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株式投資を始めるのに必要なパソコンの性能は?

株式投資のために特別なパソコンは不要です。デスクトップなら1台のパソコン本体と1枚の液晶モニター、ノートパソコンでも本体1台あれば株式投資を始められます。

筆者個人は、Core i3/8GB/128GB(HDDの場合500GB)以上の性能を持つパソコンならば、ライトユーザーが株式目的に使う分には十分だと考えています。この性能は3Dゲームや動画編集には耐えられませんが、通常のインターネット閲覧は十分にこなせます。

例えば、以下のようなノートでもOK。

Dell ノートパソコン Inspiron 15 3501 ブラック Win10/15.6FHD/Core i3-1115G4/8GB/256GB

パソコンは同じ性能でもメーカーによって価格が異なるので、価格を重視するかサポートを重視するかでお選びください。

  • 購入後に手厚いサポートに期待するなら富士通やNEC、Panasonicなど国内家電メーカー
  • 安価な価格を重視するならASUS、DELL、HPなどの外資メーカーと国内BTOメーカー

ちなみにAppleのパソコンを選びたい時には以下の記事もご覧ください。

Mac OSで株取引や資産運用を始める方法
Macでもウェブブラウザを通じて株や投資信託などの金融商品を取引できます。デイトレーダーが利用する専用のデイトレアプリは楽天MARKETSPEEDがオススメ!
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株式投資するならどんなパソコンがいいの?

ライトユーザーならどんなパソコンでもOK

結論から述べると、インターネットに接続したパソコン1台があれば取引可能です。Windows OSやMac OSなど一般的なパソコンで取引できます。Linuxの場合はUbuntuなどデスクトップユーザー向けに作られたOSで取引可能です。

ネット証券で株式を売買するにはMicrosoft Edge(またはInternet Explorer)やChrome、Safariなどの「ウェブブラウザ」と呼ばれる、インターネットを閲覧する為のソフトウェアを利用します。

現在市販のパソコンは、少なくともいずれか1つのブラウザがプリインストールされていますので、インターネットを接続し、証券口座を開設すれば今すぐ取引できます

デイトレを行うコアユーザーはWindows

テレビでよく見かける、たくさんのディスプレイに株価チャートが表示されたあの環境は、証券会社が提供するデイトレードに最適化されたアプリを利用していることが多いです。このデイトレアプリ、大半がWindows OS上で動作します

Mac OSやLinux OSが載っているパソコンでWindowsを利用することもできますが、同一のパソコンに2つのOSをインストールするなど専門知識が必要です。コアな知識ですので、普通はWindowsのパソコンを用意したほうが早いです。

なお、ウェブブラウザを利用してもデイトレ(短期売買)は可能です。取引自体はどんなパソコンでもできるけど、快適な利用はWindowsが向いてるよってことです。

快適に株式投資するためのパソコンは?

では、「快適に」取引できるパソコンは具体的にどんな性能が良いか。株取引以外にMicrosoft社のオフィススィート(WordやExcelのこと)を利用したり、YouTubeをみたりするノートパソコンを前提に考えてみました。

  • OS:Windows 10 64bit
  • CPU:Core i3 または i5以上
  • メモリ:8GB以上
  • SSD:128GB以上(HDD500GB以上)

OSは?

Windows 10を選択します。2021年現在で、それ以外のWindows 搭載マシンはほぼ売ってません。

CPUは?

CPUはCore i3以上(i5やi7もOK。デスクトップならi9もOK)の性能をおすすめします。安価なパソコンに多いPentiumやCeleronといったCPUは「安かろう悪かろう」になる可能性があります(※)。

※PentiumやCeleronは廉価版CPUで、特に型番にNが付くものはかつてのネットブック用CPU(Atom)の流れを組んでいます。これらはWindowsがかろうじて動くレベルなので、「性能をわかって買う人」以外にはおすすめしません。

メモリは?

8GB以上をオススメします。

4GBに抑えられた廉価なパソコンでは性能不足です。インターネットで株価をチェックしながらExcelに取引データを打ち込む、みたいな事をやっていれば動作が緩慢に感じられるはずです。

HDD/SSDは?

