個別銘柄解説

※記事内に広告を含む場合があります

モスバーガーの株主優待と株の購入方法を紹介

ハンバーガー(Photo by PIXTA)

ハンバーガーは好きだけどマクドナルドはちょっと。

もっと、みずみずしい、おいしいハンバーガーをお得に食べたい。

そんなあなたにはモスバーガーの株主優待がオススメです。

モスバーガーを展開するのはモスフードサービス(証券コード:8153)。会社の名前は「モスバーガー」ではないんですよね。

余談ですが、筆者はどちらかというとモスバーガー派です。渋谷のモスバーガーで友達と軽く食事をした後、そのままクラブとかに行っちゃうんです。

マクドナルドは道玄坂方向にはないので、なかなか立ち寄る機会がありません。

なので、「モス」と言うと「これから遊びにいく」というワクワク感を思い出してしまいます。「パブロフの犬」みたいですね。

あなたもそんなことはありませんか?

2017年6月時点の株価に基づくと、株主優待と配当金のお得度合いで、モスフードサービスのほうが優れています。マクドナルド株式は必要投資額が40万円を超えていて、30万円台で投資できるモスフードサービスよりも高くなってしまいました。

ちなみにマクドナルドの株主優待は日本マクドナルドホールディングス株の購入方法と株主優待を紹介で紹介しています。

スポンサーリンク

モスフードサービス株はいくらで買える?

2017年6月16日終値でモスフードサービスの株価は1株3,465円です。同社の単元(単元は初めての株式購入。株を買うにはいくらお金が必要なの?にて紹介)は100株なので、モスフードサービス株式を買うために必要な金額は346,500円です。

モスフードサービス株式の株価と株の売買単位(SBI証券購入画面)

図1. モスフードサービス株式の株価と株の売買単位(SBI証券購入画面)

赤枠で囲んだ部分が株価と売買単位です。この株式は「株価 × 100」が購入に必要なお金です。

最新の株価はヤフーファイナンスよりチェックできます。

モスフードサービス | ヤフーファイナンス

株主優待と配当金を得る方法

モスフードサービスは3月末9月末権利確定日(権利付き最終日)を設けています。

権利確定日(権利付き最終日)とはあなたが株主の条件(= モスフードサービス株式を持っていること)を満たしているかどうか判断される日のことです(株主優待と配当金が欲しい!どうやってもらうの?)。

この2回のいずれか、もしくは両方の権利確定日(権利付き最終日)に株式を保有していることで、あなたはモスフードサービスの株主になり、株主優待や配当金を受け取れます。

株式は購入から現物の受け渡しまでに3営業日必要なので、3月25日か9月25日頃までに同社の株を100株以上購入してください。

モスフードサービス株式の株主優待を得やすい証券会社

ただ、この権利確定日(権利付き最終日)という概念、株式投資の経験がないとなかなかわかりにくいものです。

しかも困ったことに、株主優待と配当金が欲しい!どうやってもらうの?でも触れたように、権利確定日(権利付き最終日)は流動的です。

3「営業日」なので、休業日である週末などを挟むと、権利確定日(権利付き最終日)は前日にずれ込むのです。

そのため、あなたがやるべきことは権利確定日(権利付き最終日)を定期的にアナウンスしてくれる証券会社に口座を開くこと。そうすれば、株主優待を逃すことはありません。

筆者は複数の証券会社を利用していますが、中でもSBI証券は株主優待に関するコンテンツが豊富で、メルマガでも定期的に権利確定日(権利付き最終日)に関する情報をお知らせしてくれます。


No.1ネット証券ではじめよう!株デビューするならSBI証券

権利確定日が終わった後に株を売却しても大丈夫です。また、長期にわたって持ち続ける必要もありません。

重要なのは3月25日と9月25日頃の権利確定日に株式を持っているかどうかです。

モスフードサービスの株主優待と配当金は?

株主優待の内容は?

1枚500円のお食事割引券です。100株保有した際には2枚もらえます。

この株主優待は、

  • モスバーガー
  • マザーリーフ
  • ミアクッチーナ
  • あえん
  • シェフズブイ
  • グリーングリル
  • ミスタードーナッツの一部の店舗

で利用可能です。

保有株数に応じてもらえる優待食事券の枚数も異なります。

  • 100~499株:年間2,000円分(500円×2枚を年2回)
  • 500~999株:年間10,000円分(500円×10枚を年2回)
  • 1,000株以上:年間20,000円分(500円×20枚を年2回)

株主優待 | モスフードサービス

配当金はもらえる?

