執筆者:Mirai Takebe 運営者に問い合わせる
以下では株主優待の探し方をご紹介します。 多くの方は、企業間の優待比較から始めるでしょうから、株主優待本や証券会社の検索機能を利用するのがオススメです。 後者のほうが無料で、情報反映も適宜行われるのでより便利です。
優待がどの店舗で利用できるか、など細かい情報は企業情報ページを参照なさってください。 株主優待本や証券会社の検索機能では閲覧できないような細かい情報まで掲載されていることが多いです。
公開:2016年1月31日 最終更新:2016年1月31日
このページでは、株主優待の探し方を紹介します。 ぜひ、様々な方法でご自身が望む株主優待を探してみてください。
一部企業の優待情報は以下のページでも紹介しているので、是非あわせてご覧ください。
全ての上場企業は、自社ウェブサイトにて投資家向け情報を公開しています。 その中に、個人投資家向けの情報として、事業内容の紹介とともに、配当金や株主優待などの情報がまとめられています。
企業の情報ページで情報を探すメリットは細かい情報や質問集が設けられていることです。
例えば、イオン株式会社のウェブサイトには、「株主・投資家の皆さま」というページが設けられています。
この中には、適時開示や決算報告のほかに、「株主優待」や「個人投資家の皆さまへ」というぺーじがあり、ここにイオンオーナーズカードの特典や株式の取得方法、よくある質問集がまとめられています。 権利確定後の流れもまとめられており、とても親切なつくりになっていますね。
このように、一社の深い情報を得るためには、企業の情報ページを訪れるのが良いです。
一方、企業の情報ページで情報を探すデメリットは、特定の一社の情報しか得られないことです。 言うまでもなく、様々な企業の優待内容からソートして探す、というやり方ができません。
好きな企業の情報を調べたり、実際に優待を獲得した後に訪れたりする方のほうが多いかもしれませんね。
では、もう少し効率的に探す方法です。
毎年、株主優待をまとめた書籍が販売されています。 これらを一冊買うのも良いと思います。
例えば、2016年1月末現在でAmazonで販売されている株主優待関連の書籍には以下のようなものがあります。
インストックネットでは、優待関連の記事を作成する為に「株主優待ガイド2016年版」を購入してみました。 本書籍には、証券コードや権利確定の月ごとに各社の優待内容や優待獲得に必要な投資額の目安がまとめられています。
また、企業によっては見開きページで業務内容や連結決算の推移などもまとめられており、投資情報本としての特徴も持っています。 知らない企業はたくさんありますから、「こんな会社もあるんだ」って知るきっかけになるのが良いですよね。
一方、優待関連書籍で優待を探すデメリットは、必ず掲載情報は時代遅れになり陳腐化していくことです。 株主優待は、企業の経営状況によってなくなることがありますし、逆に個人投資家の注目を集めるために新設されることもあります。
書籍では、このような情報変化についていけません。
あと細かい点ですが、購入に費用がかかることです。 1冊1,000円前後ですが。
おそらく、現在の定番的手法と言えば、証券会社の検索機能で探すことだと思います。 従来型の対面式証券会社も、現代的なネット証券も株主優待の検索機能を有しています。
筆者が利用するSBI証券でももちろん優待検索が可能です(以下、画像はSBI証券の検索機能をキャプチャにて引用させていただいています)。
図1. SBI証券の株主優待検索機能
食料・飲食券や金券など、様々なジャンルごとに検索することが出来ます。 画面右半分に検索に合致した企業リストが表示されます(本文に関係ないため、ここでは白で塗りつぶしています)。
図2. SBI証券の株主優待検索条件その1
食料・飲食券や金券など優待内容と、権利確定月を併せて検索することで、例えば「3月に金券を設定している企業」リストなどをソートすることが出来ます。
図3. SBI証券の株主優待検索条件その2
こちらは優待獲得に必要な最低投資額がや優待利回りなど。例えば、「5万円以下や10万円以下で利回り1%以上」といった検索が出来ますね。
こだわり条件は、優待以外の条件で、株価の割安さや株式の特徴など、投資指標に関わるデータに基づきソートするものです。 つなぎ売りについては別ページにて紹介します。
このように、証券会社の検索機能を使えば、優待関連の書籍を買う必要もなく、各企業の優待条件を並べて比較することが可能になります。 閲覧も無料で、株価や優待内容は一定のタイミングで更新されますから、普段使いには最適です。
本命はやはりこの方法でしょう。
一方、証券会社での優待検索のデメリットは、証券口座を持っているユーザーに向けて開放されていることが多いことです。
もっとも、優待内容を検索したいのであれば、あなたが証券投資に興味を持っているということなのですから、証券口座を開設して使ってみるのも良いと思います。
というわけで、ここまでの3つをまとめます。
表1. 株主優待の探し方
各企業の個別ページ | 株主優待本 | 証券会社の優待検索機能 | |
---|---|---|---|
メリット | 情報が最も詳しい |
カラフルにリストされていてみやすい オフラインでも読める |
条件に合わせた自由なソート機能 |
デメリット | 企業間の比較はできない |
掲載情報は必ず陳腐化する |
証券口座が必要な場合が多い |
以上が、株主優待の探し方です。 順序としては、優待本か証券会社の検索機能で好みの優待を探し、個別企業ページでより詳細情報を得るという流れでしょうか。
普通は、さまざまな企業の優待情報を比較するところから始めるでしょうから、優待本か証券会社の検索機能を利用するのが良いと思います。 後者のほうが情報が適宜更新され、比較条件も多様に組み合わせられますからオススメです。
その代わり、証券会社の検索機能を利用するには、証券口座の開設を求められる場合があります。 口座をお持ちでなければ開設してみてはいかがでしょうか。
ちなみに筆者は普段は証券会社の検索機能にて株主優待をチェックしています。 今後も基本はウェブで探して行くと思います。
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