マルチディスプレイ対応の株取引用パソコンってどこで手に入るの?

最初に述べておきますが、株取引や為替取引にマルチディスプレイのパソコン環境は必須ではありません。 ディスプレイ1枚のWindowsノートパソコンなどでも十分取引できます。

テレビや雑誌に出てくるデイトレーダーの取引環境に憧れるならば、株や為替取引を始めることが先です。 取引可否とディスプレイ数は関係ありません。

液晶ディスプレイを3枚、4枚と並べて株・為替取引を行うには、専用のグラフィックカードを増設したデスクトップパソコンを用意します。 一般的にはパソコンショップやBTOメーカーが販売するパソコンをカスタマイズし、オリジナルの1台を構築します。

国産大手メーカーのパソコンは、スペースと電源余力で拡張性が無いために、グラフィックカードを増設できない場合があります。 無理に拡張を図ると、物理的な干渉や電源過負荷によるパソコン故障もありえます。

よくわからなければ、最初からマルチディスプレイ対応を謳う環境を用意するのが手軽です。

  • パソコン工房の株パソや外為パソコンや
  • ドスパラの多画面対応パソコンなど

なお、最近のパソコンはデフォルトでもディスプレイ2台まで映像出力できるものが多いです。 初めてパソコンを買うならそこから始めても良いと思います。

公開:2015年10月14日 最終更新:2016年11月23日

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パソコン工房外為パソコン

はじめに

株取引や為替取引で、3台、4台と複数台のモニターを設置しての取引にあこがれる方は多いはずです。 ただ、パソコンの知識がないと、対応するパソコンの入手方法やセッティング方法などわからないものです。

本記事では、マルチディスプレイ環境を可能にするパソコンの入手方法や、環境構築方法をご紹介します。 以下、デスクトップパソコン前提の話になります。

なお、株やFXを始めるのに必要なパソコンの性能は?でも触れている通り、モニター1枚だけの環境やスマホ1台だけでも株式の売買やFXは十分堪能出来ます。 加えて、普通のパソコンでも投資信託や株式売買できる?で示すように、ごく市販のパソコンでも株式や投資信託の売買は可能です。

「マルチディスプレイでなければ株取引できない」は誤解です。

本格的にデイトレーダーを目指したい方や、匿名掲示板を見てマルチモニターにあこがれている方は是非ご覧ください。

グラフィックカード増設が必須

モニターを3枚、4枚と設置する為には、パソコンから各モニターに映像を出力する機能が必要になります。

まず、現在お使いのパソコンに外部映像出力コネクタがいくつあるかをご確認ください。 通常はパソコンの背面側にありますが、VGA、DVI、HDMIなどのポートはありますでしょうか? 映像出力ポートの数だけ、ディスプレイを増設することが可能です。

2枚(もしくは3枚)までならば、現在お使いのデスクトップ/ノートパソコンでも対応できるかもしれませんが、 それ以上はグラフィックカード(グラフィックボード、グラボ、ビデオカードなどとも呼びます)の増設が必要になります。 グラフィックカードを増設することで、マザーボードからの映像出力数 + グラフィックカードからの映像出力数が使用可能なモニター数になります。

ちなみに筆者のデスクトップはVGA1つとDVIが1つの計2つですので、計2枚のモニターを利用できます。 すなわち、筆者の環境では3枚以上のモニターを利用するなら、グラフィックカードの増設が必要、ということです。

グラフィックカード増設の難しい点

「グラフィックカードを増設」と簡単に紹介しましたが、実はそれほど簡単な話ではありません。 グラフィックカードと聞いて、お構い無しに適当なカードを購入してしまうと、問題が生じて使えない可能性があるのです。

問題点は以下の点です。

  • 物理的な形状の問題
  • スロットの規格の問題
  • 電源容量の問題

物理的な形状の問題

パソコンのケースとグラフィックカードが物理的に干渉してケースが閉まらなくなる場合があります。 特にスリムケースと呼ばれる高さの低いケースでは、必ずロープロファイル対応の高さの低いカードを選ばなくてはいけません。

また、ケースの外形以外にも、グラフィックカードの冷却ファンがメモリやHDDと干渉する場合もあります。 特に国内大手メーカーのデスクトップパソコン(液晶一体型を除く)は、パソコンをコンパクトにまとめる傾向にあるため、ケース内が窮屈でカードの増設が難しいのです。

※液晶一体型はそもそもグラフィックカードを拡張できません。 デザイン重視でパフォーマンスが犠牲になっていますので、筆者は通常用途のパソコンとしてもオススメできません。

スロットの規格の問題

グラフィックカードはマザーボードのPCIスロットに差し込みます。 このPCIにもいくつか規格があります

例えば、マザーボード側のスロットがPCI Express x16の場合、PCI Express x16/x4/x1に対応するグラフィックカードを利用できます。 逆にマザーボード側がPCI Express x1であれば、グラフィックカードもPCI Express x1のものしか利用できません。 x16のカードを加工する荒業もありますが、完全に玄人向きです。

こちらも例に漏れず、国内大手メーカーのパソコンはあまり拡張性が重視されていないです。

電源容量の問題

グラフィックカードにはグラフィック処理を行う専用のチップが載っていますので、特に高性能なものほど消費電力も大きくなります。 例えば2015年10月14日時点で人気のゲーミング用グラフィックカード「GTX 980TI GAMING 6G」は消費電力が250Wです。 グラフィックカードの増設を想定しない一般的なデスクトップパソコンの電源容量は約300W前後(実際は変換ロスが生じるためもっと低い)ですから、必要な電力を賄うことができません。 消費電力が電源ユニットの電力供給能力を上回ると、パソコンが起動しなかったり故障したりする原因になります。

自作パソコンやBTOマシンの場合は電源交換も可能ですが、国内大手メーカーのパソコンは交換できないことも多いです。

何も考えずにパソコンを買ってしまうとカスタマイズが難しい

以上より、何も考えずに国内大手メーカーのパソコンを買ったりしてしまうと、せいぜいモニター2枚程度で我慢しなければいけないことになります。 もしあなたがパソコンに詳しいなら、自作をするかパーツ交換することを前提にBTOパソコンを買うかしたほうが良いです。

でも、あなたがパソコンに精通しているなら、このページは見ていないですよね? もうちょっと手軽にマルチディスプレイ対応のパソコンが売ってても良いと思いませんか?

