個別銘柄解説

※記事内に広告を含む場合があります

イオン株式の購入手数料解説!マネックス証券で買うと無料なのでお得だが・・・

イオンの株を買う際には手数料(株式委託手数料)がかかります。これっていくらかかるかご存知ですか?

  • 100円ぐらい?
  • 1,000円ぐらい?
  • 1万円も!?

実は、株の購入手数料は証券会社によって異なるほか、キャンペーンや株主優待を使ってお得に無料化 or キャッシュバックしてもらえる方法もあります。

本記事では、2018年11月2日終値時点のイオンの株価(1株2,600円)を例題に、

  • イオンの株を買うために手数料はいくら支払うか
  • 手数料をお得にする方法はあるか
  • イオン株主がもらってる、お得?な「あれ」

などを解説します。

株主優待の解説は以下の記事で行なっているので、合わせてご覧ください。

イオン株で毎日すごいことに!?株主優待と購入方法を徹底紹介!
2019年8月更新!イオンの株主になる方法から株主優待の内容、お得な株主優待の併せ技まで紹介!SBI証券のスマホアプリを利用したイオン株式の買い方も動画付きで説明します。あなたはもうイオンの株主になりましたか?初めての優待投資にオススメの株式です
スポンサーリンク

イオンの株を買うには手数料がかかる!

株式委託手数料とは?

イオンの株式を買う際には株式委託手数料が発生します(イオン株式に限らず、株の売買は全て手数料が発生します)。

株式を取引するには証券会社に口座を開き、売買を委託して取引所に注文を取り次いでもらう必要がありますが、その際、証券会社に支払う手数料のことを委託手数料といいます。

出典:委託手数料 (いたくてすうりょう) | SMBC日興証券

株の購入時にかかる「株式委託手数料」とは?いつどんなタイミングで支払う?
株式委託手数料とは株式を売り買いするときに生じる手数料のこと。もちろん安価なほうが取引に有利です。一般には1約定ごと、もしくは1日の取引金額によって決まります。

この手数料は、株式の購入代金(イオン株価 × 購入株数)と併せて1回だけ支払います

いくらぐらい支払うの?

以下は、主な証券会社でイオンの株式を購入する際に発生する手数料額(2018年11月3日現在)で、最低投資額26万円(1株2,600円)で計算しています。

重要な点として、手数料は証券各社によって異なることを知っておいてください。

主要証券会社での手数料比較(税込。2018年11月3日現在)
証券会社
コース名
手数料額
(特定預り)
手数料額
(一般NISA預り)
特記事項
野村證券
ネット&コール
324円324円
大和証券
ダイレクトコース
1,080円1,080円
SMBC日興証券
ダイレクトコース
270円194円
みずほ証券
ダイレクトコース
1,026円1,026円
SBI証券
スタンダードプラン
270円
PTS(※)は257円
0円PTS市場取引で割引き
一般NISA預りで手数料無料
楽天証券
超割コース
270円0円 楽天スーパーポイント還元
(手数料の1%)
一般NISA預りで手数料無料
カブドットコム証券270円243円
(NISA割1年目)
カブドットコム証券の株主優待特典あり
マネックス証券270円0円一般NISA預りで手数料無料
松井証券324円0円一般NISA預りで手数料無料
岡三オンライン証券378円378円
GMOクリック証券260円260円GMOグループの株主優待特典あり

PTSは夜間株取引サービスのこと

SBI証券アプリでのイオン株購入方法を動画付きで詳しく解説
イオンの株主である筆者がSBI証券を利用して株を買う理由と、買い方手順を動画付きで紹介。あなたも次のイオンの株主優待で彩りある生活を向かえることができます
動画で学ぶ!楽天証券でイオンの株を購入する方法
イオンの株を買えるのはSBI証券だけではありません。もちろん楽天証券でもお得に購入できます。もしあなたがイオン株式を買おうとしたら、利用するのはSBI証券?楽天証券?

手数料をお得に!知っておきたい各種特典

一般NISA預りで手数料無料(SBI証券、楽天証券、松井証券、マネックス証券)

SBI証券、楽天証券、松井証券、マネックス証券の4社は、一般NISA預りで株式を購入した際に、手数料を無料にするキャンペーンを行っています。一般NISAとは少額投資非課税制度のことで証券口座開設時に合わせてNISA口座も開設できます。

NISAでイオンの株を購入する?初めての株主優待投資で知っておきたい税制優遇制度
証券口座開設時に出てくる「NISA」の文字。イオンの株主優待とNISAにはどのような関係が?混乱しやすい非課税制度とイオンの話題を絡めて紹介しちゃいます。「つみたてNISA(2018年~)」ではイオンの株を買えませんよ!

