公開:2017年12月14日 最終更新:2017年12月14日

今から聞いてもOK!「つみたてNISA」の制度について紹介します

今から聞いてもOK!「つみたてNISA」の制度について紹介します

2018年から始まる「つみたてNISA」のことを、あなたはもう知っていますか?

様々なサイトやら経済誌やらで語りつくされている気もしますが、ここで改めて個人投資家目線で「つみたてNISA」の魅力を紹介したいと思います。

筆者はもちろん「つみたてNISA」を利用する派です。

あなたも、ちょっとでも利用するかどうか迷っていたら、一緒に積立投資を始めませんか?

記事のポイント

  • 「つみたてNISA」を使って、あなたは投資信託を最長20年間、毎年40万円まで積立投資できる
  • 最少100円から投資できるので、あなたが初めての投資でも安心
  • 運用の結果で得た税金は、いくら儲かったとしても非課税。ただし、損失が出た場合には、損益通算はできない
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「つみたてNISA(積立NISA)」とは

「つみたてNISA」は金融庁肝入りで実施される、現役世代である私たちが資産形成に利用できる税制優遇制度です。

つみたてNISA | 金融庁

毎月の積み立てという観点では、確定拠出年金(iDeCo)とも似ていますが、そちらは厚生労働省の管轄です。

関連記事:「つみたてNISA」と「個人型確定拠出年金(iDeCo)」どっちを使えばいい?

ポイントは以下の点です。

  • 「つみたてNISA」を利用すると、最長20年にわたって、投資信託の積立投資ができます
  • 将来、投資信託を売却したときに、売却益にかかる税金をゼロ円にできます。
  • 毎年40万円、20年間で計800万円運用できます(最少は毎月100円からでOK)
  • 「つみたてNISA」を始めるための手数料はかかりません。口座維持費も無料です

最長20年の長期投資である

「つみたてNISA」が資産形成向きの税制優遇制度である点は、最長20年という長期投資である点です。

従来のNISA(一般NISA)は、非課税期間が5年間と短く、投資信託の積み立てには向いていない制度でした。

5年という短期取引の場合、金融商品のリターンよりもリスクが大きいために、利益を得られる人がいる一方で、損失を出してしまう人も結構な割り合いでいるのです。

その点を金融庁が見直し、長期投資の優位性を検証した上で誕生したのが「つみたてNISA」です。

海外の研究者の研究事例なども参考に、金融庁が直接検証を重ね、「20年間投資信託を積み立てる」という制度になりました。

  • なぜ20年なの?
  • 20年投資したら儲かるの?

みたいな話は下記で触れていますので、ぜひあわせてご覧ください。

関連記事:「つみたてNISA」はなぜ20年?資産形成に役立つ長期分散投資の魅力

投資で得た利益に税金がかからない

メリット:積み立てて得た利益は全額非課税

「つみたてNISA」を通じて得た利益は、全額非課税になるのは一般NISAと同一です。

「つみたてNISA」を利用せずに投資信託を運用すると、投資信託の売却益には20.315%の税金がかかります(2017年12月現在)。

そのため、例えば100万円儲けたときに、

  • 100万円まるまる手にできるのが「つみたてNISA」
  • 約20万円を税金に引かれて、残りの80万円を手にできるのがNISAを使わない投資

といった差があります。

デメリット:損失が出ても税金を安くできない

投資には、運用で損失が出た場合に、「損益通算」と呼ばれる、損失分の税金を安くするための制度があります。

が、しかし「つみたてNISA」は損益通算の対象外なので、20年間積み立てて、結果元本が割れていたとしても、税金を安くすることはできません

つまり、

  • 儲かったときに税金はかかりません(儲けが多くなるので嬉しい)
  • 損したときに、他の税金と通算することはできません(税金が安くならないので悲しい)

ということ。

その点が「つみたてNISA」のデメリットです。

毎年40万円まで(最少は毎月100円から)

「つみたてNISA」の投資額は毎年最大40万円までです。

1ヶ月あたり、だいたい3.3万円を積み立てると、1年間でほぼ40万円になります。

「つみたてNISA」を始めるためにいくら必要なの?