HDDやSSDの容量は株式投資に直接関係ないので、容量は多さは関係ありません。むしろ、それ以外の用途に使うことを考えて、HDDの場合は500GBや1TB以上、SSDの場合は128GB以上はあると安心です。

HDDかSSDか

例えば、たくさんの写真や動画をパソコンに保存したいならばHDDが良いです。一方、カフェなど屋外に持ち出して利用するならSSDがオススメです。

SSDはHDDに比べてデータの保存容量は少ないのがデメリットです。一方、パソコンの動作が速くなる、落下などの衝撃に強いなどのメリットもあるため、持ち運ぶことの多いノートパソコンはSSDが主流になっています。

デュアルモニターを利用する方法

液晶ディスプレイを2枚設置し、1台のパソコンの情報を2台の液晶に表示させることをデュアルモニター、またはデュアルディスプレイと呼びます。冒頭で述べたとおり、株式投資において、デュアルモニターは必須ではありません。1台のパソコンと1枚の液晶モニターでも取引は可能です

しかし、デュアルディスプレイ環境は、様々なチャートを同時表示できたり、ちょっとしたデイトレーダー気分を実現できたりと、様々なメリットがあります。

実はデュアルディスプレイは、株やFX以外の日常利用においても結構便利です。筆者はメインのディスプレイが仕事の画面で、右側のディスプレイはメーラー(メールソフト)やTwitterなどを表示させています。

一度慣れてしまうと1枚の画面には戻れないんですよね。

デュアルディスプレイ環境構築の手法も簡単にご紹介しますね。

ノートパソコンの場合

現在流通するWindowsノートパソコンは漏れなく外部映像出力(HDMIなど)を1つ以上持ちますので、本体付属の液晶を含めて2枚まで併設可能です。この外部映像出力を利用して、デュアルディスプレイや液晶テレビに接続します。

仕事のプレゼンテーションの際に、ノートパソコンからプロジェクターに接続してプレゼンを行っていると思いますよね?それと同じ要領です。

Macも外部映像出力(Mini DisplayPort)を利用して、本体付属の液晶を含めて2枚まで併設可能です。

デスクトップパソコンの場合

市販のデスクトップパソコンでは、パソコン背面にVGAやDVI、HDMIなどの外部映像出力を2つ以上実装されていればデュアルディスプレイ化できます。VGAやDVIのコネクタが1つしかない廉価なパソコンではデュアルディスプレイを実現できません。

よく分からないのであれば、マルチディスプレイ対応の株取引用パソコンってどこで手に入るの?で紹介する外為パソコンのような、最初からマルチディスプレイ環境構築用に設計されたパソコンを買うのも1つの方法です。

どのパソコンメーカーを選べばいい?

筆者は以下のように考えます。

  • 安価な価格を重視するならASUS、DELL、HPなどの外資メーカーと国内BTOメーカー
  • 手厚いサポートに期待するなら富士通やNEC、Panasonicなど国内家電メーカー

海外メーカーのパソコンは性能が高い割には安価で、10万円も出せば性能に満足できるノートパソコンを楽に入手できます。その代わり、「自宅に来てネットの接続をしてくれる」といったサポートはほとんどありません。

一方、手厚いユーザーサポートを期待するなら国内メーカー製パソコンを選びます。値段が高価なので、満足な性能のパソコンを買うためには15~20万円ほど必要かも。ですが、外資メーカーに比べて困ったときのサポートが手厚いです。

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まとめ

  • 株式のために特別なパソコンを用意しなくてもよい
  • ライトユーザー向けの推奨スペックはCore i3/8GB/128GB(HDDなら500GB)程度以上
  • ディスプレイ2枚の環境は構築しやすい

繰り返しますが、株式やFXをやる上で、特別なパソコンは必要ありません。特に、あなたがまだ取引をやったことがないなら、最初はCore i3/8GB/128GB(HDDなら500GB)程度以上のパソコンで取引するところから始めましょう。

よくわからなければ、以下のノートとかご覧になってみてください。

Dell ノートパソコン Inspiron 15 3501 ブラック Win10/15.6FHD/Core i3-1115G4/8GB/256GB

なお、パソコンを購入したら、次にやることは2つです。

  • 金融商品の時価は変動しますので、投資元本を割り込む可能性も承知の上で投資するようになさってください。
  • 本コンテンツで紹介している金融商品は、将来必ず値上がり・利益が生じるとは限りません。
  • 筆者調査の上で記事を執筆しておりますが、記事には不備・間違いが含まれる可能性がございます。必ず、あなたご自身が確認するようになさってください。
  • 記事執筆時点の情報に基づくため、最新の情報とは差異が生じている可能性がございます。記述と現況が異なる場合には、現況を優先いたします。
  • 記事を参照したことで生じた損失の補填や保証などは一切行いません。
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