スタートマニュアル

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パソコンを利用した株の始め方

現在主流のネット証券は口座開設も取引もパソコンから利用できます
株はスマホからも買えますが、特に投資信託や個人向け国債などの取引を行う場合には、パソコンがあればより便利に取引可能です。

パソコンを通じて運用を始める場合は、少額資産運用のために準備するもので紹介している通り、

  • 投資のお金
  • 取引ツール(ここではパソコン。WindowsでもMacでも良いがWindows推奨。要インターネット環境)
  • 証券口座
  • 必要に応じてネットバンク

の4つをそろえます。

なお、簡単に株式の売買を行う場合なら、最近のWindowsでもMacでもだいたい大丈夫です。
マルチディスプレイ環境を整える必要も無く、Core i3ぐらいのノートパソコン1台あれば取引できます。

専用の取引アプリを使ってデイトレを行う場合にはWindows OSのパソコンを用意します。
Mac向けの取引アプリはリリースされていないことも多いので、利用時はご注意ください。

筆者のMacBook Air(Early 2014)

筆者のMacBook Air(Early 2014)

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パソコンを準備

パソコンで株取引を行うためには、パソコンを準備します
詳しい話は、株やFXを始めるのに必要なパソコンの性能は?もあわせてご覧ください。

パソコンは何がいいの?

通常の株式売買なら、インターネットエクスプローラやクローム、サファリなどのブラウザ(ウェブブラウザ)と呼ばれるソフトウェアを利用します。
これらのうち、最低1つはあなたが購入したパソコンに必ずインストールされています。

富士通や東芝のような国内メーカーパソコンでも、デルやHP、ASUSなどの海外メーカーのパソコンでも大丈夫です。
もちろんMacBook AirやiMacなどのApple製のパソコンでも大丈夫です。

短期売買を行いたい場合で、証券各社が提供するデイトレ専用ツールを利用するならば、Windows OSのパソコンを購入します。
MacBook AirやiMacなど、アップル社の製品では利用できません。

より詳しくはMacでも株取引や資産運用ってできる?をご覧ください。

ノートパソコン?デスクトップ?

ウェブブラウザベースの取引の場合、ノートパソコンでもデスクトップパソコンでも大丈夫です。
もし、次に述べる話に興味があれば、デスクトップが良いかもしれません。

パソコンはマルチモニター必須なの?

2台以上の液晶モニターを併用する環境のことをマルチモニターマルチディスプレイ環境と呼びます。
液晶ディスプレイを何枚も設置する、雑誌や漫画の中に出てくるデイトレーダーを想像していただければわかりやすいと思います。

実際のところ、株やFXのコアユーザーによく見られるマルチモニター環境は不要です。
1台のデスクトップパソコン、もしくはノートパソコンでも十分取引可能です。

もし2台のマルチモニター環境を構築したいなら、ノートパソコンでも十分ですが、3台以上のマルチモニター環境を構築したいなら、デスクトップパソコンを用意する必要が生じます。
詳しくは、マルチディスプレイ対応の株取引用パソコンってどこで手に入るの?をご覧ください。

インターネットを準備

パソコンで株取引を始めたいなら、インターネット環境を用意する必要があります。
パソコンがネットにつながらなければ、株は買えないのです。

インターネットを利用するには、自宅に固定のインターネット回線を準備する、もしくはモバイルWi-Fi端末を使う方法があります。

ケーブルテレビに加入している場合、そのサービスの一環としてケーブルテレビが提供するネット回線を利用できる場合もあります。

このあたりはあなたがお住まいの住宅環境に依存します。

仮に固定のインターネット回線を引く場合には、プロバイダと呼ばれる業者に連絡を取り、回線の物理的な工事と、インターネット利用に向けての手続きを行うことになります。

インターネットセキュリティソフトの導入

株式売買のためにパソコンをネットにつなぐ場合、インターネットセキュリティソフトは必須です。
世の中には、無防備なパソコンの個人情報を盗んだり、悪用したりするマルウェア(スパイウェアやウイルスなどの総称)が存在し、特にWindows OSのパソコンなら、セキュリティソフトは120%必須です。

セキュリティソフトは数千円~1万円程度しますが、必ず買ってください
お金をケチケチして無防備にしたり、ネット上のフリーのソフトウェア(※)を利用するのはお勧めできません。

あなたの資産を守るためです。

購入後はパソコンにインストールし、常時最新の状態を保つようにします。

※フリーのソフトウェアは必要最小限の機能しか含まれていないことが多いため、実はその界隈に詳しい玄人向けと言えます。
ノートンやカスペルスキーなど「インターネットセキュリティ」と名のつくような総合パッケージを買ったほうが楽です。

