個別銘柄解説

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【小ネタ】株価の過去データ(CSV形式)をSBI証券「Hyper SBI」からダウンロードする方法

株価データの一覧が欲しくなった時に、どこからデータを取得するか、といった話です。

有料サービスで過去の株価をしばしば取得できます。例えば、ヤフーファイナンスなら、「Yahoo!ファイナンスVIP倶楽部」を利用すると、1983年以降の株価データを取得できますが、月額1,980円かかります。

Yahoo!ファイナンスVIP倶楽部

できれば無料で利用したいですよね。ほら、月額制の有料サービスは、使わないときもお金を払うので、頻繁に利用しない限りは勿体ないことも多いです。

そこで、今回はSBI証券で株価の過去データをCSVファイル形式にて取得する方法を紹介。投資信託の基準価額データと異なり、SBI証券利用者でなければ取得できませんので、口座開設は必須です。


【口座開設料・維持費無料】SBI証券のウェブサイトをちょっと見てみる

記事のポイント

  • SBI証券ユーザーなら、株価データは「Hyper SBI」から取得しよう。月額料金制のツールだが、信用取引口座を開設すると無期限無料で利用できる
  • 取得できるデータは株価や出来高、移動平均など。個別銘柄ほか、日経平均株価やドル円などの主要指数も取得可能
  • 古いデータは過去20年までさかのぼれる
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デイトレツール「Hyper SBI」から取得できます

さて、SBI証券のどこから株価を取れるか、なのですが、同社のデイトレツール「Hyper SBI」から取得できます。通常のパソコン向けの情報画面ではダウンロードできません。

Hyper SBIとは?

「Hyper SBI」はSBI証券のデイトレツールで、Windowsパソコンでのみ動作するパソコン用アプリです。本来は、月額料金制(540円(税込))の有料ツールです。

Hyper SBIを月額無料で利用する方法

「Hyper SBI」は、特定条件を満たした投資家のみ無料で利用できます。条件は以下の4つのうち、1つだけでもクリアすればOKです。

  • 新規にSBI証券の総合口座を開設:口座開設日の翌営業日から1ヶ月間無料
  • 前営業日(約定日ベース)に国内株式(PTS取引(SBI PTS)、単元未満株含む)の約定が合計1回以上あること:翌営業日から36日間無料
  • 「信用取引口座」もしくは「先物・オプション取引口座」を開設:翌営業日から無期限無料
  • 前月末最終営業日時点でお預り残高合計額が1億円以上:当月3営業日目~翌月9日まで無料

4つめの資産1億円はともかく、残り3つの条件のいずれかを満たすのは容易です。

SBI証券である程度取引経験がある + 証券口座に30万円以上資産が入っているなら、「信用取引口座」の開設を申し込んでも良いと思います。信用取引口座開設や維持するための費用は一切かかりません。

筆者は信用取引口座を開設したので無期限無料です。

Hyper SBIのどこから取得できる?

  1. SBI証券よりHyper SBIをダウンロードしてパソコンにインストール(省略)
  2. 個別銘柄タブをクリックし、個別銘柄ウインドウを表示
  3. チャート、またはNewチャートを表示
  4. チャートの「時系列」ボタンをクリックし、株価を時系列表示
  5. 取得したい期間を選択し、時系列表示させたらCSVダウンロード

インストール手順は簡単なので省きます。

まず、Hyper SBIにログイン後、左上の「個別銘柄」をクリックします。

個別銘柄をクリックすると、「個別銘柄ウィンドウ」が立ち上がるので、Newチャート、またはチャートをクリックします。

いずれかのチャートボタンをクリックすると「チャートウィンドウ」が立ち上がりますので、右上にある時系列をクリックします。

時系列をクリックすると、「時系列ウィンドウ」が立ち上がりますので、取得したい期間を入力し、検索ボタンをクリックして、リスト化した状態で「CSV出力」ボタンをクリックするとファイルとして保存できます。

SBI証券の株価CSVデータで閲覧できるもの

https://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/help/het/het_42.html

取得できるデータ:過去の株価や出来高など

SBI証券の株価データをスプレッドシートで読み込んでみた

  • 日付
  • 4本値(始値・高値・安値・終値)
  • 5日平均(移動平均線)
  • 25日平均(移動平均線)
  • 75日平均(移動平均線)
  • VWAP(売買高加重平均価格)
  • 出来高
  • 出来高5日平均
  • 出来高25日平均

取得したCSVデータはそのまま、エクセルやスプレッドシートで読み込めます。スプレッドシートで読み込んだ限りは、文字化けなどなく、そのまま利用できます。

4本値をダウンロードできますので、スプレッドシート上でローソク足チャートも作成可能です。

以下4つの値段の総称のこと。

始値
その日の最初に取引された値段
高値
その日に取引された中で最も高い値段
安値
その日に取引された中で最も低い値段
終値
その日の最後に取引された値段

出典:四本値(よんほんね) | 野村證券

日経平均株価など、主要指標や為替の過去データも

個別銘柄以外にも、

  • 日経平均株価やTOPIXなど
  • ドル円や対ドルでの主要通貨
  • 日経平均先物など

もダウンロードできます。

古いデータは1998年7月13日分まで(20年分)

古いデータは1998年7月13日までさかのぼれました。記事執筆時は2018年7月13日ですので、過去20年分の株価まで取得できる、ということですね。

まとめ

  • SBI証券ユーザーなら、株価データは「Hyper SBI」から取得しよう。月額料金制のツールだが、信用取引口座を開設すると無期限無料で利用できる
  • 取得できるデータは株価や出来高、移動平均など。個別銘柄ほか、日経平均株価やドル円などの主要指数も取得可能
  • 古いデータは過去20年までさかのぼれる

株価を使って分析したい場合にはぜひご利用ください。

  • 金融商品の時価は変動しますので、投資元本を割り込む可能性も承知の上で投資するようになさってください。
  • 本コンテンツで紹介している金融商品は、将来必ず値上がり・利益が生じるとは限りません。
  • 筆者調査の上で記事を執筆しておりますが、記事には不備・間違いが含まれる可能性がございます。必ず、あなたご自身が確認するようになさってください。
  • 記事執筆時点の情報に基づくため、最新の情報とは差異が生じている可能性がございます。記述と現況が異なる場合には、現況を優先いたします。
  • 記事を参照したことで生じた損失の補填や保証などは一切行いません。
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