公開:2014年05月07日 最終更新:2017年03月11日

初めての株式購入。株を買うにはいくらお金が必要なの?

株価ボード

株式を買おうと思ったとき、いったいいくらで購入できるのか、なかなか想像つかないですよね。

そこで、以下では様々な企業の株を買う際に必要な金額を紹介していきます。

まず、株式売買に必要なお金は「1株あたりの株価 × 株の購入単位である単元」で計算できます。

株価とはグーグル検索、新聞、証券会社の株価ボード等を通じて得られる1株あたりの値段です。一方、株の取引単位は単元(たんげん。1単元は100株か1000株)と呼びます。

例えば、1株3,195円(2017年2月17日現在)で1単元100株のマクドナルド株を購入するためには、319,500円(+ 購入手数料)必要です(詳細は日本マクドナルドホールディングス株の購入方法と株主優待を紹介)。

株を買うために必要なお金は、企業規模や発行株数など、様々要因で決まるため「一概にいくら」とは言えません。1000円程度で買える株から、100万円以上の投資が必要なものまで多岐に渡ります。

しかし、実は10万円や5万円以下の投資額で株主優待や配当金をもらえる銘柄も多いです(10万円の株式投資で取得できる株主優待とは)。その金額なら「購入できそう!」って思いませんか?

株を買うには証券口座が必要です。ネット証券を利用すれば、安価な手数料で株を買えます。例えば、筆者が利用するSBI証券なら、マクドナルド株を買う手数料は272円(スタンダードプラン利用時)です(買い方例はインターネットを利用した株の買い方で紹介)。

ちなみにネット証券を利用すると手数料無料で株を購入できるって知ってました?(詳細はNISAで株の取引手数料無料ってどういうこと!?

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株を購入する単位「株価と単元」について

まず、株価単元を紹介します。

すべての株式は「1株あたりの株価 × 単元株数」で必要な購入価格を計算できます

株価とは1株あたりの価格

株価とは株1株あたりの値段です。例えば、ある企業の株価が300円ならば、その企業の株式1株を買うために必要なお金は300円です。

ヤフーファイナンス(図1)やグーグルで株価を検索したとき、または新聞の株価一覧や兜町の電光掲示板で表示されている値段も全て株1株あたりの価格です。

みずほ銀行の株価(ヤフーファイナンス)

図1. みずほ銀行の株価(赤枠。ヤフーファイナンス)

1株の値段は企業ごとに異なります。「1株いくら?」と問われても、それは企業次第です。

単元とは販売単位

単元とは株を購入できる売買単位のことです。日本株式は100株や1,000株が売買単位で、100株(1,000株)を1単元、200株(2,000株)を2単元・・・と呼びます(図2)。

えんぴつ12本を1ダースと呼ぶのと同じです。

ある企業の株価が300円で1単元100株なら、300円(株価) × 100株(1単元あたりの株数)で、購入には30,000円が必要になります。株価10,000円で1単元1,000株なら、10,000円 × 1,000株で、購入には10,000,000円必要です。

もし1株1円なら、1単元100株としても100円で購入できますね。

みずほ銀行の単元(ヤフーファイナンス)

図2. みずほ銀行の単元(赤枠。ヤフーファイナンス)

1単元が100株の時、100未満の株のことを単元未満株と言います。同様に1単元が1,000株の時は1,000未満の株のことを指します。

単元未満株を利用して半端な株数買うこともできますので、1万円以下の投資で安心して株を買うための仕組みにて紹介しています。

将来的には1単元は100株に統一される見込みです。

売買単位の統一 | 日本取引所グループ

株を買うお金はいくら必要?

