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気配値とは?あの表はどのように見ればいいの?

株式投資で現在の注文状況などを示す気配値(板)という表があります。
ここでは、それをどのように見ればよいのかご紹介いたします。

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はじめに

株価はなぜ変動するの?理由と対処方法を紹介!でも触れたとおり、取引時間中での株式売買はオークション形式で値段がつきます。
そのため、時間とともに値段が変化していくのが常です。

現在、「その「オークション」にどの程度注文があって、どんな値段が掲げられているのか」、を気配値(けはいね)という表を用いて示します。
筆者が始めて株式をやったときに、どう見ればよいのかわからなかったため、ここで紹介いたします。

気配値の見方

あの表は「気配値(けはいね)」と呼びます。別名「板」と呼ぶ場合もあります。

気配値のイメージ

気配値のイメージ

上の表は筆者が書いたものですので、実際の表記はもう少し違うかもしれませんが、おおよそこのようなイメージです。

表左側の売り気配とは今売りたい人のこと

「売り気配」と書かれている表の左側は、今株を売りたい人の情報です。
1000や300、100というのは、売りに出されている株数。
それに対応する値段が真ん中の気配値です。

気配値のイメージ

気配値のイメージ

この表のケースでは、97円から100円の間で株が売りに出されています。
例えば、100円のところには1000と書かれています。1000株が100円ならば売ると売り注文が出されているのです。

表右側の買い気配とは今買いたい人のこと

「買い気配」と書かれている表の右側は、今株を買いたい人の情報です。
3000や200、100というのは、買いに出されている株数。
それに対応する値段が真ん中の気配値です。

気配値のイメージ

気配値のイメージ

この表のケースでは、90円から93円の間で買い注文が出ています。
例えば、90円のところには3000と書かれています。
90円なら買ってもいい、という株数が3000株あるということです。

表の上にある成行とはとにかく売買したい人のこと

気配値の中には成行という行もあります。
これは、値段に関わらずとにかく買ったり売ったりしたい人の数です。

気配値のイメージ

気配値のイメージ

市場が開いていれば、成行は最良値ですぐに約定します。
そのため、取引が行われている最中に、ここに数字が入っているのを目にする機会はあまりありません。
どちらかと言えば、寄り付き前に目にすることが多いはずです。

寄り付き前の成行買いの状況を見れば、買いたい人が多いのか、売りたい人が多いのかを見ることが出来ます。

寄り付き前に表示される「前」

市場が開く前(寄り付き前)は、「前」という文字が表示されます。
これは寄り付き前の注文状況を示します。

寄り付き前

寄り付き前

稀に参加者の少ない銘柄は、市場が開いた後にも「前」という文字が出ている場合があります。
その場合は、まだ誰も売り買いしていない状態です。

特別気配で表示される「特」

買い注文、もしくは売り注文に注文が偏っているときに、「特」という文字が表示されます。
これは特別気配であることを示します。

特別気配

特別気配

上図では、1万株の買い注文に「特」という文字が示されています。
この例では買い注文を出している人が多いため、株価が上がります。

逆に売り気配側に「特」が示されていれば、売り注文が多いことを示します。
つまり株価が下がります。

ストップ高とストップ安

注文が極端に偏っていると、その銘柄で決められた1日の値幅制限まで株価が動く場合があります。
これがストップ高とストップ安です。
掲示板やツイッターなどでは、張り付き(貼り付き)などと呼ばれる場合もあります。

ストップ安

ストップ安

上図では、売り注文側に注文が偏ったため、ストップ安になっています。
ストップ時は、一方に注文がたくさん入っており、一方には注文がほとんど入っていない気配値を示します。

ストップになったときの問題点は、需給バランスの崩れから売りたいけど売れない(買いたいけど買えない)という状況になることです。
ストップ高なら良いのですが、連日ストップ安になった場合には、逃げ場が無いままに株価が下げるという悲惨な状況になります。

有名な話で、2006年のライブドア事件に伴う株価急落では、連日ストップ安になり、多くの投資家が損失を出しました。

まとめ

気配値(板)についてご紹介しました。

最初筆者はこの表の意味するところがわからず、いったい何円で注文すればいいのかわかりませんでした笑。
この表の見方を覚えないと株取引は難しいので、参考になりましたら幸いです。

  • 金融商品の時価は変動しますので、投資元本を割り込む可能性も承知の上で投資するようになさってください。
  • 本コンテンツで紹介している金融商品は、将来必ず値上がり・利益が生じるとは限りません。
  • 筆者調査の上で記事を執筆しておりますが、記事には不備・間違いが含まれる可能性がございます。必ず、あなたご自身が確認するようになさってください。
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