パソコンから証券口座開設

ネットの契約とセキュリティ対策を終えたら、そこから初めて証券口座開設などの手順を進めることになります。
口座開設手順は、10万円資産運用を行うまでの流れで紹介しているものと同じです。

事前準備が多いことを考えると、スマホから株式を始めたほうが手軽そうですよね。

なお、既にスマホから口座開設を済ませている場合、ログインIDとパスワードを利用すれば、パソコン用の取引サイトにアクセスできます。

パソコン利用に適した証券会社ってある?(Windowsの場合)

パソコンを利用したウェブブラウザ経由の取引の場合、従来の著名な対面式証券会社もネット証券もインターネットを用いた取引環境が整っています
地方の小規模な証券会社を利用しない限りは、ネット経由での株取引が可能です。

あなたが短期売買を行いたい場合、またはスマホやタブレットからも株取引を行いたい場合など、使い勝手を考えるとネット証券を利用するのが良いです。
ネット証券とは、インターネットでの取引を主体とし、営業員と対面で売買する店頭取引は行わない証券会社のことを指します。

ネット証券をオススメする理由は、

  • 従来の著名な証券会社に比べて取引手数料が安いため
  • デイトレ用の専用ツールが用意されているため
  • スマホ向けの取引アプリが用意されているため

です。

ネット証券での総合証券会社として名高いのはSBI証券楽天証券です。
特に前者のSBI証券はオリコンユーザーランキングでも連続1位を取得するなど、高い評価を得ています。

筆者はSBI証券を利用しており、インストックネットの各種事例はSBI証券の利用に基づいています。

ネット証券を利用する場合には、証券会社の営業をシャットアウトできる利点があります。
どうしても営業員に商品を紹介して欲しい場合には、従来の対面式証券会社への口座開設を選択肢に入れても良いと思います。

パソコン利用に適した証券会社ってある?(Macの場合)

あなたがiMacやMacBookなどを使用しており、デイトレをやりたいと考えているなら楽天証券がオススメです。
理由は、Macでも株取引や資産運用ってできる?で述べています。

デイトレに興味が無ければSBI証券か楽天証券に口座を持っておけば間違いないです。

スマホからも利用できる?

もちろんです。
パソコンから口座開設しても、スマホでの併用が可能です。

パソコンでの取引に注意することはある?

最後にパソコンでの株取引で注意することを紹介したいと思います。

パソコンからの取引時に注意したいこと、それはなんだと思います?

答えはセキュリティリスクを抱えることです。
要は、売買履歴の通信傍受やマルウェア感染などです。

Windowsは世界中で使われているために、Windowsを攻撃するマルウェアは毎日のように新種が出続けています。
パソコンに不慣れだと、ついついパソコンのセキュリティ関係もそのままにしてしまいがち。

でも、マルウェアやクラッカー(いわゆるハッカーのこと)は、そんなあなたのパソコンへの侵入を狙っていたりします。

スマホの株取引同様に、画面の向こうで実際にあなたのお金を運用していることを忘れないでください。
マルウェアに感染し情報が盗まれた場合に、口座の安全が保てない可能性があるのです。

対策として、

  • セキュリティソフトは必ずインストール(常時アップデート)
  • Windows Updateは必ず実行
  • 出所不明のUSBメモリ、メール、ウェブサイトには注意を要する

などが挙げられます。

もちろん、Windows XPのようなサポートの切れたOSは使ってはいけません
あなたの資産を危険に晒すだけです。

まとめ

以上がパソコンでの株の始め方です。
スマホでの株の始め方と同じように、口座を開設しお金を入金して取引を始める、です。

筆者はPCユーザーなので、何かやるときはだいたいパソコンを利用しています。
一方、あなたはパソコンとスマホ、どちらが使いやすいですか?
ぜひ使いやすいほうで株を買ってみてください。

なお、パソコンとスマホの併用もオススメです。
筆者も外で取引するときはスマホから取引を行っています。

  • 金融商品の時価は変動しますので、投資元本を割り込む可能性も承知の上で投資するようになさってください。
  • 本コンテンツで紹介している金融商品は、将来必ず値上がり・利益が生じるとは限りません。
  • 筆者調査の上で記事を執筆しておりますが、記事には不備・間違いが含まれる可能性がございます。必ず、あなたご自身が確認するようになさってください。
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