実はそんなあなた向けのパソコンがあるんです。

では、簡単にマルチモニター環境を構築できるパソコンは?

当然ですが、全ての株やFXのトレーダーがパソコンに詳しいとは限りません。 たとえパソコンに詳しくなくとも、パソコンとディスプレイを用意するだけでマルチディスプレイ環境を構築できる投資専用パソコンやトレーディングパソコンが用意されているのです。

BTOメーカーが販売しており、国内大手メーカー製のパソコンではないので、その点はご了承ください(※)。

※筆者は長らくBTOパソコンユーザーです。 壊れやすいイメージを持たれがちなBTOパソコンですが、筆者はこれまでお釣りが来るぐらいに使い倒しています。

パソコン工房の外為パソコンとkabuパソ

外為パソコンは外為どっとコムの取引環境に合わせた最大4画面のデスクトップパソコンです。 同様にkabuパソは、カブドットコム証券の取引環境に合わせた最大6画面のデスクトップパソコンです。 いずれも取引ソフトがプリインストールされているため、それらの業者に口座を持っている方向きと言えます。

両パッケージともパソコンとモニターの設置もセット(インターネット接続は別途行う必要あり)で行われます。 その分少々高い値段に設定されている気もしますが、まったくのパソコン初心者が購入するには良いパッケージだと思います。

パソコンの性能で見た場合、kabuパソの6画面モデル以外はRAM 8GBのHDD 1TBと、かなり余力のある構成です。 kabuパソ6画面モデルはRAM 16GB、SSD 120GB、HDD 1TBと、株・為替取引に使うには少々オーバースペックな気もします。

パソコン工房 -プロスペックパソコン-

パソコン工房外為パソコン

パソコン工房は株式会社ユニットコムが運営するパソコンショップです。 ユニットコムの親会社は、株式売買を行う方はご存知「株式会社MCJ(東証2部 6670)」です。 次に述べるマウスコンピューターもまた、株式会社MCJの子会社になります。

マウスコンピューターのマルチディスプレイ対応モデル

マウスコンピューターは、BTOパソコンの製造・販売を行う直販メーカーです。 名前からなんとなく中国か台湾の企業のように思えますが、日本の会社です。

2014年11月28日に同社がスティック型PCの販売発表を行った際には、MCJの株価は1株300円台から756円まで急騰しました。

また一時期、長野県飯山市にふるさと納税するとパソコンが貰えると話題になりましたが、そのメーカーでもあります。 液晶ディスプレイで有名なiiyamaブランド(旧株式会社イーヤマ)が同市に設立された所以です。

マウスコンピューターの販売モデルは最大6画面まで出力できるマルチディスプレイ対応モデルとして販売されているのが特徴です。 パソコン工房のモデルと違い、用途を制限していないため、手持ちのディスプレイ数や費用に合わせて環境を構築できます。 マルチディスプレイの設置サービスはありませんが、その分だけ価格も適正価格内に収められているように思います。

パソコンの性能で見た場合、より安価なモデル(MDV-QZ7510BV5-HeXa)では、Core i5、RAM 8GB、ストレージ500GBの構成となっています。 動画を保存していくとHDD容量はすぐに足りなくなりそうなので、購入時に容量の多いものを選択すれば良いと思います。

仮に筆者が選ぶなら、パソコン工房のパッケージと比較し、マウスコンピューターのモデルを選択します。 前者は少々値が張ったり設置サービスが不要だったり用途が限定されたりと感じるためです。

まとめ

液晶3台を超えるようなマルチモニター環境を構築するなら、ベースになるパソコンの拡張性とグラフィックカードの選択が重要です。 拡張性の高いパソコンはBTOメーカーのパソコンか自作に限られるため、どうしてもパソコン購入の敷居が高くなりがちです。

マウスコンピューターのようなBTOメーカーが販売するマルチディスプレイ対応モデルは、拡張性やグラフィックカードの選択を気にすることなくマルチモニター環境を構築できます。 少々オーバースペックなものもありますが、自作に自信がなければ、これを選択するのも良いと思います。

繰り返しになりますが、株もFXも1台のパソコンと1枚のディスプレイ、またはスマホ端末で1つで取引可能です。 あなたが株・為替取引そのものすら初心者なのでしたら、手持ちのスマホかパソコンでを利用してみてください。 マルチモニター環境構築はそれからでも遅くありません。

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初めての資産運用目的パソコンを選ぶなら

様々なパソコンの中でもMicrosoft社のSurfaceシリーズは性能が高く、初めての1台としてもオススメ。 タブレットとしても利用できるため、いつもの取引環境をそのまま屋外に持ち出せます。
初めての資産運用では、マルチディスプレイを6枚も8枚も並べる必要はありません。
詳しくは、資産運用目的のパソコンはMicrosoft Surfaceででご紹介します。

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