以下の動画の26秒後あたりで、一般・特定・NISAと出ています。NISA口座さえ開設すれば、一般NISA預りで株を買う方法自体は簡単です。

なお、2018年から始まった「つみたてNISA」は対象外なのでご注意ください。

余談ですが、個人的には一般NISAよりもつみたてNISAをオススメしています。一般NISAは、配当金や株主優待で「ウマウマ」したい人向けです。

自社株式の株主優待で手数料割引き or キャッシュバック(カブドットコム証券・GMOクリック証券)

カブドットコム証券は、カブドットコム証券でカブドットコム株式(2018年11月2日時点で1株404円。必要な購入額は40,400円)を購入し、ある程度の期間保有すると、手数料を割引きサービスを提供しています。100株だけ買った場合には最大で1.5%なので、270円の1.5%(4円)が割引き期待値です。

また、GMOクリック証券はGMOグループの株主優待を利用することで、手数料をキャッシュバックするサービスを提供しています。GMO各社の株を買うための投資額が必要ですが、こちらは普通にお得なサービスなので、多くの株を買いたいなら要チェックです。

https://www.instock-ex.net/archives/2687

マネックス証券の「イオン個人株主優遇サービス(購入手数料無料サービス)」は使えるのか??

イオンの個人株主優遇サービスとは?

さて、イオンの株主になると、配当金計算書などとともに、「イオン個人株主さま優遇サービス」というはがきが同封されて届きます。

イオン株主になると貰える「マネックス証券での手数料優遇サービス」の案内

この優遇サービスはあなたがマネックス証券に口座を開設している際に利用できるもので、有効期間中(1年間)にイオン株式を購入したときに限って株式委託手数料が無料になるものです。有効期限内であれば、何度でも対象になります。

手数料無料でイオンの株を買えるの?お得じゃん!って感じですよね

一般NISA口座やジュニアNISA口座、トレードステーション(マネックス証券のデイトレツール)での取引は本サービス対象外です

注意点:でも、イオンの株主にならないと貰えない

でも、この個人株主優遇サービスは、

  • イオンの株主にならないと貰えない(= このサービスを獲得するためには、イオンの株を買い終えている必要がある)
  • イオンの株の購入時しか使えない
  • マネックス証券でしか使えない

と言う点で、実は「あまり使う必要がないよね」と筆者は感じています。特に、このサービスを獲得するためには、イオンの株を既に買い終えていなければいけないのですから。

そもそも、長期投資で「バイアンドホールド(買ったら、そのまま保有し続ける)」なら、一度イオンの株を買ったら、次にイオンの株を買う機会がありません。仮に、優待のタイミングに合わせて買ったり売ったりするのは手間がかかります。

結局、この特典で大きなメリットを得られるのはイオン株式を対象にデイトレードするような短期投資家だけだったりします。しかし、マネックス証券の売りでもあるトレードステーションは対象外なので、スマホで頻繁にトレードするようなタイプの人だけが一番活用できますね。

筆者は魅力に思わないし、使ってもいない

といった点で、筆者自身はこの特典をさほど魅力だと思いませんし、実際使ったこともありません。そもそも、下手に売買するよりも、バイアンドホールドのほうが大きな利益も出しやすいですしね(筆者が最後にイオンの株を売り買いしたのは2015年で、それから結構値上がりしました)。

「自社株式の売買手数料優遇」は他の株主優待でも散見されますが、それよりかは配当金上乗せのほうが嬉しい気がします。

イオン株式の保管手数料はかかる?

2018年現在はほとんどの証券会社で保管手数料や年会費の類は無料になっています。ただし、以下に述べる証券会社は年会費をとっていますので、口座開設時にはご注意ください。いずれも対面でのコンサルティングサービスも行なっている証券会社ですね。

  • 大和証券
  • 東海東京証券
  • 岡三証券

パソコンやスマホ取引を提供するネット証券(SBI証券や楽天証券)などは全社、年会費や口座維持費は無料で、先の表で述べた委託手数料のみが発生します。

まとめ

  • イオンの株式を買うには手数料がかかる。手数料は証券各社で異なるほか、一般NISAを利用すると無料にできる場合もある
  • イオン株主になると、マネックス証券でイオンの株を買った際の手数料が無料になる特典を受けられる。が、イオン株式をデイトレードするような投資家でなければ使いどころが難しい
  • コンサルティングサービスの残る証券会社は、購入時の手数料以外に口座維持費(年会費)が発生することも

余談:筆者は一般NISA預り(手数料無料)で買った

なお、筆者はSBI証券で一般NISA預り(手数料無料)でイオンの株式を買いました。つみたてNISAが始まった現在は、一般NISAからつみたてNISAへ勘定変更してしまいましたが、引き続き業界最低水準のSBI証券で株を買い続けています。

270円って配当金貰ったら十分に回収できる金額ですしね。

  • 金融商品の時価は変動しますので、投資元本を割り込む可能性も承知の上で投資するようになさってください。
  • 本コンテンツで紹介している金融商品は、将来必ず値上がり・利益が生じるとは限りません。
  • 筆者調査の上で記事を執筆しておりますが、記事には不備・間違いが含まれる可能性がございます。必ず、あなたご自身が確認するようになさってください。
  • 記事執筆時点の情報に基づくため、最新の情報とは差異が生じている可能性がございます。記述と現況が異なる場合には、現況を優先いたします。
  • 記事を参照したことで生じた損失の補填や保証などは一切行いません。
タイトルとURLをコピーしました