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「日経平均株価を買いたい」を叶える株価指数を買う方法

ちまたで噂される日経平均株価を買う秘法をご紹介します。

方法は簡単で、日経225連動型上場投資信託(証券コード:1321)など、日経平均株価に連動するETF(上場投資信託)を買うだけ。
1~2万円前後から投資できるので初めてでも買いやすいのが特徴です。

例えば日経225連動型上場投資信託は、投資信託が保有する株式がおおよそ日経平均株価と同じ構成銘柄 + 構成比率です。
そのため、日経平均株価と同じように値動きします。

よくわからなければ、「日経225連動型上場投資信託を買えばいい」とだけ覚えてください。

日経225連動型上場投資信託に限らず、ETFを買うには証券口座開設が必要です。
ETFは株式と同じく上場しているため、口座開設後は株式と同じ方法で売買します。

「何に投資しよう?」とお困りでしたら、日経225連動型上場投資信託を買ってみませんか?

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はじめに

ETF(上場投資信託)は全体的に資産運用に適した手軽な金融商品です。
投資未経験だと誰も知らないという馴染みのなさがネックですが、あなたがこれから投資に挑戦したいと思っていたり、どのような金融商品に投資をすれば良いか悩んでいるのでしたら、ETFはぜひともオススメしたい商品です。

ところで、ETFの中でも特に手軽な商品が日経平均株価や東証株価指数TOPIXに連動する指数連動型のETFです。
これらは「日経平均株価に投資したい」あなたの願い(?)をかなえてくれる商品です。

考えたことありませんか?「日経平均株価にそのまま投資できたらいいのに」と。

日経平均株価を買う方法

では、日経平均株価を買う方法をご紹介します。
ETFは証券口座を通じて買いますので口座を開設したものとして話を進めます。

日経平均株価を買うには、日経平均株価と同じ銘柄で構成されたETF(や投資信託)を購入するだけです。
それを買うことで、間接的に日経平均株価に投資をしている効果が得られます。

そもそも日経平均株価とは、東証一部市場に上場する225銘柄の平均より算出した株価の平均値です。
厳密には単純平均ではないのですが、まずは「225銘柄の平均株価である」で良いと思います。

日経平均日経225などと呼ぶこともあります。

日経平均株価は、構成する225銘柄も公表されています。

構成銘柄一覧:日経平均株価

2015年12月現在、東芝や富士通などの大手電気株やトヨタなどの自動車株、インストックネットでご紹介しているイオン株など、日本の各分野で著名な大手企業225社から構成されています。

もし、日経平均株価を構成する225企業に、日経平均株価の算出比率と同じ比率で投資を行えば、「日経平均を買った」ことになりますよね?

ですが、私たちがそれを実現するには必要投資額もとんでもないことになるので現実的ではありません。

そこで、日経平均株価の構成銘柄と算出比率が同じようなETFや投資信託に投資を行うのです。
ファンドは投資家から集めたお金を使って、日経平均株価を構成する225企業を買っているため、間接的に日経平均を買ったことになります。

間接的に日経平均を買えるETFにはどんなものがあるか?

では、いくつか例を挙げて紹介します。

2016年6月現在で、東証市場で売買できる日経225の連動銘柄には、以下のような物があります。

  • ダイワ上場投信−日経225(証券コード:1320)
  • 日経225連動型上場投資信託(証券コード:1321)
  • iシェアーズ 日経225 ETF(証券コード:1329)
  • 上場インデックスファンド225(証券コード:1330)
  • MAXIS 日経225上場投信(証券コード:1346)
  • DIAM ETF 日経225(証券コード:1369)
  • SMAM 日経225上場投信(証券コード:1397)
  • 上場インデックスファンド日経225(ミニ)(証券コード:1578)

いずれも日経平均株価と同じ値動きをするETFです。

これらは

  • 運用する会社が違う
  • 会社が違うためコストパフォーマンスなどもわずかに異なる
  • 売買量が異なる

といった違いがあります。

そこで、ここでは特に取引量が多い日経225連動型上場投資信託と、一口当たりの投資額が低い上場インデックスファンド日経225(ミニ)についてご紹介します。

日経225連動型上場投資信託

ETFの中でも圧倒的に取引量が多いのが野村アセットマネジメントが組成する日経225連動型上場投資信託です。
とりあえず投資先に困ったら、日経225連動型上場投資信託に投資しておけば間違いありません。

日経225連動型上場投資信託は1口、約1.6万円(2016年06月16日現在)から投資出来ます。
日々の取引が多いため、売りたいけど売れない(買いたいけど買えない)という流動性リスクはありません。

敢えて説明するまでも無いでしょうが、日経225連動型上場投資信託の構成銘柄はファーストリテイリングやファナック、ソフトバンクグループなどを筆頭に日経平均225銘柄です。
ゆえに日経平均が上昇したら日経225連動型上場投資信託も値上がりし、下降したら値下がりします。

とある5営業日の株価変動(終値ベース、小数点以下切捨て)

日付日経平均株価日経225連動型上場投資信託
2015/12/1818,98619,500
2015/12/1719,35319,840
2015/12/1619,04919,510
2015/12/1518,56919,070
2015/12/1418,88319,360