あなたがある株が欲しいと思った時、株価と単元が調べることで株を買うための金額を計算できます

以下では具体例を挙げながら、その企業へ投資するために必要なお金がいくらなのかをご紹介します。

  1. 10万円以内で購入できる銘柄
  2. 120万円以内で購入できる銘柄
  3. 120万円以上必要な超高額な銘柄
  4. 1000円でも買える危険な銘柄

10万円以内で購入できる銘柄

株価が低い銘柄のことを低位株と呼びます。低位とは株価が低いとの意味で、「株価が低い = 割安」とは限りません。

例えば、取引量が多い銘柄であるみずほ銀行株は1株209.7円(購入に必要な金額は20,970円)です(図3)。株主優待はありませんが、配当金の高い銘柄として知られます。

みずほ銀行の最低投資額(2017年2月18日現在。SMBC日興証券アプリより)

図3. みずほ銀行の最低投資額(2017年2月18日現在。SMBC日興証券アプリより)

株価が低い理由は下記です。

  • 株式分割などを通じて発行株数が多くなっている
  • 業績が奮わないなどのネガティブな理由で売られている

みずほ銀行株が安いのは前者の発行株数が多いのが理由です。時価総額(株価 × 発行株数)では日本トップクラスになります。

120万円以内で購入できる銘柄

120万円でも有名企業の銘柄を購入可能です。例えば日本マクドナルドホールディングス株の購入方法と株主優待を紹介で紹介するマクドナルドは32万程度(2017年2月17日現在)で購入できます(図4)。

日本マクドナルドホールディングスの最低投資額(2017年2月18日現在。SMBC日興証券アプリより)

図4. 日本マクドナルドホールディングスの最低投資額(2017年2月18日現在。SMBC日興証券アプリより)

ぐっと額を落として20万円以内では、イオン株はどこで買うの? -株主優待と株の購入方法を徹底解説!-マックスバリュの株主優待を取得するにはで示したイオンやマックスバリュ各社の株式を購入できます(図5)。

イオンの最低投資額(2017年2月18日現在。SMBC日興証券アプリより)

図5. イオンの最低投資額(2017年2月18日現在。SMBC日興証券アプリより)

イオンもマックスバリュも著名な株主優待銘柄です。系列のスーパーを安価に利用できるため、20万円に対するリターンは大きいです。

家電小売大手のヤマダ電機は、2016年11月05日現在で1株あたりの株価が541円、1単元は100株ですから54,100円で購入可能です。こちらも配当金や株主割引券をもらえます。

120万円以上必要な超高額な銘柄

1株1万円を超える値嵩株(ねがさかぶ)の売買は大変です。

値嵩株とは1株あたりの株価の高い株のことです。値嵩株の値動きは日経平均株価に影響を与えやすく、上場する他の銘柄の株価動向にも影響しやすい株式です。

値嵩株の代表例であるキーエンスは、2017年02月18日現在で1株あたりの株価が44,350円、1単元は100株です。1単元購入するには、4,435,000円(+ 売買手数料)が必要です(図6)。

キーエンスの最低投資額(2017年2月18日現在。SMBC日興証券アプリより)

図6. キーエンスの最低投資額(2017年2月18日現在。SMBC日興証券アプリより)

また、ユニクロでおなじみのファーストリテイリングは、2016年11月04日現在で株価35,510円で1単元100株なので3,551,000円が必要です。

これら値嵩株を単元で購入するなら、最低でも数百万円の資金を用意する必要があります。

1000円でも買える危険な銘柄

整理ポストや管理ポストに指定された銘柄は、しばしば1株1円で売っている場合さえあります。1株1円で1単元1,000株ならば1,000円で購入できます。1株2円になったら2倍の2,000円です。

なんだか大儲けできそうですね。しかし、これらの取引には注意を要します。

整理ポストや管理ポストとは、不祥事や赤字超過を理由に「上場廃止の可能性がある銘柄もしくは上場廃止が決まっている銘柄」です。故に最終的に取引できなくなる可能性があります。上場廃止になれば、株式市場で株式を売れなくなるからです。

さらに倒産や減資に伴って、投資したお金は紙くずになる場合もあります。株券は電子情報化されているため、実際には紙くずすら残りません。

安価に投資できるようで、実は本当にリスクを取ることができるチャレンジャー向けの投資方法です。

1万円以下の投資で安心して株を買うための仕組み

さて、投資額が少ないからと整理ポストや管理ポストの銘柄を買う必要はありません。1万円以内の投資額でも、有名企業の株を買えるサービスも用意されているからです。

  1. 単元未満株 -1株から買う方法-
  2. るいとうとキンカブ -1万円からの株式定額積み立てサービス-

単元未満株 -1株から買う方法-

投資額を抑えつつも著名な企業の株式に投資したいなら、単元未満株を利用して1株ずつ買う方法があります。単元未満株は証券会社ごとに愛称があり、ミニ株とかプチ株とかS株などと呼ばれます。