モスフードサービスの配当金は1株あたり年間26円の実績があります(2016年実績)。

売買は100株単位で行うため、年間2,600円が期待値です。株価に対する配当金利回りは約0.8%です。

日経平均株価の平均配当利回りは1.6~1.8%前後になりますから、配当金目的で買う銘柄には向いていません

それよりもやはり株主優待が欲しい場合に選びたい銘柄ですよね。

マクドナルドとの比較

日本の主なハンバーガーチェーンと言えば、

  • マクドナルド
  • モスバーガー
  • ロッテリア(非上場)
  • ケンタッキーフライドチキン
  • バーガーキング(非上場)

あたりが有名でしょうか。ただ、ケンタッキーはフライドチキンが有名ですから、モスフードサービスの最大のライバルはマクドナルドだと言えます。

というわけで、いくつか比較してみます。

マクドナルドとモスフードサービスの株主優待と配当金の比較

マクドナルドモスバーガー
株価4,180円3,465円
1単元(株の購入単位)100株100株
最低購入価格418,000円346,500円
配当金(2016年)3,000円2,600円
配当利回り(最新株価に基づく)0.7%0.8%
株主優待(100株)無料引き換え券1冊年間2,000円分

2017年に入り、マクドナルドの株価が大幅に値上がりしたため、最低購入価格ベースで見れば、モスフードサービス株式のほうがより少ない金額で投資できるようになっています。

そのため、日本マクドナルドホールディングス株の購入方法と株主優待を紹介の初版を執筆した時点で配当利回り1%だったマクドナルドの配当利回りは、0.7%まで低下しました。

配当金ベースでも見ても、モスフードサービスのほうが有利です。

株主優待は、上限金額が決まっているモスフードサービスに比べ、引き換え商品の金額に制限のないマクドナルドのほうが有利です。とはいえ、ハンバーガーの価格をそこまで高額にはなりませんから、筆者個人としてはどちらも同等程度の優待のように感じます。

個人的には、金銭面を考慮してモスフードサービスを買いたいです。それなら、クラブに行くときに友達と一緒に使えますし。

約40万円でマックの株を買うよりかは、35万円でモスの株を買って、残り5万円で遊ぶなり、シダックス(カラオケなどアミューズメントチェーン店)あたりの株を買ったほうが楽しいかなって感じます。

よくある質問

モスバーガー店舗で株は買えますか?

いいえ、買えません。

お店では株を買えないので証券口座を開設して買ってください。なお、どの証券会社でも株主優待は受け取れます。

あなたが昼間働いているなら、スマホやパソコンから株式が購入できるネット証券がオススメ。ネット証券最大手のSBI証券なら、意味不明に感じやすい権利付き最終日の案内も行ってくれますから、優待を逃すことはなくなります。

SBI証券で働いている人たちの株主優待に対する取り組みも伺ってきたので、興味があればぜひご覧ください(株主優待やロボアドについて、ネット証券最大手SBI証券にインタビューしてきました!)。

株主優待券を貰うための手続きは必要ですか?

いいえ、不要です。

株主になったあと株を売却したら株主優待は使えませんか?

いいえ、使えます。

株価から見るモスフードサービス株式の買い時

残念ながら、明確な購入タイミングはわかりません。機関投資家(金融機関)も同社の株式を購入しているため、それぞれの思惑で株価が動きやすく、規則性のある値動きは見当たらないからです。

SBI証券の商品開発部の方によると、あなたの好きなタイミングで株式を買っていただき、長期保有するのが良いとのことでした。

株式の発行会社さんとしても長期で持って欲しいと思っているはずなので、我々も基本は長期で持っていただいたほうが良いのかなと思っております。

なるべく損をせずに株主優待を得る方法はありますか?

株主優待と配当金を長く貰い続けることで、投資額を回収するという考え方です。

最初はちょっと値動きが怖いかもしれませんが、ぜひチャレンジしてみてほしいなと思います。

まとめ

  • あなたがモスバーガーをお得に利用したいならば、モスフードサービスの株式を買う
  • 購入に必要な金額は約34万円。株主優待の権利確定は3月と9月で、割引券は3ヵ月後の6月と12月に届きます
  • 2017年6月16日時点の株価でみると、マクドナルド株式よりも安価で利回りもモスフードサービスのほうが高い

です。

なかなか簡単に買える金額ではないかもしれませんが、ハンバーガーをお得に食べたいときに。

  • 金融商品の時価は変動しますので、投資元本を割り込む可能性も承知の上で投資するようになさってください。
  • 本コンテンツで紹介している金融商品は、将来必ず値上がり・利益が生じるとは限りません。
  • 筆者調査の上で記事を執筆しておりますが、記事には不備・間違いが含まれる可能性がございます。必ず、あなたご自身が確認するようになさってください。
  • 記事執筆時点の情報に基づくため、最新の情報とは差異が生じている可能性がございます。記述と現況が異なる場合には、現況を優先いたします。
  • 記事を参照したことで生じた損失の補填や保証などは一切行いません。
タイトルとURLをコピーしました