2015年12月20日現在で日経平均株価の年初来高値は、2015年6月24日の20,952.71円でした。
もちろん日経225連動型上場投資信託の年初来高値も2015年6月24日に記録しており、この時21,560円の値が付いています。

このように、日経225連動型上場投資信託の値動きは日経平均株価に連動していることがわかります。

日経平均株価よりも日経225連動型上場投資信託の方が若干値段が高い傾向にありますが、

  • 運用成績が日経平均株価とは100%一致しない(トラッキングエラー)
  • 配当金なども資産に含んでいる

といった理由が原因です。

このうち配当金については、毎月7月に分配金として受益者の投資口数に応じて分配されます。
日経平均での配当利回りはおおよそ1.5%程度ですが、日経225連動型上場投資信託の分配金利回りもやはり1.5%前後です。

繰り返しになりますが、投資先に困ったら日経225連動型上場投資信託を投資先の1つにしてみてください。

上場インデックスファンド日経225(ミニ)

最も安価に日経平均に投資できるETFが上場インデックスファンド日経225(ミニ)です。
上記記事執筆時より日経平均株価が上昇した為、現在は1口1,600円程度の投資額を要します。

ETFの組成会社や投資額など細部が異なる点を除けば、日経225連動型上場投資信託と同じです。
やはり構成銘柄の上位はファーストリテイリングやファナック、ソフトバンクグループが名が出てきます。

上場インデックスファンド日経225(ミニ)は、

  • 購入に必要な最低投資額が少ないため、投資額に対する売買手数料の割合が高くなってしまう
  • 日経225連動型上場投資信託ほどの取引の活発さが無いために流動性リスクがある

といった運用上のデメリットがあります。特に後者の流動性リスクのために、しばしば極端な値が付いてしまい、日経平均株価と逆行する場合も出てきます。

あなたが2万円以上の投資額を用意できるなら、日経225連動型上場投資信託を選ぶのが良いです。
もしくはNISA口座経由で株を売買すると手数料無料を謳う証券会社を利用し、長期保有するのも1つの手です。

日経225連動型上場投資信託の運用の仕方

最後に運用例についてご紹介します。

短期的に値上がり益を狙いたい場合、日経225連動型上場投資信託が値下がりしたタイミングで仕込み、値上がりしたら売る必要があります。
つまり、日経平均株価が下落したタイミングが仕込み時です。

日経平均株価は、前日の日経平均先物、アメリカのダウ平均株価や、取引時間中の円相場に影響を受けやすい傾向にあります。
アメリカの株価が下がれば翌日の日経平均も下がる、円相場が円高に進めば取引時間中の日経平均も下げる、という傾向です。

このような傾向を元に、どのような値動きをしているか追ってみてください。

なお、日経平均株価の値動きに大きな影響を与えやすいのが、ファーストリテイリングやソフトバンクです。
特にファーストリテイリングは日経平均の10%程度の割合を占めるため、これらの株式が大きく動くと日経平均も大きく動く可能性があります。

日経225連動型上場投資信託を長期的に運用する場合は、値下がりしたタイミングで大量に買い込んで放置しておくだけです。
分配金利回りが1.5%程度と大きなリターンを得るのは難しいですが、個別株式のように暴騰・暴落が発生しにくいため、安定した運用が出来るはずです。

ちなみに、TOPIXは日経平均株価と構成銘柄が異なる為に、しばしば日経平均株価と逆行します
あなたが輸送用機器業界や銀行などの業界に興味・関心があるのでしたら、日経平均株価(日経225連動型上場投資信託)よりもTOPIX(TOPIX連動型上場投資信託)を追ったほうが親和性があるかもしれませんね。

配当金は出る?

上述のように、日経225連動型上場投資信託は、毎月7月に分配金として受益者の投資口数に応じて分配されます。
配当金と異なり、分配金が出るとETFの総資産が少なくなるため、株価は分配金相当額だけ下落します

その他の日経平均株価に連動するETFも7月に年1回の分配月を設定しているものが多いです。

しかし、例えばiシェアーズ日経225ETFのように、年2回の分配を設定するものもありますから、お好みに応じて選んでみてください。

まとめ

以上が、「日経平均株価を買う」方法です。

もし、あなたが投資を始めるにあたって、投資先に困っていたら、以下の2銘柄をチェックしてみてください。
どちらも2万円以内で「市場を買える」ETFです。

  • 日経225連動型上場投資信託(本命はこっち)
  • 上場インデックスファンド日経225(ミニ)

ETFを購入するには、株式と同様に証券口座を開設し、口座にお金を入金する必要があります。個別株式と同様、権利確定日にETFの受益権を保有しておけば、配当金と同じようにもらうことができます

なお、昼間忙しくて株を買ってる暇がないあなたには、非上場の投資信託を通じて日経平均株価へ投資することをオススメします。

  • 金融商品の時価は変動しますので、投資元本を割り込む可能性も承知の上で投資するようになさってください。
  • 本コンテンツで紹介している金融商品は、将来必ず値上がり・利益が生じるとは限りません。
  • 筆者調査の上で記事を執筆しておりますが、記事には不備・間違いが含まれる可能性がございます。必ず、あなたご自身が確認するようになさってください。
  • 記事執筆時点の情報に基づくため、最新の情報とは差異が生じている可能性がございます。記述と現況が異なる場合には、現況を優先いたします。
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