詳細は1万円で株式投資!単元未満株で100円から株主にをご覧ください。

単元未満株では単元単位でしか買えない株を1株から購入できます。例えば、上述のキーエンス株なら1株44,350円、ヤマダ電機ならば1株541円です。

通常、株主優待は単元以上と設定されるため、単元未満株を保有しても株主優待は得られません(稀に隠れ優待はあり)。一方で配当金は保有する株数に応じてもらえますので、1株でも支給対象です。

るいとうとキンカブ -1万円からの株式定額積み立てサービス-

るいとう(株式累積投資)は、毎月1万円から1,000円単位で株式に積み立てる制度です。毎月、積立設定した金額で購入できる単元未満株を買い進め、その株式が単元に達したときに単元株として扱われるようになります。

単元未満株同様、株主優待は積み立てている株式が単元に達しなければもらえませんが、配当金は保有株数に応じてもらえます。

「るいとう」は証券会社の店頭窓口のみで利用できることが多いです。インターネットから利用するなら、SMBC日興証券が提供する金額・株数指定取引(キンカブ)を使う方法があります(図7)。こちらも1万円から1,000円単位で増減できます。

キンカブのメリット(SMBC日興証券より引用)

図7. キンカブのメリット(SMBC日興証券より引用)

投資を始めたい時に準備すべきお金はいくら?

ご覧のように、1万円以内から投資できる環境も整っています。始めたいと思ったら、今運用にまわせるお金で株を買うのが良いです。

2017年2月17日終値で、単元あたりの価格が最も高額な銘柄はエスケー化研(証券コード:4628)の10,430,000円です。一方、最も低額な銘柄はアジア開発キャピタル(証券コード:9318)の900円です。すなわち、900円以上1043万円以下のお金を用意することで、最低1つ以上の株式を購入できます。

単元未満株を考慮に入れると、900円で売買できるアジア開発キャピタル株を1株だけ購入するのが最安です。この場合、必要なお金は9円 + 手数料(最低54円。SBI証券の場合) = 63円が最小投資額になります。

相場次第ですが、10万円のお金を持っていれば1000社以上の株式を購入できます。安定的に配当金や優待を受けられる企業の株式を買うために、あなたが準備すべきお金はその程度が現実的でしょうか。

10万円の株式投資で取得できる株主優待とはで紹介するように、10万円以下の投資額でも株主優待銘柄を購入できますよ!(図8

最低購入金額10万円以下の検索(SMBC日興証券アプリより)

図8. 最低購入金額10万円以下の検索(SMBC日興証券アプリより)

どの証券会社も金額を指定して銘柄を検索できる機能を提供しています。あなたの投資額に応じて銘柄をリスト化し、そこから優待株や高配当株を選ぶことも可能です。

担保や預け金は必要?

株を買うために預け金や担保といったお金は不要です。あなたが10万円で買える株を買いたいならば、それに必要な10万円を用意してください。

まとめ

以上です。まとめると、

  • 株式売買に必要なお金は「1株あたりの株価 × 株の購入単位である単元」
  • 株式投資に必要な額は最少投資額では100円程度、最も高い投資額では数百万円以上
  • 単元未満株とるいとうは1万円以内で株を買うための制度

です。

ちなみに筆者が最初に買った株式は1株9,000円程度、1単元10株のハニーズ株でした(現在は1単元100株)。購入費用が1万円で済んだので、「1万円なら」と気兼ねせずに買えたのです。

現在ならみずほ銀行株が購入に必要な費用が2万円と少なく、加えて大企業というリスクの低さゆえに買いやすい銘柄の1つです。もし、損をしたら怖いなぁと思っていらっしゃるのであれば、みずほ銀行株を追っかけてみてください。

ぜひ、あなたが投資できるお金で、お気軽に投資をはじめてみてください。

いつもご覧頂き励みになります。お気に召しましたら是非シェアしてね!

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