

上記のような事情を踏まえても、あなたが運用したいというのでしたら、きっと資産運用に強い興味をお持ちなのでしょう。 また、同時に今運用できるお金は、いずれあなたの手元から離れて行くという事情もお持ちなのだと思います。

もし、そうなら手元を去って行く前にもっと増やしたいですよね。

通常の資産運用同様に、短期間の資産運用で何に投資するかは、

  • どのくらい増やしたいか
  • どのくらいの期間運用できるか

にかかっています。

以下では、いくつかのケースを見てみましょう。

運用期間1か月未満

運用期間1か月未満で売買できる商品には以下のような物があります。

  • (銀行預金)
  • 外貨建てMMF
  • 投資信託
  • 株式

各商品の特徴については、外貨建てMMFで資産運用!外貨預金に似た低リスクが魅力!投資信託の始め方。そもそも投資信託って何?株式投資の始め方。株って儲かるの?あたりをご覧ください。

1か月未満の場合、銀行の定期預金や個人向け国債のような元本保全性の高い商品は選択できません。 元本保証を重視する場合には銀行預金を、元本割れも差し支えないなら外貨建てMMFや投資信託、株式を選択します。

外貨建てMMFや投資信託、株式のいずれの商品を選択したとしても、ほとんど投機と変わりません。 正直、この期間だけの運用ならば銀行預金にとどめておいたほうが良いです。

運用期間1ヶ月以上3年未満

運用期間1ヶ月以上3年未満で売買できる商品には以下のような物があります。

  • (銀行預金)
  • (銀行定期預金)
  • (日本円MMF)
  • 外貨建てMMF
  • 投資信託
  • 株式
  • ソーシャルレンディング(投資型クラウドファンディング)

運用期間が1ヶ月を超えると、銀行の1ヶ月定期預金なども選択肢に入ります。 銀行預金に似た日本円MMFも選択肢になりますが、現在は募集停止中なのが残念なところです。

元本が割れても買わないのでしたら、やはり外貨建てMMFや投資信託、株式を選択します。 運用次期によっては、配当金や株主優待を貰うチャンスもあるかもしれませんね。

1年を超えて運用していると、外的要因の変化にともなう相場の波を経験することになります。

例えば、日経平均株価は2015年6月から2016年6月の1年間で4,000円も変わりました。 同様にドル円相場も同期間内で15円近く動いています。

このような変化が運用にプラスになれば良いのですが、マイナスになる可能性も捨てきれないのは、先に述べた通りです。

事業などにお金を融資するソーシャルレンディング(投資型クラウドファンディング)は運用期間が半年~3年程度のものが多いです。 リスクある投資ではありますが、これらに投資するのも1つの手です。

運用期間3年

運用期間3年で売買できる商品には以下のような物があります。

  • (銀行預金)
  • (銀行定期預金)
  • 個人向け国債
  • 外貨建てMMF
  • 投資信託
  • 株式

1万円から始める個人向け国債で示したように、個人向け国債は最短でも3年間の運用期間を必要とします。 1年以上運用すれば中途解約も可能ですが、利子に対するペナルティが付きますので、運用の意味がなくなってしまいます。

その他の運用商品は、これまで述べたものと大して代わりません。

どのような運用をするか

これらを踏まえ、筆者は保守的な運用をオススメします。 例えば銀行での定期預金個人向け国債、または日本債券や先進国債券を中心とするような投資信託です。

株式を選択したい場合には、個別株式に投資を行うよりも、株式と投資信託のいいとこ取りをしたETFで資産運用!で紹介するETFを通じて日経平均株価を「買う」(詳しくは「日経平均株価を買いたい」を叶える株価指数を買う方法)のが、相対的に低リスクです。

あとはあなたがどの程度リスクをとれるかにかかっています。 もし運用資金が1円足りとも減らせない貴重なお金ならば、定期預金や個人向け国債がいいところです。

筆者の運用事例

こんなことを書いておきながら、実は筆者も半年間の短期運用をしたことがあります。 とあるイベント出展に必要なお金で投資信託を買い、上手くいったらイベント時のお昼ご飯を贅沢にしようという目論見で始めました。

筆者が買った投資信託は、

  • DLIBJ公社債オープン(短期コース)
  • DLIBJ公社債オープン(中期コース)

です。 これらに50%ずつ投資を行い、なるべく資産を守りつつリターンを狙いました。

どちらの投資信託も日本債券で運用するもので、高い安定性が魅力です。 また、短期コースのほうが、投資信託が保有する債券のデュレーションが短い為に、より低リスクな商品です。

ただ、今回はタイミング的にちょうどマイナス金利導入時期と重なってしまった為、予想よりリターンが大きめになりました。 債券価格は金利と反比例ですので、日本国債の利回りが急落した時点でファンドの価格も急上昇したからです。

結局イベント時は忙しくて昼飯抜きになってしまったのですが、今回の運用は成功に終わりました。

ちなみに同じ期間内で株式で運用していたら、おそらく赤字になっていたと思います。 投資信託の解約時期は、ちょうど日経平均株価が底値をつけたタイミングだったからです。

まとめ

以上です。

まとめると、

  • 運用は長期のほうが良い
  • 3年を超えれば普通の資産運用と同じ要に商品を選択できる
  • 将来使うお金ならば、リスクを抑えた運用を

です。 リスクを抑えた運用をするなら、銀行預金のほかに日本債券物の投資信託や個人向け国債が良いです。

なお、銀行口座のみの運用では、このような状況下でのお金の動かし方は限られてしまいます。 投資信託や個人向け国債を利用する為にも、ぜひ証券口座の開設も行っておくことをオススメします。

税金が非課税になるNISA口座を通じて運用すれば、短期の運用に有利に働くのが良いですよね。

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30代兼業投資家。株式と投資信託中心に少額投資中。

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