ところで、3.3万円と書くと、「毎月3.3万円も用意できないから、つみたてNISAは無理」と考える方がいらっしゃいますが、これは間違いです。

「つみたてNISA」は、1年間の上限金額が決められているものの、最低投資金額は決まっていません

そのため、例えばあなたが毎月3,000円から「つみたてNISA」を利用するのも全然OKなんです!

毎月500円でも、もちろんOK!

厳密には、「つみたてNISA」の毎月の最低金額は、あなたが利用する金融機関の積立投信の最低金額に依存します。

ので、例えば、SBI証券や楽天証券なら毎月100円からです。

SBI証券のつみたてNISAは100円から

一方、例えば三菱東京UFJ銀行なら毎月1,000円からと、各金融機関の最低金額で始めることができます。

三菱東京UFJ銀行のつみたてNISAは1,000円から

だから、あなたが毎月3.3万円の積立投資が無理なら、毎月1万円でも5,000円でも良いんです。

手数料はかかりません。口座維持費も無料

確定拠出年金(iDeCo)と異なり、「つみたてNISA」には口座維持費や、管理手数料の類はありません。

口座開設料も不要ですから、無料で始めることができます

金融庁が厳選(?)した低コスト投資信託のラインナップ

「つみたてNISA」で特徴的なのは、その投資信託のラインナップです。

確定拠出年金(iDeCo)とは異なり、金融庁の厳しい条件をクリアした投資信託だけを選択できます。

  • 低コスト(信託報酬が低い)
  • インデックスファンド

これが、「つみたてNISA」で選べる投資信託の主だった特徴です。

ただ、残念ながら、120本を越える投資信託は厳選されたラインナップとは呼べない状況です。

せっかくの節税制度で、ぜひとも使って欲しいと思うのに、「投資信託が多すぎて選べない」は致命的だと筆者は考えます。

ここは、「つみたてNISA」を取り扱う金融各社にいろいろなんとかして欲しいところですね。

一応、弊サイトでは投資信託の選び方も紹介していますので、少しでもお役に立てばと思います。

関連記事:「つみたてNISA」のオススメ商品を教えてください

関連記事:どのように「つみたてNISA」で商品を選ぶ?見るべき3つのポイント

今、積立投資の税制優遇制度が作られる理由

ところで、なぜ近年、確定拠出年金(iDeCo)や「つみたてNISA」のような制度がつくられているか、疑問に思ったことはありませんか?

この理由は、私たちが将来の高齢者になった時に、公的年金の支援だけでは生活の維持が難しいことから、自助努力するための制度として誕生したと言われています。

少なくとも、確定拠出年金(iDeCo)はそういった名目のもとで、サラリーマンにも開放されました。

  • (国は)あなたの老後の面倒を見れないかもしれません
  • なので、あなた自身が自分の力で老後のことを考えるなら、最大限サポートします

という制度なのです。

つみたてNISAは、あなたが老後のこと、年金のことが少しでも不安なら、ぜひ知って欲しいし、試して欲しい制度なんです。

あなたが筆者より若ければ、20年運用しても老後にはならないかもしれませんけどね!笑

でも、長期投資で資産作りを応援するという制度の恩恵は受けられます。

運用で儲けたお金をどうするかは、別として。

「つみたてNISA」こんな人にオススメ!

  • 「毎月いくら」という積立投資で資産形成したい人
  • 将来や老後のお金に不安を抱えている人
  • 今、わずかな配当金を非課税で貰うよりも、将来まとまった利益を非課税で貰いたい人

20年という長い積み立てである以上、どちらかと言えば現在働いている人向けの制度です。

「まとまったお金は用意できないけど、毎月1万円や5,000円なら用意できる」

そんなあなたに選んで欲しいです。

まとめ

  • 「つみたてNISA」を使って、あなたは投資信託を最長20年間、毎年40万円まで積立投資できる
  • 最少100円から投資できるので、あなたが初めての投資でも安心
  • 運用の結果で得た税金は、いくら儲かったとしても非課税。ただし、損失が出た場合には、損益通算はできない

なお、「つみたてNISA」では金融機関ごとに取り扱う投資信託が異なります。

そのため、金融機関選びもほんのり大切です(確定拠出年金ほど、商品性の差異はありません)。

金融機関選びについては、別の記事にて紹介します。

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